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三国志大戦 三周年の宴ONLINE(2020年9月26日27日)
2020年9月19日土曜日4時半に目覚し時計。前の記事で図書館から借りてきた福嶋亮大『ウルトラマンと戦後サブカルチャーの風景』(PLANETS2018年12月20日発行)で三国ネタを見つける。この著者は青土社の『ユリイカ』2019年6月号「特集=「三国志」の世界」にて金文京先生と対談した人だと思いつつ。そして発行者(と編集)が宇野常寛さん、下記関連記事で触れた『若い読者のためのサブカルチャー論講義録』(朝日新聞出版2018年3月30日発行)の著者だ。
※関連記事
若い読者のためのサブカルチャー論講義録(2018年3月30日発行)
・wakusei2nd.com
http://wakusei2nd.com/
・【数量限定特典付・先行予約受付中】福嶋亮大『ウルトラマンと戦後サブカルチャーの風景』12月発売!
http://wakusei2nd.com/archives/articles/ultraman
※新規関連記事
関公VSエイリアン(第16回大阪アジアン映画祭2021年3月14-3月16日)
それはpp.4-17の「序章 「巨匠」の後のテレビドラマ」にあった。まずp.16に下記に引用する文がある。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
私はどちらかと言えば、ときに狭義のウルトラマンシリーズとは離れた分野(特にアニメや出版)に、このシリーズの遺伝子を認めている。なぜなら、作品の「遺産」というのはえてして正統的な嫡子ではなく、異端的な庶子によって偶発的に相続され生き延びていくものだからである*12。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「*12」の注番号を辿ると、p.17に次のような文がある、それが今回の本題。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*12 なお、円谷の特撮の海外展開にも面白い事例があるが(例えば、関羽がウルトラマンのように巨大化して香港の街で闘う一九七○年代の映画『関公大戦外星人』は、日本式特撮と中国式京劇のハイブリッドである)、本書では論じなかった。しかし、このような「庶子の遺産相続」も本当は無視できない。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
一九七○年代の映画『関公大戦外星人』、覚えておこう。