※前の記事
日本流行文化中的中国经典巨著:《三国志》与《三国演义》(2019年12月)
2021年4月24日土曜日15時前、前の記事に引き続き上野の国際子ども図書館の児童書研究資料室にいた。
・国際子ども図書館
http://www.kodomo.go.jp/
・児童書研究資料室
https://www.kodomo.go.jp/use/room/data.html
下記の前号記事と同じく陳曦子さんによる連載「日中における中国四大名著の受容と再創作」をチェックするため『ビランジ』を見る。その連載の「三国志演義」関連分は前々号で終わっていて、今回、46号掲載分pp.118-135(連載第9回目)の「日本の西遊記マンガの表彰考察2 ~『玄奘西域記』と『最遊記』シリーズ~」に見られる三国関連の紹介が本題となる。なので三国まるごとの論文ではないので自然とこの記事もプチネタになる。
・ビランジ : 本〈子ども〉文化 + 風俗 46号
https://www.jsscc.net/books/4737
・竹内オサムのホームページ
http://www8.plala.or.jp/otakeuch/
・ビランジ
http://www8.plala.or.jp/otakeuch/contents-biran.html
※前号記事
メモ:諸星大二郎が『西遊記』を語る「西遊妖猿伝」における表象分析(ビランジ45号2020年2月22日発行)
※新規前号記事
メモ:朝ドラ『なつぞら』に描かれたアニメーションとその世界(ビランジ45号2020年2月22日発行)
※次号記事
メモ:西遊記マンガにおける人物の構築(ビランジ47号2021年2月21日発行)
三国に関係するところを下記に引用しよう。
p.124 『玄奘西域記』について
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
以前の連載(『三国志』、『西遊妖猿伝』など)では、表彰考察ではいつも戦闘シーンの描写を分析しなければいけない。だが、本作品自身のテーマは「未熟な成長史」を描くものであり、その他は「政治と癒着する宗教」、「排他的な暴力となる宗教」などの思想、心理的な面におけるテーマをも扱っていた。そのため本作品では本格的な戦いの場面はほとんどない。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
p.133 終わりに
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
これらの考察からわかるが、日本の三国志マンガ作品の再創作の度合いに比べて、日本の西遊記マンガ作品の方がより強い再創作の度合いを示している。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※三国志マンガの定義をおさえる必要あり、ね。
p.135
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
これらの表象的な変化からわかることは、三国志マンガの創作とは違い、西遊記マンガの創作をする際には、作家側がより良く原作を活用し、様々な要素と融合させる点である。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
46号に関しての三国ネタは以上なんだけど、実は前号に三国ネタが残っていたというのが次の記事。
※次の記事
メモ:朝ドラ『なつぞら』に描かれたアニメーションとその世界(ビランジ45号2020年2月22日発行)
サイト管理者はコメントに関する責任を負いません。