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メモ:コミックマーケット82 3日目(2012年8月12日)


  • 2012年8月23日(木) 00:12 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,366
二次創作 ※前記事 三国志フェス2013準備委員会第1回例会 議事録 公開版

 タイトルにある本編に入る前に、時間を1日遡らせる。ちょうど上記の前記事にある三国志フェス2013準備委員会第1回例会が終わってからの話で、2012年8月11日の18時30分ごろ、東京都新宿区 若松地域センターを発って、若松河田駅から大江戸線に乗り新宿西口駅で降り、二次会…というより、あんちょさんの中国留学への壮行会(かのやさん発案)の会場へ向かう。漢代で言うところの「祖道」なんだろう。まぁ、その頃と違って、酒を飲んでいるときに董卓の軽騎数十に襲われたりしないので、安心だ。と『三国志』ネタを織り交ぜたりする(当日は言わなかったが)。

・『三国志』巻四十六呉書孫破虜伝
施帳幔於城東門外、祖道送稱、官屬並會。卓遣歩騎數萬人逆堅、輕騎數十先到。

※参照リンク
・孫堅の上洛 (孫氏からみた三国志50)
http://cte.main.jp/sunshi/2008/0428.html

「三国一」西口店の箸入れ おさっちさん曰く、会場は歌舞伎町にある「三国志」という店を狙っていたそうだけど、そこはどうやらすでに営業しておらず(思わず冗談で晋という名のラブホテルに征服されたと申し上げたが)、代わりに「三国一」新宿西口店という店にされたとのこと。もちろん「三国志」とは無関係。店の名の三国は、下記サイトによると、「駿河(静岡)・甲斐(山梨)・相模(神奈川)の三つの国」とのことだ。

・手打麺処・郷土名物 三国一(サンゴクイチ)|山は富士、味は三国一。本当の手打ちうどんの味を新宿でお届けします
http://www.sangokuichi.co.jp/

 参加者は、時計回りに、あんちょさん、伏竜舎さん、清岡雲子さん、玄鵬さん、おさっちさん、青木朋さん、哲舟さん、朝霧さん、かのやさんに誘われたお二人さん、Suさん、かのやさん

 そこで本来ならこっちから餞(はなむけ)(漢代的には「贈」か)を渡さないといけないのに、逆に中国で大人気(らしい)のカードゲーム「三国殺」をあんちょさん&かのやさんからお土産として頂く。

※参照記事
 『漢代の地方官吏と地域社会』(汲古叢書75 2008年)
 11月以降KOBE三国志ガーデン内イベント(2011年11月-)

※追記 ノート1:Mini三国志フェス in レキシズルスペース

※追記 メモ:赤壁 ─苦肉の計(川本喜八郎人形ギャラリー2014年4月25日-11月4日)

※追記 関プチ5 全国ツアー:8/9三国志納涼オフ会in東京2014(2014年8月9日)

※追記 十大三国志ニュース2014

※新規関連記事 中国を学ぶための入門書・ガイドブック(東方書店2018年4月)

※新規関連記事 メモ:中国ゲーム産業史からみる三国志(「三国志 水魚之交」オンライン講演会2022年3月21日)

 私が頂いても活用できないな、と失礼なことを言いつつ、手持ちぶさたにしていると、青木さんが「キャラキャラ」言いながらその「三国殺」にたかってきたので、引き渡す。箱の中にはカードの束ねたのが3束あって、すべてビニルで包装してあって、それを一つ破り取り出すと、どうもアイテムのカードの束だったようで、やっぱり「キャラキャラ」おっしゃって、キャラクターの描かれたカードの束を要求して来られたので、抵抗する理由もないので大人しく差し出す。そして一枚一枚堪能されており、お役に立てたようで何より。中には『三国志大戦』で見たことあるような絵(多分、周瑜の一つ)と似たものがあった。
 この壮行会は、あんちょさん、中国へいってらっしゃい、という以外にも、青木朋先生、『三国志ジョーカー』連載完結、お疲れさまです、というのもあった。そして5日後の2012年8月16日発売の『三国志ジョーカー』4巻を後述する雲子さん等同様、清岡も著者から頂く恩恵に与った(照れ隠しで、発売日にクーラーの効いたスターバックスでじっくり読む楽しみがなくなった、と失礼なことを申し上げてしまったが・汗)。

・青木朋HP++青青
http://aoki.moo.jp/


※関連記事 三国志ジョーカー 第4巻(2012年8月16日)

 自己紹介の段になり、前記事でも書いたように、その日、二回目の自己紹介であるため、前回とは異なるテーマがおさっちさんから与えられた。賓客のあんちょさんとの関係と、好きな三国作品だ。後者については清岡はたまたま鉄道読書用に持ってきていた福原啓郎/著『魏晉政治社会史研究』(京都大学学術出版会2012年3月)を挙げた。

※関連記事 魏晉政治社会史研究(2012年3月)

※追記 第17回三顧会 午前(2012年8月14日)

 自己紹介で清岡の次の雲子さんの番になり、異変が。雲子さんが名乗ると、私の左斜め前に座る青木さんが急に両手で口元を押さえ頭を前後に振って大いに驚愕されていた。下記関連リンク先にあるように、青木さんにとってネットでしか知らない雲子さんのことをどうもハンドルネームの「子」とブログのデザインから実際とは別の性別と思っていたということだ。雲子さんと近い視点で決定的な光景を見れてお得感があった。清岡は直後にネタで「おネェ疑惑」を流行らせようとしたが普及しなかった。

※関連リンク
・コミケ *2
http://d.hatena.ne.jp/chincho/20120814#20120814f2

 その後の話によると、青木さんは、明日12日(つまり3日目)、コミックマーケット82に一般参加されるそうで、その目的の一つがブログ「雲子春秋」で知り得たその管理人の雲子さんの居る早大三国研のスペースへ行って、雲子さんに会うことだったそうで、目的の一つが前日に遂げてしまったそうな。そしてその時に渡そうとしていた『三国志ジョーカー』4巻が贈呈されていた。

・雲子春秋
http://d.hatena.ne.jp/chincho/

※追記。その時に本人を目の前にして、清岡が雲子さんに「ファンならまずカバーを外して見るんですよ」と言って、下記参照リンクの再来を狙っていたが、すぐに青木さんから「すぐにカバーを外して確認とるなんて、オタクの証拠です」と冷静に切り返された。いや一年近くを経て切り返し方をマスターされたんだと、妙に感慨深いものがあった(笑)。

※参照リンク
・三国志フェス2011関連 (※個人の雑記)
http://cte.main.jp/sunshi/2011/0909.html#101720

 前記事でも書いたように、その日11日は「三国志フェス2013準備委員会第1回例会」があったわけだけど、清岡は下記関連記事にあるように横浜中華街および関帝廟で関帝誕があることを知っていたし、そしてコミックマーケット82の2日目だということも把握していたが、第1回例会で(ネタとして)言い出せず終いだった。まぁ、日程の被りといえば被りなんだけど、今さらいってだからどうした、って感じなので。

※関連記事 2012年の関帝誕は8月11日

・コミックマーケット公式サイトへようこそ
http://www.comiket.co.jp/

 あと印象に残ったのが、あんちょさんが自ら購入した、高橋康浩/著『韋昭研究』(汲古書院2011年7月)を回覧させていたことかな。読んだらサインをさせていたりして、『墨汁一滴』とか『少太陽』とか肉筆回覧雑誌みたくなっていた。

※関連記事 韋昭研究(2011年7月)

 その場でその書籍をはじめ、口頭で「いしょうけんきゅう」と聞いたので、てっきり『中国古代の服飾研究』等の「衣装研究」と思っていたんだけど、後からあんちょさん所有の『中国古代の服飾研究』が出てきてびびった。そして、あんちょさんに、清岡が『中国古代の服飾研究』を布団に入れて遊んでいたことをしっかり覚えられていたのもびびった。

※参照リンク
・三国志城紀行 三顧会の日 (※個人サイトの日記)
http://cte.main.jp/sunshi/w/w040815.html

 そこには放送期間中、「三国志ニュース」の記事で最もアクセスの多かったBSフジ全話放送のドラマ『三国志 Three Kingdoms』(原題『三国』)の公式ブログで解説をされていた(当時は「されている」)、哲舟さんがいらっしゃって、ブログのQAでドリームクラッシャーはしない、ということを伺ってそれであの回答になったのかと納得していたり、その他、つつけばいくらでも面白いことが出てきそうな人ばかりでいくらか興味深い話が出てきたんだけど、本題から遠のくので、このへんで。

※関連記事 三国志 Three Kingdoms BSフジ全話放送(2012年4月2日-)

 また思い出し、どうしても書きたいことがあれば、追記するかも知れない。
※追記。自己紹介のときに驚いたんだけど、誰とは書かないが女性4人ぐらいが口々に以前、仕事で被った多大なストレスで精神的に追い詰められたときに、アクションゲーム『真・三國無双』(の爽快感でストレス発散)に助けられたとおっしゃっていたことかな。ゲームの効用というのは侮りがたいし、読者参加型でコーエーテクモさんからそういったエッセイ集(マンガの方が親和性が良い?)みたいなのを出さないかな、と思った。

※関連記事 真・三國無双シリーズ公式サイト・リンク集

※追記 中国王朝四〇〇〇年史(2012年10月)

 それで、壮行会は一旦、終わり、(例会から数えて)三次会に突入する。会場探しの時間帯、青木さんと話す機会があって、清岡が東京へ来た目的を尋ねられたんで、この前にやっていた「三国志フェス2013準備委員会第1回例会」とこの壮行会が目的で、(セリエAもシーズンオフだし)このままオールで始発で帰る旨を告げた。

※参照リンク
・ブラジル×スペインなるか (※個人サイトの雑記)
http://cte.main.jp/sunshi/2012/0701.html#30b

※追記 第25回下鴨納涼古本まつり(京都古書研究会2012年8月11日-16日)

 どうもそれは予想の範囲外の答えだったようで、青木さんは清岡がコミケ(コミックマーケット)にも足を運ぶと思われていたようだ。清岡は同人誌展示即売会にもオールジャンルもオンリーもそれぞれ一般参加もサークル参加もしたことがあるが、その総本山であるコミケへは地理的要因もあるがサークル参加はおろか一般参加もしたことがなかった。聞けば、青木さんは明日の3日目に、コミケ初(一般)参加を画策しているようで、話によるとその日は男性向けサークルの日で、そのため人が大勢集まる初心者にとってはかなり難所の日だそうで、かなり心細く感じていらした。清岡にとってコミケ自体は物見雄山ではないが、一度、どんなものか見ておきたかったのもあって、終電(つまり青春18きっぷで鈍行で帰れる時間、後で調べると15時台だった)までという条件付きで、同行を申し出た。
 しかし、当初の予定通りオールで次の日の朝を迎えると、暑さと人混みの熱気でとてもじゃないが体力的にもたなそうだったので、清岡はどこかで睡眠を入れることを画策する。基本的に朝まで話すことは嫌いじゃなく、むしろ好きな部類に入るので、明日のことを考えその誘惑を振り払うように、三次会で消えるように退出したわけだけど、その後、よくよく思い出してみると、失礼なことに、碌にあいさつもせず出てきたな、と後悔することとなった。Twitter等を見ると、気付いたときには三次会が終わっている時間だった。慌てて主催者様にお詫びのメールを入れて、後日、別の人に聞くに、荷物が無いことに気付かれたようで、認知してもらったからよかったようなものの。

※関連記事 三国志ファンのための新年会2007 三次会以降

 上記関連記事と同じく、ちょうど新宿だったので、5年前を思い出しつつ、同じ要領で漫画喫茶を探す。さすがに5年前と同じ所はなかったものの(一応、探すのが何とも)、なんとか探し出し、6時間パック+αで個室に滑り込む。土日なので高くなっている。せっかくだから何かマンガを読んでやろうと息巻いていたが結局、メールを出したりする以外は疲れて眠るのみだった。
 朝、特に株主優待券も持ち合わせていないのに、たまたま見掛けた「イタリアン・トマト カフェジュニア」に入り、時間調整をする。

・イタリアン・トマト カフェジュニア
http://www.italiantomato.co.jp/cafejr/

※関連記事 ノート:三国志学会 第五回大会(2010年9月11日)

 そして豊洲駅の改札12時半待ち合わせで、まず大事をとって自販機で飲物を買って、ゆりかもめ(新橋行)に乗り、国際展示場正門駅に向かう。人混みを避け昼過ぎに来たのが功を奏したのか、ゆりかもめには余裕で座れる。豊洲駅でもすでに紙袋を持って帰る人と何十回と擦れ違った。青木さんには下記関連記事にあるように、以前、ゆりかもめに乗ったときに、ゆりかもめ(新交通システム)をリニアモーターカーと勘違いしていた人が居たって話をしたっけ。疑問点として鉄道じゃなくどうしてこんな小人数でしか輸送できない乗り物なのか、というのを出されていて、今は無きWIRED VISIONの「モビリティ・ビジョン」を思い出しながら、答えていた。もちろんマンガの話等もたくさんしたんだけど、それは本題から外れるので、思い出せる分で、後で纏めて書くことにしよう。まずはコミケ自体。

※関連記事 赤兎馬Presents「三国志の宴3」レポ

 この日はTシャツの上に羽織っていたが、豊洲駅で購入した清涼飲料水以外にも暑さ対策で、ゆりかもめの車中で、それを脱ぐ。EURO2012でフランスを応援していた頃はブルーのTシャツを着ていた訳だけど、今回は、7年前に購入した左肩に柄を張り合わせて形取った逆さクマ(?)のいる、緑色のオリジナル「isako」Tシャツだ。チラ見でのネタで着ていただけなのに、まさかそれを全面に出すとは思いも寄らなかった。

※参照リンク
・メクセスの居ない間に  (※個人サイトの雑記)
http://cte.main.jp/sunshi/2012/0601.html#24

・ライブレポ・ダイジェスト  (※個人サイトの雑記)
http://cte.main.jp/sunshi/w/w050710.html

 ゆりかもめが目的の駅の一つ前の有明駅についた時点ですでに人だかりが駅に押し寄せていた。人混みを避けるためか一駅隣まで足を運んだんだろうか。
 国際展示場正門駅に近付くと、少し見下ろす形でゆりかもめの高架からも東京ビッグサイトと駅との間の人集りがはっきりと見て取れた。どちらかというと東京ビッグサイトから出ていく人の方が多いような気がしたので、むしろ帰りに足止め喰らって終電に間に合わないのではないかと心配になっていた。
 国際展示場正門駅を降りると、こちらへ向かって来る行列に擦れ違い、その心配に実感が持てるようになる。とは言っても東京ビッグサイトへ向かう人混みは駅を出たところだとまだ少なく、この時間帯だったらF1グランプリ 日本グランプリ開催中に白子駅から鈴鹿サーキットへの行き帰りバスの行列の方が多いし密度が高いと思っていたら(分かる人にしか分からない例え)、東京ビッグサイトに近付くごとにどんどん人の密度が高くなってくる。駅から二階の高さに相当するところを進む。

・東京ビッグサイト(東京国際展示場)
http://www.bigsight.jp/

 コスプレイヤーとそれを撮影する取り巻きのコミュニティがいくつか見え始め、そしてある時期になると人の流れが一方向にしか進まなくなり、そして二階に相当する高さから東京ビッグサイトの建物の中に入る(おそらく北側から)。

・コミケ/ コミックマーケット/ 同人用語の基礎知識
http://www.paradisearmy.com/doujin/pasok6_comicmarket.htm

 清岡は優先する第一のミッションとして、青木さんが訪れる三つのサークルスペースに到達できるよう専念することにした。初めは西ホール(西展示棟)を目指すとのこと。青木さんが警戒する男性向けサークルへの人の流れは東ホール(東展示棟)とのことでまだ山場でなかったが、それでも歩いているというより歩かされているという人の多さかだった。
 ホールに足を踏み入れると、あまりの広さに目的地にどうやって行けばいいか判らない。なにせ二人とも初コミケだ。本来だったら数日前にカタログを購入して、お目当ての場所をチェックすべきだけど、そんな用意はしていない。その場の近くで売られていたカタログを買うしかないかな、と思った矢先、注意深く見ると、柱に「も」とか「に」とか平仮名が白地に赤で書かれている。あれがサークルのスペースNo.を示すものだと知り、それを頼りにお目当てのスペースに足を運ぶ。青木さんがネットで見た情報によると、三国のサークルは一列ぐらしかないらしい。
 ようやく歴史古典ジャンルらしきところに来て、初めに訪れたのは、明加さんのスペースだった。青木さんとは「三国志フェス2011」での出展者繋がりってことで。

・明加'sイラストサイト[harcadia]
http://harcadia88.web.fc2.com/

※関連記事 三国志フェス2011リンク集

 そういやサポートに気を回しすぎて、すっかり明加さんに「お久しぶりです、義兄弟」って言うのを忘れていた(汗)

※関連記事 第9回三顧会(2008年8月16日午後2)

※追記 メモ:第35回 三国志街道の集い(2013年4月27日)

 そこがちょうど三国スペースの端あたりだったので、順に進む。途中、釜中の豆さんのサークルを見掛けたが、7年ぶりぐらいで、声掛けても短時間で挨拶できないと思ったので(まず何者?って説明しないといけないだろうし)素通りしてしまった。

・釜中の豆のページ
http://kamamame.com/

※関連記事 レンタル掲示板サービス「teacup」

※参照リンク
・始まりは終わり (※個人の雑記)
http://cte.main.jp/sunshi/w/w0212101124.html

 そして青木さんの目的地の1番目である「西ま-15a」の「早稲田大学三国志研究会」へ到達する。

・早稲田大学三国志研究会
http://sites.google.com/site/waseda3594/

 売り子はちょうど昨日お会いした雲子さんで、昨日、青木さんから贈られていた『三国志ジョーカー』4巻に早速、サインを求めていた。なぜか求めたイラストは『三国志ジョーカー』からでなく『八卦の空』の紀玄龍というネタどころ(まぁ、『三国志』に載る人物ではある…いや正確には『三国志』巻二十九魏書方技伝注所引『管輅別伝』だけど)。そして雲子さんがさらりとおっしゃっていたが、『八卦の空』を知ったのが「三国志ニュース」ということで、お役に立てたようで嬉しかった。

※関連記事 2005年8月6日「八卦の空」(ミステリーボニータ9月号)

 さらに青木さんは会誌の『鶏肋譚』を購入し、そこに雲子さんからサインを求める。その時の様子は下記ブログ記事を参照。雲子さんから青木さんへ印章のプレゼントがあった。→※追記、差し上げてないとのこと。

・雲子春秋
http://d.hatena.ne.jp/chincho/

・コミケ  (※上記ブログ記事)
http://d.hatena.ne.jp/chincho/20120814

 しばしそのスペース前に留まり、雲子さん制作の印章の紐を触りまくりながら、会誌の『鶏肋譚』を試読していた。雲子さん執筆の公孫瓚のところ。

※参照リンク
・界橋の戦い (孫氏からみた三国志54)
http://cte.main.jp/sunshi/2010/0602.html

 その次が向かって右隣の「三国共鳴会」。山口県光市の「石城の里 三国志城」でもその同人誌を見掛けるぐらい老舗で、当日、すっかり忘れていたが、今、サイト内検索してみると、「三国志フェス2011」でも出展されていたので、実は青木さんとは出展者繋がりってことで。

※関連記事 三国志フェス2011(2011年9月10日)

 その次が向かって右隣の「楽史舎」のスペース。

・楽史舎index
http://www.diced.jp/~rakushi/

・夏コミ御礼  (※上記ブログ記事)
http://rakushisha1999.blog110.fc2.com/blog-entry-44.html
 ※『中国の城郭都市 殷周から明清まで』(中公新書1014 中央公論社1991年3月25日)については書かれているが、その著者の愛宕元先生が亡くなられたことについては書かれていない。

※関連記事 愛宕 元 先生、死去(2012年1月2日)

 清岡にとってはおそらく10年ぶりぐらいなんだろうけど、当時は『後漢書』の伝を訳しておられるイメージが強かったが、今はより広い時間的視点で展開されており、新刊は『中国式城郭をつくろう』とのこと。

※参照リンク
・2001BBS
http://cte.main.jp/sunshi/w/w040220.html#0107

※追記 三国志ジョーカー 3.5(2012年11月18日COMITIA102)

 そしてぐっと飛んで、「西ま-23a」の学習院大学三国志研究会のスペース。いやそれより清岡的にはそこで委託販売されてあった東京大学三国志研究会の会誌『雑覇』が気になった。

・東大三国志研究会Blog
http://toudaisanken.blog66.fc2.com/

※新規関連記事 雑覇 四十 四十一(2019年8月9日 12月26日発行)

・2012夏コミ告知  (※上記ブログ記事)
http://toudaisanken.blog66.fc2.com/blog-entry-159.html

 あと早大三国研との合同誌も売られていたので、紆余曲折があったものの(あったの?)、2005年7月31日開催「三国志シンポジウム」以来の交流が未だ途絶えていないってことで。

※関連記事 2005年7月31日「三国志シンポジウム」雑感3

 清岡が『雑覇』を読んでいて、「そうだよなぁ、『三国志』巻四十六呉書孫破虜伝注所引『呉録』にある「刮金飲之而死」とあるけど、この王叡の死因は窒息死ぐらいだよなぁ」とクスリとしながら読んでいた。

※参照リンク
・破虜将軍・孫文台 (孫氏からみた三国志48)
http://cte.main.jp/sunshi/2008/0421.html

 そして何気なくその執筆者を見ると、2010年9月11日開催「三国志学会 第五回大会」の懇親会でお話しした、ワジマヌリさんだった。

※関連記事 ノート:三国志学会 第五回大会(2010年9月11日)

※追記 ノート6:三国志学会 第五回大会

 そしてフレンドリーに話し掛けてくださる売り子さんは、どうもワジマヌリさんの後輩に当たる人らしい。

※追記 魏軍師特集!(2012年11月24日25日コミックアカデミー05)

※追記。以前、TV番組『COOL JAPAN 発掘!かっこいいニッポン』のカメラにそのマンガが映っていた、前沢ひろしさんのサークルの話を道中、していて、見掛けたら寄ってみようと思っていたんだけど、探し出せなかった。やはり一見さんの探索能力(しかもカタログなし)なんてそんなもん。

※関連記事 『COOL JAPAN』で三国志関連同人誌

 そして青木さん一行は次の目的地に向かう。いよいよ本日の山場、東ホール。
 道標に沿って歩き…といってもそれ以外は人の流れやルールがあるんで歩けないが、ずんずん階段を上ったりして進んでいくと、気付けば二階部分の東京ビッグサイトの入口へ。思わず「フリダシに戻された!」と言ったら、青木さんから「(混乱のないように)わざとそうしているんでしょう」と冷静なツッコミ。
 そして先程は左に進んだが今度は右に進み東ホールへ向かう。西ホールと違って何か妙に長い渡り廊下を歩く。いや大した距離じゃないのだろうけど、混雑しているので、歩くというより歩かされている感じなので余計、そう感じたのだろう。通路の左右に並置されている動く歩道(つまり平面エスカレーターとも言うべきか、矛盾した語だけど)が止まって閉鎖されているのがシュールな光景だ。人気のある男性向けサークルのある東サークルとあって、心なしか回りは(熱気ある)男性ばかりのような気がしていた。

・コミケ雲/ 晴海雲/ 有明雲/ 同人用語の基礎知識
http://www.paradisearmy.com/doujin/pasok_comike_kumo.htm

 歩いている間、その異様な人集りを目の当たりにして、青木さんが「もう心が折れそう」とおっしゃっていたので、それを清岡が励ましていた。ようやくお役に立てたようで。
 施設内にあるコンビニに行列が出来ているのを横目に、一階におり、その人の大河を抜け出すと、ホールが左右にあり、とりあえずどちらかに飛び込むと、どうやら2番目の目的地のあるホールだった。例によって柱に貼られた文字を頼りに進む。辿り着いたところはもちろん三国志と関係のないサークル。そこにいらっしゃったのは、どうやら青木さんとの知り合いのようで。『三国志ジョーカー』4巻の贈呈が行われていた。
 てっきり私とは接点のない方だと思い込んでいたら、実は「三国志フェス2011」のボランティアスタッフだった、まのさんだった。その時、スタッフのグループが違ったんで、しばらくこちらからは気付かなかった。そしてその場で口には出さなかったものの「三国志フェス2010」の内部資料の写真で見た方だった。そしてやはりその場で口に出さなかったが、サッカーファンだと、お名前のお尻に「セレソン」と付けたくなるようなハンドルネームだ。それを言ったら、サッカーファンというよりカルチョファンだったら、冒頭のあんちょさんもお名前のお尻に「ロッティ」と付けたくなるが。

 まのさん等に、おおまかに次の目的地のあるところを教えていただく。どうやらちょうど、来たところの1階通路(※前述の東京ビッグサイトの公式サイトを見ると「ガレリア」と呼ぶらしい)の向こう側にあるらしい。まずそれを横切り隣のホールに足を運ぶ。
 ホールに入ったところに文房具店があって、青木さん曰く「スクリーントーンが安いって聞いた」とのことで、寄って行かれた。本当に安かったようで大量に購入されていた。きっちり領収書を切って貰っているあたり、さすがプロ、って思ってしまうのだけど。そして待っている間に飲む、豊洲駅で購入した清涼飲料水が異常に美味しかった。。
 青木さんがスマホのメモを見ながら次の場所が4aとおっしゃったんで探し出すと、誰も居ないスペースで貼り紙があった。つまりもう店じまい。でも青木さんによるとその貼り紙と目的のサークルは違うと言うことで、もう一度、メモを見て貰うと、正確には「4a1」というスペースだった。そんなスペースないぞ、と二人で悩んでいたら、清岡がふと思い付く。「それって41aの間違いですか?」。それだ、ってことになって、行ってみると、青木さんの目指すところだった。その方は青木さんの先輩さんってことで今度こそ清岡とは無関係な方だった。
 その先輩のマンガ家さんと青木さんが和気藹々と話しているところから2,3歩下がって、見ていたのだけど、そのマンガ家さんの向かって右隣に、キャスター付きキャリーバッグを足元に置いて、良い意味で回りから浮いている方がいらっしゃって、誰だろう?って思っていて、視線を手前に持っていくと8月20日発売だという単行本のポップが見えた。あぁ、担当編集の方か、と思ったら、やっぱりそうだったみたい。後日(つまりこの記事を書いた日)、著者名の苗字と、清岡の拙い記憶の中にあった「8月20日」というキーワードで下記サイトと下記ブログ記事に辿り着けるんだから、ポップの効果は大きかったんだろう……担当さんもその効果の一部、いや私にとっては大半ってことで。

・このエロブログ 「この〇〇がエロい!!」8月20日発売ですよ!奥さん!
http://www3.hp-ez.com/hp/konoero/

・なつコミこのエロ  (※上記ブログ記事)
http://www3.hp-ez.com/hp/konoero/page8/bid-159476

 三つの目的地を踏破し、次はこの地域から脱出すること自体が目的となった。道標に沿って歩き、行きと同じだが反対側の渡り廊下を歩く。やはりほとんどの人は何かしらの大荷物を持っている。旅行者だというのにトートバックしか持ってない清岡は申し訳ないぐらいで(なにせ朝一で帰ろうとしていたので)。
 外に出ると、熱気から逃れられると思ったが、今度は空から陽射しが容赦なく降り注いでいた。そして歩く方々で座って同人誌を読む人々が散見された。東京ビッグサイト内ではほとんどの場所で座り込むことが禁止されていたので、その反動が出ているのだろう。2階部分を歩き、駅へと向かい陸橋を歩いていて、ふと下を見下ろすと、何かしらのオブジェの影に座り込む人々がいっぱい居た。つまりそのオブジェで陽射しを避けつつ購入した同人誌を物色しているということだ。思わずそれを指差し「何か夏の昆虫採集を思い出しました」と失礼なことをのたまっていた。
 目指すところは行きに利用したゆりかもめの駅ではなく、りんかい線の国際展示場駅だった。

・お台場電車 りんかい線
http://www.twr.co.jp/

 やはりF1グランプリ 日本グランプリ開催中の鈴鹿サーキットから白子駅へのバスの待ち時間を思い出し終電で帰れるかと不安がったが、少し待ったぐらいで、それとは比較にならないぐらいすんなりと列車に乗ることができた。駅の階段での待ち時間は、コミケ来場者にターゲットマーケティングされたアニメの広告を見てニヤニヤするぐらいで、暇を持て余すようなことはなかった。国際展示場駅を14:25発で大崎駅14:39着。そのまま改札を出て、座れてお茶できる店を探すも、そこはビジネス街なのか、店がほとんど閉まっていて(青木さんはおむすびを食べたがっていたが)、唯一開いていた、ヴィ・ド・フランス大崎駅前店に入る。

・VIE DE FRANCE - Official Homepage
http://www.viedefrance.co.jp/

 二人ともセットCで新商品のマンゴーメロンパンを選んでいたのがツボだった。そして人混みの熱気でぼうとなった頭をしゃっきりさせていた。
 清岡の終電の時間、15:33が迫っていたので、残念ながら小一時間でその店を後にして大崎駅で別れる。

 まず山手線で品川駅まで行く。品川駅15:41発の快速アクティーに乗り込み、座れたので少し睡眠を取る。てっきりコミケから関西へ帰る大群に巻き込まれるM(マゾ)イベントを想像していたが、そうでもなかった。確かにコミケ帰りと思わしき人(キャスター付きキャリーバッグやキャラ絵の紙袋を持っていたり)をちらほらと見掛け、中には、いや私の隣で同人誌を読んでいる人が居たが、それほど多くはなかった。ちなみにその同人誌や過激な描写のなさそうなものだった。17:07熱海駅着で、17:09発の浜松行きに乗り込む。やはり座れて、下記関連記事にあるように、昨年のようにスターバックスでノートPCにメモを残しながら読もうと思っていたが、読みたい欲求に抗えず『三国志ジョーカー』4巻を楽しく読み切ってしまう。そのため、感想の追記はかなり後になりそうな予感。

※関連記事 三国志ジョーカー 第3巻(2011年8月16日)

※追記 三国志学会(西)勝手にスピンオフ図書館見学ツアー(2012年9月9日)

 19:44浜松駅着、19:46発で、珍しく比較的早い目に20:23豊橋駅着での乗換。次が20:33発特別快速(米原行)。転換式クロスシートで快適。少し回りを見渡せば、やはりキャスター付きキャリーバッグを持った人が居たけど、すでにただの旅行者かコミケ帰りの人が判らない遠さまで来ていた。22:39米原駅到着で、普段だったら、同じホームの対面乗換なのに、なぜかその日は違うホームで米原ダッシュが生じていた。待っていた普通列車はすでに乗客が詰まっていたが、なぜか発車直前に外に出た人が居て、そこに座ることができた。後に車内放送で気付いたが、どうも新快速が遅れていて、そのため先発する普通列車にこれだけ乗客が居るとのことだ。新快速は米原駅を発車したそうだが、京都まではこの普通列車の方が早く到着するとのことだった。23:50京都駅に5分遅れぐらいで到着で、昨日とはちょうど逆の乗り継ぎで家に帰る。自宅に到着したのが25時過ぎだった。

※次記事 第17回三顧会 前夜祭(2012年8月13日)


 それでコミケへの行き帰りでの話題。断片的にしか覚えていないので思い出せる順で。まず清岡が「やってしまった」話は、清岡からの話題にて「日本マンガ学会 第12回大会」での或る研究報告の説明で、そのときは絵のふんだんに入ったレジュメを持ち合わせておらず、ノートPCで下記の記事を見せていた。

※関連記事 ノート:日本における三国志マンガの翻案過程(2012年6月23日)

 いつも絵や図の資料で喜んで下さるのと、それに反し見せる資料は絵が一切ない文字だらけの上記関連記事だったので、気を回しすぎて「こんな文字ばかりで読めないですよね……私、ものすごく失礼なこと言ってますね」と自己ツッコミ込みを含んだものの、その前に前半部分を何度も申し上げてしまったんだけど、ニヤリとされた上でウィットに富んでやり返し方(要は清岡の掻い摘んでの説明不足だと)をされたんで救われたんだけど。さすがにさらに返せなかったが。

※参照リンク
・三国志フェス2011関連 (※個人の雑記)
http://cte.main.jp/sunshi/2011/0909.html#101241

 それで『三国志ジョーカー』関連だと、三国志ニュースにあるツッコミとして、単行本3巻の表紙と、単行本2巻の水と反応する薬品を薬品棚に置いておくことについて申し上げた。

※関連記事
 三国志ジョーカー 第3巻(2011年8月16日)
 三国志ジョーカー 第2巻(2011年4月15日)

 後者については青木さんによると他の方からもツッコミが入っていたようで、清岡からは、まぁ、結局は「読み」の理屈として諸葛亮がそういう性格なんだろうと納得する旨を申し上げる。後者については実は単行本に収録される予定のない読み切りエピソードの伏線で、その薬品を爆破させるシーンがあったそうな。そういや肝心の「空気中の湿気で発熱しまくる」件を言うのを忘れていた。まぁ、大陸の乾燥した空気では大丈夫ってことで(テキトー)。
 そういったツッコミどころの一つとして、青木さんによると、読者のご指摘で気付かれたそうなんだけど、(確かアシスタントさんへの指示ミスか確認ミスで、)諸葛亮が毒物のリシンを打つシーン(単行本3巻P.148の2コマ目)で、注射器に書かれた文字は毒物の「RICIN」ではなくアミノ酸の「LYSINE」になっていたそうな。この記事を書いている段階で思うのだけど、さすがに諸葛亮の設定上、LRを誤るのは不自然だろうね。いや、「読み」の理屈でいえば、まるまる薬品名を諸葛亮が混同したのかもしれない。結局、その毒物を使うのは未遂に終わっている訳だし。
 それと当日、謎のままにすると申し上げたのに、書く欲望に抗えず書いてしまうけど、以前、ネット上で『三国志ジョーカー』の曹操は『蒼天航路』の曹操の影響で両目の下に同じ隈取りみたいなのがあるってコメントを見掛けたと申し上げる。さらに清岡は続け、その反論として、清岡が思うに『三国志ジョーカー』での曹操以外のキャラクターにも同じように両目の下に表現されているので、『蒼天航路』の影響ではないだろう、とのことだ。青木さん曰く、あれは下マツゲの描写で、曹丕の下マツゲに合わせ曹操も下マツゲを多めに描写したら、結果として『蒼天航路』の曹操に似たところがでたそうで、どちらの言い分も正解だそうな。そこから展開してそもそも『蒼天航路』の曹操の目の下の隈取りみたいなのは何だってことになったんだけど、青木さん曰く鄭問先生のマンガで同じような隈取り描写を見たので、その影響かも、とのことだ。そこから連想して清岡からは下記関連記事にあるシンポジウム「越境する カワイイ!可愛い!Kawaii!」での話をしていた。

※関連記事
 2005年11月10日「蒼天航路」堂々完結
 『三国志のロマンス』(「越境する カワイイ!可愛い!Kawaii!」内)

※追記 メモ:第6章 武侠漫画の映画的手法表現の成立をめぐって

 それで当日、清岡が「貴重な話だけど忘れてしまいそう」と申し上げた話(つまり記憶があやふやなまま書くので正確性に自信はない)。青木さんの話によると、『司馬懿くんの事件簿』を『三国志ジョーカー』にするに当たり、前者で司馬懿がスーツ姿なのを作中で誰からもツッコミがないというのもネタだったが、さすがに商業誌でそれは許されず何らかの説明が必要となり、その回避方法を考えられていたそうな。

・三国志ジョーカー楽しく読みました。 司馬懿がスーツという設定をどうして思いつかれたんですか?(こういうことをお聞きしていいものでしょうか) - aokitomoインタビュー
http://theinterviews.jp/aokitomo/4251958

※清岡注。ほぼ余談だけど、最近、横山三国志が有効な資料を中国から手に入れたのは日中国交正常化後というより、文化大革命後の方が的確だと気付く。腹巻きタイプの鎧については同感。
 ※関連記事 三国演義連環画と横山三国志

※追記 軍師彼女(2013年4月9日)

 そのうちの一つとして司馬懿がシミュレーターかゲームだかの世界に入り込んだという設定(ある種のトリップもの)にするというのがあった。だけど、青木さんの信念に近い意味での好みとして、きっちりとした世界観の中でキャラを動かす、話を動かす、というのがあるため、それを選択せず、実在の世界を舞台とした現在の形にしたという。そういったしっかりとした世界観の上であれこれキャラいじりをしていきたいというのがあるそうな。一般的な話として、現在の創作の流行りとして、世界観がおざなりだが女性化したり何か要素を入れたりキャラを立ててばかりに注力されており、自身の作品ではそれはしたくなかったという。もちろんキャラの力を充分に熟知されていて、同じ時間におっしゃっていたか記憶が定かじゃないけど、日本のマンガ雑誌の連載という形態では週刊なり(補足として直後にこれは連載したことないとおっしゃっていた)月刊なり途切れ途切れに発表するため、どんなに素晴らしいストーリーでもすぐには読者にその面白さが判ってくれないという意識があり、それよりはキャラを立てた方がすぐに面白さが伝わるし引いては人気が出やすく、その作品の連載の長続きにも繋がるとおっしゃっていた。ここらへんの発表形態の環境によって作品の方向性や質が変わってくることは興味深かった。それが今のキャラ重視の風潮に繋がっているのだ、と清岡は深く感心した(そして週刊連載のマンガで通してみると話が破綻している作品があるのも納得した)。伝わらない例えだから口には出さなかったが、サッカーのフォーメーションの流行が選手個人の活躍に影響を与えているというのと似ている理屈だな、と。

※参照リンク
・全体が個に与える影響  (※個人サイトの雑記)
http://cte.main.jp/sunshi/2012/0201.html#10

 それで昨日「キャラキャラ」鳴いていたんだと合点が行った次第(※事実を誇張した文)。ちなみに歴史上の人物で対して妄想であれこれ思うよりは、歴史上の人物を自分のマンガで設定したキャラの方が好きとのことで(※おそらくこの文は要約しすぎ)。
 そういえば、前述の日本マンガ学会第12回大会に至るまでに、マンガ研究の話をこちらから出していた時に、発表形態が作品に与える重要性を説かれていたっけ。その流れで、そういう研究があるってことで、下記参照リンクにある中野晴行/著『マンガ産業論』(筑摩書房2004年7月)に言及したんだけど、すっかり内容を忘れていたんで、残念ながら下記参照リンク先に書かれていることを少しも言えなかったんだけど。

※参照リンク
・赤本、貸本、雑誌週刊化の並列 (※個人の雑記)
http://cte.main.jp/sunshi/2010/0701.html#02

 その流れだと思うんだけど、清岡が青木さんに週刊漫画誌が出始めた頃の藤子不二雄先生の作品について説いていて、その場ですぐ気付いて「釈迦に説法になってしまって恥ずかしいんですが」と自己ツッコミしながらも話していたっけ。
 全然、話が飛ぶが、ハッキリ覚えているけど黒いんで、それを書くと自分の首を絞める結果になるだろうし、具体的に一切書けないが、前々からうすうす気付いていた、おそらく全体のコンマ数パーセントぐらいの「黒青木」(五行でいうところの真東から東北ぐらいまで動いたイメージ)を、充分とは言えないだろうけど、そこそこ堪能できたんで良かった。

※追記 メモ:青春カップ10(東京ビッグサイト2013年3月31日)

※追記 メモ2:三国志フェス2013(2013年9月28日)

※追記 三國志物語(1940)、少年三国志(1955)、羽石光志/絵

※追記 プレ1 関プチ5 全国ツアー(2014年4月26日)

※追記 まんがのソムリエ(2014年5月31日発行)

※追記 ノート2:Mini三国志フェス in レキシズルスペース

※追記 三國志研究第十号(2015年9月5日)

※追記 ノート:四川棒遣い人形展(2015年10月17日)

※追記 メモ:国会図書館から米沢嘉博記念図書館へ(2016年1月9日)

※追記 気焔万丈(2016年9月4日)

※新規関連記事 メモ:コミックマーケット92 3日目(2017年8月13日)

※新規関連記事 王欣太談鄭問(2018年7月4日)

※新規関連記事 リンク:新解釈・三國志 その1その2その3(竹内真彦|note 2020年12月15-16日)

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