大阪の国立国際美術館が万博公園から中之島に移ったことは知っていて、いつか行ってやろうと思っていた。
「泉」見たさに行こうと思っていた「マルセル・デュッシャンと20世紀美術」という開館記念展はすっかり忘れていて、次も行きたいやつで忘れないでおこうと思ったのが、この「中国国宝展」。会期は2005年1月18日から3月27日だ。
展覧会自体は仏教美術中心で、さほど三国志とは関係ない。
なぜか、魏と蜀関連はなく「三国時代(呉)・3世紀」の時代が三点ほどあったぐらいだ。
そんな中、目を引いたのが展覧会の順路を行き終えた後の販売コーナー。
まさか三国志関連はないだろうとおもったら、ありましたありました。
ちゃっかり歴代皇帝や西遊記トランプに埋もれて「三国演義 高級撲克」(ファンの間では通称、「三国志トランプ」)があった。
http://cte.main.jp/sunshi/off/repo11.htm
↑「三国演義 高級撲克」の参照
あとは書籍関係。
金文京/著「中国の歴史」シリーズで4巻の「三国志の世界」があった。
ISBN 4062740540
(今、みたら今月の15日にでたばかりだった)
何だろうと思って、ぱらぱらとめくったら、やたら「『演義』では」という言葉が目立っていた。「中国の歴史」シリーズだから別に三国演義を引き合いに出さなくても良いのにと思いながら、同行者に
「やたら『演義』では、って書いてあった」
と言ったら、
「(金文京さんは)文学畑の人だからねぇ」
と素で返された(笑)
※追記 第30回 春の古書大即売会(京都古書研究会2012年5月1日-5日)
※追記 第36回 秋の古本まつり(京都古書研究会2012年10月31日-11月4日)
※新規関連記事 アジア仏教美術論集 東アジアI(2017年5月29日)
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「三国志の世界」ですが、はやせさんのホームページを見ると、最近の考古学的成果もふまえている内容もあるそうなので、古くからの三国志ファンも見る価値はありそうです。
実は、最近の「考古学的成果」については、それほど多い分量ではないんですけどね^^;
長沙走馬楼呉簡については、センターカラーに綺麗な写真(吏民田家ヘツ大木簡)もついていて、想像力を掻きたてられますよ。
ちなみに、孫権は仏教を保護する政策をとっていて、南京や鄂州からはその頃に作られた青磁器や銅鏡などが出土しているそうです。
はやせは職業柄(?)、政治と行政システムに興味があるので、これからこの辺りの研究成果がどんどん出てきてくれることを願っています。
昨日、本屋に行く機会があったので、ちょっと見てきました。
確かに少なかったですが、呉の年号の話は興味深かったです。
仏教との関わり合いも興味深いですね。史書にはあまり見られないので。
http://cte.main.jp/newsch/article.php/11
↑ここの話とも関わってくるんですけど、そういう成果が一般の人にも簡単にみれるようになれば良いですね。