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メモ:『古代中国と皇帝祭祀』(汲古選書26)


  • 2009年6月21日(日) 16:12 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,923
研究  最近、『後漢紀』や『後漢書』から霊帝崩御以降のところを当たっているんだけど、たまたま、それに関連し得る、金子修一/著『古代中国と皇帝祭祀』(汲古選書26)を読む機会があった。

・株式会社汲古書院
http://www.kyuko.asia/

※関連記事
 メモ:『天空の玉座』
 4月11日は霊帝崩御の日


 『古代中国と皇帝祭祀』の中身はというと、まず上記の出版社のサイトの該当ページから内容紹介を引用する。

--引用開始---------------------------------------------------------
汲古選書 26 古代中国と皇帝祭祀

著者 金子修一 著
ジャンル 東洋史(アジア) > 魏晋隋唐
シリーズ 汲古選書
出版年月日 2001/01/01
ISBN 9784762950261
判型・ページ数 340ページ
定価 本体3,800円+税

古代中国の各時代の皇帝を取り巻く官僚や制度の研究に比して、 皇帝それぞれの特性や権限・事績は十分に検討されたとは言い難い。 漠然と一様であるかのように捉えられていた皇帝の実権と皇帝に主導される祭祀・儀礼の実態を見極め、 時代を動かしていた大きな流れを眺める場を提供する。
--引用終了---------------------------------------------------------

 次に目次を章レベルで下記に示す。


第一部 皇帝祭祀研究の意義
 第一章 中国古代の皇帝制度の諸問題 ……3
 第二章 中国古代皇帝制の特質 ……37

第二部 漢唐間の国家と祭祀
 第三章 漢代の郊祀と宋廟と明堂及び封禅 ……83
 第四章 魏晉南北朝の皇帝祭祀の推移 ……140
 第五章 唐代皇帝祭祀の特質 ……172
 第六章 中国古代の即位儀礼の場所について ……196

第三部 皇帝祭祀の諸相
 第七章 唐代皇帝祭祀の二つの事例 ……245
 第八章 則天武后の明堂の政治的役割 ……245
 第九章 『宋書』礼儀志による南朝上奏文の一研究 ……280
 第十章 中国帝陵案内 ……302

書後   317


 ここが「三国志ニュース」であり、私が未だざっとしか眺めていないこともあって少ししかメモを残せないんだけど、それでもあれこれ為になった。

 蔡邕『独断』の冒頭に「漢天子正號曰皇帝自稱曰朕臣民稱之曰陛下」とあるように、「天子」と「皇帝」とは別称関係にあるだけと思っていた。

※参照記事 古典籍総合データベース(早稲田大学図書館)

 ところがこの書籍の第一章で指摘があるように、そもそも六璽からして「皇帝」と「天子」を使い分けていて、それぞれの用途から「皇帝」が国内向け(※時代を無視すれば祖先その他人格神を祭る時の自称)、「天子」が外国向け・天地系統の神を事(まつ)る時向けと、垣間見せている。

※参照リンク
・伝国の玉璽 (※「三国志ファンのためのサポート掲示板内」ツリー)
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=3018

 また第一章の「五 即位儀礼をめぐる諸問題」では、即位儀礼は天子即位─皇帝即位の二段階から成るという西嶋定生「漢代における即位儀礼─とくに帝位継承のばあいについて─」(『中国古代国家と東アジア世界』再録、東京大学出版会)からの指摘がある。

※追記 邪馬台国と倭国 古代日本と東アジア(2011年9月6日)

 この即位儀礼の根拠に次の『続漢書』禮儀志下の記述が挙げられている。

三公奏尚書顧命、太子即日即天子位于柩前、請太子即皇帝位、皇后為皇太后。奏可。群臣皆出、吉服入會如儀。太尉升自阼階、當柩御坐北面稽首、讀策畢、以傳國玉璽綬東面跪授皇太子、即皇帝位。中黄門掌兵以玉具・隨侯珠・斬蛇寶劍授太尉、告令群臣、群臣皆伏稱萬歳。或大赦天下。遣使者詔開城門・宮門、罷屯衛兵。群臣百官罷、入成喪服如禮。兵官戎。三公、太常如禮。

(関係ないが、「印綬」という表現があるから当たり前だけど「璽綬」という表現もあるんだね。)

 この初めの文を

 三公奏「尚書顧命、太子即日即天子位于柩前、請太子即皇帝位、皇后為皇太后」。奏可。

と読む解釈が紹介されていた。なるほど。

 第六章の「三 後漢以降の即位儀礼の特質」では、後漢の即位儀礼が崩御─柩前即位─大葬─謁廟の順となることが指摘される。このときに正統性が保障したという冊書(策書)が用いられた事例(読策)として、下記の『後漢紀』卷二十五中平六年九月甲戌条にある董卓の記事が挙げられている。

是日、(董)卓脅太后與群臣廢帝為弘農王、讀策、太后流涕、群臣莫敢言。丁宮曰:「天禍漢室、喪亂弘多。昔祭仲廢忽立密、春秋善之。今大臣量宜為社稷計、誠合天心、請稱萬歳。」太傅袁隗解帝璽綬、立陳留王為皇帝、年九歳。太后遷於永安宮。

 続く同章の「四 即位儀礼の場所の変遷」では、柩前即位なので、崩御の場所で即位するという指摘があり興味深い。


 この書籍はタイトル通り、後漢だけでなく、三国もあって(各国の建国時の告代祭天も含め)、もちろんまだまだ読むべきところが多い。

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