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メモ2:江戸文学における『三国志演義』の受容 (東京大学2010年10月28日)


研究 ※前の記事 ブラタモリ #80(NHK総合2017年8月19日)

 表題に「メモ2」とあるのは下記関連記事に続く2回目の記事だから。

※関連記事 メモ:江戸文学における『三国志演義』の受容 (東京大学2010年10月28日)

 というのも下記サイトの大会ページか、下記関連記事の追記にあるように2017年9月9日土曜日開催の三国志学会大会で午前の講演の司会をすることになったんで、発表者である梁蘊嫻さんの研究についてもう一度目を通しておきたいと思ったから。

・三国志学会
http://sangokushi.gakkaisv.org/

※関連記事 三国志学会 第十二回大会(2017年9月9日土曜日)

 それでいつものように日記的にだらだら書くんで、不要な方は読み飛ばしてくださると幸い。
 2017年8月26日土曜日は6時半に目覚めて、そこから身支度。8時59分発の市バスに乗り込み、交通費節約のため、定期を持っている市バスで京都駅に9時25分到着、ベンチに座り、三国志ニュースの記事「メモ:コミックマーケット92 3日目(2017年8月13日)」を書いて、81系統9時50分発に乗り継ぐ。10時16分ぐらいに棒鼻で降りて、少し東に歩いた伏見駅へ。400円の切符を買って、10時27分発の列車に乗り、丹波橋で急行に乗り換え、10時55分に新祝園駅に到着。11時の精華くるりんバスにのる。10時59分に男子生徒が猛ダッシュしてきたのには和んだ。アピタ・コーナン前で降りて、国会図書館関西館に到着。ちなみに精華くるりんバスに乗る関係上、下記@ページにアクセスすると、やっぱりバスの時刻が変更になっていて、そこで知ったのだけど、下記の前回訪問記事を見ると、実に3年ぶりに関西館に来たようだね。そういう前提の下、いちいち変わったこと/変わらないことに感心していた(駅での「わたしの仕事館」の貼紙がなかったり)。

・精華くるりんバス | 精華町公式ウェブサイト
http://www.town.seika.kyoto.jp/contents_detail.php?frmId=4726

・関西館|国立国会図書館―National Diet Library
http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/

※前回訪問記事 日中における中国四大名著のマンガ比較研究(同志社大学2013年3月21日)

 先に持ってきた弁当をカフェテリアで食べようと思ったら、カード認証のエリア内にカフェテリアがあったか、三年前もそうだったと思い出した。11時28分、ゲートのある地下からエレベータで4階のカフェテリアにいく。もってきたお弁当を食す。シンプルにイタリア風鶏とナスのトマト煮をご飯にかけて丼にしておいしくいただいた。
 11時58分、閲覧申請を端末から行う。表題の梁蘊嫻『江戸文学における『三国志演義』の受容』の閲覧。
 待っている間、持ち込んだノートPCのWiFiを見たら「FreeNDL」があった(この三年の間改善されたんだね)。そのため、サイトを見ると総合案内のカウンターにいけとあったんで、いってみると、客対応中で、待ちつつあたりをみまわすとパスワードの案内の貼紙があった。そのパスワードで無事つなげられる。12時16分に博士論文がくる。基本情報は前のメモと一緒なんだけど、重複をおそれず、下記リンク先から引いてくる。

・学位論文要旨詳細
http://gazo.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/gakui/cgi-bin/gazo.cgi?no=126483

 梁蘊嫻さんは2010年10月28日に東京大学総合文化研究科超域文化科学専攻の課程博士を授与され、その学位論文が『江戸文学における『三国志演義』の受容 : 「義」概念及び挿絵の世界を中心に』とのことだ。
 最近はデータで納めるそうなんだけど、この時は印刷物として博士論文が国会図書館に納められ、この論文は本文と図表の2冊組でカウンターにて封筒に入った状態で渡された。副題にある「義」概念が第1部で、次の「挿絵の世界」が第2部という構成なんだけど、下記にその目次を一部、下記に引いてまとめる。

目次
序章 1
 一 『三国志演義』の成立について
 二 『三国志演義』と江戸文学との関係
 三 先行研究の整理と本論の問題提起

第一部 「義」概念の受容をめぐる研究
第一章 『三国志演義』の「義」 10
第二章 『通俗三国志』における「義」の翻訳 22
 第一節 「大義」の訳―「大義」概念の希薄さ― 23
 第二節 「義気」の訳(1)―「私的道徳」から「公的道徳」へ― 28
 第三節 「義気」の訳(2)―「義」から「情け」へ― 31
第三章 『諸葛孔明鼎軍談』における親子恩愛劇 ―「義」から「忠義」へ― 46
第四章 絵入り三国志物における「義」概念の受容 62
第一部 結論 71
第二部 挿絵の研究 74
第一章 中国刊行の挿絵に見られる『三国志演義』の世界 74
 第一節 周日校本・呉観明本・英雄譜本・宝翰楼本・李笠翁本についての考察 74
 第二節 遺香堂本の挿絵についての考察 78
 第三節 宝翰楼本の構図―俯瞰的な視点― 85
第二章 『絵本三国志』の挿絵―模倣から生み出される創作― 97
 第一節 『三国志演義』諸本の受容の概観
 第二節 「動」と「静」の描写―宝翰楼本の受容― 101
 第三節 複数の視点 106
 第四節 合戦場面の形態の多様化―遺香堂本の受容― 110
 第五節 処刑や残酷な場面の回避 114
第三章 『三国志画伝』挿絵の考察―地理への関心― 118
 第一節 成立基盤 118
 第二節 合戦場面の表現 123
第四章 『世話字綴三国誌』における歌舞伎役者似顔絵についての考察 131
第二部 結論 141
終章 143
参考文献 146
初出一覧 168

 こちらの興味としては「第二部 挿絵の研究」の方で、閲覧の時間も限られているため、そちらにざっと目を通す。
 一般的には江戸時代の絵入りの本というと、湖南文山/訳・葛飾戴斗二世/画『絵本通俗三国志』(1836-1841年)が有名すぎて、江戸時代特有の錦絵みたいなのを想像されて、ほかの絵入りの本を見過ごされがちなんだけど、梁さんの一連の研究を見るに、それはさまざまで、前述の要旨のページから下記に引用するように、それは三つに分類されるという。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
続いて第一章の研究成果をふまえながら、第二章から第四章までは、日本の三国志物の挿絵を検討した。三国志物の挿絵は、ほとんどが(1)『演義』の挿絵を参照して描かれたもの、(2)日本で刊行された中国関係の書籍を参照して作られたもの、(3)当世化したもの、という三種に分類することができる。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 『絵本通俗三国志』は(2)の要素が混じるものの、やはり(3)が印象的かつ中心をなすのだろう。(1)の論述の前に、その参照元となった版本について論述しており、それは先の要旨によると「第二部第一章では、『演義』諸本、すなわち周日校本・呉観明本・英雄譜本・宝翰楼本・李笠翁本(以下「五種刊本」と呼ぶ)及び遺香堂本、の挿絵を分析した。」とのことだ。5+1の構成。
 ここでのメモ、特に第二部第一章第二節については「遺香堂本、ぱねぇ」ってメモしていて、pp.80-85にあるその特徴について、(1)女性の描写(2)怪奇話の重視(3)忠節の強調とメモしている。細かいところでは図15Bについては、孫休が竜を夢見る場面が描かれていて、吹き出しというか煙のようなものの内側で夢が表現されている。図18Bは「王累の逆さ吊りじゃなくて腰からの紐で亀状態描写。
 次の章についてやはり要旨によると第二部「第二章では、絵本読本『絵本三国志』(都賀大陸序・桂宗信画、天明8[1788]年序)の挿絵を考察した。」とのことで、この『絵本三国志』の挿絵が『三国志演義』版本5+1を参考にしている、まさに(1)がメインのものだ。博士論文というのはそれまでの/進行中の研究の集大成的側面があるんで、他の論考で部分的に確認することができ、ここらへんは第二部第一章を含め下記の関連記事あたりなんだろうね。あと国会図書館の端末で検索するに、「三国志ニュース」で触れてないのもいくつかある。

※関連記事
 模倣と創造『絵本三国志』における『三国志演義』遺香堂本の受容(2012年12月)
 中国古典文学と挿画文化(2014年2月)

 第二部第三章では(1)と少し違って国内の先行する絵入り本を参照して描かれた要素と(2)の要素がある重田貞一(十返舎一九の本名)/作、歌川国安/画『三国志画伝』(天保二年~五[1831-1834]年刊)について、特に(2)の要素について論じてある。

※関連記事 『三国志画伝』における『通俗三国志』の理解(2007年3月)

 第二部第二章を三国志マンガに当てはめると舶来のものはそんなに多くの版本から参考にしてないので、少しズレた類似性を示すのだけど、第三章については1978年から『三国演義連環画』(上海人民美術出版社1957-1961年)が活用されるまでの1950-70年代については、類似性を示している。

※関連記事 メモ:日本の「三国志演義」翻案作品における作画資料としての「三国演義連環画」(2017年6月24日)
 ※ここの記事のときにレジュメにその三国志マンガの変遷を書いたんだけど、そういったレジュメの内容についてはほとんど記事にかかれてないので、あまり関連していない。参照できる人はレジュメ参照。

 第二部第四章は『世話字綴三国誌』(かながきさんごくし)(1804年)についてで、それはまさに(3)についてで、当時の役者の外見を挿絵に取り込んでいる様が論じられている。三国志マンガでいうところの「覇-LORD-」だね。

※関連記事
 日本における三国志の挿絵本(1979年3月31日)
 『マンガノゲンバ』で『覇-LORD-』

※追記。あとのちのち自分の研究を論文化する時に、何かと刊行年とか公開年とかが要りようになることが多いんで、p.2からの引用となる「浄瑠璃『諸葛孔明鼎軍談』(享保九[一七二四]年初演)」と「さらに、読本『呉服文織時代三国志』(安永一〇[一七八一]年刊)は、『三国志演義』と日本古代の説話を融合させて、全く新しく物語を作り出している。」というメモが残されていて、まさかこのメモ、後者が一週間後の伏線になるとは。

 それで図書館内の端末にて、それとは別にノートPCでメモとツイッターの戯れをしながら、以上のような読解をしていたんだけど、14時30分には2本目のバッテリーがつきそうだったので、論文の読解に専念してた。いやWi-Fi接続は結構、電力を消費するようで。
 結局、精華くるりんバスアピタ・コーナン前15時35分発で帰る。珍しく余裕をもって出発したんで、歩いてバス発車に間に合った。ちなみに関係ないけど、行きのバスで一緒だった他人が帰りでも一緒だったという偶然を味わってた。
 それで新祝園駅16時2分発の急行にのれる。400円。桃山御陵前駅で下車。交通費1000円だな。80系統に西大手筋から。商店街を通り過ぎてバス停にいったらちょうど手前の信号待ちしていたところなんで待たずに乗り込む。17時5分に京都駅に到着。さらに市バスで帰っていた。

※次の記事 アナザーストーリーズ選 兵馬俑は見ていた!(NHK BSプレミアム2017年8月29日)

※新規関連記事 『呉服文織時代三国志』の虚構と真実(2017年4月1日発行)

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