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関帝堂書店 おはなし屋ことのは鳥コラボ 絵本ライブ(2017年4月16日-)
前の記事にあるように、2017年10月15日日曜日14時前に横浜中華街内のブックカフェ関帝堂書店のイベントに参加していて、隙を見て、集英社「学習漫画 中国の歴史」シリーズを確認。鎧を形作る小札は結構、描写されているものの、始皇帝の所で鎧の小札を繋ぐ紐も描写されるようになる。あと集英社「学習漫画 世界の歴史」シリーズも確認しようとしたものの、イベント時の部屋の配置だったんで、見つけきらずにいた。
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小雨の中移動し、14時10分石川町駅発の列車に乗り込み、東京駅で14時55分発の快速に乗換え、中野駅につくも、ホームでしばしネットと戯れていた。東京メトロのWi-Fiね
・訪日外国人のお客様向け無料Wi-Fiサービスを東京メトロ全駅・車両内に拡大します!
http://www.tokyometro.jp/news/2016/811.html
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それで16時18分にようやく中野駅を出て北上し、北口商店街のアーケードを通り、突き当たった建物、中野ブロードウェイに入る。いや下記関連記事に少し触れているように、未明に何度か建物の前には行ったことがあるが、実際に中に入るのは初めて。
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建物自体、ポップカルチャーの宝庫みたいに、いろんなお店がその雑居ビルにつまっていて、それらの人気を具象化したように多くの人が通路を歩いていた。いや「ポップカルチャー」と書いたものの、わかりやすく書くと、熊代亨『溶解するオタク・サブカル・ヤンキー ファスト風土適応論』(花伝社2014年10月1日発行)で言うところの、オタク文化、サブカル文化なんだろうけどね。大阪梅田の第1~第4ビルの地下のシャッター店をなくし大幅に賑やかにした雑居感。
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それで目的のお店は、3階にあるとだけ覚えていて、1階から一気に3階にあがるエスカレータの標識を見かけたんで、それであがる。そんな複雑なつくり、RPG内の世界だ、と思いつつ。3階も他の回と同じく回廊になっていて、まぁ歩いていれば行き着くだろうと思い時計回りに歩くと、北東の角にそれっぽい店舗を見かける。それが「墓場の画廊」。そこを会場として2017年10月5日から31日まで横山光輝三国志45周年記念企画展「げぇっvsむむむ」with 美女図鑑が開催されているという趣向だ。
・墓場の画廊|中野ブロードウェイ三階にこの世とあの世を結ぶ特殊画廊開館
http://hakaba-gallery.jp/
・【10月5日~10月31日】横山光輝三国志45周年記念企画展 光プロダクション「大丈夫です。」完全お墨付き! 「げぇっvsむむむ」with 美女図鑑
http://hakaba-gallery.jp/?p=532
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店の入り口の全体を撮ろうとすると、人通りの多い回廊越しにしか無理で、しかもお客がお店へどんどん回転していって顔が写りこんでしまうんで、結果、上記のように部分的に写すこととなった。店の上から見た形は建物の北東に位置することもあってだろうけど、大まかにいうとL字型になっていた。まぁ、方向から言ったら┓字型って言うのが正しいんだろう。
お店が「墓場の画廊」という名なのか、元々「ゲゲゲの鬼太郎」グッズを売っていたと勝手に前々から思い込んでいたのだけど、違った。入り口上の枠部分を見ると、「墓場の画廊」という文字の他に「超人墓場」という文字が見えることと、お店の西3分の1は、ゆでたまご「キン肉マン」(マンガ)のグッズ売り場になっていることから、作中にある「超人墓場」にちなんだ名の「キン肉マン」のグッズが主なお店だったんだろうと推測できる。ちなみに次の日、
あきよんさんに「超人墓場」にちなんでいると申し上げると、さっぱり通じなかったんで、ハイコンテクスト・ワードなんだな、と。ちなみに上の左の写真にある顔出しパネルの裏っかわに少し見える肌色のものはキン肉マンの等身大人形。そのほかひとつの棚でウルトラマングッズがおいてあった。
ついつい蛇足が長くなってしまったが、上の4枚の写真のうち一番左のは「甘寧一番乗り」と名乗りを上げる甘寧のコマで会期の半分を過ぎたころに「温州みかんでございます」のコマ絵に展示換えされていた。「甘寧一番乗り」の参照元である『三国演義連環画之三十七 濡須之戦』(上海人民美術出版社)ではそのセリフがなく、それを入れこれだけ多くの人々の印象を残した横山光輝先生のマンガセンスの偉大さというかなんと言うか。
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それで上の左から二番目の写真が平積みで販売される『大判 三国志』だ。やはりマンガの出版元である潮出版社にも利潤がまわる仕組みじゃないとね。
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その右の写真にて、人で隠れてしまっているがガチャガチャ(カプセルトイ)の販売機があって、1回300円なんだけど、売り切れていた。多分、それが一番安いのだろう。その右隣がスタンプ台。チラシの裏が台紙になっており、太傅の判を捺せる。その右の写真がディスプレイケースになっており、今回の企画展のチラシを拡大したポスターやら横山「三国志」関連のアニメVHSやらいろんなグッズやら、アイドルのコンサートの会場でファンがもってそうなデコレーション内輪やらがおいてあった。
お店の東の壁に今回の企画展の「げぇっvsむむむ」が張り出していた。つまり、作中の「げぇっ」とセリフがあるコマや「むむむ」とセリフがあるコマを抜き出して展示してあって、その演出としてグラフがあったりした。「マンガ全文検索システムの構築」を使えば大幅なコスト減になるな、と勝手なことを思っていたり。
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それで「美女図鑑」だけどどこに展示があったのか記憶にない。それだけ清岡の関心が「企画展」とは別のところにあった証拠なのだろう。原画は南の壁に張り出してあって、撮影禁止の標識があった。裏を返せばそこ以外撮影が許されているのだろう、むしろ撮影しSNSやネットで拡散したほうがお店としての利潤になるのだろうという文脈、と解釈していた。
南の壁には1200円程度の饅頭(まんとう)人形が売っていた。多分、3桁ぐらいの価格だったらお土産に買っていこうと思っていたのだけど。あと徐庶グッズをお土産にしようとしていたが見つからず。お土産にしようと思っていたものの一つだった「甘寧一番海苔」が648円と多分、そこの最安値だったので購入し(レシートによると16:48)、次の日にChan-gokushi(ちゃんごくし)にお土産として持っていった。どうやら「げぇっvsむむむ」のお土産でも「一番のり」
だったようで(お礼に新メニューの試作をご馳走になった)。
スタッフルームはどうやら北東にあってパーティションで区切られており、それに西へ隣接する形でレジが北面にある。そのパーティションの南面に寄描き用の紙が張られていて、そのときだけかもしれないが、どこから来たかを書くのがデフォルトになっており、奈良からとか熊本とかの文字が見えてた。
それにしてもお店の中でお客が途切れることがなく、私が買ったときもそうだけど、油断するとすぐレジに行列ができる盛況っぷりで、滞在時間が長いコア層も邪魔にならないほどしかおらず(素人考えで)良い回転率だし、期間限定ショップ内の一部の展示を企画展と銘打ち(嘘はついてない)、しかも会期後も見据えての事前予約のコーナーもあるだなんて(そういう意味ではFigmaのチラシもあった)、(やっぱし素人考えで)お店全体がプロモーションとしてとても機能的だな、と感心していた。実際、写真とともに顕示的に消費に走る顧客をSNSで何人も見かけたし、それを新たな消費につながる様も見かけたし。
※リンク追記
・トレスト|公式コラボiPhoneケース満載 / 三国志
http://trest-store.jp/yms/
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まぁそんな関心しか抱けないのだから、前述したように企画展だけでなくメインの商品にも関心が持てずにいるもんだから、17時7分には中野駅のホームに戻ってきていた。移動時間を差し引いても何とか30分は滞在していたと思う。様子のおかしいことを書くけど、こういう心理的な距離感は短所として扱うのでなく、研究者の長所として大事にしたいところ(いや元々グッズというのに興味が持てないという素質があるのだけど)。
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<三国に関係ない雑記へと続く>
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