ウェブで個人が何かしらの情報を発信するといえば、十年前から個人サイト(通俗的にはいわゆる「ホームページ」。誤用だけど)が有名だけど、それを作るにはある程度、専門的な知識が要り、敷居が高い。そこで昔から専門的な知識はないけどwebで情報発信したい個人に向け敷居を下げたサービスがある。広義ではレンタル掲示板(BBS)サービスやレンタル日記なんかもそうだろう。そういったサービスは企業がやってるんだけど、個人サイトレベルで一時期、流行ったのが「○○に100の質問」というやつ。運営サイト(主に個人サイト)で100の質問が用意されてあって、その質問に個人が答えていくって形式。基本は回答者が自らのサイトで回答を公開するんだけど、運営サイトによっては回答を載せてくれるところもある。
敷居が低い部類では最近(というか結構、寿命が長いね)、○○バトンってのがある。これは先に紹介したのと違って運営サイトってのがなく、その分、敷居が低いのかな。あと、個人サイトと違って専門的知識が要らないブログやソーシャルネットワーキングサービス(SNS。具体例は
mixi等)内の日記で○○バトンが流行っている。
もちろん、これらには三国志ジャンル関連があって、過去、三国志ニュースで取りあげたのを下に示しておく。
※関連記事
・三国志ファンに100の質問 in 「水天宮」
http://cte.main.jp/newsch/article.php/37
・History Baton
http://cte.main.jp/newsch/article.php/143
・孫堅バトン
http://cte.main.jp/newsch/article.php/230
・三国志+よろずバトン
http://cte.main.jp/newsch/article.php/320
あと個人サイトで閲覧者に「三国志との出会い」を投稿して貰う企画もある。下記。
・参加企画「三国志との出会い」
http://cte.main.jp/newsch/article.php/14
三国志とは関係ないが、最近では「前略プロフィール」なんてサービスがあって(こちらは企業の運営サイト主催)、これは個人が質問に答えていくだけで作成でき(敷居が低い)、しかもPCだけじゃなく携帯でも見れるため、名刺代わりとしても普及しているそうな。
・前略プロフィール
http://prs1.cgiboy.com/
※追記
レポ:8/6北九州 兀突骨で酒池肉林?!(2016年8月6日)
これらのように敷居が低く個人で手軽に情報発信できる仕組みで三国志ジャンル関連でできないだろうか、と考えてみる。運営サイトがあるのか、それとも各自のブログやSNSの日記で勝手にやって貰うタイプなのか考えるのは後回しにして、内容として思い付いたのが、書き手と三国志ジャンルとの関わり合いの歴史を書いて貰うってやつ。自分史。何か、うまいネーミングが思い付かなかったので、とりあえず「三国志関連で自分史(仮名)」って名付けておこう。
・公式サイト
http://cte.main.jp/newsch/article.php/588
※追記
サイト「真・無双検索」の開設日っていつ?
※追記
ゼロ年代を振り返って十大ニュース
※追記
私的メモ3:三国志関連初心者向け
※追記
時代劇特選「三国志」(1995年4月-)
んで下記にその記入例を書いてみる。「※」印で注釈なんかもつけていく。上記「公式サイト」と並べて見ていくと、社会の流れの中の一個人の動きが見えて面白いかも。
○清岡美津夫の三国志関連で自分史(仮名)
199x.
仲間内で三国志ブーム。コーエー『スーパー三國志II』(SFC)の多人数プレイが流行る。三国志のことは全く知らなかったが、NHK制作『人形劇三国志』(TV番組)を視聴でき、さらに並行し横山光輝/著『三国志』(漫画)を買い揃え、ストーリーを追うことになる。両者のストーリーの違い等からいろんなバージョンがあることを知る。
※記憶が曖昧な場合はxとしておく。もちろん、正確な年を覚えていてもそれを書くと年齢がばれてしまうんでイヤだって場合もxとしておくのもOKだ(笑)
199x.
コーエーの『三國志』シリーズ、『信長の野望』シリーズなどシミュレーションゲームをを独りで順にプレイしていく。次第に計略が魔法や妖術のようになっていく『三國志』シリーズに嫌気がさし遠ざけるようになる。
※例えば「『真・三國無双4』で初めて千人斬り達成」とか書き手的に重要だと思ったら細かいことを書いてもOKだし楽しい。
199x.
池波正太郎、司馬遼太郎等の歴史小説を読み漁るようになる。その中におそらく陳舜臣/著『秘本三国志』(小説)もあったと思われる。
※三国志ジャンルは歴史好き(私)にとって一分野でしかなかった時期。そのため記憶が曖昧なので「思われる」表記
199x.
学習研究社の歴史群像シリーズ(ムック)の参考にして、コーエー『信長の野望』シリーズの作品中の「本能寺の変」イベントを発生させる等の遊びをしていたため、おそらくこの頃に歴史群像シリーズの『三国志 上巻』『三国志 下巻』『群雄三国志』を読んでいたと思われる。
199x.
前述の『三国志 上巻』『三国志 下巻』『群雄三国志』のどれかで『三国志』の日本語訳が筑摩書房が出ていることを知る。その頃、趣味で小説を書いていて、ネタにちょうど良いと思い、貯金をはたいて『三国志』(多分、3冊セット)を買う。
【参考リンク】2005年『世界古典文学全集24 三国志』(筑摩書房)再版
http://cte.main.jp/newsch/article.php/420
※読み手にとって解りにくい箇所やさらに話を広げたら面白いだろうという箇所には参考リンクを入れていくと良い。
199x.
友人からグラフィック戦史シリーズ『戦略戦術兵器事典(1)【中国古代編】』(学習研究社)を借りる(未だに返していない・汗)。これを見て三国志の時代のイメージを広げる。
【参考リンク】本なら。
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=one&no=413
199x.
趣味の小説を書く準備として、『三国志』日本語訳を読んで出来事や官職などを人物ごとにパソコンへ入力する。どうも孫堅や孫策にサクセスストーリーも見て取っていたようで、3冊セットのうち呉書だけ妙に変色している。
1992.-1995.
パソコンゲーム誌『ログイン』(アスキー)に「三国時代」というコーナーがあったそうなんだけどよく覚えていない。同誌のコーナー「オールザットウルトラ科学」は覚えているんだけど、おかしいな…
199x.
週刊『モーニング』に三国志漫画が連載していると聞きつけ、見てみると椅子や鐙が出ていたことに幻滅し、それ以上、読まなかったという非常に勿体ない過去がある。
【参考リンク】前漢に鐙はあった?!
http://cte.main.jp/newsch/article.php/64
1998.07.
趣味で小説を書いていった中に、孫堅主役の短編小説三編がある。多くの小説の中の三つなので特に覚えがない。
※書き出すと結構、長いもんだから、書き手のモチベーションを維持するため、途中で区切って、ブログとかだと別々に徐々にアップするのも手かもしれない。
2000.10.22.
ワールドワイドウェブが持てはやされている時代で、もしかすると三国志関連の個人サイトがあると思い、検索してみるといくつか見つかる。その中で孫堅のファンサイトでもある「マリオネットの晩餐会」があり、掲示板に書き込む等、ネット上で交流を図る。
【参考リンク】雑多なリンク集2000
http://cte.main.jp/sunshi/w/w04013108.html
※自分的に重要と思ったら○○のサイトを見ていた、とかもOK。
2000.11.09.
「マリオネットの晩餐会」内に「文台様話(+張紘話)専用BBS」(ツリー式掲示板)設立。現在は存在しない。
2000.11.10.
朝香祥/著『旋風は江を駆ける(上)』『江のざわめく刻』(小説)を購入。以降、旋風(かぜ)江シリーズと呼ばれる小説群を古本屋で見つけては購入し読んでいく。
2000.11.26.
久しぶりに趣味で小説を書き始める。もちろんウェブで刺激を受けてのことなので孫堅主役の三国志小説。
2000.12.23.
「マリオネットの晩餐会」の管理人さんの勧めもあって、林 巳奈夫/著『中国古代の生活史』を購入。『三国志』以外の史料の存在に気付かされる。また、『世界古典文学全集24 三国志』(筑摩書房)が参考にしている譚其驤/主編『中国歴史地図集」第三冊 三国・西晋時期』も購入。
【参考リンク】
・三国志の時代考証関係でお勧めの本
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;id=;tree=62
・三国志 地図
http://cte.main.jp/newsch/article.php/242
2001.01.09.
孫堅繋がりで朱儁のことを調べていたら、ネット上で「中央研究院 漢籍全文資料庫」(大東文化大学サーバー)を見かけ、『後漢紀』等、『三国志』以外の文献史料の存在に気付かされる。これ以降、史料をプリントアウトしてどうにかして漢文の意味を理解しようと試み続ける。
【参考リンク】
・宋書楽志にある「鼓吹曲」の見方
http://cte.main.jp/newsch/article.php/149
・2001ROM
http://cte.main.jp/sunshi/w/w040204.html
2001.08.22.
NHK『その時歴史が動いた 第64回三国志英雄伝』(テレビ番組)視聴。世間とのズレに気付く。
【参考リンク】2001BBS
http://cte.main.jp/sunshi/w/w040204.html
2001.08.25.
「SuperComicCity in関西7」(同人誌展示即売会、オールジャンルイベント)へ一般参加。同人誌展示即売会へは初参加。一言『三国志』関連といっても歴史古典、小説FC、ゲームなど複数に跨って居るんだなと実感する。その後、三国志サイト関連のオフ会に初参加。【参考リンク】同上
2001.10.22.
個人サイト「水天宮」にて「三国志ファンに100の質問」の企画が持ち上がる。私は質問を少し考える。回答集を見ることでいろんな三国志ファンが居るんだなと実感する。
【参考リンク】
・三国志ファンに100の質問 in 「水天宮」
http://cte.main.jp/newsch/article.php/37
・2001chat
http://cte.main.jp/sunshi/w/w040327.html
2001.11.01.
個人サイト「碧眼児同盟」にて「権ちゃんお墓参りツアー」の企画のページがオープン。この企画に参加。
【参考リンク】
・2001chat
http://cte.main.jp/sunshi/w/w040327.html
・実物しおりの美味しい作り方~準備と表紙編~
http://cte.main.jp/sunshi/w/w020717.html
2002.04.28.
三国志総合サイト「東呉華亭」の名を借りオフ会を主催する。これ以降、4回まで開催。すっかり周りに三国志仲間がいなくなっていたので、こうやって実際に面と向かう機会を楽しんでいた。
【参考リンク】関プチ索引
http://cte.main.jp/sunshi/w/w030912.html
2002.05.29.
三国志小説関連の自サイト「孫氏三代」を立ち上げる。三国志関連に限らず自分の文を溜めこむところとして利用。
【参考リンク】本末転倒に話を進め......
http://cte.main.jp/sunshi/w/w020528.html
2002.09.28.
自分向けの三国志小説資料集「孫氏からみた三国志」を自サイトで公開。今見ると訂正どころが多くあるものの、便利に使っている。
【参考リンク】孫氏からみた三国志
http://cte.main.jp/sunshi/w/w03012814.html
2002.11.24.
「歴史に名を刻め、完!」(同人誌展示即売会)に一般参加。歴史系オンリーイベントに初参加。歴史系同人の斜陽を目の当たりにしたような…
【参考リンク】始まりは終わり
http://cte.main.jp/sunshi/w/w0212101124.html
2002.11.30.
「石刻が語る三国時代」(共同研究公開シンポジウム)に一般聴講。学術系の催しには初参加。また実際の出土文字史料の研究の面白さを垣間見る。
【参考リンク】石碑からこんにちわ
http://cte.main.jp/sunshi/w/w0212101130.html
2003.05.16.
三国志関連の共同掲示板「三国志ファンのためのサポート掲示板」を立ち上げる。書き込んで参加するのも楽しいが、今や読んでいくだけでも為になるところだな。
【参考リンク】
・共同掲示板幻想!?
http://cte.main.jp/sunshi/w/w030507.html
・三国志ファンのためのサポート掲示板
http://cte.main.jp/
2003.06.22.
個人サークル「美陽亭」立ち上げる。コピー本を作っているときが一番楽しい。
【参考リンク】こうして美陽亭は始まるのだった
http://cte.main.jp/sunshi/w/w030624.html
2003.08.24.
「SuperComicCity in関西9」(同人誌展示即売会、オールジャンルイベント)へサークル参加(つまり売り手側の)。サークル参加は初。一般参加だと落ち着かない気分になるが、サークル参加は座る場所が決められているせいかまったりできて良い。
【参考リンク】サークル「美陽亭」黎明編
http://cte.main.jp/sunshi/w/w030803.html
2003.11.16.
「千紫万紅」(同人誌展示即売会、三国志系オンリーイベント)へサークル参加(つまり売り手側の)。オンリーイベントへのサークル参加は初。【参考リンク】同上
2004.08.14.
サイト「三国志ファンのためのサポート掲示板」で「皆で三国志城に車で行こう」という企画が持ち上がり、それに参加する。車での移動。その間、あれだけ三国志のことを話したのは後にも先にもない。
【参考リンク】三国志城紀行
http://cte.main.jp/sunshi/w/w040817.html
2004.08.15.
前述の「皆で三国志城に車で行こう」の主目的として三国志城主催イベント「三顧会」へ参加。これ以降、第6回(2007.05.04.)まで参加。初回がいろんな意味で一番、緊張感があった。個人的には第5回が一番、楽しかったかな。
【参考リンク】
同上
・2007年5月4日 第六回三顧会(1)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/578
2004.10.22.
共同weblog「三国志ニュース」立ち上げ。三国志関連の自分の文を溜めこむところとして利用。多岐のニュースが貯まっているので、参照リンク先としても自分的備忘録としても便利に利用している。
【参考リンク】三国志ニュース「永安日報」について
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=1368
2005.07.31.
「三国志シンポジウム」(大東文化大学中国学科主催)に一般聴講。第2回(2006.07.29.)まで参加。この後のオフ会も合わせてすごく濃い一日だった。
【参考リンク】
・2005年7月31日「三国志シンポジウム」雑感1
http://cte.main.jp/newsch/article.php/152
・2006年7月29日「三国志シンポジウム」雑感1
http://cte.main.jp/newsch/article.php/374
2006.02.19.
「三国志列伝 長江の流れは緩やかに見えて」(演劇)を観劇。三国志もののお芝居が可能なんだ、という意味でも感動していた。
【参考リンク】2006年2月19日「長江の流れは緩やかに見えて」観劇
http://cte.main.jp/newsch/article.php/290
2006.02.19.
「NPO三国志フォーラム」の管理メンバーに加わる。ようやく形になり始めているが、まだまだ。
【参考リンク】NPO三国志フォーラム
http://www.sangokushi-forum.com/
2006.03.11.
「第二回 TOKYO 漢籍 SEMINAR」に一般聴講。「石刻が語る三国時代」(2002.11.30.)が中間報告に対し最終報告という位置づけ。
【参考リンク】2006年3月11日「第二回 TOKYO 漢籍 SEMINAR」午前レポ
http://cte.main.jp/newsch/article.php/305
2006.07.17.
真・三國無双シリーズ初プレイ(『真・三國無双2』、プレイステーション2と共に購入)。実際に戦場を駆けているような臨場感があり、多くのファンが居るのも納得といったところ。
2006.07.30.
「三国志学会第1回大会」に一般聴講。前日に三国志シンポジウム(第2回)があったのでとても濃い二日間。
【参考リンク】2006年7月30日「三国志学会 第一回大会」ノート0
http://cte.main.jp/newsch/article.php/395
2006.08.14.
三国志城主催イベント『第5回三顧会』で三国志講習会の講師を務める。段取りに失敗し反省すること仕切りなんだけど(汗)、良い経験ができた。
【参考リンク】第五回三顧会ダイジェスト2 三国志講習会「劉備のデビュー」
http://cte.main.jp/newsch/article.php/384
2006.09.17.
「長沙呉簡の世界-三国志を超えて-」に一般聴講。いろんな情報が一度に入ってきたので今でも処理できてない気がする。
【参考リンク】2006年9月17日「長沙呉簡の世界-三国志を超えて-」ノート
http://cte.main.jp/newsch/article.php/417
2007.02.17.
「三国志列伝 濁流を清めるは清流なり」(演劇)を観劇。
【参考リンク】2007年2月17日「濁流を清めるは清流なり」観劇
http://cte.main.jp/newsch/article.php/513
2007.05.27.
赤兎馬Presents「三国志の宴2」を視聴。ショー的要素が強く、これもまたジャンルの一つの可能性を見る。
【参考リンク】2007年5月27日 赤兎馬Presents「三国志の宴2」第1部
http://cte.main.jp/newsch/article.php/611
○予定
2007.07.28.
「三国志シンポジウム(第3回)」に一般聴講。
【参考リンク】第三回 三国志シンポジウムのプログラム発表
http://cte.main.jp/newsch/article.php/630
2007.07.29.
「三国志学会第2回大会」に一般聴講。
【参考リンク】三国志学会第二回大会のプログラム発表
http://cte.main.jp/newsch/article.php/636
2007.08.14.
「第7回三顧会」に参加。
【参考リンク】2007年5月4日、8月14日 三顧会開催(三国志城)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/482
※追記
三国志関連で自分史作りのスゝメ2008年追加分
※追記
総合三国志同盟 第17回三国志オフ会(2013年4月20日)
※追記
呉書見聞 復活の兆し(2014年12月9日)
※追記
大トロ倶楽部(1987年4月17日-1990年7月20日)
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立間祥介訳 三国志演義(平凡社1962年、徳間書店1983年8月)
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旋風は江を駆ける(1997年2月1日)
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メモ:第2回“三国志”の作り方講座(東京都新宿区戸山2019年7月27日)
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#三国志を読み始めたきっかけをツイートする見た人もやる (Twitter2020年4月10日-)
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#皆さんが三国志に入れ込んだ順番が知りたい (Twitter2021年3月7日-)
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三国志遍歴(2022年2月1日)
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