三国志シンポジウムの雑感をかくまえに宋書楽志に載っている「鼓吹曲」のメモ。
基調報告の「日中韓三国の三国志」と、それに対する討論会での質問でも出てきたので。
※関連記事
2005年7月31日「三国志シンポジウム」雑感1
<追記>Re:蜀の史官の存在について (※「三国志ファンのためのサポート掲示板」書き込み)
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=one&no=3171
もし蜀の鼓吹曲が残っていたら三国演義の原型のようなものであろう、とする基調講演に対し、蜀の鼓吹曲が残ってないのは、政権を後漢から引き継いだという建前なので元々、蜀の鼓吹曲はなかったのでは? というような討論会での質問。
魏と呉の鼓吹曲は
http://china.ic.daito.ac.jp/cgi-bin/handy/ftmsw3
↑中央研究院漢籍全文資料庫の大東文化大学サーバー版(まぁ本家でも良いんだけど、三国志シンポジウム関連でせっかくなんでこちら)で見ることができる。
ここの「二十五史」のところをチェックして「開啓」のボタンを押して移ったページで「新校本宋書」→「志」→「卷二十二 志第十二」→「樂四」
→「644」と順にクリックしたページから見ることができる(呉は「656」。韋昭がつくっているあたりがファンにとってポイントが高い)
※追記
上記サイトがデッドリンクなので、替わりに下記を挙げておく(というかこっちが本家)。
http://www.sinica.edu.tw/~tdbproj/handy1/
※追記
韋昭研究(2011年7月)
(以下、余談)
というようなことをサイト「江河水」
http://kougasui.fc2web.com/
(現URL)の掲示板で2001年7月8日17時52分に書き込んだんだけど(多分、もうログはサイト上に残っていない)、さらによそのサイト「呉書見聞」
http://f27.aaa.livedoor.jp/~sonpoko/
(現URL)の掲示板で反響があって、2001年8月2日21時29分の佳耶乃さんの書き込みによると(多分、もうログはサイト上に残っていない)、篠田耕一/著「三国志軍事ガイド」(新紀元社刊)に呉の鼓吹曲「伐烏林」の原文と対訳が載っているとのこと(清岡は未確認)。
余談ついでながら、よその掲示板まで反響があって浮かれている清岡の書き込みを以下、あげておく
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Res:清岡美津夫(849) 題名:ありがとうございます♪ 投稿日 : 2001年8月3日<金>07時04分
いえいえ、引用されててなんだか嬉しかったです
それと、対訳が載っている本を教えてくださってありがとうございます。
えっと、私はその本、持ってないので、どこかで見かけたら、
見させてもらいますね。
って軍歌っていうことはいつ頃、唄われてたのですかね。
三国時代なのですか? だとしたら三国時代に軍楽隊ってあったってことに!?
呉鼓吹曲、あの詞の呉贔屓っぷりが好きです(笑)
でも他の国のファンの人には見せれないですね、、、
その中の「關背德曲」なんて題名からいきなりそうですし(苦笑)
※追記
呉書見聞 消滅?(2014年11月13日)
※新規関連記事
リンク:新解釈・三國志 その1その2その3(竹内真彦|note 2020年12月15-16日)
※新規関連記事
中国古代の楽制と国家(2013年11月)
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