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少年ワールド、コミックトム


  • 2012年12月 1日(土) 22:14 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,703
雑誌 ・関西館|国立国会図書館―National Diet Library
http://www.ndl.go.jp/jp/service/kansai/

※関連記事 時空をかける三国志(2012年10月18日-11月20日)

 上記関連記事にある講演を聴講しに2012年10月27日土曜日に国立国会図書館 関西館へ足を運んだため、そのついでに下記関連記事で追記したように『三国演義連環画』について記載のある麦荔红/著『图说中国连环画』(広州 嶺南美術出版社2006年9月)等をチェックしたり、徐正平/絵画の方の『三国演義連環画之四十七 空城計』のうち、銭笑呆/絵画の方と比較しやすい絵のコピーをとったりした(共に上海人民美術出版社、以下、同じ)。

※関連記事 三国演義連環画(1956-1964年)

 その後、知り合ったあきよんさんから有り難いことに横山光輝/著『三国志』(マンガ、以下「横山三国志」と略す)の様々な資料を見せて貰い、その日は前述の『三国演義連環画』関連資料だけでなく「横山三国志」関連の資料まで手に入れることができ、どちらの作品の背景も今夏に比べれば随分、調べることができた。

※関連記事 三国演義連環画と横山三国志

※追記 横山光輝マガジン オックス 1・2・3合併復刻号(2004年2月25日)

 その次の日に、KYOTO CMEX 2012 連携セミナー「コンテンツ産業と地域活性―デンマークのアニメ人材育成現場より―」を聴講するために、同じ京都府にある京都国際マンガミュージアムに赴く。

・京都国際マンガミュージアム
http://www.kyotomm.jp/

・コンテンツ産業と地域活性―デンマークのアニメ人材育成現場より― | 京都国際マンガミュージアム - えむえむ
http://www.kyotomm.jp/event/evt/kyoto_cmex_2012.php

 その際に、下記関連記事で触れたような縁もあって研究閲覧室を訪ねる。

※関連記事 三国志学会(西)勝手にスピンオフ図書館見学ツアー(2012年9月9日)

・研究閲覧室 | 京都国際マンガミュージアム
http://www.kyotomm.jp/collection/

 そこで教えて頂いたのが、研究閲覧登録をした上で、数日前に予約すればそこの資料を書庫から出して用意して下さるとのこと、そして何より京都国際ミュージアムに「横山三国志」が連載していた潮出版社の雑誌『希望の友』『少年ワールド』『コミックトム』のうち、『少年ワールド』1978年8月号創刊号と『コミックトム』1982年10月号以降が揃っているとのことだ。『三国演義連環画』と「横山三国志」を比較するのに後者を通行する全60巻の単行本を使っていたため、以前から雑誌掲載時と単行本との違いの有無を確認したいと思っていたし、「横山三国志」が『三国演義連環画』を参考にし始める頃というのが、単行本15巻でその初出が『少年ワールド』になった始めの巻だったため、是非、一度は見てみたいと思っていた。そのために東京の国立国会図書館に行く必要があると考えていたため、これは好機と考え、日を改めてその有り難い制度を利用することにして、その日は帰った。
 それで下記ページにあるように、11月23日金曜日祝日に養老孟司館長講演会「マンガとエンターテイメント」がありその講演に興味があって、ちょうど研究閲覧室の開室は日曜日、火曜日、金曜日だったので、前述の雑誌を閲覧予約する。

・養老孟司館長講演会「マンガとエンターテイメント」 | 京都国際マンガミュージアム
http://www.kyotomm.jp/event/lec/2012_11_23.php

 当日は雨で、家から京都国際マンガミュージアムに向かう、バスの本数が少ないものだから、始発で行き、最寄りのスターバックス コーヒー京都三条烏丸ビル店に開店の7時に入り、朝食を摂る。「横山三国志」との比較のために『三国演義連環画』全60冊を持ってきていたので、折角だから店内にてノートPCで『三国演義連環画之四十七 空城計』の徐正平版と銭笑呆版の比較資料を作成したりしてモチベーションを高めつつ開館の10時を待つ。

 10時過ぎに到着し、受付で講演会の整理券を貰うと17番だった。本題から外れるので先に講演会のことを書くと、その整理券にも書かれていたのだが、14時からの講演会でその番号だと入場は13時40分だとのことで、作業に専念していたんで、少し遅れて行くとすでに30番台の人が呼ばれていて、中に入るも二列目の真ん中という特に問題ない席を取れる。その講演自体は館長の専門分野の切り口で話されており、一般的に高尚と呼ばれる芸術の音楽や絵画が、加えてそれらに比べエンターテイメント性の高いマンガが、聴覚と視覚を通じてどのように脳に投影されるかについてまずおっしゃられていた。つまりマンガは視覚だけでなくフキダシ部分を音として捉えているとのことで、より抽象性が高いとのことで、音楽と絵画が右脳なのに対し、マンガは左脳寄りとのこと。こういう流れで興味深いお話を伺っていた。印象深いのはそのから日本語、特に日本の文字の話だった。表音文字と表意文字が混合しており、曰くマンガのコマとフキダシはそれぞれ漢字とフリガナに相当すると。

 話を10時過ぎに戻し、雑誌掲載時の比較をするなら、まず「横山三国志」の単行本の用意が必要と思い、京都国際マンガミュージアムの2階の書架から14巻から16巻まで借り出し、3階の研究閲覧室に向かう。入室するとすでにキャスター付きの本棚に件の雑誌が用意されていて、よく見ると単行本60巻、それに『横山光輝三国志おもしろゼミナール』や『横山光輝三国志事典』が揃っていた。前述の関連記事で書いたように京都国際マンガミュージアムの書架には『横山光輝三国志事典』はないものの、書庫にはあるとのことだ。書架の単行本を持ってきてしまった旨を告げると研究閲覧室の職員さんが代わりに返して下さる。
 ノートPC用の電源も使えるとのことで、至れり尽くせりだなと感じつつ、早速、メインの用事である『少年ワールド』創刊号の確認から始める。以下、そのメモ。

 『少年ワールド』1978年8月号(創刊号)は定価250円。全390ページ。次号の発売が8月5日発売であるため、1978年7月5日発売と推理したが、8月5日は土曜日であり流通の関係で6日日曜日は無理であるため、もしかすると7月6日の発売かもしれない。→※12月23日追記。『希望の友』1978年7月号で確認すると7月6日発売。
 「横山三国志」はP.325(巻頭カラー)でありその裏のP.326は速記特技の広告だった。P.327は四隅、左上曹操、右上劉備、左下張飛、右下関羽の顔が描かれており、中央にあらすじが書かれたページだ。特に「あらすじ」と銘打たれていない。雑誌自体、創刊号だが、「横山三国志」自体は前の代の雑誌『希望の友』で連載していてそれを引き継ぐ意味もあって、このようなあらすじがあるのだろう。
 そしてマンガ自体はPP.328-366の全39ページで、その雑誌の号全体から見ると、雑誌の最後を務める作品という位置付けだ。単行本では1ページ目の上部にサブタイトルがあるが雑誌のこの号の掲載ではそれがない。
 それ以外のところを単行本と見比べていく作業に移る。結果を先に書くと、そのサブタイトルの有無と欄外の広告の有無以外は単行本15巻のP.164「袁術の最期」と全く同じだった。それは予想外のことで単行本15巻では初出が『少年ワールド』としか書かれていなかったので、てっきり15巻の始めから『少年ワールド』掲載分と思っていたが違っていた。つまり単行本15巻のP.164以前はおそらく『希望の友』掲載分であろうと。
 後で、研究閲覧室の方と話していたのだが、近くで『希望の友』を所蔵してそうな所は大阪府立国際児童文学館があったとおっしゃっていて、だけど、大阪府立中央図書館に移ってからは、今、ネット上でその蔵書全てを検索できないとのことだ。

・財団法人大阪国際児童文学館
http://www.iiclo.or.jp/

 ちなみにこれを書いている今、下記の「国立国会図書館サーチ」で「希望の友」を検索すると、全部揃っておらず、しかも「別室閲覧 禁複写資料 複写不可」が多いが探している部分、つまり15巻冒頭部分はありそうなので、機会があれば確認したいところだ。

・国立国会図書館サーチ(NDL Search)
http://iss.ndl.go.jp/

 話を戻し、雑誌としては創刊号であるのに、「横山三国志」の内容は「袁術の最期」という一つの時代の終わりの回というミスマッチが面白かった。
 少なくとも『少年ワールド』創刊号掲載分と単行本掲載が細かいところを除き同じだと確認しただけでその日の目的のほとんどを終えてしまったのだけど、試しに手元に持ってきた『三国演義連環画』と比較していく。特に目立ったところがなかったものの、紀霊の武器が同じデザインであり、逆に、紀霊と一騎打ちで戦う「横山三国志」の張飛の武器は所謂「蛇矛」ではなく依然、長刀という象徴的な構図になっていた。『三国演義連環画』では紀霊が張飛の蛇矛で突かれそのまま落馬するのに対し、「横山三国志」では紀霊は張飛の長刀に一刀両断されていて、こちらも象徴的なシーンだった。ちなみに前回(10月28日)、京都国際マンガミュージアムに来た時にいつ張飛の武器が蛇矛に変わるか見てみると、単行本19巻のP17コマ5で、ちょうど関羽千里行で迎撃するため馬に乗って城門から出たところのコマが初披露だ。
 また雑誌の時代性を感じることに、「横山三国志」の掲載分最終ページの欄外におたより用に、自宅か職場か判らないが、横山先生の住所が書かれていることがあった。また映画『スター・ウォーズ』が日本公開前で「光線銃で撃ち合う」と説明されていた。

 もう用事は済んだのだが、折角、これだけ資料があるのだから、念のための雑誌掲載時の確認に加え、もう一つの新たな目的として当時、1980年代の三国関連を取り巻く日本の文化、あるいはその年代の日本における三国受容状況を見付けることを思い付く。
 それで次は所蔵で二番目に古い『月刊コミックトム』1982年10月号を見る。全312ページで定価390円だ。『月刊コミックトム』になると毎月14日発売としており、つまりこの号は今の雑誌でもありがちだが表記の一ヶ月少ない月の発売、つまり1982年9月14日発売だ。
 P.198に大判の「横山三国志」の広告があり、また「ファンクラブ」の問い合わせ先も明記されていた。P.199に巻頭カラーの扉で、その裏のP.200から単行本と同じように上部にサブタイトルが入る。カラーの扉の裏なので1ページだけカラーで、P201から白黒になり、またP201の欄外に「あらすじ」がある。『少年ワールド』創刊号と違って「あらすじ」と銘打たれている。P.300まで。
 その号は単行本34巻P.104からの「落鳳坡」に対応し、間のサブタイトルは単行本と同じで、「誘引の計」までだ。P.301に単行本30巻(確認すると1982年9月10日発行)の広告がある。雑誌のその号の位置づけは最後から2番目の位置で、最後は水戸黄門を題材とした四コママンガの4ページ 高見凡太郎『ものぐさ黄門さま』。
 最終ページの「編集後記」にて、以下に引用する記述があり(実際は縦書き)、『人形劇三国志』について触れられている。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆10月2日からNHKで人形劇の
「三国志」が始まる。そのPR版と
もいうべき番組が8月下旬に放映
されたので興味深くみた。ナレー
ターが紳介、竜介でユニークだっ
たほかはキャラクターも話の展開
も奇をてらってなくて親しみがも
てた。重要な戦闘シーンや馬群の
動きなども思っていた以上に迫力
があった。横山「三国志」のいい
ライバルになるかも。  (O)
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 『人形劇三国志』はご存知の通り、「横山三国志」と合わせ20世紀後半の日本における三国受容史で最も重要な作品と言えるだろう。「横山「三国志」のいいライバルになるかも」という予言は的中していたと言わざるを得ず、しかも互いに妨げ合う悪い意味でのライバルではなく、二作品あるいは二作品の間で三国の認知を広め市場の開拓に繋げたという相乗効果が生じており、文字通り「いいライバル」だったのであろう。

※関連記事 メモ:三国志とNHK

※追記 十大三国志ニュース2012 後編

※追記 メモ:川本喜八郎人形ギャラリー(2013年4月7日27日)

※追記 天地を喰らう(1983年6月7日-1984年8月21日)

 ちなみに「紳助、竜介」が正しい表記だろうが、この後、しばらく『コミックトム』では引用部分と同じ表記が続く。
 あと、この時期でイニシャルが「(O)」と言えば、この方しかいらっしゃらないだろうと思っていた。「第9回三顧会」でお会いしたときに当時の貴重な話を伺えた。

※関連記事
 横山光輝 プレミアム・マガジン(1)
 第9回三顧会(2008年8月16日午前)

 ちなみに京都国際マンガミュージアムで「編集後記」のある『コミックトム』を見る限り、この「(O)」さんは毎回のように三国ネタを書かれている。

 続けて『月刊コミックトム』1982年11月号を見る。表紙は左に中華風鎧の紳助さん、右に中華風衣装の竜介さんのデフォルメされたイラスト。雑誌の表紙を1ページとカウントしP.3(扉)からP.6までカラーだ。P.4(右)が単行本35巻P.7(左)に対応する。つまり単行本に収録するに当たり左右が違っている。素人目に、現代のマンガの文法上、ページの左右が違うのは不都合が生じるように思える。単純には見開きページが使えないわけだし、左ページで引っ張っておいて、ページをめくった右ページでインパクトを出すという文法も使えない。つまりは「横山三国志」にはそれらを含むページの左右を使った文法はないと判断してのことだろうか。

※追記 三国志ジョーカー 第4巻(2012年8月16日)

 P.45からの「金雁橋」までの掲載でP.70まで。単行本のP.48「金雁橋」P.73までに対応する。雑誌のP.71からは「横よこやまさんごくしをばらえていする山/三国志を七変化する」と銘打たれた企画ページだ。そのページに「昨年11月号の「三国志を遊戯する」はさいわいなことになかなかの好評でした。」と書かれており、つまりその号の企画を引き継いだものとなる。pp.71-73「曹操の美女対談」、pp.74-75「密着取材/孔明との一週間」、pp.76-77「座談会/日常生活を三国志する」、

※追記 僕らの三国志大全(2012年12月13日)

そしてP.78に大判の「横山三国志」第2期19巻が11月10日から発売するという広告があり、最終ページの編集後記の「(O)」さんの覧でも同じ旨が書かれている。
 最終ページでは以下に引用されることが書かれる。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
表紙のことば
NHKの人形劇三国志で進行係と狂言回し役の二役を演じる紳介、竜介。スタート時、セリフが
若干気になったが、慣れて持ち味が発揮できれば三国志のまた違った魅力が引き出せるかも。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 続いて『月刊コミックトム』1982年12月号を見る。表紙に「驚異の112ページ/三国志/横山光輝」とある。掲載はPP.199-310(巻頭カラー)で単行本35巻PP.74-184に相当する。

 その次は『月刊コミックトム』1983年1月号を見る。表紙に「人気爆発!1 112ページ/三国志/いよいよ蜀建国の秋がきた!/横山光輝」という文字がある。P185(巻頭カラー)で内包するサブタイトルはP.186(右)「成都陥落」P.206(右)「臨江亭」でP.245「死の密書」のP.298までで、これに相当するのが単行本35巻P.185(左)、単行本36巻P.7(左)「臨江亭」でP.46「死の密書」のP.99までとなり、これだけのページ数を雑誌に掲載するのだったら、単行本にするにあたり巻を跨ぐこともあるのかと納得する。また今回も単行本と左右のページが違う。

 『月刊コミックトム』1983年2月号での表紙には「巨弾100ページ連載/三国志/横山光輝/新春特別企画/●巻頭カラー/三国志のある風景/●三国志のキャラクターたち」という文字。PP.3-6に「三国志のある風景」というカラーの企画ページで、P.4の下部中央に写真付きで「三国演義●上海人民美術出版社版の連環画で、超コ/ンパクト(92×125ミリ)にまとめられた全48巻。」とある。上海人民美術出版社なのに全60冊ではないのか、と思いつつ、前述の麦荔红/著『图说中国连环画』(広州 嶺南美術出版社2006年9月)を見てみると、P.87から引用すると下記のようにある(ちなみに一旦、繁体字でタイプして、一律に簡体字に変換している)。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
“文革”之后,《三国演義》重版時,刪了12冊,唯剰48冊。究其原因,杨兆麟说: 一是餘悸未消,没有胆量原封不动再出60册; 二是刪去的12冊本身或多或少存在着某些問題,或繪畫質量差,或由于內容淡薄,或故事不够集中等等。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<中国語を解さない清岡の訳>
「文革」の後、『三国演義』の重版時、12冊が削られ、ただ48冊が残った。その原因を追及すると、楊兆麟は説く: 一つは、余りが驚くべきことに未だ消えず、元のまま手をつけない度量は存在せず、60册を再び出した。二つは削り去った12冊自体、またはその多くまたはその少しが存在するとしてもいくつかの問題があり、あるいは絵画の品質が悪く、あるいは内容が希薄のため、あるいは故事が重点的に足りない等だ。

 「「文革」の後」は大体、1978年に相当するだろうから、「横山三国志」が『三国演義連環画』を参考にし始めた時期と符合する。これから大胆に推論するに、「横山三国志」はすくなくとも当初『三国演義連環画』の48冊版を参考にしたのかもしれない。しかしながらその削られた12冊がどれに相当するかまだ調べていないし、例え調べきったとしても「横山三国志」の連載とは関係のない時期の巻かもしれないので、調べてもあまり意義がないかもしれない。

※2016年9月24日追記。メールにて某大先生から見せていただいた資料に、抜けた12冊がばっちりでていた。「25 舌戦群儒、4 虎牢関、47 空城計、22 三顧茅廬、11 轅門射戟、17 千里走単騎、54 政帰司馬氏、18 戦官渡、30 甘露寺、52 諸葛装神、59 二士争功、14 煮酒論英雄、21 走馬薦諸葛」。横山先生が参考にしている冊もバッチリあったので、つまりは48冊版(しかも1979年出版だそうで)を参考にしてない傍証になってるね。60冊版ないし61冊版など。

 話を雑誌に戻し、P.4上部右に泉屋博古館の「諸葛亮の陣太鼓といわれる」と書かれた四蛙銅鼓の写真があった。先にリンクした関連記事「三国志学会(西)勝手にスピンオフ図書館見学ツアー(2012年9月9日)」の冒頭で書いた「京都での三国志こじつけツアー」の一つに加えても良いかも知れない……とその前にそこにちゃんとした三国時代の文物の画文帯同向式神獣鏡や三角縁四神四獣鏡があるだろうって話だけど。

・住友コレクション 泉屋博古館
http://www.sen-oku.or.jp/

※関連記事
 三角縁神獣鏡研究事典(2010年6月29日)
 画文帯環状乳神獣鏡 一般公開(2012年8月5日)

※追記 中国青銅器の時代(2012年9月8日-12月9日)

 P.4の下部右に『三国志通俗演義』の外見の写真。P.4の下部左に「三国演義連環畫●香港版全10巻60冊」の外見の写真で上海人民美術出版社と同じかどうか不明。まぁ、わざわざ二つ挙げているので別種なのだろう。P.6がNHK人形劇三国志。ここにきてようやく「紳々(島田紳助)」と、その名が正確になる。
 P.4-5が見開きで関帝廟(神戸)の写真で、P.4の中央下寄りに万福寺の関羽像の写真で、P.5の下部左には華陀膏(水虫薬)の写真があり、P.5の下部中央に玄徳という名の鉄観音、P.5の下部右に「三国志」という名のクッキーの写真がある。

※関連記事
 JR西日本の広告に神戸関帝廟
 京都・黄檗山萬福寺の関羽像

※華陀膏参照リンク
・オフ会レポート10
http://cte.main.jp/sunshi/off/repo7.htm

 PP.7-10では「三国志のキャラクターたち」という企画で、A「横山三国志」、B『三国演義連環画』、C『絵本通俗三国志』、D『人形劇三国志』、E中華人民共和国の民芸品、切り絵「三国志」の各作品で描かれる、玄徳、関羽、張飛、呂布、曹操の絵を人物ごとに纏めて一同に会している。

 『月刊コミックトム』1983年3月号での表紙には「100ページ連載/三国志/蜀の国が動きはじめた!!/横山光輝」とあり、前号に続き100ページ掲載で、前号から100ページが定番となる。

 『月刊コミックトム』1983年5月号のP.203が巻頭カラーでP.204(右)のサブタイトルが「新春十五夜」であり、これが単行本38巻P.7(左)「新春十五夜」に対応し、またも左右が違う。P.314の次号予告ページに、「大判21巻●4月22日/三国志事典●4月25日/コミックス33巻●5月初旬/発売予定!!」とある。単行本33巻を確認すると1983年6月10日発行とあり、また『横山光輝三国志事典』は1983年4月28日発行だ。33巻が大きくずれると思っていたら、6月号(1983年5月14日発売)P.301で「近日発売!!」となっていた。つまり発売日が変更になったようだ。

 『月刊コミックトム』1983年8月号の雑誌表紙が「横山三国志」の張飛の絵で、マンガ本編の欄外において登場人物紹介が始まる。その紹介が編集後記にて「(O)」さんによってなされる。これは1984年9月号まで続く。1983年9月号の雑誌表紙が「横山三国志」の諸葛亮で、10月号が関羽となり三号連続で「横山三国志」の表紙だ。

 『月刊コミックトム』1983年11月号PP.3-6が「三国志のある風景」という企画のカラーページで、中国への旅行写真が掲載される。PP.7-10が白黒ページ。

 『月刊コミックトム』1984年3月号が「三国志 読まずに死ねるか!」という企画でPP.3-6がカラーページ。大分三国志ファンクラブ結成のことが書かれている。下記関連記事で、21世紀において、ファンクラブなんて聞いたことがない旨を書いたが、それもあってこれ以降、注視して1980年代のファンクラブの存在をチェックしていた。尤もファンクラブの掲げる「三国志」が「横山三国志」なのか三国作品全般なのか区別はつかないだろうが。

※関連記事 リンク:ファンクラブ

 『月刊コミックトム』1984年9月号P.322に「元祖・三国志ファンクラブ『桃園会』も結成四周年を迎えます。」潮出版社 大判三国志編集部内『桃園会』」とある。

 『月刊コミックトム』1984年10月号の「(O)」さんによる編集後記にて「八月下旬、三国志FCの大阪集会に参加し、楽しいひとときをすごしてきました。」と書かれてある。

 『月刊コミックトム』1984年11月号のPP.3-6はカラーで「三国志のある風景」の企画にて中国の写真が載る。PP.287-290の白黒ページで「中国取材ルポ 三国志のある風景」があり、PP.292-293の見開きでプレゼント企画「ビッグプレゼント 三国志のある風景」がある。
 「MY TOM」(お便りコーナー)にてP.307に「『三国志ファンクラブ』/秋田集会のお知らせ」とあり11月4日(日)午後一時からだという。
 P.312の編集後記で日本テレビアニメが来春3月20日に放送が決まったとあり、これは下記関連記事にあるように、最近ではCSのテレ朝チャンネルで放送されたものだろう。

※関連記事 「レッドクリフ partⅡ」SPの放映他

 そのアニメの続報が『月刊コミックトム』1984年12月号P.312の編集後記に書かれてあって、アニメは日本テレビの水曜ロードショー枠で放送するという。

 『月刊コミックトム』1985年2月号のPP.286-287に「三国志 アニメ主要キャラ大集合」という企画ですでに女于禁が性別の説明無しに描かれ誌面に登場している。

 『月刊コミックトム』1985年3月号のPP.270-271に堀越徹(日本テレビ・プロデューサー)「アニメ三国志制作ノートにかえて」の記事がある。

 『月刊コミックトム』1985年4月号のPP.3-6のカラーページに「放送直前 三国志試写室」という企画ページがあり、日本テレビ系3月20日(水)午後9時2分~10時54分放送だという。P.5に「于禁と麗花の女の戦い!!」という企画がある。麗花は孫夫人。ちなみに後年の別の三国アニメで同名で別人が出ている。

※関連記事 熱き漢たち!「三国志」特集(ファミリー劇場2012年6月)

 P.6で3月1日にビデオが先行販売された旨が書かれている。
 PP.338-339の「MY TOM」にてP.339に「昨年NHK教育TVで放送された「ドラマ・諸葛亮」をご覧になられましたか? 私は最初、中国制作ということでイメージが崩れるのでは、と心配だったのですが長いストーリーをうまくまとめてあるようでした。」とある。

 『月刊コミックトム』1985年5月号で編集後記が無くなる。PP.304-305「MY TOM」のP304に「テレビの"人形劇三国志"も再開されれ」とある。前述の関連記事「メモ:三国志とNHK」を参考にすると再編集版のことだろう。

 『月刊コミックトム』1985年7月号P.197に「アニメコミックス三国志全3巻 発売中」の広告がある。



 『月刊コミックトム』1985年11月のPP.286-289に立間祥介「中国歴史紀行 西安便り」の記事の連載が始まる。

※関連記事 三国志事典(2009年4月7日復刊)

 『月刊コミックトム』1986年5月号(P.301)から堀越徹「アニメ三国志II情報」の連載が始まる。堀越 302-305 第6回 西安便り

 『月刊コミックトム』1987年3月号を見ると、表紙に「感動の最終回/三国志/横山光輝」の文字があり、P.3が扉でP.6までカラーページとなり。P.4(右ページ)の「不落剣閣」から始まり、それは単行本60巻P.187(左ページ)に相当する。P.50「蜀滅亡」はP.68までありそれで最後で、単行本60巻P.233の「蜀滅亡」のP.251までに相当する。ちなみに4月号の「横山三国志」は100ページ掲載されていた。
 雑誌のP.69に無題で横山先生によるあとがきが書かれており、「この三国志を描きはじめたのは昭和四十七年からです。」と明記されている。単行本60巻ではPP.252-253の見開きで「あとがき」と題する。雑誌とほぼ同じ文。違う点は「去年の暮」→「昭和六十一年の暮」であり、また最後のサインも両者で異なる。P.70の「三国志」関係地図は、単行本と異なったもの。
 P.71に「五月号より『項羽と劉邦[仮題]』が始まる」という告知があr、P.72には単行本新刊52巻370円の広告がある。P.73にアニメコミックス「三国志」第5巻までの広告があり、1-3巻690円で、4,5巻750円とのことだ。



 『月刊コミックトム』1987年4月号は韓信が劉邦に会う読み切り「虎がゆく」が掲載され、5月号から『項羽と劉邦』の連載が始まる。

※次記事 希望の友 1978年4月号-7月号(1978年3月6日-6月6日)

※追記 漫狂 2号「特集・横山光輝」(1979年11月25日)

※追記 横山光輝『三国志』に見られる連環画の再構築 問題意識と目的 初稿

※追記 メモ:川本喜八郎人形ギャラリー(2013年4月7日27日)

※追記 月刊コミックトム 創刊号(1980年4月15日)

※追記 レポ:7/26北九州 兀突骨で酒池肉林?! ラウンド1(2014年7月26日)

※追記 メモ:企画展 生誕80周年記念 横山光輝(2014年10月4日)

※追記 「三国志パズル大戦」×「真・三國無双」シリーズコラボレーション 新武将登場(2014年12月2日-16日)

※追記 メモ:知られざる中国〈連環画 (れんかんが) 〉 ~これも「マンガ」?~ (2015年5月24日30日)

※追記 京都国際マンガミュージアムメイン展示に三国演義連環画(2010年4月?)

※追記 メモ:三国志(日本テレビ、アニメ1985年3月20日)

※新規関連記事 連環画図録(古代題材)(2005年5月第1次印刷)

※新規関連記事 まぼろしの女王 卑弥呼(小学六年生4月号1986年3月5日)

※新規関連記事 三國志満漢全席 CD BOX(2003年3月26日)

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