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メモ:日本の「三国志演義」翻案作品における作画資料としての「三国演義連環画」(2017年6月24日)


  • 2017年7月29日(土) 22:27 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,616
研究 ※関連記事 メモ:三国志研究会(全国版)第7回例会(2016年12月25日)

 上記の関連記事に続き、きりのいい記事番号の記念記事。今回のNo.4300は日本マンガ学会第17回大会での清岡が数日前から研究報告するまでのレポートというか奮闘記。


※前の記事 真・三國無双 15th Anniversary キャラクター設定画集(2016年8月3日)

 前の記事の次の金曜日、6月16日。例によって夕方から鈍行で出発。コンビニでお菓子と明日の朝食を買い、三国志ニュースの記事「昨日までを、超えてゆけ #4 日食(Galaxy CM 2017年5月23日)」を書いて、18時31分には「長野剛原画展2017(東京会場2017年6月16日-18日、愛知会場23日-25日)」を書き終える。そこからようやく次の週の土曜日にせまった日本マンガ学会第17回大会のレジュメにとりかかる。今回の報告は自分的にサイト「三国志ニュース」スペシャルの位置づけで、というのも大まかな流れとしては断片としての「三国志ニュース」の記事をつなげたりまとめたりすることが多いからだ。

・日本マンガ学会
http://www.jsscc.net/

・日本マンガ学会第17回大会 プログラム - 日本マンガ学会
http://www.jsscc.net/convention/17

※関連記事 日本の「三国志演義」翻案作品における作画資料としての「三国演義連環画」(2017年6月24日)

※新規関連記事 メモ:日本マンガにおける秦始皇帝兵馬俑鎧甲デザインの伝播(2018年6月23日)

 下記関連記事で少し触れたように、レジュメに堤寒三について書き足し。

※関連記事 イナズマイレブンGO 第16話(月刊コロコロコミック2013年1月号)

 「フットボールネーション」が面白くて眠れない。今7巻。26時30分就寝。6月17日土曜日4時30分に目が覚める。結局、『フットボールネーション』9巻の途中。ゴールキーパーのところ。列車を乗り継いで国会図書館に到着。9時半開館のところ20分には列に並ぶ。
 手元のメモを見ると金文京『三国志演義の世界 増補版』を閲覧申請して、コピーしている、『三国志演義』成立のところや日本でのその受容やら。あと「江東の暁」の連載開始、というより初回の読みきりを探ろうと『プリンセスGOLD』を閲覧していたら、1998年1月号をみると長池とも子先生の「崑崙の珠」シリーズが掲載されていて表紙で陸機の詩が引用されていた。

※関連記事
 三国志異聞 弓射る花嫁(単行本2016年3月16日)
 六朝文評価の研究(2017年1月27日)

 それから光栄のシミュレーションゲーム『三國志II』の発売は『三國志武将大名鑑』p4によると1989年12月とのことだ。同ページによると『三國志III』は1992年2月発売。

※関連記事 三國志 武将大名鑑(2015年3月27日)

 『三國志武将大名鑑』からキャラクターの顔がわかるページをあれこれ複写していた。そういう意味で、『月刊少年ジャンプオリジナル』1993年8月25日増刊(7/20発売?) pp.51-111の押山雄一「RYUBI」を見ると、馬超が普通の兜だった。ちなみに後半は10月25日増刊(9月20日発売)pp63-129

※関連記事 1993年 押山雄一/著「RYUBI」

 それと『小説JUNE』で「STOP劉備くん!」の連載開始探し。通常の『JUNE』と
『小説JUNE』は雑誌内では「大JUNE」「小JUNE」という表記だと今さら気付く。サン出版からの雑誌。「大JUNE」「小JUNE」は一カ月おきで発売しており、つまりともに隔月刊だ。

※関連記事 メモ:『私説三国志 天の華・地の風』復刊

 上記関連記事にあるように、『小説JUNE』には、通しのタイトルはないものの、江森備「私説三国志 天の華・地の風」が掲載していたことで有名で、『小説JUNE』1986年11月10日には『私説三国志 天の華・地の風』単行本発売の広告があった。
 それでお目当ての『小説JUNE』1987年2月号(1986年12月25日発売)pp210-211で「STOP劉備くん!」が見開き2ページ掲載されていた。次の4月号ではpp169-172で4ページ掲載。
 ちなみに『小説JUNE』1985年4月号に実吉達郎「日本正統美少年 安寿と厨子王」があった。パンパパ幅広いライター。

※新規関連記事 第30回下鴨納涼古本まつり(京都古書研究会2017年8月11日-16日)

※新規関連記事 STOP劉備くん!(1991年7月17日発行)

 それで『小説JUNE』1985年6月号(4月25日発売)で後に『私説三国志 天の華・地の風』として単行本で刊行される、江森備「わが天空の龍は淵にひそみて(前編)」が掲載される。pp15-52だ。ただしpp15-16が切り取られていて絵描き不明…まぁ例の人だろうけど。
 同号を見てみると、p.6 戸川純ユニット『極東慰安唱歌』関連のグラビアがあった。pp.52-57は「映画『西太后』鑑賞座談会」中島梓さん、江森備さん、三木内麻也さんの三者。トークに三国もからめていた。
 アニメ「横山光輝 三国志」の画像資料を集めていたら、『アニメージュ』1991年12月号に特集「横山光輝 三国志」「三国志・第一部」があって、pp.35-39が「テレビと映画でみる「三国志」の世界」だった。そうかシナノ企画の映画と同時期だったか。

※関連記事
 横山光輝三国志(1991年10月18日-1992年9月25日)
 劇場版アニメーション 三国志 HDリマスター版 DVD-BOX(2017年5月2日)

 「江東の暁」の初回の読みきりは増刊号に掲載してあっててっきり国会図書館にないと思い込んでいて、本誌の予告で探ろうとしていたら、リストの『プリンセスGOLD』のところにその増刊が埋め込まれていることに気づく。『ヤングマガジン海賊版』と違って新たに項目が立てられてなかったんだ、と。

※関連記事 SWEET三国志(1992年2月25日-1995年5月25日)

 それは『増刊プリンセスゴールドベストセレクション』1998年10月20日号(9月16日発売)(『プリンセスGOLD』9月号のp.300-301に広告あり)。そのpp.603-642が「江東の暁」掲載で、「大陸的アクションストーリー」という煽り文があった。
 それと本宮ひろ志「天地を喰らう」関連で、『まんが劇画ゼミ② 藤子不二雄/本宮ひろ志/望月あきら』(集英社1979年10月25日発行)をチェックしていた。マンガの重要な部分以外はなるべく人任せにするとか、女性は配偶者の少女まんが家、もりじゅんさんに描かせたりと。
 レシートを見ると今回は13時35分にモノクロ複写10枚 24円 240円 カラー複写A4 4枚 520円とあった。14時30分には出発。忘れていたのは旋風江シリーズについてか。

※関連記事 天翔る旋風(2013年9月30日)

 国会図書館近くのコンビニで計270円の菓子パンを買う、焼きそばパンとロールパン3本。やはり道に迷ったが、15時10分新橋発小田原行きに乗れる。予定では終電で京都駅までだったが米原駅で一本早い列車に乗れたので、最寄り駅まで帰ることができた。移動中、三国志ニュースの記事「嶋崎 祐三 氏 死去(2017年6月13日)」を書いていた。
 2017年6月18日日曜日6時30分に目覚める。
 スキャナーを持って出発。河原町から9時40分発の特急に乗る。9時57分、時間がないっつーのに本論とあまり関係ないところで、文も絵も柴田錬三郎/著、伊藤幾久造/絵『三国志』(偕成社1952年、小説)→小学館『小学六年生』1953年8月号の付録に絵物語、畑純太郎/文、永松健夫/絵「三国志物語 燃える大平原」の影響関係を見つけてしまった。レジュメに入れよう。

※関連記事 三国志物語 燃える大平原(1953年7月)

 JRの三ノ宮駅で10時55分発。11時30分、下町カレーヒーハー。950円。理想的に先週のコーヒーおかわり券をつかった。

※関連記事 甘寧画(Cha-ngokushi2017年6月11日-)

 その後、兵庫県神戸市長田区の六間道五丁目商店街の六間道なごみサロン内のCha-ngokushiにて画像資料集めラストスパートとレジュメ書き。しかしながらWiFiを商店街に向けて開放しているお店が休みでネットにつながらず。

・Cha-ngokushi (Changokushi) on Twitter
https://twitter.com/Changokushi

 18時53分、新長田駅発。無事帰宅。いや、Cha-ngokushiでは、さすがに木曜日までにレジュメを仕上げてその日の夜にキンコーズでプリントアウトしてそこから発表のときまでスライド資料作りに当てるでしょう、なんて旨を話していたのだけど。キンコーズでA3のセルフコピーだと、無料の設定で自動的にA4サイズの半分に折ってくれるし中綴じもしてくれるし。

・オンデマンド印刷のキンコーズ・ジャパン-コピー・プリント・ポスター印刷・チラシ印刷・製本
https://www.kinkos.co.jp/

 ここから当日24日土曜日まで記録が一切なくなって、レジュメのコピペ用のメモが残されるぐらいだった。なので記憶で書くのだけど、今回の研究報告の題名は「日本の「三国志演義」翻案作品における作画資料としての「三国演義連環画」」とのことで、そこからもわかるようにさまざまな資料からの引用による画像の数々が軸になる。そのため、当時の「三国志ニュース」では記事を連ねてずっと画像をハンティングする様が表れていたのだけど、ようやっとそれがレジュメやスライドとして形になるときだ。
 何もメモを残していなかったが、図番号を名につけたファイルの日付があるんで、そこからある程度、類推できる。集めてきた画像資料はスキャナーで取り込み、原画像として加工せず引用情報をファイル名にして保存し、そのあと加工しととのえ図番号をつけたファイル名にする。以前の研究報告からの流用や4月に提出した要旨の図を除けばもっとも古いので、図2の6月22日木曜日7時39分と図1の7時42分となり、そこから朝と夜にずらずらと並ぶ。それはたとえば図6の23日金曜日1時7分と木曜日夜を超えていることからもわかるように18日日曜日時点での計画だった木曜夜キンコーズに行って悠々印刷ってのが使えなくなっていた。もちろんすぐに夜行バスに乗り込む前の金曜日夜にキンコーズ、というのが思い浮かんだのだけど、その時点で図番号が30を超えそうだったので、現実感がなかった。
 ちゃんとキンコーズの最寄り駅から夜行バスに間に合う終電時刻22時42分を確認していて、印刷時間も考慮していたんだけど、やはり現実感がない。実際、図番号は32までいきそのファイルの日付日時は23日金曜日19時57分であり、そこからレジュメを完成させるとなると間に合わない時刻だった。実際、レジュメのInDesignのファイルの作成日時を今、見ると23日20時33分となっている。でもその頃にはキンコーズでの印刷をあきらめており、新潟でのコンビニ印刷に希望を見出していた。
 19時57分に図表作りを終え、エディタでの作文に並行し前述のとおり20時33分からInDesignで図表貼りを開始する。22時過ぎ発の市バスに乗り込み、京都駅に向かう。車内でもレジュメ作りをしていて、間に合わない、スライド資料だけにしよう、なんて言葉が脳裏に横切るんだけど、最終的には「これだけ画像資料を集めたのだから、多くの人にそれぞれの手元で見せないともったいない」という境地になっていた。
 22時半ぐらいに京都駅に到着。北側に到着したので南側の乗り場へ歩く。途中コンビニでシュークリームを買っていたら、出発の10分前になっていたので多少急ぐ。もう結構人が集まっていて、まもなく夜行バスが来て、乗り込む。先頭の右側だった。前からの圧迫感がないだけでより広く感じる。そこからシュークリームを食べつつレジュメ作り。最近の夜行バスは遮光カーテンが常備されているので気兼ねせずに作業を続けられる。無料WiFiにもつながるし。あまり記憶にはないが長期戦に備え3時間は眠ろうと24時過ぎには眠る。
 2017年6月24日3時半に目覚める、というメモがパソコンに残っていて、次のメモが、乗っている夜行バスについて「おけさ号ていうんだ。」というもので、その次が研究報告を終えた夜のものになっている。乗るバスの名前も気づかなかったほど、集中していたんだけど、レジュメはまだ完成しておらず、暗い車内の中、遮光しつつ、レジュメを編集しつつ作文していた。
 6時30分ごろ新潟の万代シテイバスセンタービルに到着。決めているスケジュールは近くの7時開店のスターバックス コーヒーに行くこと、12時45分開始の日本マンガ学会第12回大会に行くこと、その第2会場での15時20分開始の自分の研究報告をすることで、最後のまでにレジュメを仕上げ印刷製本しさらにスライド資料を作るというもの。とりあえず天気も悪くないし外のベンチでスタバの開店を待つことにする。もちろんレジュメを作りながら。あとバスの中で気づいたのだけど、中綴じ用ホッチキスを忘れていることに気付き、調達する時間も考慮しないと。

・万代シテイバスセンタービル | 新潟万代シテイは楽しいこといっぱい。
http://www.bandaicity.com/shop/bus_center/

新潟万代シテイ店 | スターバックス コーヒー ジャパン
http://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=238

 新潟万代シテイ店は建物の一角でコンパクトにまとまっており、コンセント席はカウンター席っぽいのが3席しかなくてうち1席は埋まっていたが、無事確保できる。いつものようにホワイトモカ トールサイズ ホット マグカップ ホイップクリーム多め、キャラメルソースをかけたものと、フィローネを注文しレジュメ作り。一応、一ヶ月ぐらい前の計画では20世紀日本での簡単な三国受容史の年表、というより作品リストをつくって、それをガイドにレジュメの文を書こうとしていたが、それでも時間が足りないかんじだった。いや今回は「三国志ニュース」スペシャルの位置づけだし、下記関連記事にある要旨作成のときと同様、「三国志ニュース」の記事を参照にしつつ、(検索して&読んで&作文して)楽しんで作業を進めていて、計画通りに進めるのは二の次三の次になっていたんだろう。

※関連記事 日本の「三国志演義」翻案作品における作画資料としての「三国演義連環画」(2017年6月24日)

 ここでの図で使った画像の引用は「引用の要件」を満たしそうにないので(論じるのではなく見せるだけの目的となるので明らかに主従の「主」になる)、年表の方をここで紹介しておこう。表といってもテキストのだた貼り。今見てみると、「横山光輝「三国志」の影響明確化」とか言葉が全然足りてない。それは前述のとおりあまり注視していない証左となる。あとアニメ作品の貢献があまり言及できなかった

表 本論で取り上げる、日本における「三国志演義」についての視覚的表現のある作品およびそれと関連性のある作品の年表
1940年5月 野村愛正/著、羽石弘志/画『三國志物語』大日本雄辯會講談社
1940年5月-1946年(単行本) 吉川英治/著、矢野知道人/画『三国志』大日本雄辯會講談社
1952年8月 吉川英治/著、堤寒三/画『三国志』六興出版社
1957年-1961年 『三国演義連環画』上海人民美術出版社
1971年12月-1987年2月 横山光輝「三国志」(マンガ、潮出版社の月刊誌で連載)、
1972年10月 三田悠之・清水義介/訳、石成克也/絵「現代サラリーマン・スパルタ教育 三国志」(『増刊土曜漫画』1972年10/16号、土曜出版社)
1975年5月-1978年5月 小池一夫/作・平野仁/画「青春の尻尾」(小学館『GORO』1975年5月22日号-1978年5月25日号)
1977年1月 青池保子「イブの息子たち PART.3」(秋田書店『月刊プリンセス』2月号に諸葛亮登場
1978年3月 横山光輝「三国志」の影響明確化
1979年6月-1980年8月 久保田千太郎/作・園田光慶/画『三国志』全6巻、学習研究社、、「GLOBAL COMICS」
1982年1月 手塚企画・プロダクション珊瑚礁/制作「三国志」(アニメ、TV番組)
1982年8月-1983年6月 陳舜臣/監訳『画本 三国志』全12巻、中央公論社
1982年10月-1984年3月 「人形劇 三国志」(人形操演、TV番組)
1983年6月-1984年8月 本宮ひろ志「天地を喰らう」『週刊少年ジャンプ』集英社、1983年6月20日号-1984年9月3日号
1983年7月-1984年12月 久保田千太郎/作・園田光慶/画『三国志』全15巻、講談社、「中国歴史コミック」
1985年3月 横山光輝/原作「三国志」(アニメ、TV番組)
1985年12月 「三國志」(PC用ビデオゲーム)光栄
1986年8月 陳舜臣・手塚治虫/監修、武上純希/シナリオ、等々力一/作画『英雄たちの時代―孔明と三国志―』中央公論社、「中国の歴史」4巻
1986年12月 白井恵理子「STOP劉備くん!」(マンガ)『小説June』1987年2月号、サン出版
1988年10月 藤井龍二「赤壁の戦い」(マンガ)光栄『ファミリーコンピュータ三國志ガイドブック』
1992年1月25-1995年5月25日、片山まさゆき「SWEET三国志」『ヤングマガジン海賊版』等、講談社)
1992年8月 富田祐弘/原作、おうたごさく/まんが「SD三国志」『コミックボンボン』1992年9月号
1993年7月-2006年11月 山原義人「龍狼伝」『月刊少年マガジン』1993年8月号-2006年11月号 講談社
1993年8月 押山雄一「RYUBI」月刊ジャンプオリジナル 集英社
1996年12月 石森プロ『諸葛孔明 不世出の名軍師』「マンガ中国大人物伝」1巻、世界文化社
1994年10月-2005年11月 李學仁/原案、王欣太/作画「蒼天航路」『週刊モーニング』講談社、1994年11・10号-2005年50号

 そんな感じで作成していたレジュメも新潟のスタバでいよいよ終わりを迎えようとしていた。後でファイルのプロパティを見ると、9時6分に終了していた。A3用紙8枚で両面印刷中綴じのA4が1ページで、全15ページの余白1ページ。中綴じで順に読めるようにInDesign内でページを並び替えていた。
 スライド資料は初回を除き毎回最後まで作りきったことはないんで、今回は発想をがらっと変えて…というか“必要は発明の母”状態(時間が必要→構造改革)で思いついたのが、レジュメにある画像を紹介するという目的でスライドを作成することにした。
 とりあえずコンビニを探してプリントアウトしようとして街をさまよう。日本マンガ学会から郵送の案内では会場近くのコンビニはそれ利用のため混むとの予想が書かれていたため、会場とは逆方向の駅の方向に向かう。線路の反対側まで行く気であったけど、時間も考えて大通りから少し外れたコンビニに入り、ひたすらプリントアウト。結果的にはそこが失敗だったようで、まず20枚以上連続でプリントアウトできない。その一区切りが終わったら設定を1から入れなおさないといけない。それにA3用紙が不足していたようで何度も店員さんを呼ばないといけず、結局、店のA3用紙の在庫も切れて、店を移る必要があった。
 多分、すでに日本マンガ学会大会に参加する人が使ったんだと思いつつ、中断したついでに、作業を一旦、止めて、予めスタバで調べていた文具店へと向かう。万代シテイバスセンタービルの隣にあるんで、方向的には戻る形となる。文具店のあるフロアはビルの最上階あたりにあって、なるべく早く行こうとしたら、その日は混んでいて、エスカレータを選ぶも誰にも道を譲られなかったんで、結果的にゆっくり文具店に到着。すぐに中綴じホッチキスを見つけ出し購入する。600円強。
 次のコンビには結局、万代シテイバスセンタービルの隣のビルのところで、先ほどと同じ機種のコピー機で、やはり20枚以上連続でプリントアウトできないのだけど、設定を覚えてくれる仕様で、先ほどの苦労はなんだったんだ、と思えるぐらいあっさりプリントアウトを終了。いや、一週間ぐらい前は地元のキンコーズで割引の1枚8円で16ページ8枚150部(=9600円)の予定だったんだけど、それまで三回研究報告した経験を活かして地方大会だからそんなに部数がはけないだろうと思って(しかも人気のない報告だし)、100部に抑えての印刷(10円×8枚×100部=8000円)だった。これは正解だったようで、配布資料置き場が各部屋の中でありとりづらく(今までは部屋外の廊下にあって資料だけ持っていく方が多かった)、人数も多くなかったんで、ほとんど減らず、逆に言えば、後日三国つながりの人に余裕で配れるほど余った。
 さすがに並び替えはしてくれるのだけど、キンコーズみたいに紙折りしてはでてこず、どこかで紙折りをする必要があった。ちょうど睡眠をとろうとしたマンガ喫茶の場所を予め調べていたので、そこへ行って、マット室を借りてひたすら紙折りをしていた。ホッチキスでとめる時間はなさそうなので、提出用のと自分用のだけ、ホッチキスで中綴じした。それとネットにつながる間に自分のノートPCにストップウォッチのアプリケーションをインストールしていた。

・クロスパルにいがた 新潟市
http://www.city.niigata.lg.jp/kosodate/manabishogaku/shisetsu/crosspal/

 12時を超えたので、ゆるゆると出発し、徒歩で橋を渡り、会場のクロスパルにいがたに到達。発表者ってことで待ってくださっていたようで、機器テストをしてくださる。少しも、とりあえずUSBのメディアでデータを移動させ、PDFが映るかどうかテスト。そのときは問題ないと思っていたのだけど。
 会場は3つの部屋に分かれており、それぞれ離れた場所にあるもんだから、12時45分の開会宣言の第1会場に行こうとして迷っている間に、ほぼ終わっていたっけ。いや聴けない分もあわせて配布資料・レジュメ集めに3つの部屋をうろちょろしていたけど。そのまま14時40分まで第1会場の「久里洋二の漫画からアニメーションにおける芸術観についての考察―1950 年代~1960 年代を中心に」「1990 年代の少女マンガにおける「過激な」性描写―すぎ恵美子から新條まゆへの継承と断絶」「90 年代末における「ヴィジュアル系」二次創作」と拝聴していたっけ確か。いつも準備で忙しくまともに聴けなかったが今回は以前よりは楽しんで拝聴できた印象が残る。「むふ」とか。もちろんノートPCでのInDesignでスライド資料作りにいそしんでおり、レジュメでは白黒だった引用画像をなるべくカラーで見せようという仕掛けで、多分、誰得と思いつつも見せるのを楽しみというモチベーションをもって進めていた。
 さすがに直前で会場入りはまずいと思い14時45分からは第2会場「石ノ森章太郎作品における鼻の描写について―「サイボーグ009」を中心として」を聴く。或る作家名がつくと人が多くあつまる研究報告があるが、これがまさにそうで、質疑応答では元石森プロのすがやみつる先生による貴重なコメントもあった。

※関連記事 メモ:三国志フェス2013が始まるまで(2013年9月27日)

 その発表の間、15時6分にスライド資料完成。PDFに変換してUSBのメディアに入れて発表に備える。15時20分からでPDFを備え付けのパソコンに移動するも、PDFリーダーがAdobeのものではないので、フルスクリーンで表示できず、しかも一枚一枚送れずスクロールしか対応してないみたいで、どうにかその機能を探し出そうとしていたんだけど、発表開始時刻も過ぎつつあるので、あきらめて発表に踏み切る。そのときの司会は少女マンガ研究でおなじみの岩下朋世さん。
 自分のノートPCはストップウォッチのアプリケーションを動かす用につかっていた。自分のテンションを上げる意味でも気を吐く感じの発表にしたかったんで、某理系の学会大会での研究報告でしたように(…って誰も知らんがな)、会場にあったハンガーを指し棒代わりにつかって、スクリーンに映るスライドをいちいち指して説明していくスタイルにした。その前段階として、たまたま観客席のカバンに忘れていた『三国演義連環画』をわざわざとりに行って聴衆に見せるというアクションを起こしていた。そんな感じで体を動かしつつの発表だったんで、絶妙なエクササイズとなったようで、すごくやりきった感がでていた。もちろん、時計を見つつ、きっちり終わらせたし。
 でも質疑ははじめ誰もしなかったんで、司会の岩下さんがしてくださったのにはうまく答えられなかった。多分、発表が終わって気を抜けてしまったんだろう。後の合宿でも話題に出してくださっていたけど、三浦和志さんは疑問点として「三国演義連環画」に背丈とかキャラの描き分けがあまり見えない点を挙げてくださっていた。引用したのが桃園結義の後姿だからと思って「顔が見えれば」と答えたけど後の実際「三国演義連環画」をお見せいたした合宿もあわせてあまり納得してもらった感じがなくて、後日気付いたが、足立加勇さんの博士論文p.96にあるように、現代日本の一般的な文脈では確かにキャラの描き分けがあまりできてないね。

・JAIRO | 日本のマンガ・アニメにおける「戦い」の表象
http://jairo.nii.ac.jp/0205/00003534/

 この後は第3会場「〈歴史科系学習マンガ〉の表現における「リアリティ」をめぐって」を拝聴して、楽な格好に着替え、総会に出て、懇親会に出て、合宿に出て、と疲れ果てる例年と違って、最後まで体力が切れず楽しんだしおしゃべりできた。
 その後、マンガ喫茶で睡眠をとり4時にとなりから「すげー、柴崎」って声が漏れるっていうか大声で言っているのが聴こえ、4時48分にラジオCha-ngokushiの第49回が市長回数58ぐらいなのに、第48回がすぐ視聴回数3桁にいっているのを疑問に感じつつ、日本マンガ学会第17回大会二日目のシンポジウムに赴くのだけど、いよいよ三国と関係なくなってくるので、このへんで記事を終える。ちなみに帰路も夜行バスだった。

※関連記事 ラジオCha-ngokushi(ちゃんごくし)第1回(2015年7月20日)

※次の記事 歴女と歴史コンテンツツーリズム(2017年4月20日)

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