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中国古典小説研究会2018年度関東例会(2019年3月16日)


  • 2019年2月21日(木) 22:48 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    21,050
研究 下記のTwitter AccountのStatusで知ったこと。

・中国古典小説研究会 (ZXiaoshuo) on Twitter
https://twitter.com/ZXiaoshuo

※新規関連記事 中国×日本『三国志』版画の中の風と霧の表現(立命館孔子学院2019年5月30日)

・Twitter / ZXiaoshuo: ‏2018年度の関東例会を、午前の通常発表と午後のシンポジウムの二部構成で実施いたします。 ■日時:3/16(土) ■場所:早稲田大学戸山キャンパス 発表/10:00-11:50 ・大塚秀高:『型世言』とその系譜に連なる白話短篇小説集 ・廣澤裕介:日中近世版画における「三国志」物語「借箭」「祭風」の図像化 ...
https://twitter.com/ZXiaoshuo/status/1097283731910344704

下記サイト(というかここにもロリポップ!のmain.jpドメインが)の下記ページによると2019年3月16日土曜日10時から17時まで東京都新宿区戸山1-24-1 早稲田大学戸山キャンパス33号館低層棟6F 第11会議室にて中国古典小説研究会2018年度関東例会が開催されるという。午前は会員向けの研究発表で、午後は「会員外参加可」のシンポジウム「中国古典白話文芸の再生 ~翻訳・翻案の歴史・現状・展望~」が開催されるという。明確に三国と関係するのは午前の廣澤裕介「日中近世版画における「三国志」物語「借箭」「祭風」の図像化」のみなんだけど、午後のシンポジウムの登壇者のプロフィール(泉京鹿さん、青木朋さん)を見ると、三国関連の著作が見られるし、そして滝口琳々さんも『江東の暁』という三国マンガの著作がある

・中国古典小説研究会
http://zgxy.main.jp/

※関連記事 
 中国古典小説研究の未来(2018年5月)
 ノート:中国の神々と仙人(2009年10月17日)

・関東例会
http://zgxy.main.jp/taikai/2018.html#kanto

※新規関連記事 コミックに広がる中国的世界(2019年3月16日)

※関連記事
 中国古典文学と挿画文化(2014年2月)
 2005年7月 水煮三国志
 『ふしぎ道士伝 八卦の空』5巻完結(2008年11月14日)
 三国志ジョーカー 第5巻(2012年12月14日)
 メモ:日本の「三国志演義」翻案作品における作画資料としての「三国演義連環画」(2017年6月24日)

 前述の例会ページから下記へプログラムを引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■2018年度関東例会■

プログラム

【午前】研究発表

  • 10:00 開会
  • 10:10-10:50(質問:10:50-11:00) 大塚秀高 『型世言』とその系譜に連なる白話短篇小説集

    『型世言』は崇禎四年から五年の間に、陸人龍が編集し、兄の陸雲龍が各篇ごとに序と尾評を書く形で人龍の書肆崢霄館から刊行された、全40篇からなる白話短篇小説集であって、八十年代後半に韓国のソウル大学校奎章閣で発見されるや、三言二拍一型ともてはやされ一大ブームを巻き起こしたが、近年そのブームもさり、研究も一段落の状況となっている。『型世言』にはその板木から眉批を削除し篇名を改めるなどして再編集した後継の小説集が複数存在する。『二刻拍案驚奇』からの10篇とあわせて全34篇とした『(別本)二刻拍案驚奇』、七篇しか現存しない残本『幻影』、『幻影』の改題本と思しい全30篇からなる『三刻拍案驚奇』がそれである。これに加え『型世言』には「二集」として刊行が予定されながら『清夜鐘』の名で刊行された陸雲龍の白話短篇小説集も存在している。本発表は、これらの小説集がいつ誰により刊行されたか、その間の関係はどのようになっているのかを考察しようとするものである。

  • 11:00-11:40(質問:11:40-11:50) 廣澤裕介 日中近世版画における「三国志」物語「借箭」「祭風」の図像化

    明代白話長編小説『三国志演義』に登場する諸葛亮は、気象条件が重要なカギを握る戦闘に何度か挑み、勝利を収める。そうした諸葛の活躍は、さまざまな版本の中で図像化されるとき、黒と白のみのモノトーンでどのように描かれたのか。曹操軍から10万本の矢を得る「借箭」、そして赤壁での「祭風」の2つの場面を対象にして、各版画の特徴と霧と風の表現について考えてゆきたい。中国・明代後期から日本・江戸末期にかけた「三国志」物語を語る諸本、諸作品を対象にして、各時代の豊かな表現を見てゆきたい。

【午後】シンポジウム「中国古典白話文芸の再生 ~翻訳・翻案の歴史・現状・展望~」(会員外参加可)

近年、中国古典白話文芸の翻訳があいついで刊行された。こうした動きは、中国古典文芸の受容・展開にどのような意味をもちうるのか。今回のシンポジウムでは、中国古典白話文芸を翻訳した研究者各位に加え、現代中国小説の翻訳家・泉京鹿氏や中国ものコミック作家・青木朋氏、滝口琳々氏らも迎え、「中国文芸」と「翻訳」、そしてそれらを踏まえた「翻案」「創作」などの視点から、日本における中国古典白話文芸の受容・展開について考えていく予定である。

  • ①スペシャル講演

    • 13:30-14:30 泉京鹿氏 中国現代小説の翻訳に関する諸相(仮)
  • ②トークセッション1「新しい日本語翻訳がもたらす中国白話小説受容の新時代」

    (司会:廣澤裕介)
    • 15:20-15:30 休憩
    • 15:30-15:40 参加者自己紹介
  • ③トークセッション2「コミックに広がる中国的世界―青木朋氏滝口琳々氏をお迎えして」

    • 15:40-16:50(司会:岡崎由美)
  • 17:00 閉会
  • ━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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