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三国志 英雄占い(2007年5月30日)


  • 2007年5月31日(木) 12:56 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,796
ネット All Aboutの「K-1・PRIDE・格闘技」を見ていて広告に気付いたけど、

・All About
http://allabout.co.jp/

「DORON」というサイトの2007年5月30日更新の特集が「三国志 英雄占い」だって。

・DORON
http://doron.allabout.co.jp/
※以下、METAタグより説明引用
DORON(ドロン)は、趣味に、恋に、勉学に意欲的な“50代おとこ”のためのインターネットマガジン。“50代、遊びごころは鳴り止まない”


そしてそのページにアクセスすると

原案: 羅漢中「三国志演義」
イラスト: 柴田 犬

とお約束のように漢字間違い発見。「羅貫中」が正解ね(汗)

神保町


  • 2007年5月30日(水) 20:27 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,115
場所

・横浜大世界
http://cte.main.jp/newsch/article.php/607

 2007年5月26日土曜日15時ごろ、プチオフ会で横浜大世界を出て中華街を歩く、清岡、三口宗さん、おりふさんの三名。昼飯時に話していたとおり、そのまま神田神保町に向かうことになる。というのも三人とも帰るところはそっち方面だったので。
 清岡は神保町に行くのは一年ぶり二度目。

・2006年3月11日 プチオフ会 神田編
http://cte.main.jp/newsch/article.php/302

 石川町駅から鈍行列車に乗る。有楽町駅に到着すると東京メトロ(つまり地下鉄)に乗り換え、神保町へ。16時前に到着。17時解散予定だから一時間ちょっとしか居れないんで、的を絞った巡回となる。

・JIMBOU
http://jimbou.info

 ちょうど「すずらん祭り」をやっているところを尻目にすずらん通りを進み、まず東方書店へ。

・東方書店
http://www.toho-shoten.co.jp/

 三口宗さんは譚其驤/主編『中国歴史地図集』の第二冊(秦・西漢・東漢時期)目当て、清岡もある雑誌を密かに目当てにしていたけど、どうやらなさそうな様子。『三国志研究』第一号なんかはあった。
 後日、気付いたんだけど東方書店の雑誌『東方』316号(2007年6月)に三国志学会の研究会紹介記事があったとのこと(下記)。すっかりチェックしていなかった(汗)

・虎渓之橋
http://www011.upp.so-net.ne.jp/hu-xi/
・三国志学会の紹介記事
http://sinology.exblog.jp/5483637/

 時間も時間だし、さっさと次の書店。内山書店へ。

・内山書店
http://www11.ocn.ne.jp/~ubook/

 ここにはセットでの『中国歴史地図集』は置いてあったが、やはりばら売りでは第二冊(秦・西漢・東漢時期)、第三冊(三国・西晋時期)は置いてなかった。一年前に来たときと同じだね。ここでセット販売しているのを取り出し、おりふさんにどういった地図か説明。現代と当時との川岸やら海岸の線が色分けされてあってわかりやすい、とか。
 ここで清岡はやっぱり気になって、おりふさんに一言言伝て内山書店の外に出て、通りのポールに腰掛け、ノートPCを開き、お目当ての本を上記、東方書店のサイトで検索する。清岡が欲しかったのは『長沙呉簡研究報告』第3集と『西北出土文献研究』第5号。前に検索したら、なかったので。

・メモ:二つの学術刊行物
http://cte.main.jp/newsch/article.php/561

※追記 メモ:「中国服飾史上における河西回廊の魏晋壁画墓・画像磚墓」

そもそも刊行物のタイトルすら忘れていたので、ネットであれこれ検索してから東方書店のサイトで検索。そしたら二冊とも売っていることを確認し、その検索結果をノートPCに表示させたまま、東方書店へ行き、店員に見せ、購入。
 その後、三人合流し、三口宗さんが行きたい古書店へ行くことになる。場所がよく分からなかったのでうろちょろしていたんだけど、とりあえず神田古書センターへ。そこで地図を貰えば良いと、数時間前の「中華街インフォメーションセンターChina town 80」方式。後で気付いたんだけど、我々が入ったのは「神田古書センター」ではなく「岩波ブックセンター」。とんだセンター違いだ(汗)
 そんな素っ頓狂な我々に「岩波ブックセンター信山社」の店員さんは変な顔せず、「神田古書店地図帖」(平成18年10月現在)を渡してくれる。それを元に三口宗さん目当ての東城書店へ進む。と、その道中でおりふさんが重要なことに気付く。実は東城書店は土日祝日は休み(汗)
 とりあえず今度来たときのために場所だけ確認しに行く。靖国通りにあるものの、結構、外れにあるところだ。
 そこからぼちぼちと、漢籍を探し、靖国通りを歩き、ふらり山本書店に入る。

・山本書店
http://www.abaj.gr.jp/yamamotoshoten/index-j.htm

 そこでは結構な専門書が取りそろえてあって、ここで、おりふさん曰く「衝動買い」で『三国志索引』という書物を買っていた。人名、官職名、動物名などなどいろんな項目の索引。

※追記 第35回 秋の古本まつり(京都古書研究会2011年10月29日-11月3日)

最後に南海堂書店に入って、あれこれ物色し、17時を過ぎたので、解散となる。

 しかし、この一日は根岸駅と「馬の博物館」とを往復したし、横浜中華街を歩き回ったし、神保町も歩き回ったし………プチオフ会参加者には随分、歩かせてしまった(汗)。
 どうもみなさん本当にお疲れさまです。

 清岡はこの後、KJさんとミーティングのため都営新宿線で新宿駅へ。
 その間、読みたかった『西北出土文献研究』第5号の小林 聡「中国服飾史上における河西回廊の魏晋壁画墓・画像磚墓―絵画資料における進賢冠と朝服の分析の試み―」をざっと読む。なるほど周錫保『中国古代服飾史』(中国戯劇出版社、1984)の説では、介[巾責]上の三本の線のうち、真ん中だけが梁とのこと。その説に従わず、「高[門+甲]溝晋代太守墓・西溝7号墓の「騎導」画像磚」に描かれている冠が一梁進賢冠じゃないか、ってこと。画像が荒いんで、よく分からないけど、先頭から二番目の人の一梁が太く見えるのは私の先入観のなせる技だろうか(汗) いずれにしてもこの学会誌を全部読んで、鮮明な画像を見たいところだね。

・「三国志の宴2」が始まるまで
http://cte.main.jp/newsch/article.php/610
 

横浜大世界


  • 2007年5月30日(水) 18:12 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,481
場所

・横浜中華街/関帝廟
http://cte.main.jp/newsch/article.php/606

 2007年5月26日土曜日14時ごろ、プチオフ会で関帝廟を出て中華街を歩く、清岡三口宗さん、おりふさんの三名。
 清岡の我が侭で横浜大世界(ダスカ)に行きたいってことで、しばし中華街内をうろうろすることに。全然、見つからないので、とりあえず目の前にあった「中華街インフォメーションセンターChina town 80」に駆け込み、マップを手に入れようとする。

・横浜中華街
http://www.chinatown.or.jp/
・中華街インフォメーションセンターChina town 80
http://www.chinatown.or.jp/chinatown80/shisetsu.html

 そこではちまきキャンペーンがやってあって、建物の前では仮装した人がチラシ配っていた。おりふさんは無料のちまきを食べて、うまい!って言っていた。
 そこでマップを手に入れ、いざ横浜大世界へ。途中、ある建物の二階に「武器屋」を見かけ、気になりつつも直進。

・横浜大世界
http://www.daska.jp/

・横浜大世界/大世界精品舞台 三国志
http://cte.main.jp/newsch/article.php/487

大世界門とパンダワールドの横断幕まさに客寄せパンダ関羽像
 まず写真のように大きな門「大世界門」がお出迎え。垂れ幕にあるように7階の大世界ミュージアムで「パンダワールド」という展覧会をやっているようだ。そのため横浜大世界の前では写真のようにパンダがお出迎え。まさに客寄せパンダ(笑)
 まずは1階2階のダスカマーケットを物色。言ってみればお土産もの屋といったところだ。入るといきなり撮影可能な関羽像を見かけたので、パシャリと撮影(写真)。
 清岡は三国志ニュースのネタ目当てだと種明かしをした上で、例えば「紹興酒 関帝」が置いていたりする、とか言っていたらホントに置いていた。三口宗もおっしゃっていたけど案外、リーズナブルなお値段。その場で「紹興酒 関帝」が過去、三国志ニュースで出てきた話をしていたっけ。

・香港小皿酒家 シードラゴン
http://cte.main.jp/newsch/article.php/248
・上海新天地(チャイナモール)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/346

 そういや店内に足を踏み入れ、清岡がBGMを耳にし「『ラストエンペラー』が流れている」って言ったら、おりふさんがすかさず「『戦場のメリークリスマス』」と突っ込んだ(笑)。なるほど坂本龍一さん違いか。中華だからてっきり(笑)
 その他、お馴染みの関羽像を見たり、あと京劇面セットを見たり。京劇面が三枚セットだったり六枚セットだったり九枚セットだったりして額縁に入れ、売られていた。またその人選がよく分からず、太史慈があったり文聘があったりと。ちゃんとみるとなにやら≪≫内に何か書かれてあって、どうやらそれは京劇の演目でそこに登場した人物みたいだ。
おりふさんが自称「衝動買い」で(笑)、「古典名著撲克系列之一 三国演義」、俗に言う三国演義トランプを買っていた。 創作神経衰弱であそんだり、ファンの間では有名なやつね。

・中国国宝展の販売コーナーにて。
http://cte.main.jp/newsch/article.php/65
・Re:プチオフ会(2007年5月26日土曜日)
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=one&no=2819

 そこから階段をあがり、さらに吹き抜けの階段を上がっていく。3階~4階はフードコートスタイル。屋内屋台街みたいな感じでスペースをうまくつかって感じのある雰囲気を出している。昼飯ここでもよかったな、とおもいつつ。他にもいろんな店が並んでいて、目に楽しい。
 屋上まで行こうとしていたが、5階で階段が途切れる。おかしいな、と思って、道案内を見ると、どうやら三階からのエレベータでしか入れないらしい。階段を下りて三階に行く途中で皆で話し気付いたんだけど、6階7階8階は有料フロアということで、つまり三階で入場規制をしているのだ、と。
 三階に下りると案の定、エレベータ前に受付があって、そこで料金を支払う仕組みらしい。なるほどね。

・神保町
http://cte.main.jp/newsch/article.php/608

※追記 メモ:横浜中華街 武器屋

※追記 0泊4日の旅(2016年4月21日-24日)

 

横浜中華街/関帝廟


  • 2007年5月30日(水) 12:57 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,056
場所

ある日、突然できた西陽門関帝廟を裏から見た写真。街の一角にあるって感じ。関帝廟の外側の彫刻 

・春期特別展 三国志をいろどる馬たち
http://cte.main.jp/newsch/article.php/605

 2007年5月26日土曜日12時過ぎ。プチオフ会で春期特別展「三国志をいろどる馬たち」を見終わり馬の博物館から徒歩で根岸駅へ向かう、清岡三口宗さん、おりふさんの三名。来たときと同じ道ではなく、途中でショートカットの階段を見つけたため、それで帰る。来たとき、誘導する道しるべはなかったぞ(汗)
 12時半過ぎにJR根岸駅に到着し、そのまま石川町駅へ。駅の北東の出口で西陽門がお出迎え(写真)。おりふさん曰く、一年前ぐらいに突如できた門とのこと(笑)。そう横浜中華街でランチを食そうとしているのだ。おりふさんは中華街のランチに詳しいんで、今回頼りっきり。

・横浜中華街
http://www.chinatown.or.jp/

 さらに、おりふさんの話によると、横浜中華街の一帯は東西南北方向ときっちり平行に通りをつくったため、横浜中華街と外との境界では、通りの整合性がとれず、五叉路がたくさんできてしまっていて、その所為で道に迷う人が多くなるとのこと。
 やはり土曜日なのでいきなり人通りが多い。迷子にならないようにおりふさんに着いていく。ランチ候補だった一つのお店は行列が出来ているほど、混んでいたので、もう一方の方へ行く。こちらも混んでいたが、待たずに入れるほどだったので迷わず入店。「牡丹園」って店だ。

・牡丹園
http://www.botanen.co.jp/

 一階は満席(+予約席)だったんで、二階で相席になる。店内の壁は所狭しと著名人の写真やら色紙やらで埋め尽くされている。相席といってもお座敷の上での大きい中華机の相席。狭くなく広々としている。そこに二人の客の横に我ら三人が座る。
 おりふさんから中華街での平日料金と土日料金の違いを予め聞いていたので、それなりに覚悟はしていた(※サイトでも平日は300円引きとかで)。とりあえずおりふさんお勧めの牛バラチャーハンを食べれたらそれで良いかな、と。

・三国志ファンのための新年会2007 三次会以降
http://cte.main.jp/newsch/article.php/537

 それでメニューを開いて真っ先に目に付いたのは「工藤セット」。読売ジャイアンツから横浜ベイスターズに移籍した工藤選手を応援するセットとのこと。なんと牛バラチャーハンの他、杏仁豆腐も着いて、「工藤」と掛けて910円だというお得価格。三人ともこれを注文する。中華机の真ん中には例の回転する部分がある。相席なんで、他の客がそこに伝票を乗せていた。そこに店の人はその机の回転する部分に料理を乗せるもんだから、料理をとろうと机を回転させ、伝票が違う客のところまで動いてしまう。伝票の押し付け合い? と各グループ笑い話になっていた(笑)
牛バラチャーハンはうまうま。こんなランチを平日食べられるのは幸せ、と清岡はうらやましがっていた。
ご飯を食べると、まずは関帝廟だとばかりに歩く。私は初めて行くところ。

横浜中華街の関帝廟
http://www.yokohama-kanteibyo.com/

 まず敷地に入る前に関帝廟の外の壁の彫刻に引っかかる(写真)。どのシーンか分からないけど、関羽の他、周倉や関平(多分)が居る。他のところには四神と対応する神(火徳、朱雀だと祝融とか)が彫られたりしていた。こんなところにも力が入っていて感動する。
 結構、三国志ファンのオフ会で関帝廟が使われることが多く、写真で何度か見ている。その写真というのはオフ会参加者の集合写真で大抵、関帝廟の敷地の入り口の門で撮られる。その写真を見ると関帝廟ってかなり広く見ていて居たんだけど(むしろ中華街の外れの広い土地にあるような印象)、実は中華街の一角にコンパクトにしかも広く見えるように作られている。よくみる集合写真はおそらく関帝廟前の道を挟んだ向こう側からカメラで撮影されていて、広く見えるんだろうな。
 三人ともお金払ってまでも関帝廟の中に入って、関帝様の前でお参りする気満々だったけど、いざ、関帝廟の前に立って、中を見ると、男女二人が関帝様の前で跪き本格的に拝礼していたので、腰が引けてしまい、結局、廟の前で賽銭を入れ、お参りするだけに留まってしまった(笑) 後はしばし関帝廟の彫刻のすばらしさに見とれ、その場を後にする。

・横浜大世界
http://cte.main.jp/newsch/article.php/607

※追記 2013年の関帝誕は7月31日

※追記 メモ:横浜中華街 関帝廟 関帝誕 神輿巡行(2013年7月31日)

※追記 0泊4日の旅(2016年4月21日-24日)

 

春期特別展 三国志をいろどる馬たち


  • 2007年5月29日(火) 17:33 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    6,453
展覧会 根岸駅近くから北をみた光景 2007年5月26日土曜日、前日からの夜行バスで早朝、横浜駅に到着し、そのままJR根岸駅まで行く。待ち合わせの時間までミスタードーナツで待機。幸い7時から開いている店だったので。それにしても根岸駅の北方面は緑豊かなところだった(上の写真)。
 10時前、待ち合わせの根岸駅の改札に行くと三口宗さんがすでにいらっしゃったので、しばし談笑。三口宗さんとは去年の三国志シンポジウム(第2回)以来だ。

・2006年7月29日「三国志シンポジウム」雑感1
http://cte.main.jp/newsch/article.php/374

すぐにおりふさんが改札から出てきた。清岡はおりふさんと新年会で会ったばかりですぐわかったんだけど、どうやらおりふさんと三口宗さんとは初対面とのこと。

・2007年2月17日 三国志ファンのための新年会2007
http://cte.main.jp/newsch/article.php/517

 天気も良いことだし、目的地の「馬の博物館」まで歩いていくことに。そう目的は春期特別展「三国志をいろどる馬たち」をみんなで見に行くのが目的。三人とも初めてのところ。

・馬と競馬の博物館
http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/

※新規関連記事 武者絵の世界(横浜2021年11月27日-2022年2月13日)

・春期特別展 三国志をいろどる馬たち(2007年4月14日-6月3日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/571

・プチオフ会(2007年5月26日土曜日)
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=2804

馬の博物館 「馬の博物館」は根岸森林公園内にあって、言ってみれば小高い丘の上にある。道が分からなかったので、車が通るような道を登っていく。「ハイキング気分で」とか口走りながら、ずんずん歩いていく。
 途中、米軍の消防署を見かけたり場所を探りながら、何とか到着(下の写真)。馬の博物館に入ると、まず券売機があって、私がそれを入場券の券売機と認識する前に(食券かと思った・汗)、おりふさんがすぐ券を買っていたので、そこでようやく理解する。200円。安い。
 券を買って受付すると、何やらスタンプカードを貰う。来るたびに押して貰えるそうで、最後までスタンプを押して貰うと、馬蹄を貰えるとのこと。そのユニークなところでいきなり心を鷲掴みにされる。荷物を無料ロッカーに預け、いざ。
 一階は根岸競馬場の歴史の展示物。第1展示場やっぱり横浜とあって、元はそういった外国人により盛んになったんだな、とあれこれ思いながらみていた。
 地下へ続く階段があってそこに春期特別展「三国志をいろどる馬たち」の案内板がある。いよいよメインの展覧会へと進む。階段を下り、順路の道しるべ通りに、右へ行き、第2展示室へ入る。土曜のほぼ朝一だったので、客がすくなくゆったりと見れる。先に母娘がいて、言葉の端々に三国志の人物の名前が聞こえてきていた。やっぱり三国志好きなのかな?
 入って、まず左のガラスケースから。「I 古代中国の馬文化」というコーナーだ。タイトル通り、三国時代あたりの時代の馬について(ジャストの時代はなかなかないので)。まずは前漢の騎馬俑。騎手が赤い武弁をかぶっているやつ。「始皇帝と彩色兵馬俑展 ~司馬遷『史記』の世界」で大量に見たやつだ。同行者は馬と人の比率に言及されていた。

・2006年10月19日-12月3日「始皇帝と彩色兵馬俑展 ~司馬遷『史記』の世界」(京都文化博物館)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/444

 そのとなりには西晋の馬俑。サイトで写真をみたときはてっきり唐代かと思っていた(さすがに出土品関連でそこまで時代は離れていないか)。パネルの説明には鐙の説明があって、西晋からといった説明があった。

・前漢に鐙はあった?!
http://cte.main.jp/newsch/article.php/64

 その次が青銅の馬具シリーズ。壁に馬具の部品名がわかる図説があって、展示されているのは、馬銜(「はみ」とルビ)と馬面。ホントに部品だけなので、図説をみながら、どの部分だろ、と三人で話し合っていた。馬面はそのまま馬の面(眉間辺り)にあてる馬具。銜はしばしわからなかったんだけど、銜はどうやら馬の口にくわえさせる部分らしい。いわゆる轡(くつわ)ってやつ。「『馬の博物館』に来る人はそんな馬用語は当然、知って居るんですよ!」なんて冗談を私は口走っていた。次の展示物は馬車関係。やっぱり図説と部品の展示。ここらへん私はパズル展示なんて名付けていた。しかし、ここらへんすべて「馬の博物館所蔵」ってなっているのは流石だな、って思った。次が画像磚。確かに展覧会のテーマである馬車が描かれていたけど、私はそれより武冠に注目していた(笑) あみあみが丸く膨らんだ武冠。

・メモ:武冠のあみあみ
http://cte.main.jp/newsch/article.php/502

 会場の手前の中央には秦始皇の墓から出てきた馬車の二分の一、復元模型が置かれていた。[車 日/皿][車京]車ってやつだね。秦始皇が全国巡礼に使ったやつ。
 次は入り口入って、右のガラスケースゾーン。「II 『三国志』と『三国志演義』」というコーナー。初めは明代の『三国志』が何冊か展示されていた(当然、注のあるやつ)。よくみると、馬が出てくる有名なシーンをピックアップして、ページを開けて漢文を展示。そこらへんの演出自体に感心していた。ただ、孫堅ファンとして西華のエピソードがないのは残念だったけど。
 その次が今回の私の目当て『至治新刊全相平話三国志』(重要文化財)。いわゆる『三国志平話』だ。『三国志平話』は二階堂先生のサイトでよく画像としてみていたけどリアルでは見ていなかったので。それで見てみると何だか様子がおかしい。一ページに二ページ分をコピーした感じ。よく展示の解説パネルに「影印本」と書かれている。現在の言葉でいうとまさしくコピー本だ。「本物どこー??」としばし混乱しそこら辺を徘徊すると、反対側に展示替えのパネルを発見。そこには今の期間、本物(重要文化財)は展示されていないとのこと。がっくりきたけど、まぁ、展示はこれからだとめげずに続きを見る。『三国演義』は私が版本に詳しくないもんだから記憶に残ってないけど、ページいっぱいに絵があるやつ。大衆向けのやつだっけ? 壁には『絵本通俗三国志』の絵のパネルがいくつか貼ってあって、去年の三国志学会第一回年会に一般聴講で参加していたおりふさんと共にやっぱり中国の呂布にはヒゲがなくて、日本の呂布にはヒゲもじゃらだな、なんて話していた。

・三国志学会第一回大会ノート4
http://cte.main.jp/newsch/article.php/401

 『絵本通俗三国志』は色分けされた表紙の冊数が平積みして展示されていて、こんな冊数があるのか、って言っていたら「横山光輝でも60冊かかった」とおっしゃっていた。なるほど!
 次が「III 三国志をいろどる馬たち」。主に江戸時代以降の『三国演義』等の名場面を含む版画多色刷やら屏風やら。「三顧の礼」などもやはり馬が含まれている。ここらへんはやはり全国の美術館から借りているものが多いな。「馬の博物館」の学芸員さんに感謝(で合ってる?)。
 ここらへんは去年の三国志シンポジウム(第2回)の上田 望先生の発表を聞くとさらに理解度が進むと思う。

・2006年7月29日「三国志シンポジウム」雑感2
http://cte.main.jp/newsch/article.php/377

 第2展示室には今回の特別展とは直接関係のないものが展示されている。それが曲屋。岩手県遠野市より移築したらしい。なるほど。というのもその曲屋内では臨場感を出すために鶏の鳴き声とかいろんな音が流れており、特別展を見ている間、地下なのになんでそんな音が聞こえて来るんだろうと疑問に思っていたので。
 あと曲屋の入り口には今回の図録見本が置いてあった。やはりかなりバラエティー豊かで今の三国志ジャンルがよく現れた内容になっている。私はひねくれているんで、参考文献を真っ先に見る。そしたら、徳島城博物館の「美術の中の三国志」の図録が一番に上がっていたのには妙に納得した。コンセプトが近いからね。今、展示できる三国志ジャンルはいろんなジャンルにまたがっていて、とても面白いので、またこういった展覧会があると良いね♪ そのうち、『蒼天航路』やら『三国志大戦』やら『鋼鉄三国志』やら『BB戦士 三国伝』やらも展示されるときもそう遠くないのかね。

2006年10月21日-11月26日徳島城博物館の特別展「美術の中の三国志」
http://cte.main.jp/newsch/article.php/429

 そしてじっくり見るために後回しにしたのが第2展示室中央にどんと置いてある『人形劇三国志』の劉備(字、玄徳)、諸葛亮(字、孔明)の人形。劉備は兜ではなく、帽子バージョン。それでも指揮棒やら一つの鞘に納まっている双剣やらがこの間、第六回三顧会でみた劉備コスプレとそっくりだった。劉備は兵馬俑を参考にしたデザインだそうで時代的に一番、近いんで(他は三国演義の絵っぽくなる)、一番、好きだったり(帽子や武器は違うけどね)。

・2007年5月4日 第六回三顧会(2)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/580

 それと今回、関東に来た理由が翌日の赤兎馬Presents「三国志の宴2」というイベントに参加するというもので、そこに人形の作者の川本喜八郎先生がゲストとして来るのもあるし、劉備コスプレの仮装士 義さんも参加されるので、その予習(?)もあるかな。
※数日後に「三国志の宴2」のレポもアップ予定。そういやさらっと見た図録には『人形劇三国志』が書かれていなかったような気がしたけど、急に入ったのかな?

・2007年5月27日 赤兎馬Presents「三国志の宴2」開催
http://cte.main.jp/newsch/article.php/526

・2007年5月27日 赤兎馬Presents「三国志の宴2」第1部
http://cte.main.jp/newsch/article.php/611

・川本喜八郎 Official Web Site
http://www.kihachiro.com/

 話を戻し、第2展示室を出て、お次は常設展がある第4展示室。馬の進化の様子やら、人との関わりやら、品種についてやらかなり詳しく分かりやすい解説の数々。牛との消化器官の比較やら興味深い。「時速60kmぐらい」とか、「一日に160km走る」とか手元にメモが残っている。しかし富国強兵の政策で明治に欧米の馬を交配させて、その反動で日本の品種が絶滅していたり、少なくなっていることは興味深く見ていた。
 次が特別展の第3展示場。ここは入って左側に「IV 大衆文化における三国志」のコーナー。吉川英治/著『三国志』(小説)関連の展示。どうやら新聞の『中外商業新報』ほかで1939年8月から1943年9月まで連載していたとのこと。その切り抜きも一つ展示されていて、挿し絵は矢野橋村。その絵も何点か展示されていた。吉川英治/著『三国志』の連載情報を初めて知ったので、後でそそくさと三国志ニュースの記事を変更した。そういや図録に吉川英治記念館も書かれていたね。あと生原稿とかも展示されていた。

・公式サイト
http://cte.main.jp/newsch/article.php/588

・吉川英治記念館
http://www.kodansha.co.jp/yoshikawa/

 第3展示場の入り口から突き当たりには横山光輝/著『三国志』(漫画)の人物の絵がカラーで描かれていたものが展示されている。その右側には漫画全60巻+2巻が展示されている。おりふさんの指摘で気付いたけど、「個人蔵」ってあたりがツボだった。「きっと三国志好きの学芸員さんが『オレ、横光だったら全巻もってるっスよ。辞典もゼミナールも持っているっス。今度、持ってくるっス』とか言ってごり押しで入れたんですよ(笑)」とか妄想トークを私が繰り広げていた(笑)。

※新規関連記事 三国志 水魚之交 リアル展示(神戸ファッション美術館2022年1月29日-2月5日)

 入って右側が「V 工芸品に見る三国志」のコーナー。柄の底の部分に三国志を題材とした意匠が施されている。「だから帯刀したら、ちょうど前の人から見える位置に三国志関連の意匠が見えるようになっているのかな?」なんて話していた。もしかして現在でいうグッズのようなもので、当時の『英傑群像』さんが売ってたりしていたかもね、なんて想像していた。

 一通り見た後、気付くと12時過ぎ。一同、次は横浜中華街でランチをたべることとなった。

・横浜中華街/関帝廟
http://cte.main.jp/newsch/article.php/606