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メモ:神モデル預言者モデルというのを知った(日本マンガ学会第21回大会2022年6月18日)


研究 ※前の記事 あんぎゃでござる!! 新長田あんぎゃ!!後編(KBS京都2022年6月12日)

 2022年6月17日金曜日、これを読んでいる人にとって関係ない話だけど、下記関連記事の記念番号6000のに続いて今回で記事番号6100で記念となる番号。今回は三国とほぼ無関係な学会大会にいったのだけど、そこでの研究報告から自分の研究に何か手がかりになるものがあればいいな、といったもの。専門ではないので詳細や研究背景はわからないものの、表題にある「神様モデル預言者モデル」はおそらくまだ文章として公表されていないもので、最新のキャラクター論の一端だろうな、と思い中心に持ってきた。

※関連記事 第8回古書会館de古本まつり(京都古書研究会2022年2月11日-13日)

※新規関連記事 リンク:【作業/3Dモデリング】blender練習05 配信部屋のインテリアつくるぞー!青龍偃月刀モデリング【Vtuber】(YouTube2022年9月9日)

 とは言ってもそれのメモだけだと書きがいがないので、下記の清岡が発表してない学会大会同様、単なる旅行記になりそうな予感だ。

※関連記事 メモ:2015年、2つの研究テーマ

 「学会大会」、と書いているけど、具体的には秋田県の秋田ふるさと村と横手市増田まんが美術館にて開催される日本マンガ学会第21回大会のことだ。

・日本マンガ学会第21回大会 (秋田ふるさと村・横手市増田まんが美術館)
https://www.jsscc.net/convention/21

※関連記事 増補新版 漢帝国と辺境社会(2021年11月30日発売)

※新規関連記事 リンク:原作者・四葉夕トに聞いた 『パリピ孔明』原作&アニメ楽屋裏話(2022年6月18日21日)

※新規関連記事 「三国志演義」翻案マンガにおける「明光甲」後考(神奈川県 日本マンガ学会第22回大会2023年7月1日)

※次回大会記事 メモ:「三国志演義」翻案マンガにおける「明光甲」後考(日本マンガ学会第22回大会2023年7月1日)

 秋田県での開催から移動に時間がかかるということで、まず前日の6月17日金曜日から。その日は19時から閉店の21時まで。

・マンガ 喫茶 カフェ 漫画 京都 伏見
http://r.goope.jp/yomigaeru/

※関連記事 海神記 1-3巻(1992年3月31日、1993年3月10日、1994年6月30日発行)

・マンガカフェ yomigaeru (yomigaeru_cc) on Twitter
https://twitter.com/yomigaeru_cc

 先週金曜夜も伺ったので。2週連続。あとよく見たら黒電話の下に『火の鳥』ハードカーバー版があった!うち黎明編は三国ものだし。

※関連記事 火の鳥(2013年11月15日21日30日 12月4日14日)

 あとフリードリンクメニューにマグカップヌードルなんてあったんで注文してみた、2袋分、妙にうまい。

 

 19時19分、5巻の予告でしってたけど…『コロコロ創刊伝説』6巻、ついに本丸「つるピカハゲ丸」巻!というか現代のエッセイパートはついにパンデミック突入、そこらへんのエッセイマンガ的面白さも当然あり!「つるピカハゲ丸くん」でタイトルを記憶していたけど、それはアニメのタイトルだったんだね、呼び捨てよくないってことで「くん」(笑)にしても「戦国コミケ」おもろい。下記の関連記事にあるように、15年ぶりぐらいに『金魚屋古書店』を見かけて読んでいるけど(というか数冊ぐらいしかでてなかったのに今や20冊近くあるだなんて!)、数ページ読んだだけでも、おもろいわ―、もう退室時刻だ、次だね。

※関連記事 三国志ファンのための新年会2007 三次会以降

 一旦、帰宅し、京都駅へ。

 

 夜行バスで移動。秋田へは関西からだと一気に行きづらいので。誤ってスマホ発券したのをノートPCで表示させていたのに、口頭での名前確認だけだった、ホッとした。

 6月18日土曜日、東京駅前5時20分ぐらい。バスで京都駅から東京駅へ東下り完了!

 

 早朝に駅前に放り出された感があるのだけど、しかも東京駅は広いし。折角なんで、朝モスバーガーでBLTバーガーセットと思って、6時半開店の本郷三丁目店だとギリ予定に合う!と思いつつ、とりあえず、丸ノ内線に乗り込んだ。念のためネットでモスのサイトにアクセスすると、ご時世柄、しばらく9時開店だって。

※関連記事 メモ:関帝堂書店 おはなし屋ことのは鳥コラボ 絵本ライブ(2017年12月17日)

 なので適当な駅で降りて、東京駅に引き返す。東京駅までいかず大手町までいって、少し歩く…東京ダンジョン!

 

 新幹線の待合室にいって、お腹が空いたので京都で買った徳島製造のカロリーメイトを喰う。つばさ! やばびこ と同伴の。つばさ?…しまった、10番のユニフォームを持ってくるべきだったか?現10番のユニフォームは持ってきてるが。

 

 東京からの行き帰りは前述の日本マンガ学会のサイトにかかれてあった、会場まで安く行く方法が書かれてあって、それが面白そうだったんで利用。下記関連記事にあるように5月に中野駅で購入した。

※関連記事 男たちの朝/若い河のように(1982年1月4日)

 2日間乗車券定額のJR東日本の週末パスを利用し、それにミニ新幹線の特急券と週末パスのエリア外の在来線の乗車券を買うというもの。具体的には新庄駅までミニ新幹線でいって、週末パスの端っこの湯沢を通り過ぎ横手駅までいく流れ。

・週末パス - JR東日本
https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2546

 7時12分東京駅発。つばさは全席指定だけど、普通に席を誤っていた、大宮駅で声かけられ気づいた。恥ずかしい。車内WiFiは便利。8時7分、下記の昨日プレミアム公開だった動画を見ながら三国志ニュースの記事「空旅中国 曹操、南へ(NHK BSプレミアム2022年6月18日)」を書く、8時29分アップ。

・【12日目】路線バスだけで日本縦断の旅!〜日光街道を爆走!東京まであと少し〜
https://youtu.be/IPXJXumW84o

 9時22分、米沢駅、在来線チック。9時32分、廃線のとなりで停車。すれ違い待ち?よく知らなかったんで後日、「ミニ新幹線」を検索してみると、もともと在来線の線路を、新幹線用に交換したもの、と出てきたので、在来線っぽいのはすごく納得できた。下の動画が主かな。

・なぜ、ミニ新幹線は山形と秋田にしかないのか?過去にミニ新幹線構想は山ほどあったのに、実現しなかった理由とは? - YouTube
https://youtu.be/89c2ym1J6_o

 9時、「スター・トレック; ディスカバリー」4-7話を見ていて、それまでマルチプロッツのどれも重い話で苦手だったんだけど、ようやくスター・トレックらしさがでてきた!明るい未来!というか日付を見るとシーズン4前半のクライマックス的位置づけだったんだね。2021年年末配信で、次の8話が2022年2月。三国志ニュースの記事「mini三国志フェス2021 配信(LINE RECORDS 2022年6月19日)」を書く、9時50分アップ。
 10時54分新庄駅着。地べた駅。かなり昔のターミナル感。

 

 だけど、振り返れば、乗ってきたつばさ含めてミニ新幹線が並ぶ。

 

 ミニ新幹線指定席から、2両の単線を走る、押しボタン式ドア開閉ロングシートへの落差。

 

 間に新幹線の改札を挟まないとかなにかのフィクションみたいだ。先の在来線は当然WiFiない。出発前から三国志ニュースの記事「メモ:日本橋 小洞天 三国志プロジェクト(東京2022年4月30日訪店)」を書く。やることないし。11時22分、奥羽本線(秋田行)発。といいつつ寝落ちする。12時36分、「メモ:日本橋 小洞天 三国志プロジェクト(東京2022年4月30日訪店)」を一通り書き上げる。混むことなく、12時53分、横手駅到着。関西の地方都市ぐらいの駅前かな、とおもったら閑静なところだった。それより駅の通路に大会のシンポジウムだけでなく、初日の研究報告のプログラムも大きく張り出していたのが印象的だった。それからスタッフの方が出たばかりのシャトルバスを呼び戻そうと走ってくださったのが印象的だった。歩いては無理っぽい距離をバスで移動。つばさから同じ車両に乗ってた人も同じバスに乗ってた。会場となる、秋田ふるさと村・秋田県立近代美術館へ。

・秋田ふるさと村
http://www.akitafurusatomura.co.jp/

 開始が13時25分だから、特に秋田ふるさと村を探索してないのだけど、後日、下記の動画に気づく。関東の美大学院生が初めて日本マンガ学会大会に行くといったもので、なかなか会場まで長いのだけど、秋田ふるさと村を探索したり、研究報告についても触れられている。その配信主と偶然にもホテルが隣室で、多分、帰りのバス(3号車)で通路を挟んで隣だった気がする。

・【配信】マンガの学会に初潜入!その様子をお届け。(2022/6/21) - YouTube
https://youtu.be/wmaf6NXWJew

※新規関連記事 新長田探訪 三国志石像(YouTube 2022年6月18日)

※新規関連記事 「陽春白雪」と「下里巴人」の連環画(日本マンガ学会第23回大会2024年6月22日)

 秋田ふるさと村で見かけたSL。てっきりおいているだけと思っていたら、上記動画を見ると、タイヤで走行し、運営されているんだね。

 

 会場となる秋田ふるさと村は通常運営のようで親子連れを何組もみかけた。

 

 秋田ふるさと村のマスコットはベタに秋田犬だった。日本マンガ学会大会、参加費1000円だったか、受付をすませる。4会場あって、うち半分は少し離れたところにある秋田県立近代美術館。秋田ふるさと村の方は大きいホール内の、開会式と総会に使われる壇上とは反対側に椅子を並べて設営された、2つの場所だ。当然のようにWiFiない。告知があったのだけど研究報告は15件のところ、辞退がでて14件に。その一つは気になっていた東北大勢のだった。13時25分、開会宣言、竹宮惠子会長による。第3会場の雑賀忠宏さんの「マンガにおける「自己」表象の両義性――「語る主体 」/「描かれる客体」の葛藤とその馴致」と迷った、テーマが興味あるエッセイマンガだったから。エッセイマンガは日常を描く、という意味で昔から興味があったのだけど、商業的なトレンドは、特殊な立場にある方の日常を描く、になっていて、思っていたエッセイマンガから離れた印象があったので。でも離れた建物だったんで、第2会場の研究報告を選んでしまう。ちなみに前述の動画で雑賀さんの研究報告のレポートがあった。

※関連記事 リンク:世話字綴三国誌 6巻(1831年)

 第2会場13時45分開始、手嶋彩世子「マンガの読まれ方と読者が持ちうる集団性――『風の谷のナウシカ』の読者から考える」。オンライン発表に変更になってた。藤本先生司会。本題ではないので端折って書くのだけど、大学内のディスカッションとまとめレポートを分析対象として、また赤坂憲雄氏の『ナウシカ』論についてはピックアップして分析してる。聴いている方の勝手な意見としてはもっとサンプル数を増やして、全体の傾向を見てみて、そこから再定義したら面白そう。
 ちなみに前述の動画の次は第1会場 道﨑紗子「家庭環境によって生じる学習環境 の格差をテーマにしたストーリーマンガの制作」で、おんなじ大学院生で緊張が手にとるようにわかった、と。第2会場114時30分からは森下達「マンガ読者共同体と「遺志の継承」――こうの史代「夕凪の街 桜の国」(2004年)への批判とそれに対する応答」。それとB4サイズで11ページもある配布資料(レジュメ)がある。

※関連記事 海神記 1-3巻(1992年3月31日、1993年3月10日、1994年6月30日発行)

 さっきより人数が増えて、8割は埋まってる。こちらも端折って、読者共同体自体の変容が興味深かった。ネットのコミュニティを研究対象にするのに参考になればな、と思った。その研究対象がteacup掲示板だった。2008年だしそれがメジャーか。質疑応答の時間で、「特権的作者」の定義についての質問があって、その回答として小林よしのり氏と「嫌韓流」作者を例にされててわかりやすかった。ネットで可視化している読者集団について、意見を表明しているのが全体ではない、という回答は納得。読者といえば吉村先生で、三番目に質問と感想を述べられていた。
 15時15分からの枠は第1会場に移って、足立加勇さんの「作者・キャラクター・読者の三者関係が持つ二つの側面――同一性の観点から再考するキャラクター論」。配布資料は(レジュメ)はB4サイズ両面印刷横書き三段組のもの。ちなみにここで前述の動画と合流となることを後で知る。これが今回の本題のある研究報告で、詳細は端折るのだけど、まず、伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド』で展開するキャラ/キャラクター論を提示する(ちなみにもちろん会場には伊藤剛先生がいらっしゃる、冒頭で関連記事としてリンクした、清岡が発表してない学会大会同様)。いわゆる<キャラ>と<キャラクター>。両者は対立関係と勘違いされるが、そうではないと断り、四方田犬彦『漫画言論』を交えつつ解説が入り、論を展開させていく。それでタイトルにある「二つの側面」なのだけどそれが神モデル/預言者モデル。レジュメから以下、引用するに
「・キャラクターを一人の作者の創造物とみなす…神モデル」
「・キャラクターを集団で共有されるコンテクストとみなす…預言者モデル」
となる。両者は純粋に存在するわけではなく、互いに混ざったもので、キャラクターや作品によってその強い弱いがあるようで、神モデルが顕著な例として「NANA」が上げられ、また預言者モデルのファンは「遊戯王」が上がっていた。「預言者モデル」の詳細な例としてはレジュメに画像を引用しつつ『レーカン!アンソロジーコミック』で解説されていた、その作者である瀬田ヒナコ氏のコメントについてレジュメより引用するに「キャラクターの生みの親というよりにも、キャラクターに熱狂するファンの一人としての発言」とある。

・レーカン!アンソロジーコミック 漫画の殿堂・芳文社
https://houbunsha.co.jp/comics/detail.php?p=%25A5%25EC%25A1%25BC%25A5%25AB%25A5%25F3%25A1%25AA%25A5%25A2%25A5%25F3%25A5%25BD%25A5%25ED%25A5%25B8%25A1%25BC%25A5%25B3%25A5%25DF%25A5%25C3%25A5%25AF

 ここらへん、特に預言者モデルのファン(受け手)と作品/キャラクターの相互作用は今回、清岡が見聴きした前2つの研究報告と底流するものがあって、一つの真理にぐっと近づいた気がして知的好奇心が満たされる心地だった。また、研究は蓄積によるところが大きいので、この神モデル/預言者モデルは今回初出なのかどうか気になり、後日、足立さんの研究論文「人間の表象としてのキャラクターとファンのコンテクストとしてのキャラクター 消費者手段の社会活動が生み出すキャラクターの二面性」が掲載される『アニメの社会学』(ナカニシヤ出版 2020年10月30日発行、pp.204-220)を当たるに、モデルの名は出てなくても以下のような文があったね。

p.216
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
原作者の役割は,作品の創造者であることから,ファン集団の導き手としてコンテクストの強化に努めることへと,その軸足を大きく動かすことになったのである。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

・アニメの社会学 - 株式会社ナカニシヤ出版
http://www.nakanishiya.co.jp/book/b535911.html

※関連記事 中華そば 劉備(岡山県倉敷市2007年?-)

※新規関連記事 メモ:「三国志演義」翻案マンガにおける「明光甲」後考(日本マンガ学会第22回大会2023年7月1日)

 ちなみに先立つ、隣の会場の森下さんの研究報告でのレジュメにて同じ論文から同様の意味が引用されていたんで、当然、足立さんはご自身の発表準備があったからしらないだろうと思って、話しかけたら、同じく『アニメの社会学』執筆陣の一人の池上賢さんだった。マスクで顔が判りづらいとはいえ、寝不足のせいかとんだ粗相をしてしまって。
 質疑応答では、はじめが「遊戯王」に関する質問。それ自体がカードゲームとのかねあいでキャラが強調される。作品のキャラクターになりきってプレイする、とのことで、その回答にて、この発表にあたり遊戯王の動画をみまくってたと。次が伊藤先生からで、足立さんが再説明をされていた。3つ目が今、ネットを介してこういった動きがより見えるようになったといった話題。4つ目が「解釈違い」について。作者より正しい解釈と信じる、排他的愛好者集団についての質問で、回答として、預言者追放もありうる、と。なるほど。
 この研究報告を聴いていたらアニメ「Re:CREATORS」を連想。創作の登場人物が現実社会に現れる話。作中の人物は神モデルが前提なんだけど実は預言者モデル原理が働くと設定で面白かった印象がある。足立さんにそのアニメを見たか確認すると、実は他の方にすすめられて見ようと思ったらレンタルビデオになかったんで未視聴とのこと。Prime Videoでプリペイドで(ギフトカードで)見ればいいのに、と後から思いつつ。
 ともかくこれまでの3つの研究報告、特に3つ目を聴いて、自分の研究テーマの参考にするとすれば「受け手とのインタラクション」だろうかな、と。実際、今、神モデル/預言者モデルを三国に当てはめて考えてみる。歴史上の人物を取り扱うのだから、作者が不在で、一見、絶対的に預言者モデルしか成り立たないように思える。しかしながら三国ものの作品の登場人物はしばしば作者名作品名を冠して語られることが多いため、特定の作品を介し神モデルも想定されうるのだろう。諏訪孔明がどうたらこうたら、蒼天孔明がどうたらこうたら。そこから、特にカップリングに見られるだろうけど、コンテクストが強くなってくるとまた預言者モデルに戻ってくる流れだろうか。ともかくマンガ研究への視界がぐっと広がった気がしたモデルだった。※追記。ここらへんヒントになるのは実在の人物が出てくるマンガ家マンガ。例えば藤子不二雄A「まんが道」の鈴木伸一さんについては当人の文脈によりもちろん預言者モデルが強いだろうけど、反対に、藤子不二雄「オバケのQ太郎」でのその方をモデルとしたラーメン大好き小池さんは神モデルが強いだろう。
 第2会場に戻って、16時からは鶴田裕貴さん(東京大学大学院総合文化研究科 超域文化科学専攻表象文化論 博士課程)による「聖書の時代の男の子 ―イエロー・キッドの原型性について」。前述の動画も同じ。エスニックアイデンティティについてが気になった。李鴻章がキッドのことを中国人と勘違いしているところとか。作者はあえてアイデンティティを明確にしようとはしなかったとのこと。17時から日本マンガ学会総会。予算やらの話が興味深く。懇親会は会場から歩いて10分 ぐらいのところ。スタッフの先導で皆でぞろぞろと行列をつくって行く。ついた所にマイクロバスがついて役員の方?が降りていった。ヨーロッパ料理だっけ?

※次の記事 リンク:杏仁豆腐のルーツは、三国志時代の名医にあった!(江崎グリコ(Glico)2016年1月25日)

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