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2007年2月10日 どきどきキャンプのネタで。in「エンタの神様」


  • 2007年2月11日(日) 10:24 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,392
テレビ 2007年2月10日午後10時から日本テレビ系列で放送された番組「エンタの神様」で、どきどきキャンプというコンビの受験生ネタの中で三国志ネタが出ていたので紹介。
どきどきキャンプとは今回、「エンタの神様」初登場の岸 学さんと佐藤満春さんのコンビとのこと。

・エンタの神様
http://www.ntv.co.jp/enta/
・どきどきキャンプ ~OFFCIAL WEB SITE~
http://www.dokidokicamp.net/

岸 「あ、佐藤くんさぁ」
佐藤「あ?」
岸 「ちょっとひとつ教えて欲しいんだけ」
佐藤「あー、何?」
岸 「この『三国志』ってあんじゃん?」
佐藤「あぁあん」
岸 「『三国志』の三国って何だっけ?」
佐藤「そりゃおまえ、魏・呉・蜀(ぎ・ご・しょく)だわ」
岸 「そうだそうだ、おれ、衣・食・住(い・しょく・じゅう)って書いてた」
  (会場、笑)
佐藤「どんな覚え方してんだおまえ どれが統一してもバランスおかしい国になっちゃうよ、これ!」
岸 「そうそう、あぁこれじゃ採点は三角かな?」
佐藤「バツだよ! どこが惜しいんだよ、これ!」
  (会場、笑)


参照関連リンク
・2004年9月14日 友近さんのネタで。in「エンタの神様」
http://cte.main.jp/newsch/article.php/26
・2007年1月5日 100人の偉人 天才編(日本テレビ系列の番組)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/477

「JR発足20周年・青春18きっぷ」特別価格8千円(2007.3.1-4.10)


  • 2007年2月 9日(金) 19:07 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,644
場所  タイトルからして三国志と関係ないだろ、とツッコミが入りそうだけど、実は関連していくんだな、これが。いきなり答えを書いちゃうけど、この春の期間(2007年3月1日-4月10日)、交通費を安く、日本各地の三国志関連の場所やイベントへ行ってしまおうというのがこの記事の主旨。

 まずタイトルにもある「青春18きっぷ」の説明。
 「青春18きっぷ」とはJRグループの企画切符で、JRの普通列車であれば一日乗り放題となる切符だ。ここでいうJRの普通列車とは特別快速や新快速など快速アクティー、シティライナーなどの快速を含み(乗れる)、新幹線、特急、急行を含まない(乗れない)。そして馴染みのない人に見落としがちなのがもちろん各都市の地下鉄や小田急、阪急などのJR以外の私鉄全部に乗れないってこと。
 「青春18きっぷ」一枚につき判子を押すところが5カ所あって、つまり5回分つかえるということ。1回とは一人1日、JRの普通列車に乗り放題となる。具体的には、期間内のある日、改札で日付入りの判子を押して貰えば、その日一日、どの駅でも改札で駅員にきっぷを見せることで無料で出入り自由となる(但し、自動改札は通らない)。
 また「青春18きっぷ」一枚を同一区間であれば複数人で使うこともでき、例えば、二人できっぷ一枚を持って改札に行くと、2カ所に日付入りの判子をそれぞれ1回、計2個押してもらえて、改札を出入りするときは一人のときと同じように、どの駅でも改札で駅員にきっぷを見せればOK。応用としては、まず一人で改札から駅へ入って、別の駅の外で友人と会い、その駅でもう一つ判子を押してもらい、同じ普通列車に乗ってどこかに行くとか(つまり途中で合流する方法)、逆に二人で同じ列車に乗っていたのを、一緒にどこかの駅の外へ出て、一人はそのまま外へ、もう一人は再び駅の中へ入ってどこかへ行くってこともできる(つまり途中で分かれる方法)。
 「青春18きっぷ」の関連期間だけど、
春季用
 発売期間 2月20日-3月31日
 設定期間 3月1日-4月10日
夏季用
 発売期間 7月1日-8月31日
 設定期間 7月20日-9月10日
冬季用
 発売期間 12月1日-1月10日
 設定期間 12月10日-1月20日
というようになる。設定期間内であれば、連日使おうが、飛び石で使おうが良いが、設定期間外では使えないし、春季用で1回分余って次の設定期間に持ち越すなんてことはできないし、1回分使って払い戻すってこともできない。

 「青春18きっぷ」一枚(5回分)の気になるお値段だけど、1枚11500円。1回分につき2300円となる。
 実は今回の春季(3月1日-4月10日)はJR発足20周年ということでさらにやすくなって1枚8000円。1回分につき1600円となる。詳しくは下記のJRグループ各社のプレスリリース(2007年2月8日分)を参考に。

・JR北海道
http://www.jrhokkaido.co.jp/
・JR東日本
http://www.jreast.co.jp/
・JR東海
http://jr-central.co.jp/
・JR西日本
http://www.westjr.co.jp/
・JR四国
http://www.jr-shikoku.co.jp/
・JR九州
http://www.jrkyushu.co.jp/

 それから「青春18きっぷ」のことをさらに詳しく知りたい人用にとある個人サイトを紹介しておく。(このサイト、特に掲示板は一つのジャンルのファンのあり方みたいなのが参考になっていろんな意味で面白い)

・青春18きっぷさかなのページ
http://www2s.biglobe.ne.jp/~sakana/

 ようやくここからが本題。
 せっかく格安で普通列車にのって日本全国に行けるんだから、何か国内で三国志関連の旅行を2007年の3月1日から4月10日までの期間にしよう、ってことで、いくつか三国志関連の名所やその期間中に行われるイベントを以下にピックアップしてみる。

○三国志関連の名所

 まずタイムリーなものから。以前も「青春18きっぷ」絡みで少し記事にしたけど、2007年3月25日にオープンする飯田市川本喜八郎人形美術館(仮称)。NHK「人形劇三国志」の人形が展示される予定。それと日本の三国志関連名所といえば、まず思いつくのが「石城の里 三国志城」。この期間のイベントは3月10日土曜日の「三国志おしゃべり会」かな。「燕趙園」は三国志に直接、関係ないが、中華庭園で雰囲気が味わえ、また三国演義をモチーフとした彩画が(探せば)見つかる。

・飯田市川本喜八郎人形美術館(仮称)
期間:2007年3月25日以降
最寄り駅:飯田駅(長野県、太平洋側)
公式サイト:http://www.city.iida.nagano.jp/puppet/kawamoto/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/498

・石城の里 三国志城
期間:(毎週木曜休館)
最寄り駅:岩田駅(山口県、瀬戸内海側)
公式サイト:http://www3.ocn.ne.jp/~sangoku/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/482

・燕趙園
期間:(2007年3月27日火曜日休園)
最寄り駅:松崎駅(鳥取県、日本海側)
公式サイト:http://www.encho-en.com/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/104

○三国志関連のイベント

 お次は三国志関連イベント。現在、私が把握している分。同人関連やゲーム大会関連は別に項目を設けている。初めはアーケードゲームの三国志大戦の稼働二周年を記念したイベント「三国志大戦2」特別イベント(仮)。2007年3月25日日曜日開催。名前の通り三国志に関連するゲームで、現在、そのイベントに出場するプレイヤーの人気投票が行われている。もうひとつは「鋼鉄三国志前夜祭」。2007年4月1日日曜日開催。三国志をモチーフとした中華ファンタジーの「鋼鉄三国志」というアニメが放送されるそうなんだけど、名前の通り、それを記念した声優関連のイベントがあるそうだ。これは2月28日までメールで応募してそれに受からないと参加できなんだけどね。ゲーム大会で今、把握しているのが「「三国志大戦2 若き獅子の鼓動」東京大会~関東最強儀決定戦~」。店舗予選もあるけどここでは決勝大会のみ紹介(店舗予選は公式サイト参照)

・「三国志大戦2」ファンイベント ~ありあけの宴~
期間:2007年3月25日日曜日
最寄り駅:JRでは特になし(東京都) 新交通ゆりかもめ:有明テニスの森駅
公式サイト:http://www.sangokushi-taisen.com/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/483

・放送直前!鋼鉄三国志前夜祭~集え六駿 駿逸なる風のもとへ~
期間:2007年4月1日日曜日
最寄り駅:JRでは特になし(東京都) 東京メトロ東西線:竹橋駅
公式サイト:http://www.koutetsu-sangokushi.jp/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/494
※会場:科学技術館 サイエンスホール

・「三国志大戦2 若き獅子の鼓動」東京大会~関東最強儀決定戦~
期間:2007年3月17日土曜日
最寄り駅:渋谷駅(東京都)
公式サイト:http://www.sangokushi-taisen.com/taikai_kantoh.html
会場リンク:http://www.shibuya-gigo.jp/glink/


○中華街

 こちらもタイムリーなものから。「長崎新地中華街」。こちらでは3月4日日曜日まで「2007長崎ランタンフェスティバル」(春節祭)が行われている。この行事では劉備・関羽・張飛のランタンが展示されているとのこと(公式サイトでは少なくとも去年から未だに「漢羽」から訂正されていない・汗)。

・2007長崎ランタンフェスティバル
期間:2007年3月4日日曜日まで
最寄り駅:長崎駅(長崎県) 市電:築町駅
公式サイト:http://www.nagasaki-lantern.com/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/269

・長崎新地中華街
最寄り駅:長崎駅(長崎県) 市電:築町駅
公式サイト:http://www.nagasaki-chinatown.com/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/269

 次は「横浜中華街」。こちらは春節(2月18日)の行事で期間内にかかるものがある。三国志に関係するかどうかわからないが、3月18日まで「春節燈花」、3月4日まで「春節娯楽表演」。あと「横浜中華街」内に「横浜大世界」というチャイナテーマパークがある。ここで今、3月4日までの「大世界劇場」の上演スケジュールが公開されているが、三国志関連では3月1日木曜日と3月3日土曜日のそれぞれ15時と16時に「三国志」(通常から二胡演者抜き)が上演される。

・横浜中華街
最寄り駅:石川町駅(神奈川県)
公式サイト:http://www.chinatown.or.jp/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/487

・横浜大世界
最寄り駅:石川町駅(神奈川県)
公式サイト:http://www.daska.jp/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/487

 また構内で関帝が祀られているところに「立川中華街」と「大阪・上海新天地」がある。

・立川中華街
最寄り駅:立川駅(東京都)
公式サイト:http://www.granduo.jp/chai/index.html

・上海新天地
最寄り駅:JR難波駅(大阪府) 地下鉄:日本橋
公式サイト:http://www.shanghai-xtd.jp/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/469

 あと中華街といえば「神戸南京町」。

・神戸南京町
最寄り駅:元町駅(兵庫県、瀬戸内海側)
公式サイト:http://www.nankinmachi.or.jp/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/450


○関帝廟

 お次が関帝廟(関帝とはつまり関羽のこと)や関羽像のあるところ(先にあげたところは除外)。大抵はサイドに関平像や周倉像がついている。特にタイムリーなのはなさそうなので、以下、知っている範囲で一気に列挙。

・横浜中華街の関帝廟
最寄り駅:石川町駅(神奈川県)
公式サイト:http://www.yokohama-kanteibyo.com/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/456

・慈眼山長楽寺
最寄り駅:元町駅(兵庫県、瀬戸内海側、駅より山の手)
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/87

・大阪関帝廟
最寄り駅:天王寺駅(大阪府)
公式サイト:http://www.kanteibyo.org/
※2013年7月24日追記。Googleで「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」とでるので、リンクを外しておきます。

※追記 メモ:曹豹さんを囲む会(仮)(2013年5月4日)

・黄檗山萬福寺
最寄り駅:黄檗駅(京都府)
公式サイト:http://www.obakusan.or.jp/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/3
※以前、みたときは奥まったところにあったため、現在、関羽像を拝観できるかどうか不明

 ちなみに函館中華会館内にある関帝廟は下記にしめす昨年の情報だと公開中止になっているし、公開していたころは夏の公開となっているので、どちらにしても春季にはかかってこない。

・函館 中華会館(「宣和堂電網頁」内記事)
http://sengna.hustle.ne.jp/sb/log/eid486.html

※追記 函館中華会館 関帝廟一般公開(2010年7月8日-8月23日)

 その他の関羽像については下記個人サイトの「施設」のコーナー参照。長崎にはいっぱいあるんだね。あと福岡にもあるとは驚き

・甘味処さんごくすぃ
http://homepage2.nifty.com/namazu_chan/index.html


○同人誌展示即売会

 かなり趣向を変えて最後は三国志関連の同人誌展示即売会。以下にあげるのはすべて個人主催。三国志関連といってもそのほとんどが三国志→何かの作品→その二次創作同人誌(fanzine)って流れ。お好きな方はどうぞ。この三例だけ見ると、三國無双もの三国志大戦ものと一週間開けて同じ会場で連続で行われるだなんて、名古屋は活発だなぁ、と思ってしまう。

・終~血たぎり祭り4~桃園卒業式
期間:2007年3月4日日曜日11:00-15:00
形態:真三國無双シリーズオンリーイベント
会場:札幌市民会館1号・2号会議室
最寄り駅:札幌駅(北海道) 地下鉄:大通駅
公式サイト:http://ms103.fc2web.com/yamadaaa/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/461
※但し本州から青春18きっぷで札幌に行くには乗り継ぎの観点からあまりおすすめできない。

・桜華剣乱 参
期間:2007年3月25日日曜日11:00-15:30
形態:三国・戦国無双中心onlyイベント
会場:サンライフ名古屋
最寄り駅:名古屋駅(愛知県) 名鉄バス:天神山
公式サイト:http://www.oukakenran.com/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/461

・万華繚乱
期間:2007年4月1日日曜日11:00-15:30
形態:三国志大戦オンリーイベント
会場:サンライフ名古屋
最寄り駅:名古屋駅(愛知県) 名鉄バス:天神山
公式サイト:http://banka.ojaru.jp/
参考リンク:http://cte.main.jp/newsch/article.php/461


 以上、この期間(2007年3月1日-4月10日)、青春18きっぷでお出かけできる三国志関連の場所をピックアップしてみた。交通費を安くしていろんなところへ行けるとか美味しいことばかり書いたけど、実際に青春18きっぷで旅行してみると、地方での列車の本数の少なさに悩まされたり、乗り継ぎがうまく行かず駅で数時間足止めくらったり、混雑する電車にぶちあたってしまい人酔いしたり、交通費は安いけど宿泊費が高くついたり様々な困難が待ち受けている。事前に調べたり用意できることは全部したのちに綿密な計画を立てて旅行に臨むことをおすすめする。そうしないと、手柄に目がくらんだ一兵卒が関羽の前へ躍り出て一撃の元に討ち果ててしまうが如く手痛い目にあってしまうぞ。

 それにしてもこの記事の日本史版を作ったら、すごい分量になるんだろうな。お城だけでも膨大だ。

メモ:武冠のあみあみ


  • 2007年2月 8日(木) 21:10 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    5,993
歴史
透彫香炉のパターンのスケッチ武冠のスケッチ。色はテキトー
 ここ三国志ニュースでは複数人でブログ記事を書き込めるようになっていて、一人一人がそれぞれプロフィールを書き込むことができる。プロフィールにはいろんな項目があるんだけど、その中に画像を入れるところがある。ここに顔写真とか個性的な絵とかを入れるってこと。
 以前まで上の二つの画像のうち左の方をつかっていた。これは2005年1月に大阪であった中国国宝展に展示されていた「透彫香炉」(前5-前3世紀)の透かし彫りパターンの一つを抜き出してスケッチしたもの。元が青銅なのでこんな色にしてみた。

・中国国宝展(他サイトのレポート)
http://cte.main.jp/sunshi/w/w050923.html

 ごく一部ですごく好評だったこの画像もそろそろ飽きてきたんで、変更となる。それが下の方の画像。Adobe Illustrator CSで描いている。
 この元ネタは林巳奈夫/著『漢代の文物』に載っている、「人文研寫眞」から引く陶俑のスケッチ。つまりスケッチのスケッチってところだろうか。但し、「漢代の文物」は同じスケッチが二カ所、載っていて両者とも白黒だが、片方の[巾責]の部分(私のスケッチでいうところの赤い部分)はグレーで着色が施されている。そのグレーは印刷がもともと白黒だからなんだけど、カラー印刷だとそこは赤色になるんだろう。
 実際、私は似たような陶俑を何体も、京都でやっていた特別展「陶器が語る来世の理想郷 中国古代の暮らしと夢─建築・人・動物」で2006年4月に見ている。

・中国古代の暮らしと夢
http://cte.main.jp/newsch/article.php/317

 赤い[巾責]は漢代の武吏の標準的なかぶりものであることが沈従文ら/著「中国古代の服飾研究 増補版」で指摘されており、以前、別のサイトの掲示板に書き込んだ。
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=one&no=72

 プロフィールの画像の[巾責]は良いとして、その上にのっているあみあみ。一体これはどんな材質でできているの? とか疑問がわいてくる。まず基本となる続漢書の輿服志をあたる。

 続漢書の輿服志に書かれてある、

武冠、一曰武弁大冠、諸武官冠之。侍中・中常侍加黄金[王當]、附蝉為文、貂尾為飾、謂之「趙惠文冠」。

<テキトー訳>
武冠は一に武弁大冠と言われ、諸々の武官がこれを冠する。侍中と中常侍は(これに)黄金の[王當](みみだま)を加え、蝉をつけて文様とし、貂尾を飾りとし、これは「趙惠文冠」といわれる。

 さらに晋書の輿服志をあたると

武冠、一名武弁、一名大冠、一名繁冠、一名建冠、一名籠冠、即古之惠文冠。

<テキトー訳>
武冠は一に武弁と名付け、一に大冠と名付け、一に繁冠と名付け、一に建冠に名付け、一に籠冠に名付け、古の惠文冠に近い。

とあり、「籠冠」ってあたりが[巾責]の上に乗っている冠の「あみあみ」な形状をよく表している。と、「籠冠」のくだりは「漢代の文物」の受け売り(笑) しかし『漢代の文物』では特にこの籠部分が何で出来ているとかは書かれていない。
 確か、漢代の進賢冠の実物は出土していないんだけど、『漢代の文物』にもスケッチが載っているように武冠(※追記。正確には武冠の籠部分)は武威磨嘴子や馬王堆漢墓から出土している。そのため、材質等は調べればわかる話だ。

※冠関連の関連リンク
・一梁?メモ
http://cte.main.jp/newsch/article.php/365
・メモ:三才圖會と三禮圖
http://cte.main.jp/newsch/article.php/480

※追記 メモ:「中国服飾史上における河西回廊の魏晋壁画墓・画像磚墓」

※追記 メモ:三国創作のための扶助会

 そこでとりあえず手元の本をあたってみることにする。それは『漢代物質文化資料図説』という本。

・孫機/著「漢代物質文化資料図説」
http://cte.main.jp/newsch/article.php/351

 この書籍の233ページからはじまる「58 服飾II 武士的弁、冠与頭飾」にバッチリのってそうだ。しかし、この書籍の本文は私が理解できない中国語でしかも慣れない簡体字のため、内容を理解するのが困難であり無理を押すと間違った解釈をしてしまう怖れがあった。
 でも一体、武冠のあみあみ部分は何でできているんだろう、という好奇心には勝てず中国語の文法を少しも知らず無理して訳してしまう(汗)
(※これは大げさな表現ではなく、実際に昨日、私が簡体字の「頭」と「興」の区別がつかない程、中国語を理解していなかったので)

 まずは本文の引用から。簡体字では表示できないことが多いので、その都度、EmEditorのプラグインを使って繁体字へ変換しており、それでも表示できないものは[]付きの合成文字で代用しているという何とも中途半端な字体になってしまっている。

 将弁和平上[巾責]組合在一起、与進賢冠和介[巾責]組合在一起的情況相似、所以它又得名為“武弁大冠”或“武冠”。雖然從根本上説、它并不是冠、但在流行過程中、它却被加以種種冠類的称謂。≪晋書・輿服志≫説:“武冠一名武弁、一名大冠、一名繁冠、一名建冠、即古之惠文冠。或曰趙惠文王所造、因以為名。亦云、惠者[虫惠]也、其冠文輕細如蝉翼、故名惠文。”其實惠文冠与趙惠文王并無関係、将惠文解釋為[虫惠](蝉)文、亦嫌遷闊。按≪礼記・喪服≫鄭注:“凡布細而疏者謂之[糸惠]。”武弁正是用細疏的[糸惠]布制作的。也有時在制弁的織物上[シ余]漆、馬王堆3号西漢墓与武威磨嘴子62号新莽墓均曾出漆[糸麗]紗弁(58-3・4);前者放置在一個漆[匚+算](86-4)、後者還戴在男尸頭上。磨嘴子弁周圍裹細竹筋、頂部用竹圈架支[才掌]、内襯赤[巾責]、清楚地反映出武弁的實際状況。這些弁的[糸麗]紗均孔眼分明。不僅實物如此、画像石中的武弁、也常特地刻画出網紋来、表示原物的質地是細疏的織物。但当弁[シ余]漆以後、変得堅硬起来、成為一頂籠状的甲殼、即所謂籠冠。籠冠偶見有直接戴在頭上的(58-11)、多数是将它嵌在[巾責]上。
 先秦時的書弁是浅紅色的、直到漢代、紅色仍是武士冠服的主要色調。這時在武弁之下用紅[巾責]。上述武威磨嘴子62号墓中襯[執/土]武弁的[巾責]就是紅色的。望都1号漢墓壁画之“門下游徼”所戴的武弁下也透出紅[巾責]。這和≪東観漢記≫所称:“詔賜段[匕/火頁]赤[巾責]大冠一具”(≪御覧≫卷六八七引)正相合。由于漢代的軍官和士兵穿[糸是](黄赤色)衣或[糸熏](暗赤色)衣、戴赤[巾責]、所以紅色成了代表軍人的顔色。≪漢書・尹賞伝≫説:“探赤丸、斫武吏;探黒丸、斫文吏。”≪論衡・商虫篇≫説:“虫食谷……夫頭赤則謂武吏、頭黒則謂文吏所致也。”也正是基于此種原因。

※ここの(58-3・4)などの()付きの数字は『漢代物質文化資料図説』の挿図に対応している。(58-3・4)がそれぞれ武威磨嘴子62号新莽墓と馬王堆3号西漢墓の漆[糸麗]紗弁のスケッチで、(58-11)が漆[匚+算]という箱のスケッチ、(58-11)が籠冠を直接頭に載せている画像。また、上記の文中に「晋書・輿服志」からの引用部分があるが、「一名籠冠」という記述が抜けている。

 それでこれを訳そうと、以前、買った中日辞書を探したんだけど、見つからない(誰かに貸した?)。そのため、以前、掲示板で教えて貰ったオンライン日⇔中辞書「北辞郎」を使うことになる。

・「北辞郎」に三国志の単語を入れてみる(三国志ファンのためのサポート掲示板の書き込み)
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=one&no=2034
・オンライン日⇔中辞書「北辞郎」
http://www.ctrans.org/cjdic/index.php

 そもそも文法を知らない私がどんな辞書を使おうとも変な訳文にしかなりえないので、以下に続く訳文が変なのは決してこの辞書のせいではない(笑)。
 というわけで、以下に訳文(と言える代物でもないが)。


 弁と平上[巾責]とを一緒にする組み合わせは、進賢冠と介[巾責]を一緒にする組み合わせの状態に似ていて、そのため“武弁大冠”あるいは“武冠”という名となる。根本は説明したとおりだといっても、それは決して冠ではないが、流行の過程の中では、それは返って様々な冠類の名称へと加えられる。『晋書・輿服志』によると、「武冠は一名を武弁、一名を大冠、一名を繁冠、一名を建冠といい、古の惠文冠に近い。あるいは趙惠文王によって作られたと言い、そのためその名となる。一方、惠というものは[虫惠](せみ、つくつくぼうし)であり、その冠の文(文様、かざり)は蝉の翼のように軽く細く、そのため惠文となづけられたと言われる」その実際の惠文冠と趙惠文王とを並べるのは関係がなく、必ず惠文は[虫惠](蝉)文となると解釈され、また広く変移することを嫌う。『礼記・喪服』鄭注とつきあわせる:「およそ布が細かいとあらい目になりこれを[糸惠]と言う」 武弁はまさしく細疏(細かくあらい目)の[糸惠]の布を用いて制作された。時には弁の織物の表面に漆が塗られており、以前に馬王堆3号西漢墓と武威磨嘴子62号新莽墓との両方から漆が塗られた[糸麗]紗弁(綺麗な目のあらい弁)が出現した(58-3・4);前者は一個の漆が塗られた[匚+算](86-4)に放置されており、後者は依然として男の屍の頭上に被さっていた。磨嘴子の弁の周囲には細い竹筋でくるんでおり、頂部には竹の囲いの架を用い支えており、内側の下には赤[巾責]があり、明晰に武弁の実際の状況を反映している。これら弁の[糸麗]紗はすべてはっきりと目がある。実物はそればかりか、画像石の中での武弁に常にもっぱら網の模様が描き出されていて、現物の性質が細疏(細かくあらい目)の織物であることを意味する。ところが弁に漆を塗ったときから後、堅くなり起きあがり、一つの頂点が籠状の甲殼となり、すなわち籠冠と言われるところとなる。籠冠は、時々、頭上に直接のせるように見られ(58-11)、多くは[巾責]の上に必ずそれがはめこまれる。
 先の秦の時の書の弁は浅い紅色で、漢代になるまで紅色は依然として武士の冠と服の主要色調だった。当時武弁の下に紅い[巾責]があった。上述のように武威磨嘴子62号墓のあて布の武弁の[巾責]は紅色だった。望都1号漢墓壁画の「門下游徼」でのるところでは武弁の下から紅[巾責]が透き出ていた。これと『東観漢記』とにあげられる:「詔令で段[匕/火頁]に赤[巾責]と大冠の一式を賜った」(『御覧』卷六八七に引く)とちょうど一致する。漢代の軍官と士兵が[糸是](黄赤色)の衣あるいは[糸熏](暗赤色)の衣を身につけ赤[巾責]をかぶることによって、したがって紅色は軍人の色合いを代表するようになった。『漢書・尹賞伝』説:「赤丸を探り、武吏を切り;黒丸を探し、文吏を切る。」 『論衡・商虫篇』説:「虫食谷……大人の頭が赤いのはすなわち武吏、頭が黒いのがすなわち文吏のいきつくところだ。」ちょうどこの種の原因に基づいている。


 というわけで武冠のあみあみ(上の文では「弁」)は漆をぬった細疏(細かくあらい目)の織物であり、竹で形を整えているものというのが正解っぽい。あと赤[巾責]のこともここで再確認できた。今、google等の検索サイトにて「麗紗弁」(これを簡体字にする)という単語で検索をかけるといくつかひっかかり、中には大きさ等が書かれているものもある。
 やはり実物があると説得力があるなぁ。漢代の進賢冠もこの調子でどこからか出てこないのかしら。


※関連記事 佐原康夫/著『漢代都市機構の研究』(汲古叢書31 2002年)

※追記 メモ:漢中興士人皆冠葛巾

2007年2月6日「八卦の空」(ミステリーボニータ3月号)


  • 2007年2月 6日(火) 21:47 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,984
マンガ  そういや最近、三国志ニュースの検索ワードでついに「八卦の空 玄龍×朱姫」なるのが出てきて、とある専門用語でいうところのいわゆるノーマルカップリングってやつでこれは喜んでいいのか何なのか…(人によっては意味不明ですみません)。
 それとはあまり関係なく、今日、2007年2月6日に「ミステリーボニータ」3月号が発売。それには連載マンガや読み切りマンガがずらりとあって、それらの中には一つ、三国志関連の連載作品があるのだ。
 それが青木朋先生の「八卦の空」。三国時代の魏を舞台とする漫画。三国志およびその注に名が出ている人物、紀玄龍や管輅(字、公明)のコンビが奇々怪々な事件を解決する話で、今回は一話完結話。

以下、関連リンク

・秋田書店
http://www.akitashoten.co.jp/
・青木朋先生のサイト「青木朋HP++青青」
http://aoki.moo.jp/
・青木朋さん(私設)ファンクラブ
http://bluefan.exblog.jp/

・ミステリーボニータ3月号に「八卦の空」 采美の才(ブログ『青青日記』)
http://blog.aoki.moo.jp/?eid=491322

<前回>2007年1月6日「八卦の空」(ミステリーボニータ2月号)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/479
<次回>2007年3月6日「八卦の空」(ミステリーボニータ4月号)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/531

 冒頭は「ミステリーボニータ」10月号掲載分で初登場した美少年の陸采美が管ちゃんの家を訪ねにくるところからはじまる。
 そういえば、管ちゃんが寝台に横たわる側に一コマだけ小さく夷奴が出ていた。夷奴は前号掲載分に出てきた人物。話が脱線してしまうんだけど、今号の「ミステリーボニータ ホットライン」(つまり読者からのお便りコーナー)に「八卦の空」へのお便りあり。前号の話がすごく泣けた、って内容だった。同感。
 話戻して、そんな陸采美が管ちゃん邸の外に居ると、管ちゃんへ助けを求めるおばさん有り。それで管ちゃんの登場か、と思ったら、意外や意外、なんと玄龍くんが出てきて「私が管公明です」と名乗り、管ちゃんになりすまし。そのコマの右側の端正な玄龍くんとは好対照に左側の陸采美の顔の崩した驚きようっていったら面白い。もちろん、玄龍くんがなりすましたには訳があって、寝台に伏している管ちゃんに心配をかけまいとのこと。
 それで成り行き上、陸采美が管ちゃんの弟子ってことになって、こうして、管ちゃん&劉朱姫になりすました玄龍くん&陸采美コンビの出来上がり! このコンビは全然、思いも寄らなかっただけにとても新鮮に感じたしワクワクする感じだ。この後に続くストーリーも面白いものとなっている。芯に人生の先輩と後輩って雰囲気があって良いね。それに陸采美の新能力が開発されているしね。それが今回の鍵となる。
 さてメインの事件は逢い引き中に殺された女性の霊が出るってこと。その女性は逢い引き相手である恋人に殺されたと思われていたんだけど…って流れ。
 それにしても柱の人物紹介にあった朱姫はいつ出てくるのかと思ったけど、そういうオチに来たか(笑)

2007年5月13日第2回・中華コスプレ日本大会(鳥取・燕趙園)


  • 2007年2月 5日(月) 20:44 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,015
場所

2006年9月24日に鳥取・燕趙園で行われた「中華コスプレ日本大会」の第二回目が早くも2007年5月13日日曜日に行われるとのこと。前回と同じく本大会の前日(2007年5月12日土曜日)に前夜祭と交流会があるとのこと。参加料は前回と同じく2000円。詳しくは下記バナーより公式サイトへ。

中華コスプレ日本大会

※参照記事
・2006年9月24日 中華コスプレ日本大会(in鳥取・燕趙園)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/371
<次回>第3回・中華コスプレ日本大会(鳥取・燕趙園、2007年11月23日(金・祝)24日(土))
http://cte.main.jp/newsch/article.php/655

というわけで、三国志関連のコスプレも今回も期待できそう。

<2007年5月14日追記>
・日本海新聞に中華コスプレ日本大会の記事2007
http://cte.main.jp/newsch/article.php/589