・日経WagaMaga
http://waga.nikkei.co.jp/
上記のサイト「日経WagaMaga」の「エンタメ」→「映画」で「ジョン・ウー監督、「レッドクリフ PartI」の魅力を語る(10/27)」というインタビュー記事がある。
七つの質問からジョン・ウー監督の『レッドクリフ』への想いが浮き彫りになっている。また俳優の写真中心に『レッドクリフ』からの写真が五枚掲載されている。
個人的にはちゃんと「『三国演義』」となっているところに好感が持てる。
<10月30日追記>
「三国志「赤壁の戦」が映画に」という記事が追加されていた。映画からの写真が5枚使われていて、どういった映画なのかわかりやすい。
<追記終了>
※次記事 「日経WagaMagaラウンジ」で「三国志を語ろう」コミュニティー
※関連記事(リンク停止中) 呉宇森(ジョン・ウー)監督『レッドクリフ(RED CLIFF)』報道まとめ
鳥取県にある日本最大級中華庭園「燕趙園」で年二回のペースで行われている中華コスプレ大会。「中華コスプレ」とあって三国志作品のコスプレも有り。2008年10月25日26日の土曜日曜に行われた第5回大会はアジア大会と位置付け、日本以外のアジアの国々からの参加者があったという。
・燕趙園
http://www.encho-en.com/
・中華コスプレプロジェクト公式ホームページ
http://www.pulse.vc/cos/
・大会事務局から御礼 (※上記サイトのページ)
http://www.pulse.vc/cos/news/gallery.cgi?no=44
※バナー直リンク禁止
その中華コスプレアジア大会が下記の毎日jpのページのように毎日新聞地方版の2008年10月26日の記事に採り上げられた。ちなみに一つ上位の鳥取のページにこの時の投稿された動画がある。同じ動画は前述した「大会事務局から御礼」のページにもある。
ちなみに動画を見ると、グランプリは『真・三國無双』からで書道で会場を沸かせた中国チームとのこと。
・中華コスプレアジア大会:気分は漫画の主人公 中国、韓国からも--湯梨浜 /鳥取(毎日新聞 2008年10月5日 地方版)
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20081026ddlk31040265000c.html
※サイト内の記事掲載期間は原則1カ月間という。
・毎日jp - 毎日新聞のニュース・情報サイト
http://mainichi.jp/
しかし毎日新聞は記事のページにリンクを張ることを下記のように明言していて良い感じ……って他も真似して欲しいので何回も書くけど。
・Q.毎日jpのトップページや記事にリンクをはりたい
http://mainichi.jp/info/etc/arukikata.html#Q9
※関連記事
毎日新聞地方版に三国志城の記事(2008年7月5日)
第5回中華コスプレ大会(アジア大会 2008年10月25日26日)
※追記 毎日新聞鳥取版・日本海新聞に中華コスプレ日本大会の記事2009
・三国志大戦3公式ウェブサイト
http://www.sangokushi-taisen.com/
2008年12月11日に『三国志大戦3 DVD 将星決起』(EBDVD-44)が5040円で発売とのこと。
名前の通り、アーケードゲーム『三国志大戦3』(2007年12月13日稼働)関連のDVDなんだろうけど、特に公式サイトでまだ情報がない。
(何か判り次第、追記予定)
型番とネーミングセンスからいって『ファミ通』で有名なエンターブレインから発売されるやつだろうね。
・エンターブレイン
http://www.enterbrain.co.jp/
※関連記事
三国志大戦3 DVD 将星来来(2008年3月27日発売)
「三国志大戦3 ~蒼天の龍脈~」稼働開始(2008年9月18日)
<追記>
同じくエンターブレインから2008年11月7日に『三国志大戦3 蒼天の龍脈 遊戯指南書 決起之心得』という書籍が1380円で発売。カードリストムックとのこと。
※前記事 「魏晋南北朝史と石刻史料研究の新展開」ノート3(2008年9月14日)
※関連記事 公開シンポジウム「東アジアの出土資料と交通論」(2008年10月11日12日)
※追記 国際シンポジウム「三国時代・魏の世界―曹操高陵の発見とその意義―」(2010年11月27日28日)
上記の関連記事にあるように2008年10月11日12日に愛媛大学で公開シンポジウム「東アジアの出土資料と交通論」が行われるということで足を運ぶ。
当日はちょうど「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」の利用期間なので、12日の午前中を狙って11日丸一日かけて愛媛大学のある愛媛県松山市へと向かう。初めて行く土地で、車窓を楽しんでいたので、 図書館から借りた『漢代の地方官吏と地域社会』をほとんど読み進められなかったが。
松山はコンパクトにまとまった街で、市電と徒歩でホテル、観光地や繁華街などほとんどカバーできた。しかも市電はどこでも150円で一日券が300円という安さ。ただ市電の終電が早いことは玉にきずだけどね。
12日朝、市電に乗り込み、いざ会場となる愛媛大学へ向かう。
・愛媛大学
http://www.ehime-u.ac.jp/
9時前、会場となる建物の愛媛大学法文学部に到着する。その出入り口のど真ん中には写真のように犬がうつ伏せに寝そべって、こちらに無関心な様子で建物の入口の前でくつろいでいた(笑)。
エレベータに乗り込み8階に上がり、東側にある大会議室へ。西の入口でレジュメを貰う。
東の壁にスクリーンがあって、そこが演壇となる。席が東に向かって配置されているのではなく、写真にあるように会議室の名の通り、南北で交互に向かい合わせになるような席と机の配置となっている。清岡はスクリーンが見えるように北側南向きの席に座り、開始を待つ。
●10月12日:研究発表―午前の部(午前9時~12時)
※以下、頭に「●」をつけた一行はプログラムからの写し
9:06開始。
前日「中国古代の簡牘と記録簡―日本古代木簡との比較―」のご講演をされていた藤田勝久先生が司会として立たれる。ここで王子今先生は渡航手続の関係上、来日できなかったとアナウンスされる。その代わり、三番目に黄 暁芬先生の「秦直道の調査と研究」というご報告をされるそうな。
※追記 中国古代国家と社会システム(2009年9月25日)
●王子今氏(中国・中国人民大学)「中国古代交通システムの特徴―秦漢出土資料を中心として―」
藤田先生が急遽、作成した資料「中国古代の出土資料と交通論」を元に簡単な説明がされるとのこと。
○1、中国古代交通史の研究
※以下、頭に「○」をつけた一行はレジュメからの写し
白寿彝『中国交通史』(1975)は交通区域とか都会とか道路とか、制度史のような形で書かれた。その他、いくつか書かれ漢代だと譚宗義『漢代国内陸路交通考』(1967)、唐代だと厳耕望『唐代交通図考』(1985-1986)など交通路線の問題、それから交通施設の問題など、文献学を中心とした研究。
王子今『秦漢交通史考』(1994)は手に入るものの中で、一番、ベーシックなもの(レジュメでは目次が書かれている)。王子今先生の考えによると交通システムは統一国家を維持するためのものとのこと。秦漢時代に空前の発達を遂げた。秦漢交通史に重要性がある。社会生産の発展は交通の発達と維持を必要とする。交通網の分布、密度、効率は文化圏の範囲と規模を決定する。『秦漢交通史考』はこの当時、発見された出土史料画像史料をも含め概説されている。考察の対象としては狭い意味では人と物の空間、広い意味では通信など伝達方式も意識されている。考察の対象として、交通発展の現象と規律、社会文化面に対する作用を扱う。実際には制度、交通路とか橋とか乗り物とかが社会にどのように関わるか網羅的に扱う。
今回、王子今先生が発表するにあたり、予めどのような内容なのか聴いており、それがレジュメに書かれている「1交通条件と皇帝権、2交通施設と国家の政治、3交通路と国家の建設、4交通道路と軍事化」という目次に当たる。王子今先生には機会を改めて松山で発表してもらう予定とのこと。
○2、人びとの移動と出土資料:文字資料と口頭伝達
人びとの移動としてどんな資料があるか。藤田先生は昔、『司馬遷の旅』(中公新書、2003)という本を書き、司馬遷は武帝と巡行したりと中国の三分の二を旅行している。交通史の研究が少ないので実際、どうかわからない、と。その本では「余論」として「漢代の旅行事情」として書いて、その時に調べてわかったことがある。つまり中国の交通史の研究は進んでなくて、よくわからないということがよくわかった。
レジュメの右側にいくつか項目を挙げている。それらは中国ではどんな人々が移動しているか、そんな移動を示す出土資料にはどういったものがあるか、そういったものを対象として研究を進んでいけば貢献できるのではないか。
「1)皇帝の巡狩」。一番有名なのに秦始皇帝の天下巡行がある。それを示すものに「刻石」がある。「2)中央の官僚、官吏」「3)地方の官僚、官吏」。従来から研究されている。「4)軍隊とその組織」。王子今先生も注目されている。軍事目的で移動したり辺境の防衛や徙民に関連する資料もある。「5)公的な労働」。単に物資を輸送させるだけではなく、土木建設、例えば皇帝陵墓作るためかり出されるとか。各地への軍需物資の移動の資料の一つに、今日、発表で触れられる「里耶秦漢」などがある。「6)学者、客、一般民など」。思想家、占いをする者、技術者など。
○3、交通の施設と交通システム
一番考えられるのは「1)公的な城郭、交通・軍事の施設」、こういうハード面がある。出土資料そのものだけではなく近年、遺跡の調査もある。「2)交通システムと規定」について例えば睡虎地秦簡や張家山漢簡には「行書律」「伝食律」などの職業規定が出てきている。また通行書に当たるもの(符、伝、伝信)も資料として増えてきた。
ここで今回の報告の概要が藤田先生により説明される。今回の発表は全て日本語だそうな。
※次記事 「東アジアの出土資料と交通論」ノート2
※追記 東アジア出土資料と情報伝達(2011年5月25日)
※追記 日本マンガ学会第13回大会に至るまで(2013年7月4日-)
※追記 中国の歴史をたどる―『三国志』(2014年10月14日-2015年3月10日全6回)