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本筋と関係なくしかも見ている人にはわかりにくいのだけど(URLでわかる)、今回は記事番号6900であり、下記関連記事に続いて100刻みの記念記事となる。
※関連記事
八卦の空(第47回京都コミック読書会テーマ歴史人物 2024年4月20日)
2024年9月9日月曜日18時半ぐらいに帰宅、大垣→永田町→早稲田→新長田とまわった夏の青春18きっぷの旅も終わり、ポストに『三国志研究』が入っていた。自室は室温36.3℃と体温超え、すぐに風呂に入る。
下記関連記事にあるように、三国志学会第19回大会が2024年9月8日日曜日に開催されたのだけど、その学会誌『三国志研究』の方も昨年と同じく郵送で送られてきた。なのでそれぞれ到着した日が違っているものの、三国志学会により『三国志研究』第十九号(B5 104ページ、ISSN 1881-3631 が大会同日の2024年9月8日に発行された。
※関連記事
三国志学会 第十九回大会 三国志大文化祭2024(東京2024年9月8日日曜日)
・三国志学会
http://sangokushi.gakkaisv.org/
※関連記事
プレビュー雑談 三国志大文化祭 三国志学会大会(YouTube2024年8月31日土曜日19時-)
・三國志研究 第十九号
https://sangokushi.gakkaisv.org/kenkyu/kenkyu.html#19
※前号記事
三国志研究第十八号(2023年9月3日発行)
『三国志研究』は上記サイトにもあるように汲古書院で購入できるそうな。
・株式会社汲古書院 古典・学術図書出版
http://www.kyuko.asia/
※関連記事
塼画墓・壁画墓と河西地域社会(2024年2月26日出版)
それで『三国志研究』第十九号の内容は、前述のその号のページは、これを書いている時点では存在しないので、第十九号の表紙から横書きにして引用する。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
論考
清岡美津夫 日本の三国志マンガにおける鎧の変遷…………………………… 1
銭 儒亭 時間的な乱れから見る「満寵伝」
――史料のルーツとその意図について――………………… 21
伊藤 涼 郭象の世界観について……………………………………………… 35
仙石 知子 『三国志演義』における劉安の表現受容について……………… 48
中川 諭 十五行二十六字本「三国英雄志伝」……………………………… 62
張 智超 新編川劇三国戯『夕照祁山』に関する研究
――「臥龍」と「烈馬」の悲劇をめぐって――……………… 81
文献目録
朝山 明彦 関帝信仰研究文献目録【和文編】(二)………………………… 97
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「関帝信仰研究文献目録【和文編】」がなぜ「(二)」?とおもったけど、冒頭に書いてあった、2010年に「(一)」があって、そこで漏れたもの、それ以降のものが掲載されているそうで。なので、最近、思い出した大興寺の関羽像論文もリストにある。
※関連記事
三國志研究第五号(2010年9月11日)
リンク:京都大興寺関帝像について(東アジア文化交渉研究 第14号 2021年3月31日発行)
すっかり見落としていたのだけど、実は下記関連記事の中川諭先生の論文は5号連続掲載。『三国志演義』の版本の豊かさの証左でもあるか?あと中川諭先生の論文が掲載される『狩野直禎先生追悼 三国志論集』(2019年)の刊行にともない、第十四号(2019年)の掲載論文が少なくなったことがその編集後記に書かれてあって、その論集をカウントすれば第十三号(2018年)から7号連続掲載。
※関連記事
三國志研究第十五号(2020年9月13日発行)
狩野直禎先生追悼 三国志論集(2019年9月14日)
三國志研究第十四号(2019年9月14日)
三國志研究第十三号(2018年9月15日)
それに次ぐのが仙石知子先生で第十三号(2018年)からだと第十四号(2019年)、第十七号(2022年)以外はその論文が掲載されている。
※関連記事
三國志研究第十七号(2022年9月4日発行)
それと伊藤涼さん、大会での口頭発表と論文発表が同時とはすばらしいな、と。
これを書いている9月10日の段階では銭儒亭「時間的な乱れから見る「満寵伝」」の反響が一番あるかな、と、Xを見ていると。
それで拙論のことだけど、以前に載ったのが下記関連記事にある第十六号(2021年)。それは前年の大会での研究報告をまとめたもので、後半部分がまとめきれないもんだから、論文の結言部分で次は三国志マンガ内ジャンルについて研究報告する、みたいなことを書いていた。
※関連記事
三國志研究第十六号(2021年9月5日発行)
だけど、結局、その研究報告や論文の前に、それ以前に日本マンガ学会大会で報告した3報をまとめたものとなった。
※関連記事
メモ:日本マンガにおける秦始皇帝兵馬俑鎧甲デザインの伝播(2018年6月23日)
メモ:「三国志演義」翻案マンガにおける「明光甲」考(2019年6月22日)
メモ:「三国志演義」翻案マンガにおける「明光甲」後考(日本マンガ学会第22回大会2023年7月1日)
※新規関連記事
三国志ニュース定期便 三国志マンガのリストを1953年から読み上げる配信(YouTube2024年9月28日土曜日19時-)
どうせ多くの人にリーチしないだろうから、ネタバレ的に結論の一つだけ先に書いてしまうと、人形作家の川本喜八郎先生がNHK「人形劇三国志」の人形制作に携わるのに際し、人形の鎧についての制作方針の考え方が現代の三国志マンガまで伝わっているといったもの。『潮』1998年1月号のpp.268-275「【対談】尽きぬ『三国志』の魅力」でのp.271、川本先生の発言に見られる「関羽と張飛と劉備玄徳の三人は、どっちかというと兵馬俑に近い形をしています。でも、あれは下級の服装なんで」というもので、下級に対しそれ以外を「唐代の服装」「唐の形」という表現が出てくる。ただし、小札の重なりや胸甲背甲の留め縄などの細かい部分はすっかり省略されてしまっている、これがメディアの特性なのか効率化の結果なのかは置いといて。実際、『朱のチーリン』1巻をパラパラめくると、そんな印象をうけるね(いや未だちゃんとは読んでない)。
※関連記事
【対談】尽きぬ『三国志』の魅力(潮1998年1月号)
朱のチーリン 1巻(2024年8月30日)
※新規関連記事
川本喜八郎の三国志ー創造の軌跡(飯田市川本喜八郎人形美術館2024年9月28日-12月15日)
そういった結論に至るまで、多数の三国志マンガ作品から引用した絵を提示し、見開き2ページにわたるものなどもあって、それぞれにキャプションが多く必要となるし、なかなか画像には気を配った。
前述の三国志学会の公式サイトにあるように、論文の〆切は毎年3月でそれまで提出原稿を書き上げたのだけど、査読が通った後、そういった事情の画像があるもんだから、根回し的に提案し、結果的には清岡がページ編集することとなって良かった。その〆切は6月中までとなる。いや、具体的には何のソフトウェアが使われているか、念のため伏せようと思ったけど、すでに「三国志ニュース」で漏れ書いているね、下記関連記事。
※関連記事
メモ:続・三国志マンガの歴史(岐阜県大垣市 時re風2023年7月14日)
名品 天・人・地 前期(駿府博物館2021年7月24日-9月20日)
三國志研究第十三号(2018年9月15日)
その過去、格闘相手になっている一太郎氏なのだけど、2024年6月12日にその体験版をインストールしようとしていた。しかし実は、上記関連記事(2番目)のときにインストールした体験版が残っていて、その旧版をアンイストールしないといけないことに気づいた。6月15日土曜日に、ようやく本文を一太郎氏に貼り付ける作業。6月22日土曜日、13時ぐらいから日本マンガ学会大会(京都精華大学)で、それを見に行くのだけど、移動中を含めそれまで一太郎氏と格闘(編集)。一太郎氏側でキャプションを作るのが常套手段なのだけど、それだと一太郎氏側でページ内配置・構成をする必要が出てきて、今回は多くの引用画像があるため、事実上ページ内構成は不可能。なので、それを回避する戦術としては、一太郎氏側でキャプションを作るのはあきらめ、最終的になるべく高解像度にした画像データ(ビットマップ)になるようにした。というのも多くの引用画像と多くのキャプションを1ページごとに1枚にまとめた方が一太郎氏側で扱いがより簡単になるので。結局、手慣れたAdobe InDesignでキャプション付きでページ内構成をして、というより前述の3度の日本マンガ学会大会の研究報告で配布したレジュメからコピー&ペーストしたのをベースに構成し、それを1ページ分まるっとInDesignの「書き出し」で1枚の画像にする、という作業をしてた。そうやってまとめた画像を一太郎氏に貼るという格闘。日本マンガ学会大会の懇親会にて、知り合いが少ないもんだから懇親できない時間を利用して、ノートパソコンをラップトップさせてその作業をしてたりもした。そしたら隣が某超有名マンガ家の休憩場所になっていて、そこに某有名マンガ家が挨拶に来たりと、あれこれ貴重な場面を横目にしてた。6月27日木曜日7時50分、そういった流れでの編集を終える。6月29日土曜日9時21分、第35回 人形劇三国志DVD鑑賞オフ友の会に向かう在来線の東海道線の車中にて、図中の劉備と曹操の順番を入れ替えるだけの作業。11時25分、一旦、InDesignからPhotoshopへコピー&ペーストしそこで保存し画質、というか解像度を上げる作戦。
※関連記事
第35回 人形劇三国志 鑑賞オフ友の会(2024年6月29日)
6月30日日曜日3時30分、作業を終え、始発で在来線を乗り継ぐ帰路についていたのだけど、11時41分大垣駅発の東海道本線(東海)(米原行)車中にて気づくのだけど、一太郎氏、絵を入れ込んだ後にどうやっても解像度を上げられず、正解は絵を入れる際のファイル選択ウィンドウの右上の歯車アイコンをクリックして変更できるようチェックする、ヘルプを見てもヒントレベルしか書いてない。そんな初期設定リミッター。何このどこかの施設の昔のスキャン画像みたいなの?ってなってた、私のこの数時間を返せ、って思ってた。13時37分京都駅到着。駅のホームでとり天そば食べて、京都駅近くの映画館のチケットをかって、スタバで時間をつぶそうと思ったら、満席で、近くのベンチでひたすら解像度を上げての論文の図の差し替えをやってて、貼り付けなおし図9までいって、45分出発で館内でカフェラテのアイス450円をかったら、もう予告も終わろうとしていたけど、明るさ最小で映画「ルックバック」が始まるまでに図10まで貼り付けた。なんだこの最新のマンガ原作劇場アニメを見る前に、昔の三国志マンガの引用画像の解像度を上げる作業は。
・劇場アニメ「ルックバック」
https://lookback-anime.com/
帰宅して19時20分、編集した論文(一太郎ファイル)をGmailで提出、25Mbyte超えるとGoogleドライブに飛ばされるんだ、へぇー。
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