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メモ:生誕90周年記念展示 横山光輝の世界(東京都豊島区池袋2024年4月12日-9月11日)
2023年9月8日日曜日、都内某ネットカフェにて。19時半から4時前までぐっすり眠ったわ、寝返りうてない狭いから多分熟睡はしてない。
早稲田大学の近くにもあるけど、開店時刻や空き具合からいって、中野駅近くのモスバーガーで朝食。朝モス、野菜バーガー。くつろぎつつ、時刻が来たんで、中野駅から東京メトロ東西線で出発、8時52分発。9分で早稲田駅に到着。行き慣れているはずだけど、1年に1回なんでちょうど忘れているため、事前に地図で行き先を覚えていた。歩いていると、到着の前に知人に発見され声をかけられる、いやマスクされていると誰か一瞬、わかんないね。それが伏線的に作用するのだけど、今回は西からの方が登壇されるってことで集団行動が多かった気がする。
9時6分に会場となる早稲田大学小野記念講堂に到着。
・小野記念講堂 - Waseda Culture 早稲田大学 早稲田文化
https://www.waseda.jp/culture/facility/ono/
上の写真のようにイベントの主催団体が掲げられていたのだけど、何の会場かというと、10時開始での三国志学会主催の三国志大文化祭2024の会場だ。下記の前回記事同様、当日のメモを写すぐらいの短いものになると思う。「※」の記号で始まる文は清岡によるコメント。
・三国志学会
http://sangokushi.gakkaisv.org/
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三国志研究第十九号(2024年9月8日発行)
・三国志学会大会
http://sangokushi.gakkaisv.org/taikai.html
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三国志学会 第十九回大会 三国志大文化祭2024(東京2024年9月8日日曜日)
※前回記事
メモ:三国志大文化祭2023(2023年9月3日)
前述のように今回、西からの方が登壇されるってことで、自然と観客席もその知り合いで固まることになってた。例年と違って清岡周りは賑やかなことになってた。
◯開会挨拶(10:00~10:05)
USHISUKEさんによる。三国志学会の紹介。2006年から三国志学会が始まって18年経ったのだけど、そのちょうど1800年前の206年から18年間までいろんな三国志武将が亡くなったぐらい長い年月だ、という喩え。そこから三国志学会の入会案内。
それから本題の三国志大文化祭2024の案内。三国志ファンの親睦の場にしたいと。なるほど。10時8分、USHISUKEさんによる次の発表者の紹介、10時9分開始。
◯発表(10:05~11:50)
藤本晃代(「Cha-ngokushi」店長)
「我が町神戸新長田、商店街三国志と横山光輝」
・Cha-ngokushi (Changokushi) さん / X
https://x.com/Changokushi
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メモ:Cha-ngokushiでミニ鉄人ビアガーデン!(神戸Cha-ngokushi2024年8月17日)
スライドで発表する形式。※スライド1枚目の王平バナーから吹き出しの「商店街で三国志やる?」のネタがスルーされてしまっていて、そのスカシ具合にウケてしまった(笑)まぁ、会場があったまってない時間帯なので想定内だろうね。昼休みにその件を尋ねたら、当人はやはり「もっとウケて」と思ったそうで
・スライドの2枚目タイトル「1. 我が町神戸・新長田」※文章がずらずらと書かれてある。
それでその新長田の地図で場所を説明。
・3枚目、阪神・淡路大震災と「新長田」 写真と文
・4枚目 2. 街おこしと鉄人、三国志
文と鉄人 「KOBE鉄人PROJECT」
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横山光輝 三国志 孔明 空城の計 消失(兵庫県神戸市駒ヶ林駅2023年12月)
・5枚目 2-2 『三国志』の導入 鉄人モニュメントは駅に近いんで、「三国志」で(より南への)回遊性アップ
スタンプラリー KOBE鉄人三国志ギャラリー
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三国志バナー(神戸市長田区2009年3月-)
KOBE鉄人三国志ギャラリー 営業日時・料金変更(兵庫県神戸市2024年6月1日-)
三国志担当六間道五丁目商店街
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六間道五丁目商店街 縁日(2015年7月25日)
・6枚目 三国志石像などの説明
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関羽石像設置記念イベント(2009年10月18日)
・7枚目 1 魏武帝廟
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キャナルガーデン曹操像の移設(2008年10月)
・8枚目 2 三国志館 葭萌関の戦いのブロンズ像 馬超と張飛 写真。
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三国志館プレオープン(2009年8月23日)
・9枚目 3 三国志なごみサロン 4周瑜像
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リンク:神戸長田の六間道商店街の三国志関連施設
・10枚目 三国志祭 写真。
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KOBE鉄人PROJECTサイト2007年5月19日リニューアル
・11枚目 中国との三国志交流 三国志祭で孔明の子孫さんを招いたって話で、その方政府認定の孔明の子孫で「血統書付き」で会場ウケてた。逆に日本側が成都に行ったという話も。
・12枚目 ※10:30から 3. 横山光輝と長田区(文章)
横山光輝氏は神戸市須磨区出身。長田と横山先生のつながりを説明したいと。あらためて横山光輝プロフィール
・13枚目 検証 須磨区 ※横山先生の生い立ちを地図上に示してわかりやすい
千歳小学校で長田区に「ちょっと近づいた」、で会場ウケてた。
検証1:出身学校 地図とともに番号を打っていくアニメーション「長田区との関わり→☓」
・14枚目 検証2:居住地 キャッチボールしててこぼれたら長田区にいく距離、で会場ややウケ。「長田区との関わり→△」※東西のJR山陽本線の北側だね。
・15枚目 検証3:友人の証言 映画館がたくさんあって、横山先生がけっこう利用されていた。「長田区との関わり→◯」
・16枚目 検証4:横山光輝先生御本人の証言1 マンガ内で「神戸の六間道」と出てくる。「長田区との関わり→◯△」実際、行ったかどうかはわかない、と。
・17枚目 検証5:横山光輝先生ご本人の証言② 遊んだという証明 「長田区との関わり→◎」
・18枚目 検証1:「あばれ天童」(※横山先生のマンガ作品) 登場人物を曹操と劉備にそっくりにしたと 高取山が出てくる。※「長田の泰山」だって(笑)
・19枚目 検証2『マーズ』 第一神体 ウラヌス 神戸デパートのアドバルーンを見て?「無理くり」って自己ツッコミ、会場ウケは良かった。結論 1965年には上京していたんで違う、と。
・20枚目 検証3:『鉄人28号』 「長田的要素」。アカエイ 長田神社(201年創建)
・21枚目、22枚目、23枚目 Cha-ngokushi(※スライドを見せるだけで流した状態、メニューも含め。昼休みにそこを詳しくやってほしかった、と皆言ってた)
質疑応答の時間。
質問1「諸葛孔明八宝茶は家で飲めますか?」
→通販があると(※下記)。※横山先生ファン。聖地巡礼したそうな。昼休みに「仕込んだ?」と申し上げてしまった。違うそうで。
・cha-ngokushi
http://changokushi.theshop.jp/
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Cha-ngokushi(2014年10月4日開店)
質問3 登録商標をとらないのか? →繁盛したらやります
質問4 一番人気は? →張遼の来々ソーダ 龐統 蜀パン
質問5 推しメニューは?推し武将は?
→三国志八宝茶 選べないけど三国志初恋は関羽と。
USHISUKEさん曰く「三国志初恋、良いですね、誰も傷つかない、使わしてもらいます」
質問6 三国志好きじゃない客はくるか? おばがくる、初めてきたとき『三国志百態』を読んでいた。毎回来るたびにミニカップパフェを注文してその人物のことを説明を求める客もいると。それで終了。
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川本喜八郎 三国志百態(ギャラリー新宿高野 1984年1月26日-2月8日)
11時15分にチェックしたけど、第24回魏晋南北朝史研究会大会、今年は三国志学会大会にかからないことを確認、9月14日土曜日ね、今回、三国関係ないけど。
11時、USHISUKEさんによる竹内真彦先生の紹介。
11時1分
竹内真彦(龍谷大学教授)
「三国志地図で遊ぶ:オンライン公開までの道程」
配布資料はA4両面印刷のQRコード付きのもの。話に出てくるウェブサイトなどのリンクがされている。
竹内先生曰く、この場だと1時間もしゃべれる、と。「地理」の重要性 人間の行動は環境(社会・自然)に制約される。当時の環境を把握することが必須 そのための基礎的ツールが「地図」 吉川英治 南軍北軍はなぜ? はじめの方は劉備は南朝。
・地図の必要性 渡邉義浩/監修『地図でスッと頭に入る三国志』
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地図でスッと頭に入る三国志(2021年2月25日)
既存の資産、「むじん書院」「もっと知りたい!三国志」「東洋文庫水経注図データベース」※中者については次の記事で改めて記事にする予定。
・「むじん書院」
http://www.project-imagine.org/mujins/
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「むじん書院」更新再開の兆し
・もっと知りたい!三国志
https://three-kingdoms.net/
・東洋文庫水経注図データベース
https://static.toyobunko-lab.jp/suikeichuzu/
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東洋文庫水経注図データベース(2021年11月10日)
「むじん書院」のところの地図を実際うごかして見せる。川がないと。東洋文庫水経注図データベース、実際動かして見せる。地図なのに文字で検索できる。
普段使いの地図で北伐の魏延長安攻めの考察。呂伯奢の話を地図に当てはめる。中牟→成皋にいくという戻るルートになってる。中途半端に史書にあわせたら、そうなったと。
『三国志演義』第22回。「徐州」ってどこ? 徐州ってよばれるのは刺史治の郯?ただし『三国志演義』では郯が一回も出てない。 →同じ流れで曹操の荊州侵攻、第51回 荊州と襄陽が出て。
第41回 第42回は江陵がメイン、ほかは南郡 赤壁後は江陵が出てこない。(三国志演義研究者なのでそういったのは欲しいが、)矛盾が多くて三国志演義地図作成は無理
→じゃ歴史書ベースで。むじんさんのは 『後漢書』郡国志をつかってる。基礎資料になる。だけどこれだけだといろいろ問題がある。年数と共に常に動いているので。建安二十年 郡だったところを県にして郡を新設した記述を例にだしてた。その他の例、黄初三年五月、八郡を新設の州にして、孫権が歯向かったんでまたもとにもどした。
説明がつかない例 『晋書』地理志下荊州 義陽郡の話。三国志の景初元年の記述 義陽郡 晋書地理志との矛盾。魏延は義陽の人。鄧芝の生まれた当時は義陽郡なのか南陽郡なのか。
→地図を作るにはどうすればいいのか。
1 後漢書郡国志がベース
2 三国志の地名全部入り
3 晋書文帝紀あたりまで
4 高精細一枚絵
5 ファイル形式はpdf(検索対応)
「新規参入者が入ってこないよね」問題。映画「新解釈・三國志」の話。商業的にデカかったのが直近
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新解釈・三國志(2020年12月11日)
映画ってのは継続的新規参入者を増やすには役に立たない。「ご新規さんを取り込むのにジャマなのは我々」(※すごく説得力がある)
→「三国志」の生存戦略
1 一時コンテンツの不在
2 長期間の接触を可能とする
3 メジャーな書き手(期待薄)
4 画像(イラスト)必須
5 多数の書き手(→金銭的なメリットの確保)
宣伝。吉川英治「三国志」 単行本化するのに結構削られている部分が見れる。→noteで読める。※こちらは改めて記事に。
・吉川英治『三国志』新聞連載版ターミナルページ|note.com
https://note.com/takeuchimasahiko/n/nd9de59a63a13
※関連記事
三国志(新聞連載版)(メールマガジン2023年8月28日-)
※新規関連記事
吉川英治『三国志』新聞連載版ターミナルページ(note 2024年8月10日-)
「勤務先でゼミを持つことになりました」※あとで伺うと龍谷大学は2年の後期から演習で配属があって、もう動いていると。
質疑応答の時間。※メモには「 軍事的にはどうか」「荊州4郡の順番は? 物語のできかたは関羽と黄忠は確定、趙雲も確定事項、ぶりょう張飛、きんせんのキャラ付け」と書かれているが何のことだか思い出せない。
11時59分
◯講評(11:50~11:55)
柿沼陽平(早稲田大学文学学術院教授)
午後より午前中の方がおもしろい、と。柿沼先生はCha-ngokushiに行ってなくて、黄巾党オムライス、龐統を食べたいと。
最近、南蛮あたりに調査にいったが あのあたりもオタクがいると 関索廟がある。GISで地名を落とし込むのが問題。
◯閉会挨拶(11:55~12:00)
それで昼休みは、ちゃんごくさんとその応援団の方々と共に、結局、インド料理店へ。さすがに大学近くの街で日曜といえどもどこも混んでいてしかも大勢なので、たまたま空いてたのを見てすぐ飛び込んだ形。時間も限られていたのでさっさと食べる流れなのだけど、清岡といえば、自宅近所のインド料理は肉なり野菜なりの素材が一口大なのに対し、そこはひき肉で、そこの方に沈んでたんで、すっかりナンとカレーのペース配分を間違え、慌ててスプーンでひき肉を口に流し込む始末。
※次の記事
もっと知りたい!三国志(Web 2017年4月2日?-)
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