※前の記事
リンク:「裏」今世紀の中国のオタク界隈に大きな影響を与えてしまった十大作品(2021年1月4日)
2021年1月8日金曜日、下記関連記事で予告したように須川亜紀子・米村みゆき/編著『アニメーション文化 55のキーワード』(ミネルヴァ書房2019年4月25日発行)に載っていたアニメについて。
※関連記事
アニメーション文化 55のキーワード(2019年4月25日発行)
・ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社
http://www.minervashobo.co.jp/
※新規関連記事
文身 デザインされた聖のかたち(2019年05月30日)
・アニメーション文化55のキーワード
https://www.minervashobo.co.jp/book/b439594.html
それはpp.176-179「中国、台湾」のところのp.177の下記に引用するところ。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
台湾は、“技術的支援者”であり、オリジナルな芸術作品はほとんど制作していない。しかし、台湾初の長編カラーアニメ作品である『封神演義』(一九七五年)、日本との初めての合作である『三國演義』(一九七九年)の二作品を製作・販売した中華カートゥーンなどのオリジナルな制作会社もあった。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
とあり初耳だったので、とりあえず検索すると、下記の台湾の東海大學の「日本語言文化學系」の2017年の碩士論文(日本でいう修士論文)が引っかかる。傅培剛「台灣「御宅族」的形成及其意義的探索」、発行日が「2017-07-18T02:53:55Z (UTC)」とのこと。
・Tunghai University Institutional Repository:Item 310901/29268
http://thuir.thu.edu.tw/handle/310901/29268
※関連記事
リンク:臺灣流行閲讀的上海連環圖畫(1945-1949) (2009年6月)
※新規関連記事
大阪大学の入試国語で蔡邕関連2021(2月25日)
そのp.22に「之後鄧有立聘請了原「影人」的班底成立了「中華卡通」公司開始製作原創動畫,如1972年的《新西遊記》、1975年的《封神榜》與1979年的《三國演義》。」とあって、脚注番号78が振られていて、それをたどると「〈卡通動畫研究報告〉,《影響電影雜誌一絕版特刊「上冊」》,1995年,頁109-189。」と出典が明記されてある。また下記の2つのページだとその画像(赤兎馬にのる赤ら顔関羽)もあって、しかも後者の方は日本側が「日本東映」となっていて、東映動画といえば下記関連記事にあるようにNHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」の東洋動画のモデルになったほどの当時の大手アニメ制作会社だ(なんだか回りくどい言い回しなったが)。
・中華民國美術設計協會_會員作品
http://gda-tw.org/member/member_show.php?act=264&cid=731
・二十年前《魔法阿媽》創造了臺灣動畫的經典,《小貓巴克里》、《幸福路上》、《重甲機神》開啟了臺灣動畫的關鍵轉捩點!《夢見》臺灣動畫電影史這四十年...
http://animationmovieamos.blogspot.com/2017/10/blog-post_9.html
※関連記事
どうぶつ三国志(なつぞら(79)2019年7月1日)