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『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン』で劉備登場(2012年10月3日)


  • 2012年9月22日(土) 00:42 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    16,982
アニメ テレビの番組表を見ていると『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン』という文字が目に入り、それが『イナズマイレブン』シリーズのアニメだと判るものの「クロノ」(chrono)ということは何か時間に関係するストーリー、つまりタイムスリップものを連想し、下記関連記事であげたゲームに対するアニメの方だと理解した。

※関連記事 イナズマイレブンGO2 クロノ・ストーン ネップウ/ライメイ(2012年12月13日)

そのタイトルでネット検索してみると下記サイトに行き当たる。つまりアニメ『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン』(30分番組)はテレビ東京系6局ネット(テレビ東京・ テレビ大阪・テレビ愛知・テレビ北海道・テレビせとうち・ TVQ九州放送)で毎週水曜日19時から放送、BSジャパンで毎週土曜日18時から放送(2012年10月からは毎週土曜日6時30分から放送)、CS局のAT-Xで毎週日曜9時30分から、21時30分から、毎週土曜16時30分から放送、CS局のキッズステーションで毎週土曜17時から、毎週日曜16時から、毎週火曜19時から等で放送されている。それぞれ進捗状況はテレビ東京系6局ネットは2012年9月19日水曜日で第21話、BSジャパンは同月22日土曜日で第21話、AT-Xは同月22日土曜日で第19話、同月23日日曜日で第20話、キッズステーションは同月22日土曜日で第11話、同月23日日曜日で第11話、同月25日火曜日で第7話となる。

・あにてれ:イナズマイレブンGO クロノ・ストーン - テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/anime/inazumago/

それで上記公式サイトの「これまでの話」を見ると2012年7月11日放送第12話「来たぞ!信長の町!!」で織田信長、2012年9月5日放送第19話「鎧の少女」でジャンヌ・ダルクが登場しており、先に関連記事で挙げたゲームと同じく歴史上の人物が登場しており、そこを読む限りそれぞれ6話、3話とその時代の話が続いている。
この調子で行けば、先に関連記事で挙げた劉備が出てくるだろうと思いつつ、念のため、「次回予告」のページを見ると、テレビ東京系6局ネットの2012年10月3日水曜日放送分が第22話「劉備さんは面白い!」だった。順調に行けばBSジャパンでは同月6日6時30分から放送となる。※追記。22話はCSのAT-Xでは10月7日日曜日19:30、10月9日火曜日10:30、10月13日土曜日14:30に放送。
その説明文を上記アニメ公式サイトの「次回予告」ページから下記へ引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第22話「劉備さんは面白い!」

2012年10月3日放送

次回の放送は、10月3日(水)になります。
時空最強イレブン実現に向けて、諸葛孔明と劉玄徳の力を得る為、三国志の時代へとタイムジャンプすることになった天馬たち。そんな彼らの前に、雷門イレブンにとっては馴染みの深い、あの人物が現れる――。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このアニメをよく知らない人(つまり私)から見て、「時空最強イレブン実現に向けて」の部分を受けて、「諸葛孔明と劉玄徳の力を得る」というのは論理的に繋がらないんだけど。このアニメ内の設定では諸葛亮字孔明や劉備字玄徳がサッカーをするんだろうか。これは確認のために見なければね(タイミングが合えば)。あと『礼記』曲禮上の「男子二十冠而字.父前子名.君前臣名.」等、父から子へ、君主から臣下への特定の場以外では名を避けるという慣習があったが、タイトルでは「劉備さん」と名に「さん」と敬称を着け慇懃無礼になっているが、本編ではどうなっているか楽しみである(あ、でも本編ではそうではないという意味で「次回予告」の文ではわざわざ字(あざな)表記になっているのかな)。
そして何よりこのアニメはタイムスリップもので、劇中の大きな目的として歴史を正しサッカーを現代に取り戻すということだと思うんだけど、ということは歴史が改変されている前提があって、「次回予告」の動画を見ると、『三国志』巻四十二蜀書周羣伝の「先主無鬚、故裕以此及之。」の記述に反し、先主、つまり劉備は豊かなヒゲを有しているが、話が進んで歴史が正されれば劉備も史書の記述通りヒゲのない姿に戻るに違いない。
まぁ、何にせよ、1話で劉備登場回が終わるとは思えないので、これから先、数回は楽しみだ。これから先、三国に関係するところは「これまでの話」や「次回予告」を引用追記予定。

※9月22日追記。アクセスログを見ると、有り難いことに09/22 (土) 20:16:27に「10月3日のイナズマイレブンgoクロノストーンで太陽は出てくるのか?」という文の入力というネット検索の技術の足りない検索語句を頂きました。リテラシーの観点からいって貴重な資料です。

※追記。第21話を見る。やはり途中から見ると事情が飲み込めていないので、なぜ石畳の上にピッチがあってそこでやっている?(怪我するぞ)とか、なぜ両チーム相手にスペースを与えっぱなしなんだ?とかサッカー観戦の視点で見ると面食らうことばかりだったが、歴史上の人物は、つまり既存のキャラ(つまり現代人の選手)を変身させるのに劇中消費されるってことだね。そういったサッカー要素が消えてしまった上で、別の要素で魅せていくアニメなんだろうけど、なぜか見ている途中でサッカー要素に触れた感覚に一瞬、陥ったんだけど、エンディングテーマのCASTを見て納得した。霧野蘭丸ってキャラの声を演じているのが小林ゆうさん、つまりNHKのサッカーアニメ『銀河へキックオフ!!』の背番号2番の主人公・太田翔の声を当てているのが小林ゆうさんだからだ。次の時代に遷るとき、歴史が正されジャンヌ・ダルクのメガネが消えるのかと思ったらそうでもなかった。あと次回予告では前述の「雨宮太陽」(※漢字は未確認)が出てくるとか、前述のヒゲアリ劉備が出てきたり、関羽っぽいのが映っていたり、画面の端に刃が波打つ武器(つまり蛇矛?)が映っていたりした。

<追記>
前述のアニメ公式サイトの「これまでの話」ページから下記へ引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第22話「劉備さんは面白い!」

2012年10月3日放送

化身アームドは身につけたが、敵はそれ以上に強くなっている。雷門のゴールを守り切らなければと力み過ぎるあまり、逆に本来の自分らしいプレイを出来ずにいる信助に、三国は失敗を恐れずに思い切りやれとアドバイスする。一方、時空最強イレブンを実現するため、今度は三国志の時代へとタイムジャンプすることになった天馬たち。次なる力、「未来をも見通す状況推理能力で敵の急所をつく、正確無比のミッドフィルダー」と、「大国を治める力、強靱な行動力と実行力を持つ、鉄壁のキーパー」のオーラは諸葛孔明と劉玄徳が持つという。三国は、絶対に劉備の力を手に入れて戻ってくるよう信助を激励する。さらに豪炎寺に事情を聞いた雨宮太陽を新たに仲間に加え、雷門イレブンは三国志時代に向かう。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前述のアニメ公式サイトの「次回予告」ページから下記へ引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第23話「仰天!孔明の館!!」
2012年10月10日放送

孔明の要塞に潜入した天馬たちに次々と襲いかかってくる罠。劉備の勝手な行動により足止めを食らうことになり、彼に対して不審感を抱く信助。さらに奥へと進む天馬たちの前に、予想だにしない敵が現れて…
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※追記。放送時間内は「イナズマイレブン 劉備 声」という検索語句が多い。

<追記>
というわけで22話を見る。誰かが「今回のアーティファクトは孔明の書だ」とかいって木簡を持ってきた。3の力がミッドフィルダー、4の力がゴールキーパーらしいが、一般的な背番号的にそれぞれディフェンダーとミッドフィルダーのような。説明役はメガネのキャラクター。それにしても地図が出てきて適当に各領地を塗りつぶすのではなく、塗っていないところがあったり、妙に細かいのは何かに基づいているのか気になった。ちなみに魏が青、呉が緑、蜀が赤。そして『三国志』は「魏、呉、蜀の三つの国ができるまでのお話」ではなく歴史書の名ね、当然建国されてから後の記録もある(それにしても言う順番は『三国志』の魏蜀呉ではないんだ)。そして兄弟の契りをかわしたのは『三国志』ではなく『三国演義』。鎧は例の肩の部分が「上下方向に伸縮性を有する可動綴」ではない問題はやはり解決されてない。まぁ、ここらへんは現実の多くの三国志ファンの知識はこんなもんだという制作側の当てつけとも解釈できる。それと『三国志』巻三十二蜀書先主伝の「夫濟大事必以人為本、今人歸吾、吾何忍棄去!」の逸話も紹介されていた。数分の誤解を広める説明をありがとう。そしてメガネのキャラはここでお役ご免。これから先、説明や解説は不要ってことか。紀元207年につく。その割には主人公たちは腹巻きタイプの服装で誰も頭に何も戴かず時代錯誤。ここらへん『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』のパロディーっぽくて笑い所なのかと思ったら、作中、そういうツッコミはないね(リテラシーの高さを要求される)。そして劉備登場でやはり鎧は例の肩の部分が「上下方向に伸縮性を有する可動綴」ではなく、『三国志』巻四十二蜀書周羣伝の「先主無鬚、故裕以此及之。」の記述に反し豊かなヒゲを有し、『三国志』巻三十二蜀書先主伝の「少語言、善下人、喜怒不形於色。」の記述に反し、よくしゃべりよく冗談を言って自ら笑う。それに加え、大砲みたいな槍発射装置が出てきて、かなり歴史改変が進んでおり、それについて作中では何も言われてないので、もしかして後々の伏線になるのかもしれない。普通に言葉が通じる説明がその回になかったが、何かの技術できっと初回あたりに説明があったのだろう。そして青龍円月刀を持った赤ら顔ではなく赤鼻の関羽と蛇矛を持って頭に緊箍(頭の金のリング)を付けた張飛登場。二人とも劉備のことを「兄者」と呼ぶ。ここらへん『三国演義』や横山光輝『三国志』(研究者によっては『絵本通俗三国志』というだろうが)の創作の世界に寄っていて作中の歴史改変者(居るんだろうか?)の趣向が透けて見えるね。ちなみに鎧の色は劉備が白、関羽が青、張飛が赤。劉備が「劉玄徳」を名乗って前半終わりCM入り。

※関連記事 議事録:三国創作における視覚的研究材についての情報交換会(仮題)(2012年7月5日)

 CM明けて後半で劉備が「義兄弟」として関羽、張飛を紹介。やはり『三国演義』寄りの歴史改変っぷり。ミステリーの伏線だろう(と信じたい・笑)。張飛が劉備に対するイエスマン。『三国志』巻三十六蜀書張飛伝の「飛愛敬君子而不恤小人」の前半部分をカリカチュアに判りやすく表現したのだろう。それにしても鎧を着て武器を持った男三人が訪ねても怖くて会ってくれないのは当たり前のことだろうに。そして劉備へ背中から「ミキシマックス」。関羽と張飛がマインドコントロールされサッカーバトルが始まる。やはり『史記』巻六十九蘇秦列伝注所引『集解劉向別録』に「蹴鞠者、傳言黄帝所作、或曰起戰國之時。蹋鞠、兵勢也、所以練武士、知有材也、皆因嬉戲而講練之。」とあるようにこの時代も蹴鞠は兵卒の訓練に使うって設定なんだろうね。諸葛亮の館なので板張りのところでサッカー。同時代の人間が歴史を変えたら時空にゆがみが生じないって『三国志ジョーカー』ですか。

※関連記事 三国志ジョーカー 第4巻(2012年8月16日)

※追記 早稲田大学の入試で三国志関連2015

というよりなぜサッカーにキーパーとして劉備が加わる必要があるのだろう。そういう作中の設定だろうか。そして劉備が(まるで負けているチームのアディショナルタイムの時のように)攻撃参加し、ゴールががら空きだってことで次週に続く。エンディングテーマの「CAST」を見ると、「劉 玄徳 平田広明」、「関羽 稲田 徹」、「張飛 奈良 徹」とのことで、三国志ファンにとっては平田さんは映画『レッドクリフ』吹替版の孫権の声だし、稲田さんは『真・三國無双』シリーズの呂布の声でお馴染みだね。

※関連記事
 レッドクリフ Part I&II(NHK BSプレミアム2012年9月8日15日)
 真・三國無双6 王覇・響歌乱舞(2011年5月25日)

次回予告で「謎の兵馬俑軍団」と戦うことが告げられていた。

※リンク追記
・教団's Rot
http://ameblo.jp/vitalize3k/
・劉備さんは面白い!  (※上記ブログ記事)
http://ameblo.jp/vitalize3k/entry-11373152763.html

<追記>
前述のアニメ公式サイトの「これまでの話」ページから下記へ引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第23話「仰天!孔明の館!!」

2012年10月10日放送

劉備と共に孔明の要塞に潜入する天馬たち。その矢先、ザナークのマインドコントロールを受けてしまった関羽と張飛を加えた新たな敵がサッカーバトルを挑んでくる。試合中、ゴールキーパーだったはずの劉備が前線に出てきたことで、さらなるピンチを迎えてしまうも何とか勝利を収める。さらに奥へと進んだ先では、劉備がよく考えずに行動をするせいで、要塞に仕掛けられた罠に足止めを食らう羽目になる。そんな慎重さを欠く彼の行動に怒りを覚える信助。困難の末に罠を突破した天馬たちであったが、その先で待ち構えていたのは、からくり兵馬俑との勝負だった。再びキーパーとして試合に出る劉備であったが、試合中に腕を痛めてしまい信助が試合に出ることに。「迷ったら、飛べ!」劉備の言葉が信助を奮い立たせ、天馬たちはからくり兵馬俑戦に勝利を収めた。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前述のアニメ公式サイトの「次回予告」ページから下記へ引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第24話「激襲!ザナーク・ドメイン!!」

2012年10月17日放送

ついに孔明と対面した劉備と天馬たちであったが、再びザナークが現れて試合をすることに。ザナーク・ドメインの猛功に防戦一方の雷門イレブン。何とか立ち向かうメンバーの中で、ひとり太陽だけは力を出し切れずにいて…
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<追記>
というわけで23話を見る。張飛がシュートを打ったぐらいで、特に三国と関係なく進み、1点を入れただけで番組開始5分ぐらいで、あっさりと関羽と張飛の洗脳が解ける。張飛の口から劉備に対し義兄弟の契りを結んだと言っているからやはり『三国演義』等の創作寄りに歴史が改変されている模様。充分に説明しないうちに勝手に劉備をキーパーにしておいてキーパー失格と説教するキャラ。やはり劉備に対しイエスマンな張飛。まだ劉備に説教するキャラ。兵馬俑が動くことはおいといて、武装した三人組が訪ねにきたら、諸葛亮としてはそりゃ(正当)防衛するのが自然だと思う。その兵馬俑といえば「ビームこぶし」とか「ギアドライブ」とかを発する。「一度決めたら必ずやりとげる」という劉備の性格設定はこのアニメのオリジナルだと思うけど、あの流浪の人生を見てどっからそう読み取ったのだろう。1カットに「蒼天已死/黄天當立/歳在甲子/天下大吉」と書かれた旗が出てきたけど、これって三国の創作史的にどの時点から出てきたんだろうね。『後漢書』伝六十一皇甫嵩伝の「訛言「蒼天已死、黄天當立、歳在甲子、天下大吉」。」は元より、創作のハブ的な『三国演義』第一回「宴桃園豪傑三結義、斬黄巾英雄首立功」では「訛言「蒼天已死、黄天當立。」又云「歳在甲子、天下大吉。」」だし、言うことはあっても旗に書いたりはしない。視覚的には判りやすい発明だとは思うが。そういえば前提条件としてキーパー直前の4バックか3バックか知らないが最終ラインがまったく機能していないことに気付く。ダメイレブンだ(汗)。次回はようやく芝生の上でサッカーができる模様。

<追記>
前述のアニメ公式サイトの「これまでの話」ページから下記へ引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第24話「激襲!ザナーク・ドメイン!!」

2012年10月17日放送

劉備の言葉によって、キーパーとして一回り成長した信助。からくり兵馬俑との戦いに勝利をおさめ、ついに一同は孔明と対面する。しかし、助力を求める劉備に対して、孔明はまったく興味のない様子ではぐらかすばかり…そこにザナーク率いるザナーク・ドメインが姿を現し、サッカーの試合を挑んできた。天馬たちは劉備を監督に迎え撃つも、ザナーク・ドメインは雷門イレブンをもてあそぶかのように余裕の態度で試合を進め、強力なシュートで点を奪っていく。何とか立ち向かうメンバーの中で、ひとり力を出し切れないでいる太陽。そこに追い打ちをかけるかのように、劉備の宿敵・曹操とミキシマックスをしたザナークは更なる力を発揮して、天馬たちに襲いかかってきた。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前述のアニメ公式サイトの「次回予告」ページから下記へ引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第25話「炸裂!孔明の力!!」

2012年10月24日放送

孔明とミキシマックスした太陽の力でザナーク・ドメインと同点に持ち込んだ雷門イレブン。しかし、化身アームドによって桁外れなパワーを得たザナークは、破壊的なシュートを放ち雷門からゴールを奪う。その絶大な威力に信助は立ち向かう勇気を無くしてしまい・・・。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

<追記>
前回からの続きで諸葛亮が振り向き話し、女性という設定が出される。左手に羽扇っぽいのをもって、髪の毛が紫でよくわからない伝統的なデザイン(=歴史に忠実でないデザイン)の冠を戴いている。『史記』巻八高祖本紀の酈食其に対する劉邦のように、客の劉備に対して踞して応じる諸葛亮。『三国志』巻三十七蜀書龐統伝注所引『襄陽記』では龐徳公に対し牀下で独拝するほど諸葛亮は礼儀正しいのにね。女性設定も含め作中の悪役によって随分、歴史改変されている。

※関連記事
 メモ:踞牀
 「牀」 三国志の筑摩訳本を読む

伝統の民基本理屈で曹操を悪者にして劉備が諸葛亮を説得。主人公サイドの私語で「歴史は100%真実とは限らないってことか」と諸葛亮が女性である設定を語らせているが、一視聴者の理屈では、きっとこれは諸葛瞻字思遠の存在を消すという作中の悪役による歴史改変の陰謀(むしろ黄氏を妻にさせない歴史改変か)で、話がエンディングを迎えるようになると諸葛亮は男性に戻るに違いない(棒)。でもストーリー作成者の立場になっても、女性キャラにする必要性が感じられないが、やはり男女のバランスをとったんだろうか。説得途中で作中の悪役たちが登場。つまりは表題のザナーク・ドメイン(チーム名らしい)。そして前回で劉備のサッカーの知識が皆無であることが知れたはずなのに、その劉備になぜか監督を頼む主人公。今回は芝生の上でサッカー……テクスチャー貼り付けであまり芝生っぽく表現されてないので岩の上の苔の上の可能性もあるが。しかしあんな中盤からのシュートが決まるだなんてチームでサッカーする意味がないような。そしてザナークがミキシ・トランスして曹操の力を自らに取り込んだ。そのときにでてくる曹操のイメージが被髪。全漢人が涙しそうな歴史改変だ。諸葛亮曰く「この感じ…」 そしてザナーク曰く「変身曹操の化身を見るがいい」といって、背中に「剛力の玄武」と字幕の出る人型のキャラクターが出てくる。ちゃんと玄武らしく亀だけでなく蛇もセットなところが感心。まぁ蛇は四匹もいるサービスっぷりだけど。その蛇がボールを止める。なるほど口で止めているんでハンドじゃないね。あぁ、オーラだからどちらにしてもハンドじゃないか。ザナークが曹操のオーラを取り込んだと説明されて初めて驚く、劉備、関羽、張飛。なるほどね、この時代でもわかるように解説されたから驚いたんだ。「さぁ打ってみろ」と相手に言われて打つシュートなんて、守備ラインを崩せていない証拠だね。そして早くもザナークの2回目のミキシ・トランス。よもやこんなに早くバンク・フィルムがでてくるとは。単にボールを受け止めるために使われているんだけど、だから相手に読まれる攻撃で力押しするんじゃなくて、その前に守備ラインを崩せよ、というツッコミが自然か。そして相手は相手でパス回しと言いつつ、主人公たちにボールをわざと当てる。パスの意味がない。そして諸葛亮から龍のオーラが出て、雨宮太陽(背番号18番)を飲み込む。エンディング。そのキャストを見ると「諸葛孔明 沢海陽子」となっていた。個人的には大塚明夫さんは中国中央電視台制作『三国演義』(ドラマ)吹替板の関羽の声ではなくライカーの声で、大塚芳忠さんがアニメ『蒼天航路』の董卓の声ではなくデータの声だというのと同じぐらいに、沢海陽子さんといえばターシャ・ヤーもしくはセブン・オブ・ナインの声だ。次回予告によるとミキシマックス合戦をするらしい。

<追記>
前述のアニメ公式サイトの「これまでの話」ページから下記へ引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第25話「炸裂!孔明の力!!」

2012年10月24日放送

再び体が壊れてしまうことを恐れるがあまり、全力でプレイできずにいた太陽。絶体絶命のピンチの時、突如孔明が出した化身が太陽を包み込む。「この力をどう使うか、それはあなた次第――」孔明とのミキシマックスによって強力な力を得た太陽が鮮やかにシュートを決める。そして、同点で迎えた後半戦。天馬たちは必殺タクティクスでザナーク・ドメインを翻弄するも、化身アームドしたザナークは、破壊的なシュートを放ち、雷門は逆点されてしまう。その桁外れなパワーを前に、立ち向かう勇気を失ってしまった信助。その時、「立て、信助!守りたいものがあるんだろう!」という劉備の声が信助に届く。再び立ち上がった信助は、ついに劉備とのミキシマックスを成功させた。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前述のアニメ公式サイトの「次回予告」ページから下記へ引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第26話「坂本龍馬!登場!!」

2012年10月31日放送

時空最強イレブン5の力と6の力を得る為、幕末時代へとタイムジャンプした天馬たち。目的の力を求めて歩く彼らの前に突如、まるまると太った男が突っ込んでくる。豪快な性格のその男と天馬たちはサッカーを通じて、仲を深めていくが――。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※というわけで、三国は第25話で終了。

※追記 三国志大戦TCGスターターセット50枚(ケロケロエース2012年10月26日)

<追記>
 諸葛亮のオーラが雨宮太陽に注入され、「強制ミキシマックス」と呼ばれていた。それって精神面のレ……いやいや、そんな怖い現象があるだなんて。そして曹操のオーラをスルーして太陽ゴール。一応、ミキシマックスの力を使ったらしい。そしてオープニング。ドラを鳴らし前半終了。『司馬法』嚴位第四に「起譟鼓而進、則以鐸止之」とあるんで、鐸を鳴らして欲しかった。

※関連記事 鄒靖

 ハーフタイム中は劉備たちとのやりとり。ドラを鳴らして、後半開始でいきなりザナークが曹操のオーラ見せて、そして太陽も諸葛亮のオーラを見せて、なんか司令塔みたいことをやっていて、ボールを保持したザナークの回りを全員でぐるぐる回りだした。そんなことをしたら、いやする前に、ザナーク以外の選手にスペースを与えすぎてしまい、チャンスばかりになってしまうのだが、ザナークは立ったまま。それどころかいきなりシュートにいきポストに当てるお馬鹿さん。素人ですか。そして案の定、雷電よろしく解説役(?)の関羽が「やはり奇門遁甲の陣か」といい、さらに張飛が「きもんとんこ、う?」といい、諸葛亮が「さすが関羽さま、ご存知ですか」と承認する説明くさ…いや視聴者に判りやすい親切設計。

※関連記事 2006年7月29日「三国志シンポジウム」雑感3

 なによりも「関羽さま」と言う歴史改変後の慇懃無礼な諸葛亮(説明は前述と同じ)。しかし、ザナークがサッカーを知らないお馬鹿さんと見抜き、そんな時間と手間(あと個々の選手のスタミナも)のかかることを誘導するだなんてさすが諸葛亮のオーラ(棒)。ザナークが曹操の化身を止め魔界王の化身を呼び出した。どちらにしてもやっぱり一人で突っ込んでいくサッカー知らずのザナーク。それでも強引にゴールを入れてしまう子ども向けアニメ。なんかだんだんとザナークがファール(悪質なチャージ)をするようになってきたけど、ディフェンダーやキーパーの前にレフリーが止めない。むしろ一発退場か。でもレフリーって居ないんだっけ? いつの間にか部外者の諸葛亮が指揮を執っている。逃げろ、と。そして試合中に演説を始める劉備。おまけに曹操と戦ったという身の上話。おまけに民を守るとか人情話。ザナークドメインが「強くて怖い」というより「ルールを守らなくて怖い」の間違いのような。あ、試合中によくわからん電子機器をつかって「ミキシマックス」した。ザナークを止める前にレフリーが一旦、試合を止めろよ、と。なにか作中の諸葛亮の説明によると、「ザナークが暴走した」とかいって、逃げるように勧め、無効試合っぽい流れ。ついに諸葛亮が監督に続きレフリーの役も奪った。そして諸葛亮が劉備に仕えるのを承諾…と思ったら、「パートナー」の関係だって(まぁ、英語なのはアニメのメタレベルでの訳の問題なのだろうけど、何か結婚を暗喩しているような…)。そして「水魚」が喩えとして出てきた。このアニメがどこにいくのか気になるけど(というより作中の数々の歴史改変が元に戻るかどうか)、まぁ見ないだろうね。

※追記 アニメでのもう一つのロッソネリ、フォーメーション発表(2012年11月13日の雑記。三国とは無関係のサッカー・ジャンル)

※追記 未来カップ全国大会決勝(2012年12月18日の雑記。三国とは無関係のサッカー・ジャンル)

※リンク追記
・ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン
http://www.geneonuniversal.jp/
・イナズマイレブンGO 18(クロノ・ストーン 06) -GENEON UNIVERSAL ENTERTAINMENT
http://db2.geneonuniversal.jp/contents/hp0003/list.php?CNo=3&AgentProCon=19141
 ※第21話-24話収録のDVD『イナズマイレブンGO 18 (クロノ・ストーン 06) 』(GNBA-2046)が2013年2月27日に5040円で発売とのこと。まだこちらの販売元サイトには情報が上がってないが、Amazon.co.jpの予定では25話収録のDVD『イナズマイレブンGO 19 (クロノ・ストーン 07)』は2013年3月27日に5040円で発売とのこと。

※追記 十大三国志ニュース2012 中編

※追記 イナズマイレブンGO 18,19(2013年2月27日3月27日)

※追記 ジャイアント・ロボ THE ANIMATION~地球が静止する日~(2013年3月3日-30日)

※追記 イナズマイレブン GO 5巻(2013年6月28日)

※追記 三国志 in 台湾(2014年5月28日)

※追記 三国志 ~桃園の誓い~(モンスターストライク2015年1月4日-12日)

※追記 「三国志パズル大戦」×「真・三國無双」シリーズコラボレーション 新武将登場(2014年12月2日-16日)

※追記 妖怪三国志(2016年4月2日)

※追記 女諸葛亮(2015年10月27日-)

※追記 三国志組曲(2015年11月21日)

※追記 ねこねこ日本史 女王、卑弥呼!(2016年4月6日)

※追記 ドラえもんで関羽(2016年9月9日)

※新規関連記事 イナズマイレブンGO 第16話(月刊コロコロコミック2013年1月号)

※新規関連記事 三国志さん(おそ松さん第2期第7話2017年11月14日放送分)

※新規関連記事 日本マンガにおける秦始皇帝兵馬俑鎧甲デザインの伝播(京都2018年6月23日)

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