Site Calendar

サイトカレンダをスキップ

2024年 02月
«
»
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29

NAVI

ログイン

ログイン

新着情報

記事

新着記事 3件(24時間)

コメント (2日)

-

トラックバック (2日)

-

リンク (2週)

新しいリンクはありません

QRコード

QR code

アンケート

三国志ニュースのレポート系記事

三国志ニュースで書いて欲しいレポート系記事はどれ?

  •  三国志フェス
  •  三国志学会大会
  •  関プチ5全国ツアー
  •  魏晋南北朝史研究会関連
  •  三國夜話
  •  六間道三国志祭
  •  三国志TERAKOYA4
  •  三国志 義兄弟の宴
  •  東アジアの『三国志演義』/ベトナムの『三国志演義』
  •  zip,torrent(トレント),rar,lha,mediafire,pdf,DL(ダウンロード),nyaa等を含む検索語句(違法なフリーライド・無料閲覧関連)、あるいはBD・DVD自作ラベル、カスタムレーベル等を含む検索語句(著作権・肖像権侵害関連)に関する調査・研究

結果
他のアンケートを見る | 79 投票 | 0 コメント

掲示板 件名 最新投稿

「『三国志』の世界」(大谷大学生涯学習講座)


  • 2008年11月28日(金) 23:19 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,282
教育機関

京都の北大路駅の駅前を歩いていると、「『三国志』の世界」の文字が目に飛び込んでくる。何かと思えば、大谷大学の2008年度後期の生涯学習講座の案内のようだ。

・大谷大学
http://www.otani.ac.jp/

・大谷大学 社会人・企業の皆様>社会人向け情報>生涯学習講座のご案内
http://www.otani.ac.jp/syakaijin/syakaijin/syougai_g/index.html

講師に金文京先生で、2008年11月25日、12月2日、9日の火曜日18:00-19:30に行われるそうな。受講料に3000円。内容は「(1)『三国志』の史実と虚構/(2)『三国志』にあらわれた中国人の世界観/(3)東アジアの『三国志』」とのこと。残念ながら申込締切は11月18日とのことで、とっくに過ぎているが。

※追記 『三国志』から見る東アジア共同体の可能性(2011年11月19日)
 

大東文化大学オープンキャンパス体験授業DAYS


  • 2008年7月 8日(火) 21:47 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,575
教育機関 ・大東文化大学
http://www.daito.ac.jp/

2008年の大東文化大学のオープンキャンパスでは「体験授業DAYS」という企画があってその名の通り受験生を対象に、1回50分の授業を、1日2回、全19学科で受けられるという(ほとんどの学科が一回目と二回目で同じ内容)。
三国志関連の授業は下記のように2008年7月12日土曜日、8月7日木曜日、8月30日土曜日にあるようだね。


・体験授業DAYS 7月12日(土)
http://www2.daito.ac.jp/jp/modules/exam/index.php/J04-00-7148-01
※東松山キャンパス

※上記ページから下記へ引用
--引用開始---------------------------------------------------------
◆文学部 中国学科
タイトル:三国志の世界

教員名:渡邉 義浩 

メッセージ:
 三国志の世界の色々なお話。
--引用終了---------------------------------------------------------


・体験授業DAYS 8月7日(木)
http://www2.daito.ac.jp/jp/modules/exam/index.php/J04-00-7151-01
※板橋キャンパス

※上記ページから下記へ引用
--引用開始---------------------------------------------------------
◆文学部中国学科
タイトル:三国志演義について

教員名:中川 論

メッセージ:
 三国志と三国志演義は別物ですというお話。
--引用終了---------------------------------------------------------


・体験授業DAYS 8月30日(土)
http://www2.daito.ac.jp/jp/modules/exam/index.php/J04-00-7152-01
※東松山キャンパス

※上記ページから下記へ引用
--引用開始---------------------------------------------------------
◆文学部 中国学科
タイトル:三国志の世界

教員名:渡邉 義浩

メッセージ:
 三国志の世界の色々なお話。
--引用終了---------------------------------------------------------


素人考えながら、体験授業に三国志関連が取り込まれたと言うことは2005年以前の形態に戻ったと言うことで、2008年は三国志シンポジウムがないのかな?

※追記 というようなことを書いていたら、コメント欄で貴重な情報を頂く。三国志シンポジウムは2007年度で終了とのこと(つまり、2008年度は開催されない)。

2008年春期東洋学講座「三国志の世界を語る」 via 「古代中国箚記」


  • 2008年4月19日(土) 13:00 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,783
教育機関 ・古代中国箚記
http://ancientchina.blog74.fc2.com/
・『三国志』の世界を語る(於:東洋文庫)
http://ancientchina.blog74.fc2.com/blog-entry-156.html

上記ブログの上記記事によって知ったんだけど、財団法人東洋文庫で2008年春期東洋学講座「三国志の世界を語る」が5月13日、20日、27日にあるとのこと。というわけで情報中継。


それで財団法人東洋文庫のサイトにアクセスすると

www2.toyo-bunko.or.jp/movie/dvd_syo_2/news/index.html のページに
--引用開始---------------------------------------------------------
当サイトはリンク・フリーです。ただし、リンクを張られた場合には、お手数ですがメールでご連絡下さい。
--引用終了---------------------------------------------------------
と定義のよくわからない「リンク・フリー」なる和製英語と共に明記されていたので、そんなわざわざメールで連絡するなんて手間をかけるぐらいならリンクせずURLだけ示しておく(もちろんHyperText Transport Protocol)。

・財団法人東洋文庫 The Oriental Library
www.toyo-bunko.or.jp/


それで2008年春期東洋学講座「三国志の世界を語る」の内容だけど

www.toyo-bunko.or.jp/news/08kouenkai/08toyogakukoza1.html
によると、
--引用開始---------------------------------------------------------
2008年春期東洋学講座

  「三国志の世界を語る」

会 場:東洋文庫 3階 講演室
聴講費:無料
--引用終了---------------------------------------------------------

とのことで(申し込みはメールかFAXとのこと。詳しくは上記サイトにて)、
同じページに

--引用開始---------------------------------------------------------
なお、お申し込みのない場合、満席の際に入場をお断りすることがございます。


 5月13日(火)午後6時~8時
陳寿撰正史『三国志』の世界

 多田狷介氏 (東洋文庫研究員、日本女子大学名誉教授)

 5月20日(火)午後6時~8時
「三国時代の戦場」

 窪添慶文氏 (東洋文庫研究員、立正大学教授)


 5月27日(火)午後6時~8時
「地下史料から見る『三国志』」

 阿部幸信氏 (中央大学准教授)
--引用終了---------------------------------------------------------

とプログラムが書かれてあった。

遠方からだと一般聴講するのは難しいけど、なかなか面白そうな講座だね。

2008年春期講座「三国志の世界」(大東文化大学 地域連携センター)


  • 2008年3月24日(月) 14:22 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,923
教育機関 ・大東文化大学
http://www.daito.ac.jp/

上記の大東文化大学のサイトにアクセスすると

春のオープンカレッジ、全96講座で開講<受講生募集>
申込期間 平成20年3月27日(木)~4月14日(月)

という更新情報が見えたので、リンクに導かれるまま、「大東文化大学 地域連携センター」のページにアクセスする。

・大東文化大学 地域連携センター
http://www.daito.ac.jp/exten/

そうすると、「大東文化会館」のところに「三国志の世界」と銘打たれた講座名が見えた。

どうやら講師が渡邉義浩先生で全六回の講座とのこと。テキストに渡邉義浩先生の著作『図解雑学 三国志』が用いられる。受講料は一般で11000円。2008年の5月15日、29日、6月12日、26日、7月10日、24日(いずれも木曜日)の13:15から14:45まで行われる。
受講方法等、詳しいことは上記の「大東文化大学 地域連携センター」のサイトまで。


※追記 レッドクリフを楽しむ(2009年2月19日)

早稲田大学の入試で三国志関連


  • 2008年2月26日(火) 22:22 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,552
教育機関 またまたタレコミ情報が来たので記事に。

早稲田大学入試問題の「文学部」、「教育学部」、「社会科学」の「世界史」でそれぞれ三国志に関係する問題が出たとのこと。箇所は下記のメモ参照。

※メモ
 文学部 世界史 [II]BC
 教育学部 世界史 3-1
 社会科学 世界史 I

それにしても三国志関連に限らず、同じ世界史でも学部によって特色が出ていて面白い。
実際の問題の内容は下記の読売新聞の「大学入試速報」にて。

・大学入試速報(読売新聞)
http://nyushi.yomiuri.co.jp/nyushi/

※関連記事
・立命館大学の入試で三国志関連
http://cte.main.jp/newsch/article.php/824
・センター試験での三国志関連
http://cte.main.jp/newsch/article.php/800
・黄巾inセンター試験
http://cte.main.jp/newsch/article.php/486


※追記 関西学院大学の入試(F方式)で三国志関連

立命館大学の入試で三国志関連


  • 2008年2月23日(土) 00:57 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,944
教育機関 タレコミ情報が来たので記事に。

立命館大学入試問題の「A方式」の「世界史」で三国志に関係する問題が出たとのこと。詳しい内容は下記の読売新聞の「大学入試速報」にて。

・大学入試速報(読売新聞)
http://nyushi.yomiuri.co.jp/nyushi/

※関連記事
・早稲田大学の入試で三国志関連
http://cte.main.jp/newsch/article.php/827
・センター試験での三国志関連
http://cte.main.jp/newsch/article.php/800
・黄巾inセンター試験
http://cte.main.jp/newsch/article.php/486

※追記 立命館大学の入試で司馬師鍾毓

『漢文講読テキスト 三国志』


  • 2008年2月 4日(月) 00:58 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,457
教育機関 白帝社より『漢文講読テキスト 三国志』刊行。1700円

・白帝社
http://www.hakuteisha.co.jp/

そのサイトの詳細ページによると、

--引用開始---------------------------------------------------------
◆編者:三国志学会 監修  石井仁・渡邉義浩・津田資久・伊藤晋太郎・田中靖彦
--引用終了---------------------------------------------------------

とのことで、三国志学会、監修の書籍とのこと。
そのページの紹介文を見ると『三国志』で「漢文訓読」を学ぼうって主旨の書籍のようだね。
さらには

--引用開始---------------------------------------------------------
■ 学生が高い興味を示す『三国志』は、漢文講読テキストとして最適といえよう。
※解答例はご採用の先生にお渡しします。
--引用終了---------------------------------------------------------

とのことなので、教科書としても使えることが売りなのかな。

・三国志学会
http://www.daito.ac.jp/sangoku/

上記、三国志学会のサイトに行くとまだ「三国志学会監修の本」の本には載っていない。

<関連記事>三国志研究入門(2007年7月25日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/644


個人的には、まず、『三国志』関連で漢文の授業を受けられるってのは羨ましい! とおもったのが一つ(といってもまだ『漢文講読テキスト 三国志』に目を通していないが)
次に、定期テスト前になると、ネットで大量に三国志関連の検索ワードが飛び交うんだろうな、という予想が一つ。

<関連記事>「捜神記」で検索される訳
http://cte.main.jp/newsch/article.php/264

※追記 三国志で攻略!センター漢文12(2009年9月18日)

センター試験での三国志関連


  • 2008年1月19日(土) 20:36 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,290
教育機関 ・黄巾inセンター試験
http://cte.main.jp/newsch/article.php/486

昨年、上記のような記事を書いたんだけど、今年も読売新聞の大学入試速報で何か三国志関連の問題がないか見てみる。

・大学入試速報(読売新聞
http://nyushi.yomiuri.co.jp/nyushi/


今年は世界史Aの第1問、問4の選択肢に

 卑弥呼の使者を迎えた。

とあるのと世界史Bの第4問、問9の選択肢に

 前漢で,黄巾の乱が起こった。

とあったことかな。後者は正しいものを選ぶ問題での選択肢なので、もちろん文自体が間違いね。

<関連>立命館大学の入試で三国志関連
http://cte.main.jp/newsch/article.php/824

※追記 センター試験での三国志関連2009

袁家残党討伐1800周年記念(早稲田祭2007)


  • 2007年11月 3日(土) 09:24 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,293
教育機関 前回の記事で思い出したけど、そういや今、文化祭の季節で、今年の早稲田大学三国志研究会は何をするのか、気になった。

・早稲田大学の学園祭「早稲田祭2007」公式サイト
http://www.wasedasai.net/
※関係ないけど、ここのページ構成面白い。wasepediaとか。

「早稲田祭2007」(2007年11月3日土曜日・4日日曜日開催)の「企画紹介」→「学術研究・発表」と辿ると、三国志研究会の名が見え、そこには「袁家残党討伐1800周年記念」とタイトルが見える。
なるほどね、三国志魏書武帝紀によると

(建安十二年、西暦207年)九月、公引兵自柳城還、康即斬(袁)尚・熙及速僕丸等、傳其首。

というわけで、今年の9月で1800周年記念ってことで「袁家残党討伐1800周年」ってことで(笑)
それで「袁家残党討伐1800周年記念」の内容だけど、下記に引用。

--引用開始---------------------------------------------------------
戦場考察の展示を中心とし、その他にも会誌発行、クイズ、三国志占い、三国志カルタ、レジュメ発表などを予定しています。
--引用終了---------------------------------------------------------

・早稲田大学三国志研究会
http://www.jggj.net/3594

第3回三国志シンポジウム 雑感4


  • 2007年9月 3日(月) 23:12 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,022
教育機関 <目次>第3回三国志シンポジウム 雑感(2007年7月28日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/661
<前回>第3回三国志シンポジウム 雑感3
http://cte.main.jp/newsch/article.php/675

 昼飯を食べ終え、会場に戻ってくる。時間になっても午前ほどは人が居なかった。前列の高校生がごっそり居なくなっており、本来の目的であるオープンキャンパスに専念したんだろうな、と思った。また後列の中年女性もごっそり居なくなっていて、これはやはり二限目の「「三國志」と書道」目当てだったのかな、と妙に納得していた。


○討論會

 13時40分スタート。
 壇上には司会の渡邉先生と午前の部で授業を行った三人の先生方が並ぶ。前回、前々回と同じく客席の最前列にはコメンテーター席が設けられており、向かって左から大東文化大学三国志研究会(というか○○ゼミ)、東京大学三国志研究会、早稲田大学三国志研究会が並ぶ。

・東京大学三国志研究会
http://sangokushiken.web.fc2.com/
・早稲田大学三国志研究会
http://www.jggj.net/3594

 今回も一般聴講している人たちからも質問できるように予め質問用紙が配られており、昼休みに回収されている。
※以下、かなり端折りつつレポ。もしかすると「ジンジャエール」を「死んじゃえ」と聞き違えるぐらいの聞き間違えがあるかも。

 初めは各大学の三国志研究会から質問。

●早稲田大学三国志研究会から三浦先生への質問。
Q.華佗は儒者指向とのことでしたが、なぜ動物ストレッチングのような道教のようなことをしたのか?

三浦先生「要するに…(マイクが入ってない)もうはじまっているんですかー?」渡邉先生「始まっていますよー」っていうやりとりに和やかな笑いが。

A.儒者だから道教的なことはしない、ってことにはならないと思う。歴代の儒者も五禽戯をやっている。単純には言えないのでは?

●東京大学三国志研究会から中林先生へ
Q.日中戦争時は三国志はどういうふうに利用されていたか?
A.三国志そのものがどうなのか当時の日本人がきっちり考えていたわけではない。そこに諸葛亮が使われるのは日本の文化人に合いやすい…要するに成功しないから(場内笑)。義経と同じ。一般の人はそういうものに頭を回すほど余裕があった時代ではなかったと思う。

●大東文化大学三国志研究会。三浦先生へ。
Q.五禽戯は(六禽や九禽とはあるものの、)五行にどう関係するか
A.五行説とどう関係するかは華佗自身、残していない。しかし、五行と繋げるという議論はできてきている。おそらく、華佗の段階でそういう考え方があって一つの思想として五禽戯を定義していったと思う。ただ五行だけで説明しきれないのがある。例えば亀とか蛇とか。

●ここで会場からの質問コーナー。中川先生へ質問が無かったので、司会の渡邉先生がそちらへの質問を探しあぐねていたら、会場右手から初老の男性から手が挙がり、質問用紙を介さず直接、マイクで質問。
Q.中川先生へ書に関する質問。王羲之の前の書としての鍾[夕/缶系]の書を知らなくて驚いた。まだ隷書の雰囲気が残っているが、これ以外の鍾[夕/缶系]の拓本があれば教えて欲しい。また鍾[夕/缶系]が隷書を書いたのか?
A.いくつかあるが具体的に今、名前が出せない。鍾[夕/缶系]の隷書体は目にしなかった。
A.(渡邉先生から)鍾[夕/缶系]が書いたと伝えられるものに「魏公卿上尊號奏」というのがある。

●早稲田大学三国志研究会から中林先生へ。
Q.なぜ吉川三国志は現在まで影響力があるのか?
A.「端的に申し上げて吉川だから」(場内笑) この後、あれこれ作家名を挙げたあとに「(吉川英治は)文章の出来が違います」。中林先生の世代では文章を声に出したときの耳障りが他の作家に比べて圧倒的に良いし名文だ。

●ここで司会の渡邉先生がこの質疑応答関連で会場の質問用紙から一つ質問を出す。
Q.研究会への質問。吉川三国志以外で北方三国志や宮城谷三国志などがあるが、どの三国志小説が好きか? とここで先ほどの初老の男性から手が挙がり、実はこの質問もこの男性の質問とのこと。

A.(早稲田大学三国志研究会から順に※言った順に番号をふる)1)吉川三国志、2)吉川三国志、北方三国志、蒼天航路、3)どちらかと言えば、北方三国志。
 3人目の人が○○も○○も三国志というツールを使って書いている云々と語りだしたとき、左隣のげんりゅうさんがアイタタという仕草をしていて面白かった。清岡は立場と心中を察して小声で「でも(自分語りは)すぐ終わったじゃないですか」とフォローを入れておいた。

A.4)吉川英治、それ以降は北方三国志、5)北方三国志、6)吉川も北方も読んだけど柴田錬三郎の三国志、7)完訳の三国演義しか読んでいないんでよくわからない、8)北方先生のハードボイルド小説のファンだったのでそのまま北方三国志

A.渡邉先生は吉川三国志、中川先生は原文。立場上、(小説ではなく)訳本を読んで下さいとのこと。あと三国志平話をプッシュしていた。ここで渡邉先生による三国志平話の解説が入る。そう中川先生は三国志平話を訳し、それがコーエーより出版されており、本の宣伝になっていて会場をわかしていた。

<参照記事>2005年7月31日「三国志シンポジウム」雑感2
http://cte.main.jp/newsch/article.php/153

A.ここで会場でカメラを持ってパシャパシャやっていた伊藤晋太郎に話が振られる。出会いは人形劇、その次に三国演義の訳本。日本の小説では通して読んだのが柴田錬三郎? 研究者の立場だと吉川三国志にしろ北方三国志にしろ彼ら自身の考え方、文章、強調したいところ、主観になってしまい、彼ら自身の文学作品になる。研究者としては三国演義の完訳本を読んで欲しい。

●東京大学三国志研究会から中川先生へ。
Q.三国時代の書道について、どの筆とか、どれに書き付けていたとか?
A.「わかりません」(場内爆笑) もう紙があった時代だけど今みたいに普及していないはず。かといって木簡竹簡だけの時代でもないはず。「(渡邉先生へ向けて)呉の地域から何か発掘されたんですよね?」 物が錯綜していた時代。
 渡邉先生から長沙呉簡の解説(明日、長沙呉簡の発表をされる谷口建速先生に話を振ろうとし会場内を見渡すが、見あたらないという流れから)
 ・長沙走馬楼という所から出てきた呉で使っていた竹簡木簡
 ・ビルつくってたら発掘された
 ・役所でつかっていた竹簡木簡を棄てたとか保存していたとか
 ・そこに書いていた文字数が陳寿の『三国志』より多い
 ・ですからいろんなことがわかるのではないか、と期待されている

 ここで客席から去年、サントリー美術館で展示されたという情報(※三年前が正解)。渡邉先生から再び馬王堆の帛書(絹に文字を書く)と共に解説。

<参照リンク>2004年9月7日-10月24日 古代中国の文字と至宝
http://cte.main.jp/newsch/article.php/232

●大東文化大学三国志研究会から中川先生へ。
Q.鍾[夕/缶系]が書の名人だったってことが『三国志』に書いていないのは何故か。
A.「それ陳寿に聞いてみないとわからないですね」(場内笑) 私自身、不思議に思っている。
A.渡邉先生個人の考えでは王羲之以前は書を芸術として捉える価値基準がなかったのでは、とのこと。

●質問用紙からの質問。
Q.各国の敗因はなにか? どこをどうすれば統一できたか?
A.(中林先生)中国の場合、中原を押さえたところが強い(晋が統一したという歴史が示しているように)。魏の人たちは魏以外の国があるのか、といった具合。そうなると蜀も呉も勝てない。もう一つは旗印(正当性)があった方が良い。もう一つは蜀という地方を押さえそこから天下統一した政権は歴代、一つもない。呉も同様。(ここで渡邉先生がホワイトボードに地図を入れたり図解をし始め場内をわかせる)。中原を押さえるか否か、中原を押さえないとダメ。(ここで南北朝の話に戻って行宮が云々)
 但し、何かあれば蜀に逃げ込むと大丈夫。(この後、四川料理や霧深い土地柄の話)

●質問用紙からの質問。三浦先生へ。
Q.華佗は人の首の移植に成功したという伝説があるが、麻沸散でそういうことができたのか(麻薬という説もあった)。
A.医学史とか華佗とか研究しているわけではないのでわかりかねるが、少なくとも『三国志』には無かった。麻沸散というのはいろんな説があり、麻薬であったかどうかもしらない。
Q.(三浦先生から中林先生へ質問)関羽像に関すること。
A.結構、いい加減に祀っているところもある(どれが関羽がわからない状態)。

●質問用紙からの質問。
Q.曹操が詩を作った建安文学に関する質問。それがどんな風に伝わってどんな風に受容されていくか
A.(会場に来ていた東京女子大学の安藤先生に話が振られる)樂府と呼ばれる民謡はそれ以前、民間に感情を抱き、特に個人の思いじゃなかった。そういう意味では文学史上、曹操が中国で最初の私人だった。
(清岡注※授業に関係しない質問なので、とっかかりが掴めず回答を理解できずに居た)

<参照リンク>三国志学会第一回大会ノート3
http://cte.main.jp/newsch/article.php/400

●早稲田大学三国志研究会から中川先生へ。
Q.三国時代の鍾[夕/缶系]以外の書家は居なかったのか? 魏の中では?
A.全く居なかったわけではない。個人名としてはなかなか難しい。
 (渡邉先生から)南朝の時に焼けたので現代に伝わってなかった云々

※ここで清岡は舞台の話をそっちのけで隣のげんりゅうさんに張紘は篆書が巧かったという話をしていた。そのためどういうやりとりが舞台で行われていたか聞かず。げんりゅうさんが中華書局の『三国志』を持っていたので、『三国志』呉書張紘伝の注に引く呉書を指し示していた。

紘既好文學、又善楷篆、與孔融書、自書。融遺紘書曰:「前勞手筆、多篆書。毎舉篇見字、欣然獨笑、如復睹其人也。」

●東京大学三国志研究会から中川先生へ。
Q.岳飛の書いた出師の表はどういう評価がされているのか?
A.僕自身の評価? 去年、拓本を買ってきた。非常に力強い非常に将軍らしい書だった。個人の評価は立派な書だった。

●大東文化大学三国志研究会から三浦先生へ
Q.中国のカンフー映画であれこれ蟷螂拳、蛇拳とか出てくるが、やはり五禽戯を元にしたのか?
A.五禽戯の中に蟷螂はないから適当かと。

●早稲田大学三国志研究会から中川先生へ
Q.鍾[夕/缶系]が七言八句の詩を献上するシーンは嘉靖本のみですか?
A.嘉靖本が最古で明代の版本にはある。毛宗崗本にはない。それは毛宗崗が七言八句の詩が当時、あることはおかしいと判断し削ったのだろう。
Q.他に削られたエピソードは?
A.漢寿亭侯のところ(しばし漢寿亭侯の解説が続く)。曹操が関羽に寿亭侯を送ったが受け取らず、漢を着けたら受け取ったというエピソード。関羽が曹操ではなく漢に下ったという意志表現。実は漢寿という地名なのでこのエピソードはおかしいとし毛宗崗はこれを削った。

●東京大学三国志研究会から三浦先生へ。
Q.五禽戯の他に華佗の業績は何か伝わったか?
A.医学史の専門家ではないんではっきり言えない。外科の麻酔は継承されなかったんじゃないか。

 ここで渡邉先生から三浦先生の専門の紹介。風水?道教?と来てなんでもできるになっていた(笑)。あと大東文化大学の中国学科は一年生のときに合宿があって、そのときに三浦先生から太極拳を教わるとのこと。

●大東文化大学三国志研究会から。特になし。

●会場から。
Q.『三国志』の記述等に見られる烏林・赤壁の位置に関する質問。
(※後で気付いたんだけど、質問していたのは簡俊さんかな)
 渡邉先生は駒沢大学の石井先生に話を振ろうと会場を見渡すも見あたらないため、中川先生に話がいく。
A.実際は烏林を指していると思う。

●会場から。何かよくわからない質問。

 15時終了。

 中林先生からアナウンスで前に飾っているフィギュアを欲しい人は持っていってとのこと。
 欲しいようで多くの人が一気に群がっていた(笑)
 ちなみにフィギュアはおそらく海洋堂NHK人形劇三国志フィギュア。
 あとこのタイミングで石井先生が来場されていた(笑)


 清岡はこの後、ネットの知り合い総勢七人でオフ会に行くこととなる。


・便乗プチオフ会(2007年7月28日)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/678

※追記 まとめリンク:北方三国志