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中国動漫新人類(2008年2月12日)


  • 2012年10月25日(木) 00:33 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    986
書籍 ※関連記事 三国演義連環画と横山三国志

 上記関連記事にあるようにここ数ヶ月、横山光輝/著『三国志』(マンガ)に関して興味のあるところなんだけど、あれこれ調べる過程で目に付いたのが下記の掲示板の書き込みだ。

・三国志ファンのためのサポート掲示板
http://cte.main.jp/

・Re:雑談・交流ツリー   (※上記掲示板内書き込み)
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=one&no=3065

 上記の書き込みで引用されるのは遠藤誉/著『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』(日経BP社2008年2月12日発行)という書籍からのもので、日本の三国作品を通じて中国で三国について知ったというエピソードだ。
 今さらながらこの書籍が気になってこの書籍を借りて下記関連記事で触れた旅行の移動中に目を通す(意識していなかったが意外と下記の記事と関連性がなくはない)。

※関連記事 「ゆるキャラまつりin彦根」に孔明わん&関うーたん(2012年10月20日21日)

 以下、その時に興味を持ったもののメモ。三国関連も含む。ちなみに著者は中国生まれ中国育ちの日本人とのことで、そこらへんの事情に本書に深みを与えている。

 まず書籍のタイトルの「動漫」について、「まえがき」のP.8に「動漫──。中国語では、アニメと漫画をひとくくりにしてこう呼ぶ。ちなみにアニメは「動画」、漫画はそのまま「漫画」である。」とある。
 「第1章 中国動漫新人類──日本のアニメ・漫画が中国の若者を変えた!」のP.28-35が「2 『セーラームーン』で変身願望を実現した中国の少女たち」という節で、そこに書かれているのは、中国の「80后」(1980年以降生まれ)の女子は、中学校でセーラームーンごっこをしていたという記述が印象深かった。それを批判する男子をごっこの悪役に仕立てるという微笑ましいエピソードも。
 同じ章のP.36-43「3 『スラムダンク』が中国にもたらしたバスケブーム」という節で、プロの選手の孟達さんへのインタビューが興味深かった。念のために書くがこの孟達さんは三国の人物とは単に同姓同名別人だ。その孟達さんは仙道ファンってのもまた良い。あと流川に憧れる女子が多いそうな。酷(クー、つまりCool)って言って。

 「第2章 海賊版がもたらした中国の日本動漫ブームと動漫文化」のP.93にて。 今の正規版の単行本は中国で10元(150円)近い値段がついているのについて、30歳の中国の留学生が値段が高いことを嘆いて言う箇所で以下に引用する発言がある。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
もちろん貨幣価値も変わってはいますが、それでもし僕が小学生だったころ、正規本しかなかったら、漫画を買って読むことはできなかったと思います。僕の小遣いは毎月10元くらいでしたから。そうなると親にせびるしかありません。でも親に言ったら、親は必ず、『もっと教育的な本を買え』と言ったはずです。親たちの世代は、思想的にまだ古いですから、漫画になんかお金を使ってくれるわけがありませんし、僕たちが漫画を読むことも好みません。読むんだったら『西遊記』とか『三国志』と言われるのがおちです。実際そういった本は買ってもらったことがあります。親たちからすれば、漫画はためにならないし、漫画を読む時間があるなら勉強しろ、というわけです。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ここで注視したのが、漫画の対立概念として、「『西遊記』とか『三国志』」があることだ。もちろん、『三国志』ではなく『三国演義』だろうが。おそらくこの著者が史書と小説の区別が着いていないのか、あるいは意図的に混同しているのか。また漫画と違って教育的と考えられ買え与えられたことがあると書かれてある。それが小説なのか連環画なのか不明だが。

※追記 メモ:第6章 武侠漫画の映画的手法表現の成立をめぐって

 同章のP.104-112が「5 中国における動漫キャラクターグッズの巨大マーケット」という節で中国のアニメ政策関係者やテレビ関係者がキャラクターグッズが主な収入源になっていることが告げられていて、それがさも珍しいことのように書かれている。しかし素人の一読者として見るに道理に適っていて珍しいことのように思えない。ここで日本も含めた他国との比較があれば良いんだけどね。
 レイヤーのことを中国ではCoserというらしい。「第3章 中国政府が動漫事業に乗り出すとき」のP.151によると(下記引用)、

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 そもそも中国では勝手にデモを行ってはならないし、集会もまたその規模が一定以上を超えると、政府の許可がなければ開けない。コスプレ大会も例外ではない。ところが、コスプレはすでに中国の青少年の心をがっちりつかんだ日本動漫や日本製ゲームソフトのキャラクターになり切るイベントだ。下手に規制をかけるのは得策ではない。
 青少年を力で抑えつけるようなまねは、インターネットの発達したいま、中国政府にダメージを与えることはあってもプラスにはならないだろう。ならば、いっそのこと政府が自らの手の内にこのコスプレを収め、コントロールしながらイベントを主催していくほうが、青少年の精神文化を育むうえではいい。とにかく先手を打っておこう──おそらくこんな判断が政府の中で働いたにちがいない。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

とのことで、ここでは主にコスプレ大会のことだが同人誌展示即売会も似たような考え方が当てはまるんだろうね。ともかく、日本と違って政府主動で行うあたりが驚きだ。著作権や商標など知的財産についてはその書籍に特に書かれていないが、勝手な憶測だけど意識されてないのだろうね。

※参照リンク
・呉下の凡愚の住処
http://ameblo.jp/ancyon/

・光谷動漫節に行ってきたよ (※上記ブログ記事)
http://ameblo.jp/ancyon/entry-11368255196.html

 同章のP.154には「中国のコスプレ大会の予備コンテストは各地区の大学で行われている」「いや、正確には大学そのものではない。大学の動漫サークル。」というように予備大会が大学で行われると言う全国規模の大会があるようだ。
 同章のP.157で、以下に引用するように中国のコスプレの最大の特徴とその理由(というより底流にある精神)が会話文で示唆されている。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「ねぇ、中国ではコスプレ大会で、よく寸劇の形を取るじゃない? 日本のコスプレにはない特徴ですよね。それって、なぜなのか知っていたら、教えてくれないかしら?」
「ああ、先生、それは簡単ですよ。だって、劇をすれば、ただ舞台に立っているより
ずっと目立つじゃありませんか。できるだけ多くの人の注意を惹きたいんです。目立ちたい。少しでも多くの人に見てもらいたい。それに何年間も憧れていた動漫やゲームのキャラになれるんですよ。幻想が、バーチャルが、現実になるんです。だから、キャラになり切って、そのまま生きているように会話し、動き、訴えたいんです」
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 言われてみれば、下記関連記事にあるように、以前、三顧会等で日本の方のコスプレ(もちろん三国関連)のロケーションを見ていると、写真に映るためのポージングに気を回していて、そういった寸劇みたいなのを見たことないな(当然、今はどうか知らないし、地域的に限定されている経験だが)。そういったコンテストが盛んなところでそういう精神であれば、寸劇が発展するのも道理だな、と納得する。

※関連記事 第四回三顧会二次会ダイジェスト

※追記 第14回中華コスプレ大会(2013年5月18日19日)

 同章のP.169-176は「3 国家主導のアニメ生産基地の実態」の節では、「国家動画産業基地」に認定されると、大きな予算が割り当てられることが描かれており、続けてP.177-182は「4 アニメ放映に関する国家管理──許可証制度」という節で、タイトルにもあるように、中国でアニメを放送するには許可証がいるそうな(規制のハードルが高いため)。また、次の節のP.183に前の二節の要約として「国家動画産業基地に対し毎年成績評価をすることと、毎年3000分間のアニメ生産量という生産指標を課す」とある。その節「5 『クレヨンしんちゃん』盗作疑惑の背景に見えてくるもの」ではその3000分間という数値目標のため、過度の競争により、タイトル通りモラルハザードが起こっている様が描かれている(ちなみにその疑惑の作品は『大嘴巴嘟嘟』。ピンとこない方はネット検索してみよう)。その理由の一つに1980年に中国で放送されたアニメ『鉄腕アトム』にあると。おそくら日中友好で安く、しかしながら一回放送のみで安価で『鉄腕アトム』が中国で売られたが、その一回放送の約束が破られ、『鉄腕アトム』は安く放送され、結果的に中国でダンピングのようになったそうな。そのため、アニメは今でも中国で放送局に安価に買われるようになったという、日本のアニメ『鉄腕アトム』の伝説(この書籍では日本でのダンピングも誤解としている)と似たような状況になっている。このような高い数値目標があるのに、アニメが安価で経営がなりたたない解決策の一つとして、同章のP.234に匿名のアニメ会社の社長の言葉として「政府は外国との合作も許していますから、今後は合作の方向で考えていきたいと思うんですよ。原作は日本でも中国のアニメ企業で制作すれば、それだって立派な中国国産アニメということになりますから」がある。ここで急ながらようやく三国の話になるのだけど、これで連想したのが、アニメ『三国演義』(邦題『最強武将伝・三国演義』)だ。下記関連記事にあるように、制作の報道は2007年に出て、アニメ制作会社の中国国際電視総公司北京輝煌動画公司、映像コンテンツ企画制作会社のフューチャー・プラネット株式会社、玩具メーカーの株式会社タカラトミーの3社による共同制作だ。ちなみに同じかどうかわからないが中央電視台中国国際電視総公司はP.172によるとこの第一期「国家動画産業基地」に認定されているという。

※関連記事
 テレビアニメ『三国演義』2009年春より via 「英傑群像」
 最強武将伝・三国演義(2010年4月4日)

 つまりアニメ『三国演義』は前述のような中国のアニメ制作事情があって、作られたかもしれない。そういった背景で作品のクオリティを論じるとまた違った見方ができるかもしれないね(と無責任なことを書いてしまうが)。
 この書籍は終わりの方になると段々と近代史や政治的なことも含むようになるが、その徴候として同章のP.198に有馬哲夫/著『日本テレビとCIA 発掘された「正力ファイル」』(新潮社2006年10月)が紹介されている(面白そうなのでいつか読んでみよう)。
 同章のP.208にこの記事の冒頭でリンクした箇所が出てくる。つまりは著者が中国のネットで、見掛けた若者の感想として書かれてある。以下に引用する。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「日本の動漫を通して、西遊記や三国志のおもしろさを知った。私はてっきり、これは日本が創り出した物語だと思っていたら、これって、中国古来の物語だったんじゃない……。私たちって、自分の国の伝統的な物語まで、日本動漫を通して知るようになるなんて、これって、まずくない? 日本の動漫の方が、中国伝統の物語のおもしろさを、より感動的に私たちに伝えてくれるって、これ、どういうこと? まずくない?」
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 前述のように「動漫」はアニメもマンガも含むので、三国はどれを指しているのか気になるところ。これが遊戯(ゲーム)だったらある程度、想像できるのだけど、2008年時点では中国の若者に受けそうな該当作品は議論の余地がありそうだ。
 「第4章 中国の識者たちは、「動漫ブーム」をどう見ているか」のP.267-280の「3 中国美術出版社の林陽氏の経験」(「林陽」は「リンヤン」とルビ)の節にて、インタビュー相手のタイトルにある、林陽氏は長い間、連環画に携わっていたとのことだ。そこで基本的な連環画の歴史が記されている。例えば、P.268には下記に引用するように書かれている。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 1949年、中華人民共和国(新中国)が誕生すると、それまでの国民党の「退廃的」な連環画を駆逐するために、すさまじい勢いで新中国の思想を浸透させるための連環画を出版した。1956年までの間に出版した連環画の種類は1万種以上、発行部数は2億6000万にのぼった。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 その流れを受けてさらに歴史が語られる。以下、P.268-269から引用

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 66年から76年の10年間にわたる文化大革命時代の壊滅的打撃から立ち直った中国は、今度もまた連環画の発行に力を注いだ80年には1年間で1000種、4億冊、81年には7億冊、82年には2000種、8・6億冊を発行した。これは全国の図書発行量の3分の1を占める数である。
 ところが、この発行部数が急速に落ち始める。85年に出版された8・1億冊の多くは、人気がなくなり書店に滞って出版社に返本され、以来連環画の市場はどんどん縮小していく。86年には1・3億冊、87年には7000万冊、そして91年には数百万冊にまで激減し、連環画の種類も350まで減少した。
 何が起きたのか。いうまでもなく、この時期、日本漫画が大陸に上陸したのである。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ここらへん、下記の研究報告の「1990年代に入ると日本のアニメやマンガなどにとってかわられ懐メロのようになった。」と一致するところだね。

※関連記事 ノート:連環画は中国特有の『マンガ』なのか?その絵本としての可能性を探って(2012年2月15日)

 また、ここに来て、マンガの対立概念として「連環画」が出てきたわけで、先のマンガの対立概念と根拠無く合わせると、マンガの対立概念は『三国演義連環画』ということになるかもしれないね。

※関連記事 三国演義連環画(1956-1964年)

 上記関連記事に挙げた『三国演義連環画』から横山光輝/著『三国志』(マンガ)への三国要素伝達は、これらの中国国内の事情以外にも外交状況も関わってくると考えるのが自然だろう。この書籍の終わりの方はそういうことも書かれており、P.302以降、1972年の日中国交正常化、1978年の日中平和友好条約締結のことに加え、なぜその間、6年の開きがあるか考察されている。また、同じページには外交だけでなく国内事情として「1966年から76年までの10年間にわたって鎖国状態を強いた文化大革命(文革)に終止符を打ち、中国が改革開放を宣言したのは、78年の12月のことである。」と書かれてある。

※リンク追記
・日経ビジネスオンライン:総合トップ
http://business.nikkeibp.co.jp/
※『日経ビジネス』2012年11月12日号に遠藤誉さんの記事有り。個人所有の土地がなく全部、国家の土地である中国においての「国有化」の意味など中国事情が語られている。ちなみにそれまで性別を意識していなかったんだけど、その写真を見ると女性だね。

※追記 九州三国志忘年会(2013年12月29日)

※新規関連記事 中国嫁日記 1巻(2011年8月12日)

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