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九州三国志忘年会(2013年12月29日)


  • 2014年4月18日(金) 23:42 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,519
ネット ※前の記事 兀突骨(福岡県北九州市)

 前の記事でNo.3000の記念記事として書き始めたものの、「編集中」としていてなかなか続きが書けずにいた。気付いたら、とうとう記事番号がNo.3100、1日1記事のペースなもんだから、つまり100日経過しており、そのまま続きを書くには意欲が沸かないので、No.3100の記念記事として、改めて書き始める。と言っても別に暇ができた訳ではないので、例によってまた「編集中」として止まる予定だ。この調子でいったら、今年の「三国志ニュース」の10周年記念記事もタイトルだけ書いて「編集中」になりそうだね。

・兀突骨
http://jsite-fukuoka.com/kitakyushu/gotsutotsukotsu/

「兀突骨」のれん「兀突骨」看板 2013年12月29日19時前、清岡が福岡県北九州市黒崎にある居酒屋「兀突骨」の扉をあけたら、 入ってすぐのカウンター席に、ねこクラゲ先生が座っていらっしゃった。

・幻影界通信
http://nanos.jp/nekokurage/
幻影界通信

 入口は東にあり、北側に向かってのカウンター席でねこクラゲ先生は右側寄りに座って携帯電話(スマートフォンだっけ?)を操作していらっしゃって、挨拶しつつ清岡はその左に座る。前述の通り、ほとんど面識がなかったのだけど、意外とすぐ打ち解けられて良かった。後日、気付いたのだけど、つまり、この時、ねこクラゲ先生は18時56分にカウンター席で下記のリンク先のツイートをされていたってことだね。

・Twitter / nekokurage_: 三国志の居酒屋さん着いた!わ~かっちょええ http://t ...
http://twitter.com/nekokurage_/status/417232550935797760

 しばらくはUSHISUKEさんが遅れる話から、未だいらっしゃらない他の参加者の話をしていた。北伐の山さんが手ぬぐいを作るクリエータさんで、菊さんの方ががイラストレータさんで、ねこクラゲ先生とは、そういったアーティスト繋がりで話が合うんじゃないかと。
 そして「兀突骨」の店内にやたらバルセロナFCの選手のポスターが貼られていたので、おもわず、店のご主人に向かって「ご主人、バルセロナ・ファンなんですか? 残念ながら私はミラン・ファンです」と申し上げてしまう。

・誰?誰?!ノチェ?!ノチェ! (※2012年4月3日の三国と無関係な雑記)
http://cte.main.jp/calcio/blog.cgi?n=40"

 それとここまで迷えず来れたか、身の回りに三国志ファンがいるのかの話をしていたっけ。何より、すでに「兀突骨」に来店されているUSHISUKEさんと北伐のお二人より先に初めて来る二人が来店している状況を楽しんでいた。そしてもう一人、福岡に縁のある人を招いたが、都合が着かなかったという話をしている際に、入口の扉が開く。その先には北伐のお二人がいらっしゃった。

・北伐:力漲る三国志手ぬぐい・Tシャツ
http://shop.hokubatsu.com/

・黒崎兀突骨さんで、肉の祭典2013Autumn 北伐ブログ:三国志なアイテムを作りたい
http://hokubatsu.blog.fc2.com/blog-entry-776.html

 挨拶もそこそこに、「兀突骨」のご主人が北伐の山さんに児童小説の斉藤洋/著・モンキー・パンチ/絵『呉書三国志』三冊を渡していた。山さんが借りるようなんだけど、それを見ていた清岡は、「モン三だ」と連呼していた。

※関連記事 モンキーパンチ展(2009年9月12日-10月3日)

 そして説明する清岡。モンキーパンチの絵の三国志小説なんで「通称、モン三」と。
 挨拶をしなおし、結局、山さんは清岡の左隣で、さらに左隣に菊さんという席になった。
 尋ねて下さったので、清岡はこの忘年会のためだけに青春18きっぷで来た旨を告げる。驚いて下さって、良いリアクションを拝見できた。
 このメンバーは前回、会ったのが三国志フェス2013という話から、山さんが『曹植系男子』の単行本をお持ちになっていて、その作者であるねこクラゲ先生に単行本へのサインを求めていらっしゃった。

※関連記事 曹植系男子 2巻(2012年11月22日)

 それに対し快く承諾されていた、ねこクラゲ先生はどのキャラを描くか尋ねていらして、その場でサインペンでスラスラとお描きになられていた。
 それぞれ飲物を注文する。清岡はジンジャエールで。それと食べ物はすでにUSHISUKEさんが予約と共に注文しているようで、山さんがそう呼ぶ「いけないお肉」もそのメニューに入っているようだった。
 そしてものの数分で出来上がったのが、素晴らしい出来! そして清岡は確認していなかったのだが、実は山さんのペンで、ねこクラゲ先生がお描きになっていたという。そんな使い慣れてない、というより初めて使うペンとは思えない、素晴らしいクオリティーだった。そしてさらりと『曹植系男子』の制作道具というか、裏話的なことをおっしゃっていた(一応、オフレコにしておこう)。

 清岡は熊本の赤兎馬の話を振る。おしゃれな店だったようで、そんなに三国志推しでもないようだ。

・山鹿「CHINA BAL赤兎馬」さん 北伐ブログ:三国志なアイテムを作りたい
http://hokubatsu.blog.fc2.com/blog-entry-789.html

 それと山さんが、ねこクラゲ先生が昨日、佐賀に肉を食べに行ったことについて話を振るという。連日、肉祭りって話で盛り上がっていた。そして「夜の三国志フェス2013」のおもしろ三国志さんの『酒池肉林』の歌の効果が今頃になって現れているんだ、と清岡。

※関連記事 メモ:夜の三国志フェス2013(2013年9月28日)

 このタイミングで主催者(?)のUSHISUKEさん登場。

・三国志漂流
http://3594h.blog95.fc2.com/blog-entry-310.html

 空いている、ねこクラゲ先生の右隣に座られる。まとめると以下のような配置になる。

北側
           ご主人(料理中)
       カ  ウ  ン  タ  ー
菊さん 山さん 清岡 ねこクラゲ先生 USHISUKEさん

 そしてまず飲物を注文するように促す清岡。そして乾杯する。この会の名前自体、決まってないと茶々を入れる清岡。どうやら「忘年会」で良いみたい。
 それからUSHISUKEさんが「兀突骨」を知って、毎年年末に来るようになった経緯の話で、実は事前にネットで調べてきた清岡の方が詳しかったというオチだった。前の記事でリンクしたように2010年末からUSHISUKEさんが来られているようだ。その関係で北伐のお二人さんも「兀突骨」を知ったそうで。そこから鳩の話やらあれこれ雑談で盛り上がっていた。

 それから、ねこクラゲ先生の学生時代の話。それがきっかけでマンガ論に発展していて、日本マンガ学会第13回大会の会場となった、北九州漫画ミュージアムの話を清岡が振る。福岡話だね。

・北九州市漫画ミュージアム
http://www.ktqmm.jp/

※関連記事 玄徳(福岡県北九州市小倉片野)

 一応オフレコにするけど、ねこクラゲ先生から発せられた、一言だけど鋭いぶっちゃけ話(笑)から、結構、マンガを読むのはリテラシーが要るし、今の(若い)人はゲーム等に娯楽分野が行っているので、昔ほど、マンガは読まれてないと清岡が話題を振る。それと下記リンク先で触れた、フキダシの中にデフォルメ・キャラの顔を出す技法をドイツ人のマンガ家さんが真似たとおっしゃっていた件も話していたっけ。

・フュージョン・スタイル! (※個人サイトの2013年11月1日の雑記)
http://cte.main.jp/sunshi/2013/1101.html#01

 こう書くと清岡ばかり話をしているようだけど、ねこクラゲ先生からの話が数段、興味深かった。
 もちろん『曹植系男子』の話になる。USHISUKEさんが登場人物について、普通に知らない人物が出ていて、知らないなら知らないなりに面白いとおっしゃっていた。そして「この間の話」として、「楽しいこと×三国志」の話を清岡が蒸し返す。

※関連記事 三国志ファン、コア層こわそう、再燃

 そして菊さん&山さんがその点、『曹植系男子』では知らない人物でも興味がわく、と。
 USHISUKEさんがオンラインでマンガを配信することについて話題を振る。そこで清岡は結局、オンラインでの発表は単行本のプロモーション的意味合いで、単行本で利益を回収しているという話をしていた。雑誌がその役目を担っていたのだけどね。そして妙に感心されていた。

・赤本、貸本、雑誌週刊化の並列 (2010年7月2日の個人サイト雑記)
http://cte.main.jp/sunshi/2010/0701.html#02

 さらにUSHISUKEさんから陳某/著『三國群英傳 火鳳燎原』の話題。日本では出版されなくなったが、台湾・香港で単行本50巻が出たそうで、皆を驚かせていた。ようやく長坂の戦いだそうで、横山光輝『三国志』を越えそうなので、三国志マンガだったら新記録になりそうじゃないかと。

※関連記事 『雲漢遥かに』3巻『火鳳燎原』9巻(2009年12月22日)

 山さんの日本語版は出ない?との話で、売れる見込みがないと無理だろうね、とUSHISUKEさん。USHISUKEさんが読んだ感想によると、「よくできたマンガ」だそうな。その一つで、出てくる軍師がその出身である軍師学校の設定について説明されていた。みな同門で殺し合いをしているとUSHISUKEさん。

 清岡は日本のアニメが海外において(著作権無視で)ファンの熱意で字幕がどんどんできていった経緯みたいに、『三國群英傳 火鳳燎原』も日本で人気が出れば勝手に訳される可能性はあると言っていた。
 その流れで、USHISUKEさんはベトナム制作の三国志マンガの話をされていた。言葉が分からないけど、呂布、関羽、張飛等は何となくわかるそうな。清岡はそこらへんが三国志の強みと。USHISUKEさんによると、どうやら中国もしくは台湾系の作家だそうな。

 USHISUKEさん曰く、それだったら北伐の商品も海外でも受けるんじゃないかと。清岡は、ネットを通じ日本の地場産業を海外で紹介したら、販路が広がったという事例を出す。

 その流れで清岡が急に「百度百科」で『曹植系男子』が取り上げられたって話を思い出し、話題に出す。登場人物の無断転載なんだけど、そこらへんの感想をねこクラゲ先生に尋ねてみたかったんだった。

※関連記事 曹植系男子(2011年3月10日)

 まず清岡がアクセスログで気付いて、「百度」にそういったページがあるとツイッターで流した経緯を説明していた。
 USHISUKEさんによると、中国は著作権無視が前提で、例えばもうドラマ『半沢直樹』が字幕付きでネットにて流れていて、そのサイトが広告収入で潤うという仕組みだそうな。もうドラマが中国で見られている点で驚き、さらにそういったビジネスの仕組みに感心していた。

・日曜劇場『半沢直樹』|TBSテレビ
http://www.tbs.co.jp/hanzawa_naoki/

 やはり依然、東アジアではそういった海賊版を通じて伝わる文化ってのがあるようだね。

※関連記事 中国動漫新人類(2008年2月12日)

 同じ中国話で、清岡は『三国恋戦記』のマンガ化を知った経緯を話していた。

※関連記事 三国恋戦記~オトメの兵法!~(2011年11月15日-)

 USHISUKEさんは、劉備陣営に入ったばかりの龐統の仕事っぷりを張飛が見に行った故事(創作だろうけど)の名所旧跡をわざわざ見に行ったという話をされていて、その名所旧跡の施設が閉まっていても、「日本から来たんだけど」という話をすれば、かなりの確率で協力してくれるそうな。そういったやさしい地元民にみな感心していた。でもその旧跡に通じる扉の鍵は見つからなかったそうで。それと孫権のお墓なのに、孫権グッズがなく諸葛亮グッズがあるという話もされていたっけ。ウケてた。

※次の記事 レポ2:九州三国志忘年会(2013年12月29日)

※追記 鳳雛찜닭 大久保店(東京都新宿区)

※追記 関プチ5 全国ツアー:7/26北九州 兀突骨で酒池肉林?!(2014年7月26日)

※追記 レポ:7/26北九州 兀突骨で酒池肉林?! ラウンド2(2014年7月26日)

※追記 レポ:7/26北九州 兀突骨で酒池肉林?! ラウンド3(2014年7月26日)

※追記 コニービデオ株式会社破産手続開始(2014年7月9日)

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