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清岡的見解:ねこまんまさんについて http://tinyurl.com/nekonomanma3
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赤兎馬Presents「三国志の宴3」第1部レポ


  • 2008年6月 4日(水) 12:10 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,029
ショー ・三国志ブランド「赤兎馬」
http://www.plastic-rouge.com/souten/
・赤兎馬 Presens「三国志の宴3」三国志イベント情報
http://www.plastic-rouge.com/souten/saito/ibe/utage_2008.htm

※目次 赤兎馬Presents「三国志の宴3」レポ

 まず右手奥の控え室からステージに登場したのはMCのDJ急行さんとセラチェン春山さん。
 DJ急行さんから、赤兎馬Presents「三国志の宴3」、とタイトルコール。

DJ急行さん「下(一階)、Hey! Say! JUMP、いるらしいですからね」


と場内の笑いを誘う。その次にMCの松本キックさん登場。

松本キックさん「出てきて早々、皆様にお詫びがあります…下に居るのはHey! Say! JUMPじゃないそうです。急行くんがおもしろ三国志にガセネタを掴まされたそうです」


とさらに場に爆笑を重ねる。トークは会場のこと(地上に出たとかお台場とか)や二日でソールドアウトしたことなど言及し、場を暖める。

 そして今回のイベントの主催者である赤兎馬の柄沢さん登場。

 そして好例の「桃園結義」を模した乾杯へ。
 スクリーン三つにその文言が映し出される。これを皆で読み上げた後、乾杯(カンペイ)するといった流れ。ちなみにBGMはアニメの『横山光輝 三国志』のオープニングテーマ「時の河」(アーティスト名:FENCE OF DEFENSE)。

 「我ら天に誓う」/「我ら生まれた日は違えども」/「死す時は同じ日同じ時を願わん」/「乾杯(カンペイ)」


 前回と少し文言が違った感じ。
 えぇ、補足する必要はないと思うけど、『三国演義』「第一回 宴桃園豪傑三結義、斬黄巾英雄首立功」の「念劉備・關羽・張飛、雖然異姓、既結為兄弟、則同心協力、救困扶危;上報國家、下安黎庶;不求同年同月同日生、但願同年同月同日死。皇天后土、實鑒此心。背義忘恩、天人共戮。」ってやつね、元ネタは(とここは前回のレポのコピペ)。

 MCが好きな国を観衆に向け聞く。呉、魏、蜀、南蛮と順に聞いていく。清岡は孫堅ファンで後漢なのでどれも手を挙げず終い。それからおもしろ三国志さんへのいじりトーク。
 そして、MCにより長野剛先生の紹介がありステージへ登場。


●第1部 長野剛先生のお話

 先生の登場で、満場拍手で会場のテンションが一気に上がる感じ。

長野先生「どうも初めまして、イラストレータの長野です。宜しくお願い致します」


 その後、ステージに用意されたイスに皆、座る。
 ここでMCにより長野先生のお仕事の紹介。スクリーンに現れた『三國志』シリーズの絵を指しながら、その人物画やパッケージのイラストを描かれたと紹介。
 ここでスクリーンにおいてその絵に左から覆い被さるように出てきたのはなんとWikipediaの長野剛の項目。これには場内大爆笑! 松本キックさん「笑いすぎやぞ!」とツッコミ。ともかくそれが読み上げられお仕事が紹介される。すべて油絵だそうな。
(※今、この項目を見ると三國志V及び三國志VII以降なんだね。MCで1977年から1980年生まれと年代を限定した理由がわかった気が)

 ここでMCから質問。一番最初(※重語のまま)に描かれた「三国志」は何かというもの。長野先生曰く、○○書店(※名前失念)の三国志関係の本の表紙で劉備と諸葛亮を描いたとのこと。とにかく人物画を描きたかったとのこと。
 ここでスクリーンに長野先生のイラストが映し出されて、それを中心にトークが進む。
 初めは諸葛亮。実際の大きさはB2サイズ。(※ここでMCの人がおそらく今回、唯一コスプレしてきていた横光諸葛亮について言及していた)
 描き方はまず簡単な鉛筆のスケッチを描いてそこから資料を集めるとのこと。あくまでもリアルな絵を描くため様々なモデルとなる写真を集めるという(手のモデルとか顔のモデルとか)。集めてトレーシングペーパーに元となる輪郭を書き、クライアントに見せ、OKが出たら、そこから描いていくとのこと。
 (顔の)モデルは居たか?の質問で、例えばスクリーンに映っている諸葛亮は誰か?との問いに長野先生曰く「忘れました」。そこからタイプ別にモデルがあってという話になる。諸葛亮は優男モデルという。
 長野先生が好きな人物は関羽とのこと。その理由が三国志占いで関羽だったから、とのことで場内をわかせる。というわけでスクリーンに関羽の絵が出てくる。

MC「歯並びもすごい良いですね」
長野先生「それはこの絵を納品したときに出版社の方も言ってました」
(場内爆笑)


 勢いのある絵は気分を高めるので、描いている時の表情もそういった表情になるそうな。
 それから次々とスクリーンに絵を出していく。劉備。その絵はどうやら分冊百科『週刊ビジュアル三国志』(全50巻)(世界文化社)の表紙絵からという(※清岡は、昔、ジョージ真壁さんがその表紙をえらく気に入っていたことを思い出していた)。ここで表紙の裏話。ポスターにも使うとのこと(※さらに後年発売された『ROMAN COMICS 三国志 1 桃園の誓い』の表紙にも使い回しされていた)。
 中国の連環画を参考にしているとのこと(※道理で腹巻きタイプの鎧や小さくて堅そうな冠など『三国演義』の挿絵に出てきそうな伝統的なデザインになる訳だ、と清岡は妙に納得していた)
 コーエーさんから注文の流れは、デザイナーさんが描いた簡単なスケッチをまずコーエーの社内で確認し、そのスケッチを元に描くとのこと。
 さらにスクリーンに曹操が映し出される。長野先生は馬を描くの好きとのこと。次が夏侯惇。基本的に中国人を描くときは中国系の俳優さんをモデルにするそうな。
 次が呂布。MCから「安岡力也さんがモデルですか?」と聞かれ長野先生曰く、違うとのこと。やはり赤兎馬が迫力ある、とMC。
 次が貂蝉と董卓。MCが「これこそ安岡力也さん?」と聞いたら、

長野先生「実は安岡力也さんです」


ってことで場内爆笑と拍手。董卓だけ描いてくれと言われたが、それじゃ絵にならないんで、逆に長野先生から貂蝉を描かせて欲しいといったとのこと。しかし、『週刊ビジュアル三国志』編集側では女の人を表紙に描かない方針だったらしい(読者層に男性を考えていたため。しかし女性も多い)。結局、長野先生の提案を納得したとのこと。
 女性のモデルは複数人を合成するとのこと。ここでMCが(理想の女性を)合成することは男性誰しもあって目は広末とか、と言って笑いを誘う。その次が孫尚香。
 スクリーンには黄忠、張飛、趙雲、陸遜、典偉と続く。その都度、格好良さに歓声がわく。
 ここで『信長の野望』や『三國志』などの先代のパッケージイラストを描かれた生頼範義先生(イベント中は「生頼(おうらい)さん」と呼称)との違いの話。生頼先生の信長は無骨な感じだったが、長野先生も最初、生頼先生のイメージを踏襲していたが、コーエーさんの要望により変えていったそうな。
 顔良、孫堅。ここで馬の描き方の話。さらに長野先生の幼少時代の話。小学生のころから絵を描いていて、ある日、父親から絵の描き方の本を貰ったという。ここでMCは、お父さんがもし絵の本を渡さず藤子不二雄Aの『まんが道』を渡していたら違う方向に行っていたと言って笑いを取る。長野先生はマンガは読んでいたが池上遼一先生などの劇画を読んでいたそうな。
 仕事とは別に何か描きたいものはというMCの質問に、女性が描きたい、と長野先生。仕事で男ばかり描いているからと。ここ最近、オリジナル作品で女性をお描きになっているそうな。
 馬謖。馬謖感が出てかなり味わい深い絵。次、馬超。やはり獅子兜のやつ。連環画をベースにしているので、この兜。張遼、徐晃、[广龍]徳、袁紹と続く。その都度、場内に歓声が湧く。
 ここで長野先生が初めてコーエーさんの仕事を受けたときの話。初めは出版部。『超・三國志』の小説のカバー絵だったとのこと(※清岡は、今、発売しているGAMECITY文庫『超・三國志』のイラストとはすごいギャップで販売戦略が明確だな、と思い興味深かった)。その頃ちょうど生頼先生がパッケージイラストを降りられたので出版部から推薦もあって就任されたとのこと。
 やはり『信長の野望』と『三國志』は二本柱で、『三國志』はどちらかというと時代がかなり過去なのでアレンジのし甲斐があるという。
 関平、張苞と続く。若々しい絵。
 今はスターウォーズの仕事が多いらしい。
 そして抽選会で長野先生のサイン付きポストカードがでると告知。満場拍手。長野先生退場。14時前、第一部終了。


※次記事 赤兎馬Presents「三国志の宴3」第2部レポ


※追記 自衛隊三国志(世界文化社)

※追記 戦略と義の壮大なドラマ 三国志(2010年3月1日)

※追記 私的メモ2:三国漫画分析

※追記 リンク:中国の連環画の変遷とその描写技法

※追記 三国志英傑群像伝(2011年4月-)

※追記 長野剛「原画・イラストパネル展」(2011年10月14日-16日)

※追記 まんが劇画ゼミ 7巻(1980年2月25日)

※追記 生頼 範義 氏、死去(2015年10月27日)

※追記 アートコレクション 複製原画 三國志(受注期間2016年3月6日-10日)


(※自称「リアル」なわけだけど、清岡はどちらかというとIlya Efimovich Repinや Norman Rockwellの絵画のように一場面を切り取ったような人物配置や各人の豊かな表情に想像力を刺激されドラマ性を感じる絵を好む。そのため、『週刊ビジュアル三国志』を全冊揃えるほど長野先生のファンなRiangさんのリアクションをチラ見てしつつ脳内補正をかけていた。また衣裳や(のある)馬具を見ても、連環画をベースにしているためかリアリティを感じなかったのでやはり脳内補正)

※新規関連記事 長野剛個展 理想郷 - Eternal Beauty and Desire(2017年5月6日-16日)

※新規関連記事 長野剛原画展2017(東京会場2017年6月16日-18日、愛知会場23日-25日)

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