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『呉服文織時代三国志』の虚構と真実(2017年4月1日発行)


  • 2017年9月 4日(月) 01:09 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,924
研究 ※前の記事 海月姫 まややのコミケ妄想(Kiss No.24 2012年12月10日)

 2017年9月2日土曜日12時過ぎ、地下鉄から上がり、東京は優秀なクーラー入れたての空気感でびっくりした。なんだこの冷えた空気感。国会図書館に到着。

・東京本館|国立国会図書館―National Diet Library
http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/

 それで来週の三国志学会大会に備え、梁蘊嫻さんの論考をあれこれ探して必要な分はコピーしようとしていた。

・三国志学会
http://sangokushi.gakkaisv.org/

※関連記事 三国志学会 第十二回大会(2017年9月9日土曜日)

 多くの論文は下記関連記事で触れた博士論文に収録されているか、関連性があるんで、その確認をしていけばよいか、と思っていたら、見慣れぬ論文名がいくつかあった。

※関連記事 メモ2:江戸文学における『三国志演義』の受容 (東京大学2010年10月28日)

 それらの中には今年4月のがあって、それが今回の記事の表題。
 東京大学国語国文学会/編『国語と国文学』94巻4号(明治書院2017年4月)のpp.52-68に梁蘊嫻「『呉服文織時代三国志』の虚構と真実 ―都賀庭鐘の歴史観―」が掲載されたという。その学術誌自体は月刊で1200円で売られているそうな。

・国語と国文学
http://www.meijishoin.co.jp/news/n3307.html

※新規関連記事 中国/日本〈漢〉文化大事典(2024年6月20日出版7月1日発売)

 当初は閲覧だけしてさっと目を通しメモをとるだけのつもりだったが、学術的意味でも話のネタとしても面白い内容だったので、来週に備えお金を使ってられない時期だったものの、複写申請することにし、目を通すのを後回しにする(※中身についてはこの後の日記のさらに後)。
 14時46分に複写清算、21枚×24円 モノクロ複写A4B4 504円。
 その他、前の記事で触れたように「海月姫」の雑誌掲載時を確認する等をしていたら、15時40分には当初の予定通り今日の国会図書館での用事終了。『海月姫』13巻を読んでいた。
 そのまま歩いてメキシコ大使館横をとおり新坂をくだりスターバックス コーヒー 赤坂見附店へ。

・スターバックス コーヒー ジャパン
http://www.starbucks.co.jp/

・赤坂見附店 | スターバックス コーヒー ジャパン
http://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=142

※新規関連記事 国際マンガサミット第11回富川大会(韓国)カンファレンス(2010年9月16日)

 レシートを見ると16:48:17にトール ホワイトモカ マグ ホイップクリーム多め キャラメルソース 475円とのことだ。三国志ニュースの記事「2016年度三国志祭(2016年10月2日)」を書く。三国と無関係なカルチョのイベントに参加するため18時25分発の東京メトロ丸ノ内線に乗り込む。

<雑記にリンク予定>

 22時23分から都内某マンガ喫茶へ。23時には眠る。2017年9月3日日曜日2時20分に目覚める。おかげで『上坂すみれの♡をつければかわいかろう』が出発前に聴ける時間帯。『タモリ倶楽部』の「あぶり王決定戦」の話。出演してたんだ。あの前編後編はおぼえているがその出演は記憶の外。14分程から陳宮のコーナーあり。いつもどおり呂布坂さんのなりきり。あと『三國志13』の陳宮の髪の毛が薄いと。

※関連記事
 上坂すみれの♡をつければかわいかろう(文化放送2017年8月20日放送分)
 三國志13(2016年1月28日)

 5時54分阿佐ヶ谷駅発の中央線各停(東京行)に乗り、新宿駅、品川駅で乗り換え、6時27分発東海道本線(熱海行)、入れ替えで右のロングシートの端にすわれる!
 結局、国府津駅までがっつりねむっていた。前の記事で触れた伊井春樹『小林一三は宝塚少女歌劇にどのような夢を託したのか』(ミネルヴァ書房2017年7月10日発行)をがっつり読む。やはり桃太郎のさまざまなヴァージョンが『尋常小学読本』(明治二十年)に収められデファクトスタンダードになり「桃太郎主義」といわれるような規範とする教育にまでなる話が面白い。おじいちゃんおばあちゃんが桃を食べて若返り桃太郎を授かる話とか。
ちゃんとメモをとらないと→以下に引用。

p.154
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 今日一般に知られる桃太郎は、明治二十年の『尋常小学読本』に収められて定着するが、それ以前は桃を食べた老夫婦が若返り、男の子が生まれるという話が主流であった。明治二十七年に厳谷小波が新しい「桃太郎」を発表すると、それが以後の物語を方向づけることになる。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 8時10分ぐらいに熱海駅到着。ホーム変えて4番→3番乗り換え。後続は対面乗換え。ロングシートの端を確保してホーム替えての売店(つまり4番線のところに戻る)で139円のロングかつソーセージを買う。
 8時23分発東海道本線(沼津行)、8時41分沼田駅着、ホームを変えての乗換え。すでに列車が来ていたが座れる。8時44分発東海道本線(浜松行)。三国志ニュースの記事「メモ2:江戸文学における『三国志演義』の受容 (東京大学2010年10月28日)」を書く。10時53分浜松駅到着、時間10分の4番→3番対面乗換え。11時37分豊橋駅到着。ここで時間調整。時間帯によっては東海道線の乗り継ぎが悪くなるんで、結局、先の駅で待たされるので。レシートを見るとPRONTO豊橋駅店にて11時39分にあさごぱん(ハーフ)140円とアイスカフェラテのレギュラーサイズ290円、計430円を注文。単位時間当たりの満足度は高いけど、単位時間当たりのお値段も高いね。
 12時3分豊橋駅発東海道本線(東海)快速(大垣行)。転換式クロスシート右の通路側に座れる。溜めたTLを見ている。左の窓際にうつれる。12時47分にねむる。13時10分尾張一宮駅で目覚める。13時20分、岐阜駅でバッテリー1本終える。13時31分、大垣駅到着。ホームを変えて1番→2番の11分乗換え。豊橋駅で時間調整したのでさすがに先行する乗客が列をなしていた。列車が来て、転換式クロスシート左の窓際に座れる。13時42分発、東海道本線(東海)(米原行)。14時17分米原駅到着。14時20分発の琵琶湖線新快速(姫路行)へ対面乗換え。15時27分、高槻駅で三国志ニュースの記事「メモ2:江戸文学における『三国志演義』の受容 (東京大学2010年10月28日)」を書き終える

※新規関連記事 メモ:伝記学習マンガシリーズにおける〈学習・教育〉観(2018年4月)

※新規関連記事 リンク:鵜浦恵:時をかける三国志パロディ(三田評論ONLINE 2022年12月19日)

 梁蘊嫻「『呉服文織時代三国志』の虚構と真実 : 都賀庭鐘の歴史観」を読み始める。目次は下記のようになる。

52 (一) はじめに
53 (二) 成立背景及び梗概
55 (三) 出典考察
55  (1) 呉服文織
58  (2) 干珠満珠
61  (3) 呉国との関係
62 (四) 理性的な歴史観
65 (五) 結論
66 〔注〕

 江戸時代の安永十〔1781〕年刊行の都賀庭鐘『呉服文織時代三国志』についての論文なんだけど、そもそもそれをなんて読めばいいかわからないんで、まずそれが目的となる。読み進めると「くれはあやはじだいさんごくし」だそうで。「読本浄瑠璃」(よみほんじょうるり)というカテゴリに入るそうで(※後日、ご本人に質問いたすと、浄瑠璃の台本の形式なんだけど実際に上演されたことがないものをさすそうで)。そのため、場面を区切るように五段あって、そのあらすじは「成立背景及び梗概」に書かれてある。第二段では急に新功皇后などが登場する日本の話になるものの、話はつながっている。中国から呉服と文織がくるのだけど、それぞれの正体は貂蝉と蔡琰だそうで、よくわからない展開をみせるのだけど、それだけでない。例えば第四段の華容道の場面で、曹操の正体は司馬懿だし、関羽の正体は馬謖の妻・李才人だし、それら現代の三国志ファンにとって謎なストーリーを文脈としての「趣向」や「(四) 理性的な歴史観」で説明されてある。またその裏に見える都賀庭鐘の作家性が示される。
 16時6分、三ノ宮駅到着。対面乗換えで4分後のJR神戸線(西明石行)に乗り、16時19分に新長田駅に到着。もう昼飯の時刻はとうに過ぎていたので、直接Cha-ngokushi(ちゃんごくし)へ。

・Cha-ngokushi (Changokushi) on Twitter
https://twitter.com/Changokushi

※関連記事 Cha-ngokushi(2017年2月2日実店舗正式オープン)

 別に申し出れば作り直す、っておっしゃってくださったのだけど、調子にのって「レアメニュー」として画像ツイートしてしまった(汗)。いや、うれしくてつい。左が「甘寧一番海苔……できず!」右が「溢れる情熱(白ヒゲ?)の黄忠・黄蓋 黄な老将スムー爺」。

  

 あと三国志ニュースの記事「横山光輝三国志の研究会(2017年8月27日以降毎月第三日曜日)」を書いていた。

 それと梁蘊嫻「『呉服文織時代三国志』の虚構と真実 : 都賀庭鐘の歴史観」絡みだけど、FGOの「真名」の意味を東々さん&むらやさんに伺っていた。つまりは正体がばれること自体、その人の弱点になるんで、普段、仮称で呼ばれ、それに対する「真名」とのことだ。ちなみに「まな」ではなく「しんめい」と読むらしい。

※関連記事
 Fate/Grand Order(2015年7月31日-)
 墨川亭雪麿『傾城三国志』翻刻(2015年1月30日、2016年3月30日)
 真・恋姫†無双 外史~流星ガ紡グ物語~(ファミ通コミッククリア)

 というわけで「ラジオCha-ngokushi(ちゃんごくし)」と「東々・むらやのまだねばらんと」の収録をこっそり聴いていたよ。

・ラジオCha-ngokushi(ちゃんごくし)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLbALiytoN8nRYW0F50Vap0A4gynVMa6-a

・東々・むらやのまだねばらんと - YouTube
https://www.youtube.com/playlist?list=PLSCQGvIMlEkMOhHo8u6SAZUb0t3om_ymG

※関連記事 ラジオCha-ngokushi(ちゃんごくし)第1回(2015年7月20日)

※リンク追記
・ラジオCha-ngokushi(ちゃんごくし)第55回 2017.9.4配信
https://www.youtube.com/watch?v=nQQlpImJuP8

※リンク追記
・東々・むらやのまだねばらんと 第5回 2017.9.11配信
https://www.youtube.com/watch?v=OqJXcGFS2pM

※次の記事 仮面ライダービルド(2017年9月3日-)

※新規関連記事 旋風は江を駆ける(1997年2月1日)

※新規関連記事 菊慈童 酈縣山(横浜2017年10月28日)

※新規関連記事 ブックカフェCha-ngokushi( ちゃんごくし )にて勝手にDay 4 漢(神戸2020年6月2日)

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