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清岡的見解:ねこまんまさんについて http://tinyurl.com/nekonomanma3
よくわかるねこまんまさんの問題行動 pdf
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第34回 春の古書大即売会(京都古書研究会2016年5月1日-5日)


書籍 ※関連記事
 第33回 春の古書大即売会(京都古書研究会2015年5月1日-5日)
 第39回 秋の古本まつり(京都古書研究会2015年10月30日-11月3日)

※新規関連記事 春の古書大即売会2017(京都古書研究会2017年5月1日-5日)

 上記関連記事や下記サイトにあるように京都古書研究会主催で毎年5月初頭、8月中旬、10月末11月初頭に、多くの古書店が参加する古書の即売会が開催され、今年は2016年5月1日日曜日から5日木曜日祝日まで、みやこめっせ・京都市勧業館1階第二展示場(左京区岡崎)にて京都古書研究会の「第34回 春の古書大即売会」が開催される。

・京都古書研究会
http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/

・京都最大級の総合イベント・展示会場 みやこめっせ 京都市勧業館
http://www.miyakomesse.jp/

※関連記事 『古代中国を発掘する─馬王堆、満城他─』(1975年)

 毎回、一人で足を運ぶことになってしまうのだけど、今回は同行者がいらっしゃるってことで(多分、上記関連記事以来)、2016年5月4日水曜日祝日に京都駅まで迎えに行くこととなった。

 思ったより早く着いたので、京都駅地下のフリースポットで時間をつぶし、待ち合せ時刻の9時半前に待ち合せ場所に行ってしばらくまとうとしたら、いきなり待ち合せてた人に声をかけられる。それはのぶさん。下記関連記事の0泊4日の旅の三日目(…と単なる清岡主観のカウントだけど)の単刀赴会以来。到着時間より早い?と思っていたら、一本早い新快速でいらっしゃったそうな。

※関連記事 0泊4日の旅(2016年4月21日-24日)

 すぐに目的地に向かわず、のぶさんの用事を済ませる。サンバイザーをなくしたのだけど、JRで見つかったそうで、京都駅の忘れ物センターに向かう。駅の外に一旦出て、京都駅の東の外れにあった。それにしても見つかってよかった。
 京都市内を観光するのに急ぎでなければ500円の一日乗車券がお勧め。それで市バスの快速の100系統で目的地に向かうことに。やはり京都とあって市バス乗り場では行列ができていた。日曜日よりは空いている感じ。車内では立っての移動と思っていたら、何故か目の前に座る二人が去っていかれた。それで二人で縦に別々に座るも、三国も含めあれこれ話していた。
 清岡が5月1日のファーストデイで見てきた映画『ちはやふる 上の句』の話。登場人物の一人が着物を着たいがために弓道部に入ったものの袴(はかま)姿でランニングをさせられ、それをはしたないと感じ、それも理由の一つとしてカルタ部に転部するというエピソードがあった。のぶさんも清岡も意見の一致することで袴は本来運動するためのものだ、と。『三国志』的に言うと、『三国志』巻五十六呉書呂範伝注所引『江表伝』に「(呂)範出、更釋褠、著袴褶、執鞭、詣閤下啟事、自稱領都督、策乃授傳、委以衆事。」というエピソードがあると話していた。

・映画『ちはやふる』公式サイト
http://chihayafuru-movie.com/

 平安神宮・岡崎公園前で降りる頃には10時30分になっていて、目的のみやこめっせへ。古書市の会場は意外と混んでなく、清岡のいつもどおり、入り口から東のほうへ順にまわって行くことにした。
 会計は一箇所(南の壁際)だけど、多くの古書店が一つのフロアにあつまっており、単に古書が本棚に並ぶだけでなく、中にはガラスケースで展示しているのもあった。入り口を入ってすぐ左の三密堂書店だっけ。その中の書籍はやはり数万単位で売られていて、開かれたページには孔子が描かれていて、思わず「ガラスケースの中に孔子が居る」と清岡は申していた。
 清岡はいつものようにエア・ブックハンティングを決めてかかっていたので、自然と、のぶさん中心の進行になる。買い物カゴを持ってきて、のぶさんの欲しいかもな書籍をキープする流れ。三密堂書店で『信長公記』をすすめる清岡。そこで兵法でひっかかる、のぶさん。何かというと『孫子・呉子』だった。のぶさんから「呉子って誰?」と話を振られたがこらえられない清岡。孫子は二人ともわかるんだけどね。
 ここで、のぶさんの古書市での目的を整理すると、前述の兵法、江戸時代の植物の絵の載った本、古書、そしてもちろん三国関連だそうで。清岡はいつものように…と前述の通りだけど、いつもはメモを取っているが今回は時間節約のためボイスレコーダーでのボイスメモで済ませていた。後で聞くと書店名がまったく入ってなかったというオチなんだけど。三密堂書店は名前のとおり(?)、お経もあった。
 次のふみ書房に行くと、いきなり植物の絵の描かれた本…近代的な活字でどう見ても江戸時代のものでないのだけど、のぶさんに見せる。

のぶさん「子供向けやん」
清岡「子供向けだから絵が使われているんじゃないですか」

とのやりとり。中を良く見て、「子供が読む絵ではない」と、のぶさん。確かにかなり精密なものだった。それと平凡社の『三国志演義』訳本。全2巻で「1962年」とメモってた。とりあえずカゴに入れるそうで。
 話を戻し、兵法を何に使うかって話を振る。

清岡「面接とかで『兵法やってます』とか?」

 チラシで数えるに44店舗あるのに、未だ2店舗しか回ってないんで、我にかえり急ぐのぶさん。この調子だとつゆさん並に買ってしまうと清岡。
 でもその2店舗目のふみ書房で手塚治虫先生のコーナーみたくなっている本棚があった。のぶさんは『ブラックジャック』を含む手塚作品のファンなので、すこし立ち止まる。古い手塚の単行本があったので、未収録作品があるのでは?と会話。多分、『スクリーン4月号臨時増刊 火の鳥2772公開記念』(1980年)が30000円で売られていた。
 結構、マニアックな話でも、のぶさんが反応して下さるので、思わずオカン口調で、

清岡「二ヶ月前はこんな子じゃなかったのに!」

とのたまわり、続けて、

清岡「『策士、策士』いう子じゃなかったのに!」
のぶさん「それは前からです!」

とツッコミ。南に行くと、例の京都滋賀コーナーが拡張されていて、東の壁際に染み出していた。でも神戸、岡山がまじっている。

 折り返し、玉城文庫という書店では、岡本健一『邪馬台国論争』 (講談社選書メチエ 講談社1995年7月)が目に付いた。
 のぶさんはミリタリー、特に太平洋戦争の海軍に興味があるようで、そういった本を手に取り読んでいた。のぶさんが手に取る本を見ると、「ぶら志゛る丸」なんてのが目に付いた。声をかけてみる

清岡「誰かさがしてるんですか?」
のぶさん「森下さんですよ」
清岡「森下って誰?(笑)」
のぶさん「森下前艦長ですよ、大和の沈む前の前艦長」

 いやそんなことを言われても。後日、検索してみると森下信衛大佐とのこと。もちろんその間にも三国関連をチェックしていて『悪の三国志―スターリン・毛沢東・金日成』(講談社プラスアルファ新書、2004年5月)なんて見かけて「違う」と自己ツッコミしていた。それと似たようなことに

のぶさん「ブラックジャックと思ったらブラックホールだった」

とおっしゃっていた(笑)。
 まぁそれははともかく東洋史のプロパーは読んでいると宮崎市定『科挙―中国の試験地獄』(中公新書 (15) 中央公論社1963年5月)が200円で売られていたし、立間祥介『諸葛孔明―三国志の英雄たち』(岩波書店1990年11月20日、岩波新書)が250円で売られていた。のぶさんは「新書はネットでもかえる」ってことでスルー。それに対し、清岡じゃ「新書は小さいしだから邪魔にならない」と。あと、小包コーナーがあるんで、荷物になるならないはそれも考慮すると良い、という旨を申し上げていた。さらに「新書だったら100円で売ってそうですけどね」と清岡。やはり新書で井波律子『三国志演義』(岩波書店1994年8月22日、岩波新書)があった。
 昭和の植物図鑑があって、それをのぶさんに見せると、写真がない時代の、というリクエスト。背表紙の「植」という時を探していると、

清岡「植物をもとめて植民地!」

となっていたが、植物本コーナーをみつける清岡。戦前の図鑑っぽいのをみつける。でもやはりノブさんの中で古さがネックになっていた。

のぶさん「軍人さんがもっていたり」
清岡「昭和5年に勝てる古さはないかと」
のぶさん「せめて大正」

 別の求めている兵法関連を見かける。多分、村山孚『孫子・呉子』(徳間書店1965年)ではない『孫子・呉子』。500円なんでさっきよりこっち優先だそうで。元の話に戻って

のぶさん「何でもいいから江戸時代のものが手に入れたくなってきた」

 そんなとき、あがたの森書房のブースの西側に行くと(多分。壁際ブース以外だと東から一列目、北から2店舗目)、ガラスケースにはいっている植物図鑑的なのがあった。全部は展示してないものの全95冊あるらしい。1828年出版の本を1916年に復刻したそうな。「分売はいたしません」とあるけど、値札がない。
 他のは宝永七年(1711年)とか。さすがに数万円のが並ぶ。のぶさんのいう、江戸時代のがあるんだけど、

のぶさん「これ買うんだったら着物を買ってあげますよ!」
のぶさん「2000円が安く見える」

とおっしゃっていた。木版画は500円で売られていたっけ。
 三国関連だと『歴史と旅 東アジアから見た邪馬台国』59/8臨時増刊 秋田書店とか『歴史読本 三国志 最後の戦い』1992年4月号とか。後者に関して諸葛亮のところだけを熱心に読むのぶさんがいらっしゃった(笑) 『邪馬台国〈1〉―論集』(大和書房1975年、日本古代文化叢書)が500円で売っていて、あと大橋武夫『兵法三国志―これが中国人だ』(マネジメント社1979年)が売っていた。のぶさんは『歴史読本』を買おうかどうか迷ってらした。
 あがたの森書房の南隣の光国家書店にて、鯨清『卑弥呼は天照大御神である』(秋田書店1974年)が500円で売られていた。それとは無関係にのぶさんのブックハンティングは続く。

清岡「文体が好みじゃなければ読まないですし…お部屋のインテリアに(笑)」
のぶさん「あとで減らしていきましょう」

 それと古さにこだわる、のぶさんと話していると、やはり生まれてない時代を新しく思ってしまう研究者あるあるが発生していた。
 百済書房(光国家書店の南隣、京都滋賀コーナーの北隣は、一つのブースの東西両面が使われていて、東の端から玉城文庫、文月書林、百済書房、悠南書房の順)では、高城修三『大和は邪馬台国である』(東方出版1998年9月)が500円で売っていて、大川誠市『卑弥呼の列島地図(六興出版1990年12月)、『奥野正男著作集 I 邪馬台国はここだ』(梓書院2010年2月1日)などがあってまるで邪馬台国コーナーとなっていた。
 どうものぶさんは邪馬台国が三国関連であることにあまり納得されていらっしゃらなかったので、その書籍に載る地図を見せる。ちょうど三国もかかれてあったので。そこから呉服の話になっていた。

・呉人河童説
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=567

 蜀は現在で言うとどこ?って尋ねられたので、四川省と答える清岡。なぜかかっこいいとおっしゃる、のぶさん。そこにタイミングよく、司馬遼太郎『街道をゆく〈20〉中国・蜀と雲南のみち』(朝日文庫、朝日新聞社1987年4月)があった。先に歩を進める。そんな中での会話

のぶさん「苦肉の計、あれ、忍術ですよ」
清岡「は?」

 なんか忍法の本に載っているそうな。赤壁由来で。1966年の植物図鑑を見かける。
 あと手塚治虫コーナーがあり、『一億人の手塚治虫』(JICC出版局1989年7月)があった。

のぶさん「ここらへんは買おうと思えば買える」

 先の話が続いていて、のぶさんの買いたいリストにさらに忍術の本も加わった。そして『街道をゆく〈20〉中国・蜀と雲南のみち』の話の流れで、満田剛先生の研究のひとつ、シルクロードと諸葛亮の話をしていた。

※関連記事 シルクロードと三国志の関係を説く(2010年5月10日17日24日31日)

 そんなときに、百済書房の北隣のキトラ文庫に、定番の『三国志新聞』(日本文芸社1996年3月)があって、のぶさんに見せてみた。値段が書いてなかったが隣に並ぶ『日本史新聞』が500円だったんで500円だろうって。

※関連記事 2005年1月28日コミック三国志マガジン

 軍艦の本を見ては「大和がない」という、のぶさん。なぜかこの後、定番化する。気づいたら12時前になっていて、後の予定も詰まっているので、急ごうとした矢先に三国本が多いことで(自分の中で)定番の紫陽書院に来てしまう。光国家書店の西二つ隣。
 渡辺精一『諸葛孔明―影の旋律』(東京書籍1992年8月)から始まり『孫子』(ドイツ皇帝とか、書物の外も書かれているやつ)、『後漢書』(明徳出版社1970年12月)、丘振声/著、村山孚/訳『『三国志』縦横談』(新人物往来社1990年3月)、井波律子『三国志演義』(岩波書店1994年8月22日、岩波新書)、竹田晃『三国志の英傑』(講談社1990年12月、講談社現代新書)、井波律子『中国の五大小説〈上〉三国志演義・西遊記 』(岩波書店2008年4月22日、岩波新書)、二階堂善弘『中国の神さま―神仙人気者列伝』(平凡社2002年3月、平凡社新書)、樋泉克夫『京劇と中国人』(新潮社1995年9月、新潮選書)、庄威『三国志』(三一書房1990年)とある。
 二階堂善弘『中国の神さま―神仙人気者列伝』について、下記関連記事にあるように、10日後にその講演があるもんだから、

清岡「これ買って、サイン貰ってくださいよ」

と申し上げていた。

※関連記事 三国志ガーデン最終日 特別講座デー(2016年5月14日)

 実際は10日後に教団さんが二階堂善弘・中川諭/訳注『三国志平話』(光栄1999年3月、ISBN4-87719-678-1)をもってサインをもらっていたのだけどね。案外、皆、発想は同じ。

※関連記事 全相三国志平話(2011年3月19日)



 ここで気付いたのだが、

清岡「(春の古書大即売会の)まだ半分も行ってない」

ともらす。大体四分の一、行ったぐらいか。湯浅邦弘『論語 - 真意を読む』(中央公論新社2012年3月23日、中公新書)、『三国志全人名事典 (正史三国志英傑伝)』(徳間書店1994年11月)があった。
 先を急ぐ。1000円の英語の絵本があって、のぶさんは絵本好きでもあるので、見せる。

清岡「英語だから読めますよ、絵本の英語なんで」

 子供向けの英語で、簡単なんでさくさく訳す清岡。古書を気に入るぶさん。この字をなんて読むか見せられた先には「非賣品」の活字。つまり非売品だそうで、昭和一桁台の本だった。あとマンガ『BLACK JACK』の大判豪華本(詳細未確認)が2000円で売っていたっけ。
 それから12万円の古書があった。国立国会図書館デジタルコレクションに江戸時代の植物の絵だったらありそう、とつぶやく清岡。

・国立国会図書館デジタルコレクション
http://dl.ndl.go.jp/
※というわけでこれを書いているときにざっと見てみると下記の様なページを見つける。

・国立国会図書館デジタルコレクション - 本草綱目紀聞. [1]
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2580150/11

※関連記事 三國志物語(1940)、少年三国志(1955)、羽石光志/絵

 それで、のぶさんはターゲットを口にして、

のぶさん「忍者の本、忍者の本」
清岡「外国人みたいなこと言っている(笑)。『京都、忍者の本!』」
のぶさん「京都、忍者じゃ無いし」

 東西の真ん中は北の壁際が本部で、南の壁際が発送受付で、その間は、柱がある関係か、2店舗しかなく、北側がキクオ書店で南側が萩書房だった。
 まず萩書房。植物の載った古書があった。
 あと北側のキクオ書店。子供の着物が置いてあるコーナーがあって、戦闘機などの軍事柄だった。それに、のぶさんが食いつく! でもサイズが全部、当たり前だけど子供向けなんで着れないそうな、残念。悔しがる、のぶさん。話によると、こういった着物はむしろ戦争が始まる前に盛んに作られていたそうで、戦争が始まったら減っていったそうな。
 そんな間も三国関連をチェック。王金林『邪馬台国と古代中国』(學生社1992年9月)、宮川尚志『三国志』(明徳出版社1970年6月、中国古典新書)、宮川尚志『諸葛孔明―「三国志」とその時代』(桃源社1966年、桃源選書)、林田慎之助『諸葛孔明―泣いて馬謖を斬る』(集英社1986年5月、中国の英傑)、八木章好『「三国志」漢詩紀行』(集英社2009年2月、集英社新書)がある。



のぶさん「さっきから孔明ばっかなんですよ」

 続いてどれを買うか、迷う段になっていて、のぶさん的にはその著作が歴史なのか文学なのかがポイントのようで、下記関連記事を思い出しながら、宮川尚志先生と林田愼之助先生のそれぞれの研究分野について説明をしていた(とは言っても前者にて講談社から文庫が出ているのはすっかり忘れていたが)。

※関連記事
 諸葛孔明――「三国志」とその時代(講談社学術文庫2011年10月12日)
 三国志と乱世の詩人(2009年9月29日)

 歩を進める。根付を売っている所を見かけたが、残念ながら三国がない。佐治芳彦『邪馬台国抹殺の謎―誰も知らなかった韓国文書 倭人のルーツ』(新国民社1981年11月)を見かける。それからのらくろの話。清岡は大塚英志『ミッキーの書式──戦後まんがの戦時下起源』(角川叢書 53 角川学芸出版2013年3月25日発行)を思い出しながら話をしてたっけ。歩いていると藤子不二雄『フータくん』を見かけテンションを上げる清岡(※これを書いているときに軽く検索をかけると、清岡が子供の時――いや今も子供という説もあるが――読んだのは日本一周編だそうで。F作品と思い込んでいたらA作品か、冷静に考えればわかることだが)。

 が2000円で売られていて、切り絵より普通の絵の方が良いという、のぶさん。そんなのぶさんがとある理由で、切り絵歴士の伏竜舎さんに尊敬している旨を踏まえ、ネタで、

清岡「切り絵なんてダメですよね普通の絵の方がいいですよね!」

とのたまっていた(笑)

・切り絵アーティスト 伏竜舎
http://fukuryusha.com/

※関連記事 メモ:レキシズルバー

 これまで片側一列を見て会場を往復していたが、時間の都合上。通路の左右を見るに変更し、急ぐ。横山光輝『三国志』全60巻+『横山光輝三国志おもしろゼミナール』が1万円で売られていた。吉岡書店だっけ?

※関連記事 横山光輝三国志おもしろゼミナール(1984年7月)

 その流れで、のぶさんから話を振られたんだけど、清岡は横山光輝『三国志』全60巻を持っておらず、知人に貸している間に“散逸”した話を語っていた。なにかその話が淡々と語っていたんで、自分でもおかしくなっちゃって、「今、誰が持っているかわかんないんですよね」と話を振っておいて、怪談のオチみたいく、

清岡「最後、『おまえだー!』って」

と申し上げると、そのノリに乗ってくださる、のぶさん(笑)
 そしてのぶさんのターゲットの一つ、絵付きの古書を発見したようだ。『萬物雛形画譜 初編』というタイトルで、明治13年、2000円の販売。1頁1枚の絵の構成で百科事典的なものだろうなと思っていた。当然、お目当ての植物の絵もあるし、あがたの森書房で本当の江戸時代の古書は数万円することを理解していたのぶさんは、その書籍に惹かれていた。
 ページがパラパラめくられていると、現れたのは「天帝関羽」と見出しのつけられた絵。見出しに「くわんう」というルビが入っていた。手に持っていたポストカードをかえすのぶさん。
 さらに書籍との出合いは続く。謎の古書を読めるとか言ってカゴに入れるのぶさん。後日、うかがうに蓮如『御ふみ』だとのこと。

 ようやく最後の通路にさしかかり、それでも山口百恵主演の映画『潮騒』のポスターを見かけ、朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の劇中映画『潮騒のメモリー』の元ネタの一つだろうと話をふったが、『あまちゃん』をご覧になってなかったので話が続かず。あと一年前に「通俗三国志英雄之壱人 関羽」という国芳の絵があったって話を振って、買わなかったんですか?と返って来る。いや高くてとても手が出ないと(※今、冒頭にリンクした記事を見ると7万円だった)
 後半は急ぎ足だったが一通り見終わり、ここでのぶさんが買い物カゴに入っていた古書の仕分けの時間となる。やはり内容や文体が判断基準になっていて、例えば、ある三国の書籍について、関羽が華雄を斬ったのは歴史的事実ではないという説明文をのぶさんが読んでいたが、清岡が三国関連本によくあるベタな説明と教え差し上げると、その書籍を買わない、といった具合(何の本かは敢えて書かないが・笑)。
 そうして取捨選択した古書は、予算5000円のところ、総額5200円になっていて清算の段階で気付かれていたが、これにさらに消費税が加わり5700円になっていた。買わない古書は一つ一つ返さないと思い込んでいたけど、返却用の棚がカウンターの奥の壁際にあってそこらへんは気を遣わなくて良かったようだね。

のぶさん「なんかすごく名残おしいんですけどね」

 その清算の時に、ある店員さんが『御ふみ』について訳本があるとおっしゃり、探してきてくださる。蓮如/著、出雲路修/訳『御ふみ』(平凡社1978年1月、東洋文庫 345)だ。サイン付きだそうで、もちろん予算オーバーなんで、のぶさんはその旨をおっしゃり買わなかったのだけど、後で伺うに、訳本があると原本を読まなくなるという理由もあるとのことだった。
 そうして、のぶさんが買った古書と清岡が貸した本は、700円均一の小包で自宅に送ってらした。

 こうして13時30分ぐらいに会場を後にし、昼食は清岡が普段、一人では行く気が起こらないが、機会があれば行ってみたい地元の店「西陣 鳥岩楼」に行くものの、やはり休日昼の京都市内は混んでおり、市バスの中でランチの閉店時刻、14時を迎えてしまう。

・京都料理組合/西陣 鳥岩楼
http://www.kyo-ryori.com/shop.php?s=67

 それは想定内なんで、「セカンド・チョイスは考えてあります」と自信満々に言っていたものの、そのセカンド・チョイス、京とうふ藤野に行くと、ランチが売り切れていた(汗)

・京とうふ藤野
http://www.kyotofu.co.jp/

 それでも心が折れず、そこから徒歩圏内のサード・チョイスの「うなぎ料理 まさ活」に行く。うな丼が好評でよかった。その後、京とうふ藤野に戻って、スイーツ うふふソフトを食べたし。

※次の記事 京都国際マンガミュージアムメイン展示に三国演義連環画(2010年4月?)

※追記 京都祇園祭後祭山鉾巡行で後漢関連(2016年7月24日)

※追記 第29回下鴨納涼古本まつり(京都古書研究会2016年8月11日-16日)

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