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掲示板 件名 最新投稿

サイト「馬岱の字は伯瞻」


  • 2008年3月29日(土) 18:37 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    6,707
ネット ・サイト「馬岱の字は伯瞻」
http://batai.koyuki000.soragoto.net/
※二月の段階でWikipedia(日本語)にも移植されているようだね。

この手のやつでネットにおいて広がったケースとして私が知っているのは、いずれもサポ板において。
思い出す限り列挙すると

 馬氏の五常
 凌統の妻の名
 周瑜の諡号

ってのがあって、それらは出典のことや原文のことでツッコミどころだった。それを考えるとより強力(ネットでの伝播力が強い)になってきている気がする。あたかも耐性ウイルスと新薬開発との関係を彷彿とさせる。


仮にそういう文献があってそういうことが載っていたとしても、素人ながら「陜西省って書名につく文献は時代が浅くないか?」と思ってしまうんだけど、こんなこと書いていたら、また強烈なやつが来るかもしれないね(汗)
そのうち聞いたこともないような碑文が出てきたりするんだろうか。

<6/1追記>
とりあえず件の地方志は清代のもので出典は明記されていないとのことで。

※関連記事 三サポ板五周年記念オフ会二次会

第8回三顧会午前2


  • 2008年3月29日(土) 00:14 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,200
場所 三国志ジェンガ大会開催中<目次>
http://cte.main.jp/newsch/article.php/858

<前記事>第8回三顧会午前1
http://cte.main.jp/newsch/article.php/858


●三国志ジェンガ大会

 2008年3月23日11時、山口県の三国志城。
 清岡はバルコニーに入って、自己紹介の時と同じ席に座る。そうするとテーブルに何やら木の直方体が幾つか規則正しく積み上げられていた。
 これはもしやパーティーゲームで使われる道具で、全体として崩れないように木のブロックを抜いていくやつでは? と思っていて、よく見ると、木のブロックの一つ一つには「JENGA」と書かれてある。
 「あぁ、これがジェンガか」と清岡は合点がいく。というのも清岡はずっと「ジェンガ」を「ジェンカ」と勘違いしていて、「どうやって三国志と結びつけるんだ?」と思っていたので(恥)
 おかげでそれがジェンガだと認識するまでずっと頭の中では「レッツ! たこやきジェンカ」がエンドレスに流れていた(今、手元の資料を見ると、『たこやきマントマン』のグリーンの声優は今をときめく水田わさびさんだったんだね)
 そんな清岡の密かなる動揺とは裏腹に、企画は進行している。

 まずノッチさんからルール説明。基本的にはジェンガと同じだけど、ブロックには三国志の人物の姓名が振られており、それぞれ点数が付けられている。参加者が順番にブロックを一つずつ取っていって、この点数の合計点を競うとのこと。
 タワーを倒した者が失格となり、所定時間内であれば、積み上げて続行することが可能とのこと。

 テーブルにはルールと得点表の書かれた紙が貼ってある。その得点表が面白いので以下に転載。

●その他
 呂布 50
 董卓 20
 貂蝉 10
 袁紹 20
 谷館長 50
 張角 20
 華雄 20
 顔良 20
 文醜 20
 何進 5
 公孫[王賛] 20
 蔡瑁 5

●魏
 夏侯惇 20
 典韋 30
 許[ネ'者] 30
 夏侯淵 20
 張遼 20
 司馬懿 20
 徐晃 10
 張[合β] 10
 曹仁 10
 曹丕 5
 于禁 10
 郭嘉 20
 荀[或〃] 20
 程昱 10

●呉
 周瑜 20
 陸遜 10
 太史慈 30
 孫尚香 5
 孫権 20
 呂蒙 20
 甘寧 10
 黄蓋 30
 孫策 20
 周泰 10
 凌統 10
 朱然 20
 丁奉 10
 魯粛 20

●蜀
 趙雲 20
 関羽 30
 張飛 30
 諸葛亮 20
 馬超 20
 黄忠 20
 姜維 5
 魏延 20
 [广龍]統 20
 王平 10
 周倉 10
 馬謖 10
 馬岱 10
 厳顔 10

 何か三国志の人物とは思えないブロックがあって、しかも呂布と得点が同じだというところが笑いどころ。
 清岡が参加したグループは、泊まり組からHiroHiroさんを抜いた八名の面子。

 清岡はジェンガ自体初挑戦だったので、それだけでも楽しめたんだけど、よくあるパーティーゲームでみんなは楽しめるのか?なんて思っていたが、意外や意外、どのテーブルでもみんな大盛り上がり。
 というのもみんな欲しいブロック(つまり三国志の人物)がそれぞれあって、それがゲームへの想像力を刺激する。

 途中で英傑群像岡本さんから追加ルールとして同じ勢力を4個集めると50点プラスされるとのこと。
 おぉ、なるほど三国志っぽい。

 というわけでプレイ中に写真を撮る。

 しかし、二回目でいきなり一番下の層の三つあるブロックのうち真ん中を残して二つも取るだなんて鬼だった。
 いつの間にか、三つ並ぶ内の中のブロックを抜くことを「ドドンパ」という呼び名が付けられて居るんだけど(笑)

 それでうちのグループから勝ち抜いたのは、はなおさん。我らの期待を背負って、決勝戦へと進む。決勝戦は各グループで勝ち抜いた三人による戦いだ。
 他の二人に一条さんが居た(もう一人は名前失念)

 決勝戦は特別ルールで、プレイヤーに三国の君主のうち一人に扮してもらい、自勢力のブロック、あるいは「その他」勢力のブロックしか点数が加算されず、それ以外の勢力のブロックをとると逆に点数が減算されるというルールだ。
 一条さんは諸葛亮コスなのでそのまま劉備に決定し、はなおさんは曹操になった。
 曹操扮するはなおさんだと、魏の人物や「その他」勢力でしか得点にならない。
 孫権がほとんど間を置かずすぐブロックを取っており、かなりの強敵っぷりを周りに示していた。

 中間発表を聞くと、はなおさんがトップだったが、最終的には孫権の独走状態となった。三位に一条さん、二位にはなおさん。三人に賞状と賞品が授与されこのプログラムは終了となる。ちなみに一位は横山三国志のポスター。
 それにしても決勝戦の後半ではタワーの崩れるか崩れないかの緊張が走り、ブロックを取る前は一回一回静寂が訪れ、取った後には一回一回どよめきが起こっていた。三顧会でそんな静かになることなんて初かもしれない。


 というわけでお昼休みに突入。
 清岡は普段、一日二食であり、食費を一食分浮かす意味も込めて、特に食券は購入しないでいた。そのため、特別企画展示場に行き、そこで待機することとなる。

 時間つぶしに、ノートPCを開け、普段通り、UTF-8のテキストファイルに漢文をピックアップして貼り付け、訳していた。確か『後漢書』袁紹伝の初平元年や二年あたり。
 寝不足で余計なことを考えられないせいか、妙にはかどっていた。

 そういう風にイスの上でくつろいでいると、12:50ぐらいに三顧会について(今回はなぜ三月に開催されたとか)質問をしてくる人が居た。メモを取りつつ尋ねていたのでこの人、何だろう?って思っていたらどうも読売新聞の記者さんとのこと。あまりにも自然な入り方なんで気付かなかった。
 それで三顧会にはどういった人が参加するかって話の流れになり、ちょうど清岡がノートPCの画面上に漢文を読んでいたので、流れでなぜかその画面を見せつつ時には『字通』CD-ROM版で漢字を引きつつ説明していた。三国志ファンに対して記者さんに変なイメージを与えてなければ良いが、と懸念していた。
 だけど、その後、記者さんはコスプレの皆様の集合写真を撮っていたので、記事としてはそちらが使われるだろうと少し安心する。

 後日、ネットには三顧会の記事が挙げられることがなかったので、どんな記事か、あるいは記事が載せられなかったのか確認することができなかった。
 過去の三顧会では間近でみた取材状況とその結果としての記事とを比較し随分、楽しませて貰ったので、それを思えば判らないのは残念といえば残念だ。

※参照記事 中国新聞に三顧会の記事


 記者とのやりとりをしていると特別企画展示場で周りに人が集まってきており、いよいよ次のプログラムの三国志講演会が始まる空気になっていた。
 というわけで、スクリーン前に座る場所を確保し、開始に備える。


<次記事>第8回三顧会午後1
http://cte.main.jp/newsch/article.php/861

第8回三顧会午前1


  • 2008年3月28日(金) 12:54 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    4,637
場所 山口県光市で「石城の里 三国志城」という資料館が1998年9月13日に設立された。名前の通り、『三国志』や『三国演義』に関する資料を展示する施設であり、そればかりではなく「三国志クイズラリー」や「年忘れ餅つき大会」など各種イベントも開催されている。

・石城の里 三国志城
http://www3.ocn.ne.jp/~sangoku/

 そんな中、2004年1月3日に三国志城の常連により「三国志城突発オフ会」が行われ、その対象を三国志ファン全般に拡張し、三国志城主催で2004年8月15日に「三顧会」という交流会が開催され、それ以降、年二回のペースで続いている。

○過去の三顧会参考記事
 2004年8月15日 第1回三顧会 ※個人サイトの日記
 2005年5月4日 第2回三顧会
 2005年8月14日 第3回三顧会
 2006年5月4日 第4回三顧会
 2006年8月14日 第5回三顧会
 2007年5月4日 第6回三顧会
 2007年8月14日 第7回三顧会


 そして迎えた2008年3月23日の第8回三顧会。

 当日のタイムスケジュールは下記のようになる。それぞれのプログラムにリンクを張る。

[ 3月23日 第8回三顧会イベント内容 ]

 9時~  三国志城オープン
 10時~ 三顧会あいさつと自己紹介
 11時~ 三国志ジェンガ大会
 12時~ お食事時間
 13時~ 三国志講演会 「三国時代の食」
 14時半~ 参加型イベント「三国志壁掛けお面づくり」
 15時頃 三顧会終了のあいさつ
 17時頃 三国志城クローズ


 清岡は前日より三国志城の特別企画展示場に居て、6時前には目が覚めていた。

※参照記事 第8回三顧会前夜祭

 いつもだったらノートPCを持って外に出て電波の届くところまで行ってメールのチェックなどをするんだけど、晴れていた昨日と打って変わって外では雨が容赦なく降り注いでいた。もしかして三顧会初の雨天開催?などと思っていた。
 仕方ないので、すぐ身支度をし、持ち込んだ缶コーヒーを飲みながらまったりする。特別企画展示場の「第八回三顧会」の文字とスクリーンを写真に撮ったりした。

 8時ぐらいに朝食のため、食堂へ移動。
 ワタナベさんには挨拶代わりに「昨晩は張角の夢を見ましたか?」と言っておいたが(笑)
 食堂では泊まった人の誰かが持ち込んだ『ジャイアント・ロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』のDVDが流されていた。諸葛亮が出ていることを確認できた。
 そんな中で、英傑群像岡本さんも交え泊まり組九名で朝食を頂く。相変わらず美味しい。
 『ジャイアント・ロボ』の各シーンに対して「かわいいー!」と声が飛び交っている中、英傑群像岡本さんが「あれ、かわいいか?」とツッコミを入れているのが妙に印象的な場だった。

 食事を終え、DVDを見てまったりしていると、仮装士 義さん来館。雨の中、コスプレの大きな荷物を持っており、とても大変そうだった。そういや仮装士 義さんとは2007年5月27日の「三国志の宴2」以来。と思っていたら、「三国志の宴」の話を始め、その他、道中の話などでしばし談笑。
 そうするとその場に無双5曹丕コスをした神城さんが来られ、仮装士 義さんと挨拶していた。お互いネットでは知り合いだったけど、初対面だったようだね。

 傅僉さんが来館。今回はスタッフとのことで、前日見せてもらったスタッフTシャツをその場で着ていた。
 それとなぜか無言で「清岡」と書かれた名札を渡された(笑)。そう今回も参加者には名札の用意がされていて清岡は前回も参加したのですでにあるってこと。しかし自分で書いておきながら、名札のルビの部分が一部、間違えており黒く塗りつぶされている(汗)

 参加者が食堂に集まってきて、10時を過ぎた頃、バルコニーに集まるように告げられる。

 
●三顧会あいさつと自己紹介

 始めのプログラム。前回は冷暖房がある特別企画展示場で行っていたが、今回は春の良い気温ということで、バルコニーが会場となる。しかしながら大雨で気温が下がっているせいか、ストーブが用意されていた。

 まず司会進行のノッチさんからマイクで三顧会開催が告げられ、次に谷館長からの挨拶。
 そして好例の参加者の自己紹介。マイクが順に回されていく。言う項目は前回と同じく、名前、どこから来たか、好きな人物、好きな三国志作品など。

 今回も前回同様、今の三国志ファンの動向を知るに貴重な資料となるため「好きな三国志作品」については覚えている限り(つまり部分的に)列挙してみよう。以下。

 秘本三国志横山三国志龍狼伝覇-LORD-DRAGON SISTER! 三國志 百花繚乱アレ国志三国志大戦3吉川三国志真・三國無双5真・三國無双シリーズ、呉三国志、PHP文庫の『孫策』、人形劇三国志三国志 中原の覇者

 最後は英傑群像岡本さん。冒頭で「三顧会は初めての参加」と言ってボケを入れて笑いをとりつつ、最後は大三国志展に三国志城から出展することの紹介をして締め。

 それから好例の三顧会三回目の参加者に谷館長直筆色紙プレゼント授与コーナー
 今回は一条さんお一人ってことで。前々回は無双4の左慈、前回は無双4の呂布、一条さんは今回、『人形劇三国志』諸葛亮コスをされている。

 これで始めのプログラムは終了なんだけど、今回、バルコニーの東の壁に木と枝が描かれた板が掲げられており、参加者全員に一枚ずつ桃の花びらを模したピンクの紙が配られ、そこに三国志に対する思いを書き込んで、絵の木に貼る趣向とのこと。

 ここで今回の三顧会の大まかな流れが説明される。それぞれのイベントの参加不参加は自由とのこと。
 お昼は関羽カレーと周瑜うどんのみの販売のみ、などアナウンスされる。9:35、一旦、解散。次のプログラムは10時の三国志ジェンガ大会。

 とりあえず先ほど配られた桃の花びらの紙にメッセージを書く。著名はしなかったが清岡だとわかりやすい文を書いておいた。
 何のメッセージを入れるか、でその場では「私が国を立てて『四国志』にしてやる!」なんてギャグが飛び交っていた(笑)

 自己紹介のときにすでに様々なレイヤーさんを見かけていた。ミーさんは大戦2の小喬コスをしていた。
 横光諸葛亮コスが雪代さんだとすると、あの隣の人は「アレ国志同盟」の管理人さんかな、と思いつつも清岡が「Yahoo!コミック」の連載を追いかけるぐらいであまり『アレ国志』を知らないものだから結局、確認しないまま声も掛けず終いだった。
 さらに横光徐庶コスのアスナさんや横光[广龍]統コスで場がビジュアル的に賑わっていた。
 あとここに遜 瑜懿さんの大戦の周瑜コスが加わることとなる。

 と、ここでついでに今回の三顧会でどんなコスプレがあったかまとめてみる。

 人形劇三国志 劉備、諸葛亮
 横山三国志 諸葛亮、徐庶、[广龍]統
 真・三國無双5 曹丕
 三国志大戦2 小喬、周瑜

 今回は珍しく無双系が最も少なかった。

 食堂に戻ると、地元ケーブルテレビのKビジョンのカメラが入っていて、取材されていた。
 それを横目に人形劇三国志の劉備の仮装士 義さんと一条さんと話す。そうすると一条さんが他にも衣裳を持ってきているってことで、コスプレされているお二人(というか人形劇三国志の水魚)からそれを着るよう熱心に勧められる(笑)。押し負けそうになったので、話題を変えようと、そういえば「始皇帝と彩色兵馬俑展」で衣裳を着れて撮影もできる「変身コーナー」があった、という話を振ると、少し離れたところから英傑群像岡本さんが「(広島の巡回のときに)あれ、着ましたよ」と応答がある。その食い付き具合が妙におかしかったので思わず笑ってしまった。
 その展覧会の「変身コーナー」には子ども用の鎧があったんで、話題がそれに変わる。一条さんが「子ども用の衣裳を作るのがサイズをどれに合わせれば良いのかわからない」ってことをおっしゃると仮装士 義さんが「大きめにつくってギャザーを入れてフリーサイズにすれば」とおっしゃり結構、具体的かつ本気で話されていた(笑)。その後は「大三国志展」の話題へ。
 折角だから、仮装士 義さんの勇姿を取ろうとデジカメを特別企画展示場に取りに行き、戻ってきたら、Kビジョンの取材を受けていた。そこで撮った写真が右上の写真。

 仮装士 義さんから「(三国志ジャンルの)2000年代ブームは結構、三国志の細分化が進んでいるから…これがバラバラになっちゃわないと良いんですけどね」という話を振られ、そこから三国志ジャンル論に移行する。仮装士 義さん曰く、三国志ジャンルの90年代ブームはそういった形で細分化し離散化し終わった、とのこと。
 ここで90年代ブームを知らない清岡は興味深かったのであれこれ尋ねてみる。そうすると答えて曰く、地方のフリークが各々好きなものに別れていってどんどん小さくなっていって消えていった、とのこと。当時、ネットも普及していなかったので横の連携が取りにくい状況だったんだろう。

※参照記事 公式サイト

 話によると、ちょうど1996,7年ぐらいからブームの衰退が始まったらしい。だけど、『蒼天航路』が残ったので、それが新しい「幹」になったとのこと。傍証として『真・三國無双』シリーズも『三国志大戦』シリーズも人物設定や造形が『蒼天航路』っぽいところがあるらしい。
 この「幹」の存在は大事で、それを考えると「幹」がなくより細分化している2000年代ブームは危ういなぁ、と二人して話していた。あだ花はいっぱい咲くけど、どうかなぁ?、と。
(ここで清岡は東浩紀/著『動物化するポストモダン』の「データベース型消費」を連想していた。「幹」=「大きな物語」ってあたり)
 あと清岡からは90年代ブームで知っていることと言えば、同人界で横光の赤備え曹操が流行っていたということぐらい、と言っていた。
 とりあえず三国志ブームは十年周期らしい。80年代ブームもあったとかで(『人形劇三国志』とか?)

 あと仮装士 義さんの印象では今の三国志作品は「三国志、みんな知っているでしょ?」といった前提で特に説明がされないのが特徴だとのこと。『鋼鉄三国志』も『三国伝』も。例えば西遊記作品もそういった前提を話さないのが多いから、それぐらい三国志関連もメジャーになったのでは?とおっしゃっていた。
 『レッドクリフ』でまた別のファン層が入ってくるのでは?と清岡が話を振ったら、ジョン・ウー監督だから弩を二丁持った周瑜が跳んできてバックに鳩がばっと飛び無駄に雨が降るというネタが飛び出ていた。そのネタっていろんなところで聞くんでジョン・ウー監督の共通認識はそうなんだ、とそういう意味でも清岡は笑っていた。

 ここで一条さんも話に交える。『覇-LORD-』が「幹」に成りうるんじゃないか、と清岡が話を振ると、仮装士 義さんはあれも三国志を知っている前提なのでは?とコメント。
 『覇-LORD-』は様々な意外な設定を出しているのに関わらずメインの流れは『三国演義』に忠実だと清岡は話を振る。仮装士 義さん曰く、三国志作品の難しいところは終わりは決まって居るんでどこに着地点を持っていくか、とのこと。つまり、風呂敷を広げるのは簡単だけど、如何に畳むかが困難なんだと。
 ここでいろんな作品の収拾のつけ方の話に移る。一条さん曰く、簡単なのは董卓討伐のところで終わるのことだ、と。それで清岡は2005年の三国志漫画ブームを思い出し、例として口に出し、連載終了になったものは確かにそのへんで終わっていると言う。一条さん曰く、ただしそこで終わると諸葛亮が出てこないというデメリットがある、と。仮装士 義さん曰く、そこでどうやって諸葛亮を登場させるようねじ込むか各作品で苦心の跡が見える、と。
 それで「(諸葛亮を)ねじ込まないで終わった『覇王の剣』はすごく好きなんですよ」と仮装士 義さんがおっしゃり場をわかせる。「(『週刊少年チャンピオン』で連載していた)『さんごくし』はナレーションで(諸葛亮字)孔明を持ってきている」と一条さんがおっしゃりそれにもウケた。
 ここで物語上で、如何に諸葛亮と劉備を描くかの話に移っていく。実は再評価が遅れているのは、劉備じゃないか、と出ていた。


※追記 リンク:ファンクラブ


 11時近くになっていたのでノッチさんからアナウンスが入り、一同、三国志ジェンガ大会の会場となるバルコニーへと移動する


<次記事>第8回三顧会午前2
http://cte.main.jp/newsch/article.php/859

『超アレ国志』6月23日発売予定


  • 2008年3月27日(木) 18:11 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,514
マンガ

<5月11日追記>
手元のアクセスログで「超アレ国志」って検索があったんで、検索をかけてみると、『超アレ国志』540円6月23日発売となっているところに行き着く。
前巻の単行本に巻数表示がなかったから、こういうタイトルになるのは納得できるところ。
まだ公式発表がないんで、タイトルに(未確認)と付け加え書き替えておく。
<5月22日追記>
タイトルは確定ではないが(まだ第2巻表記)「Yahoo!コミック」によると、発売日は6月23日とのこと。
→コミック三国志マガジンのブログで確認

<6月20日追記>

下記のコミック三国志マガジンの公式ブログの記事によると、アニブロゲーマーズにて購入すると、末弘先生の描き下ろしペーパーが付いてくるとのこと(※数量限定)

・超アレ国志できました! 購入特典情報もアリ! (※コミック三国志マガジンの公式ブログ)
http://www.comic-flapper.com/3mgz/blog/?p=79
<追記終了>

「Yahoo!コミック」で『コミック三国志マガジンWeb版』のアレ国志のところを見ると、

--引用開始---------------------------------------------------------
●単行本コミックス「アレ国志」も好評発売中です! 第2巻は6月発売予定!!
--引用終了---------------------------------------------------------

となっており、つまり、末弘/著『アレ国志』第2巻は6月に発売予定とのこと。
(詳しい日付が判れば追記する予定)

※関連リンク
・sue-hilo's hellterskelter
http://hellterskelter.blog58.fc2.com/
・コミック三国志マガジン
http://www.comic-flapper.com/sangokushi.html
・Yahoo!コミック
http://comics.yahoo.co.jp/

※関連記事
 『コミック三国志マガジン』サイトリニューアル(2008年3月5日)
 コミック三国志マガジン(2007年9月27日配信開始)

※追記 メディアファクトリーのコミックス情報(2008年8月23日)

※追記 漢晋春秋司馬仲達伝三国志 しばちゅうさん(2010年10月26日)

※追記 大アレ国志 上下巻(2011年10月22日)
 

第8回三顧会前夜祭


  • 2008年3月26日(水) 21:52 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,718
場所 寝袋と枕<前記事>光市営バス束荷線で三国志城へ
http://cte.main.jp/newsch/article.php/848


 上記の記事の続き。2008年3月22日。
 光市営バスの源城のバス停へ14:12到着。そこから20分程度歩き、石城の里 三国志城を目指す。
 清岡は話のネタにと思い、リュックにPlayStation 3を入れ持ってきているので、長く歩くほど両肩に重みをより強く感じていた。

・石城の里 三国志城
http://www3.ocn.ne.jp/~sangoku/

※参照記事 第8、9回三顧会(2008年3月23日、8月16日)

 それで三国志城へ到着し、館内はさすが前日のお昼時とあってスタッフの方々が三顧会への準備に追われていた。三顧会の会員証を見せて入館料を払い、谷館長や英傑群像岡本さんに挨拶をし、華佗茶を飲みながら食堂でまったりと時を過ごす。テレビ画面には中国中央電視台/制作『三国演義』が流されていた。
 そんな中で、清岡が知らない人が居たんで、新しいスタッフかもしれないと思いつつも(すでにスタッフのノッチさんが準備をされていたので)、しばらくしてから声を掛けてみると、スタッフではなく今回の三顧会の参加者だとのこと。カンバヤシさん(実は三顧会当日の自己紹介の時間まで名前を知らなかった・汗)。しばらく話し込む。

 準備が落ち着いたみたいで、英傑群像岡本さん、しばらくして遜 瑜懿さんが来られ、四人で話す。
 そこでの話で覚えているのは三国志城で売られていた横山光輝三国志 カード型ライターのことと三国志城カードのこと。
 横山光輝三国志 カード型ライターは今、販売終了になっているようで、その関係か、某100円ショップに流れて売られているとのこと。

※参照記事 横山光輝三国志 カード型ライター

 あと三顧会の会員証にデザインが似ている三国志城カード。清岡はそれを見て会員証がモデルチェンジし格好良くなったのかと思っていた。
(評伝によると、その三国志城カードは近くにある伊藤公資料館のカードに触発されて作られたらしい・笑)
 裏には諸葛亮誡子書の原文と訳が書かれてある。なかなか格好良い。

※参照記事 その時歴史が動いた 第282回 スペシャル もう一度聞きたい あの人の言葉

 その後、いつから三顧会で泊まれるようになったか、って話をしていた(と今、三国志ニュースを見返してみると、2006年8月14日の前日の第5回三顧会からだね)。その流れでPS3と『真・三國無双5』を持ってきたということを言ったら、しばし遜 瑜懿さんと『真・三國無双5』の話で盛り上がる。いや、甘寧が近付くと鈴の音が聞こえるだなんて気付かなかった(笑)
 あと呂布子の話とか(このとき、清岡は、第6回三顧会で遜 瑜懿さんが呂布子に気付かせてくれたんだということを言おうと喉まで出かかっていたんだけど言えず終い・笑)。

 今回の三顧会は横山光輝『三国志』愛蔵版の巻末企画のための取材されるとかで、潮出版の人一名(※三顧会当日の自己紹介によると横山先生の担当15年間していたとのこと)がすでに前日に来られていた。さて15巻以降の巻末のどこかに載るのか否か、楽しみ。

※参照記事 横山光輝『三国志』愛蔵版(全30巻)

 そのうち、スタッフの飛熊さんが来て、長野剛先生による絵の『三国志大戦3』のカードを見せてくれる。イラストレーターとしてこの先生も制作側に参加しているんだ、と興味深かった。

 あと英傑群像岡本さんから映画『レッドクリフ』と神怡館のチラシを頂く。

・RED CLIFF 映画『レッドクリフ』公式サイト
http://redcliff.jp/

・神怡館(埼玉県山西省友好記念館)
http://www18.ocn.ne.jp/~ogano/shenyi.html


 さらに三顧会参加者三名が来て、場が急に賑やかになり、泊まる場所である特別企画展示場へと去っていった。前回も泊まった人たちらしい。さらに参加者二名が来て、今回も前夜祭は大人数のようだ。

 カンバヤシさんが荷物を置きに行くとかで、二人で特別企画展示場に行くと、すでに茣蓙が敷かれていて、三名が長机の上でくつろいでいて、すでに部屋の中が賑やかになっていた。
 食堂へ引き返す前に、カンバヤシさんが潮出版の人もここに泊まる?ってなことを話題に振ったんで即座に「泊まらないでしょう」と突っ込んでしまった(笑)

 さらに前夜祭の参加者が二名来て、計9名となる。その後、19時には近くの公衆浴場が閉まるとかで、希望者は車で乗せていってもらっていた。

 あとスタッフから見せて貰ったんだけど、今回はスタッフTシャツが用意されている。赤をベースとし、中国四川省の成都武侯祠の諸葛亮像がプリントされていて格好いい。

 19時過ぎ、公衆浴場から二名が帰ってきたので、スタッフや潮出版の人を交えた総勢14名で「谷館長を囲んでの夕食会」が食堂で開催される。
 テーブルに何枚か大皿があって、いろんな料理がそれぞれに盛られており、各人、手元の古代米や餅入りのみそ汁と共に、お好みに合わせ食べる。
 谷館長から料理の説明。無農薬の大根とか近くで採れたふきのとうとか。一番印象に残っている話は三国志城前の道路を挟んだところにある旗(というか幟)が風で道路とは逆方向に倒れ、田圃に落ち、それを拾いに行ったら、よもぎを見つけ、それを取ってよもぎ餅にしたそうな。個人的にはこれが一番、美味しかった。

 みんな食べ終わったところでビンゴ大会。各人にビンゴ用紙が配られ、ノートPCで数字を出していく仕組み。上位三名に賞品が出ていた。
 ビンゴ大会が終わってから清岡は特別企画展示場に行って、持っていた動画をノートPCからプロジェクターでスクリーン(前回までただの白い布だったが今回はちゃんとしたものだった)に映しだしスピーカーで拡声し、個人的に見ていたら皆も一緒に見ていた(←一応、気遣っての表現)
 見たものは『21世紀エジソン』の「マニア男としびれる女」の三国志ネタのところと『100人の偉人 天才編』の三国志ネタのところ、あと映画『レッドクリフ』の予告編。
 一人で見るより、どこらへんが笑いどころかわかってとても楽しかった。
 あと『21世紀エジソン』で三国志城と三顧会(尤も「三国志コスプレコンテスト」となっていたが)が写真で取材されていたんだけど、実は谷館長も英傑群像岡本さんもこの番組をご覧になっていなかったようで、そういう意味で見てもらう機会を持ててよかった。三国志城の展示物以外にも、横光劉備コスのきり丸さんらの勇姿も番組中、写真で出ていた。

※参照記事
 『21世紀エジソン』で三国志ネタ(2007年11月13日放送)
 2007年1月5日 100人の偉人 天才編(日本テレビ系列の番組)
 呉宇森(ジョン・ウー)監督『レッドクリフ(RED CLIFF)』報道まとめ

 その後、清岡は特別企画展示場にてプロジェクターを使ってPS3で『真・三國無双5』で遊ぶことに。コントローラも二つ持ってきていたので、カンバヤシさんと一緒になって遊ぶ。カンバヤシさんもプレイしたことがあるとかで。HiroHiroさんはプレイしないまでも興味深く見ていらした。
 家のモニターは小さく、「6」と「8」の区別がつきにくい状況だけど、さすがスクリーンとあってくっきりと文字が見える。
 魏軍で赤壁のステージをしていて、張遼操る清岡は真っ先に七星壇の諸葛亮を倒しに行き、関羽操るカンバヤシさんは真っ先に周瑜&[广龍]統を倒しに行っていた。ということはカンバヤシさんは結構、やり込んでいるんだね。

 このまま、清岡とカンバヤシさんやHiroHiroさん以外、特に食い付かないかな、と危惧したものの、そのうちワタナベさん(第3回三顧会から参加していて今回も参加していた渡辺さんとは別の人)とミーさんが興味を持って下さったようで、場に近付く。

※ここで話を止めお断り。
 第6回三顧会以外の過去の三顧会前夜祭でもそうだったんだけど、面白いことにみんなお互いの名前が特に気にならないようで、名前を知らずともスムーズにコミュニケーションがとられていた。そのため、お互いに顔を付き合わせて会話をしているのになぜか匿名性の高い場だった(笑)。ここで書かれてある名前は翌日の三顧会の自己紹介で知ることとなる。三顧会では名札が用意されているものの、清岡は各人の名札をはっきり見ていないのでここではカタカナ表記となっている。


 というわけで選手交代で、ワタナベさんとミーさんのお二人に「やさしい」モードで黄巾の乱のステージをして貰う。
 無事、黄巾の乱のステージをクリア。プレイ中に張角を見ていたワタナベさんが妙にウケていて何かツボに、入ったようで、後に曰く

「これ(張角のこと)、すごくかわいいじゃないですか~」

と「?」な発言をし、何かそれが妙に可笑しかった。そんなワタナベさんのためにフリーモードでは張角を扱えることを告げ、たっぷりかわいい張角の動きを堪能して貰うことにする。
 というか張角が出ているとずっと笑いぱなしで「かわいい~!」を連呼するワタナベさん(笑)
 右のスティックで視点をかえることを教えると、早速、使いまくるワタナベさん(笑)

 その反応が面白かったもので、何か張角のレベルを上げて育てる主旨にかわりつつあった。
 とりあえず清岡は張角を選び、いろんな攻撃で多彩な動きを見せ(殺陣攻撃の強とか)、反応を楽しむ(笑)。

 そのうち、董卓までもワタナベさんの「かわいい」標的に入るようになり(笑)、そのため清岡は董卓でプレイ。見事、良い反応をしてくれたので(ハシゴを昇る董卓とか)、とても面白かった(笑)

 と別の意味でも楽しめた『真・三國無双5』だけど、23時過ぎと夜も更けてきたのでここらで終えることにする。


 今回、清岡は寒さ対策のため簡易寝袋(ポリエチレンテレフタレートにアルミ蒸着させたもの)を持ってきており、それを広げ眠る準備をする。さらに低反発のまくらにタオルをまいて、眠る場所確保。それが上の写真。
 さすが簡易寝袋とあって、床の冷たさはそれほどカットされていなかった。

 その後、多くの人が就寝したんだけど、4名が盛り上がっていた。
 清岡が眠る前は、その4名は『三国志大戦3』ジャンルのネット上のサイトの話をされていたんだけど、6時ぐらいに起きたら、まだ眠らずに話されていたようで、ラズベリーな話がどうのこうのになっていた(甘酸っぱい話ってこと?)。一体、眠っている間に何が?!(笑)


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http://cte.main.jp/newsch/article.php/858