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次のキーワードについて検索: 検索文字列 ''. 検索結果 1 - 30 / 270 件 (0.0074 秒). 検索条件の修正

1. 三国鼎立から秋風五丈原(飯田市川本喜八郎人形美術館2018年12月8日-)
飯田市川本喜八郎人形美術館のブログのRSS配信で知る。 ・飯田市川本喜八郎人形美術館 http://www.city.iida.lg.jp/kawamoto/ ※関連記事 関羽チケット(飯田市川本喜八郎人形美術館2018年12月1日-) ※新規関連記事 福袋(飯田市川本喜八郎人形美術館2019年1月2日-) ※新規関連記事 飯田市川本喜八郎人形美術館 お正月特別開館(2019年1月2日) ・新展示は本日から  (※上記サイトのお知らせページ) http://kawamoto-info.jugem.jp/?eid=633 ※前回展示記事 赤壁の戦い(飯田市川本喜八郎人形美術館2018年6月7日-2018年12月4日) ※次回展示記事 絆~乱世を生きた人々(飯田市川本喜八郎人形美術館2019年5月31日-) 上記のお知らせページにあるように、長野県の飯田市川本喜八郎人形美術館での番組「人形劇 三国志」関連の展示も含まれ、2018年12月8日土曜日から「三国鼎立から秋風五丈原」をテーマにした展示とのことだ。

2. 中国美術史入門展-複製絵画と館蔵の考古文物-(香雪記念資料館2019年1月7日-31日)
下記美術館サイトの下記展覧会ページによると2019年1月7日月曜日から31日木曜日まで(土・日曜日、14日月曜祝日、18日金曜日休館)、11時から17時まで東京都渋谷区東1-1-49の実践女子大学 香雪記念資料館 企画展示室1・2にて展覧会「中国美術史入門展-複製絵画と館蔵の考古文物-」が開催されているという。どこが三国と関係するかというと下記展覧会ページからリンクされるチラシの右側に後漢「加彩女子俑」があり、またチラシのバックには漢「武氏祠画像石 拓本」があって、ともに「実践女子大学香雪記念資料館蔵」とのことで、また「※一部の作品を除き、本展覧会出品作品は複製です。」とのことで、一部、三国関連の文物、またはその複製品が展示されるようだね。実践大学美学美術史学科・博物館学課程主催 ・実践女子大学 香雪記念資料館 http://www.jissen.ac.jp/kosetsu/ ・開催中の展覧会 http://www.jissen.ac.jp/kosetsu/exhibits/in_session/rfi34u0000004v3a.html ※関連記事  2006年1月6日「八卦の空」(ミステリーボニータ2月号)  三国創作のための拝メモ

3. 飯田市川本喜八郎人形美術館 お正月特別開館(2019年1月2日)
下記のサイトの下記ブログ記事で知ったこと。 ・飯田市川本喜八郎人形美術館 http://www.city.iida.lg.jp/kawamoto/ ※新規関連記事 三国志キャラみくじ(飯田市川本喜八郎人形美術館2019年1月2日-7日) ・1月2日はお正月特別開館  (※上記サイトのお知らせページ) http://kawamoto-info.jugem.jp/?eid=636 ※関連記事  関羽チケット(飯田市川本喜八郎人形美術館2018年12月1日-)  三国鼎立から秋風五丈原(飯田市川本喜八郎人形美術館2018年12月8日-)  福袋(飯田市川本喜八郎人形美術館2019年1月2日-) ※次回記事 飯田市川本喜八郎人形美術館 お正月特別開館(2020年1月2日) 長野県の飯田市川本喜八郎人形美術館の年内の開館は2018年12月28日までで来年は2019年1月4日から開館されるのだけど、その年末年始休館の期間中、毎年恒例の無料で入館できるお正月特別開館が2019年1月2日9時30分から16時30分まであるという。また上記ページから引用するに「また定時で、川本の賑やかな人形アニメーション「花折り」/のほか川本の人形劇「人も磨きてのちにこそ」など3作品を上映いたします(^o^)/♪」とのこと。「新春福袋(限定20点) … 3,500円」「キャラみくじ …1回200円」はこの日に発売開始だそうな。

4. 素顔の吉川英治(渋谷2019年2月16日)
 下記の関連記事を書く際に知ったこと。というか気付いた際には応募〆切に間に合わない状況。年に1回は関連講座があることは知っていてこまめに後述のウェブページをチェックしていたのだけど、それでも発表の1月24日から応募〆切までの2週間あまりの短期間では漏れが発生してしまう。 ※関連記事 人形の構造やからくりの解説、関羽の撮影会(渋谷2019年2月3日)  何かというと、下記サイトの下記ページによると、東京都渋谷区桜丘町23−21 渋谷区文化総合センター大和田 2階学習室1にて2019年2月16日土曜日の14時から15時30分まで、吉川英治記念館館長の吉川英明氏を講師として迎え川本喜八郎人形ギャラリー関連講座「素顔の吉川英治」が開講されるという。参加申込みは「2月1日(金曜日)までにFAX(チラシPDF裏面の専用申込用紙で)または往復ハガキで/(注)往復ハガキの場合は、往信面に「2月16日講座希望」と明記し、郵便番号・住所、氏名(ふりがな)、電話番号を記入、〒150-8010渋谷区宇田川町1-1渋谷区役所文化振興課人形担当へ」とのことだ。そのため定員は「50人/(注)応募多数の場合は渋谷区在住・在勤・在学者を優先」とのこと。下記関連記事にあるように、この時期に冒頭で示した記事のワークショップとセットの講座は定番化してる。 ・渋谷区/川本喜八郎人形ギャラリー http://www.city.shibuya.tokyo.jp/shisetsu/bunka/kihachiro_gallery/index.html ・川本喜八郎人形ギャラリー関連講座「素顔の吉川英治」 http://www.city.shibuya.tokyo.jp/news/oshirase/kawamoto_heike_kiso.html ※関連記事  歴史としての『三国志』―災害・宗教・民族走廊(2017年3月11日)  川本喜八郎人形ギャラリー ワークショップ(2017年2月26日)  人形に生命を吹き込む(渋谷2018年3月17日) ※新規関連記事 三国志への誤解を解く(渋谷2019年9月28日) ・渋谷区文化総合センター大和田 https://www.shibu-cul.jp/ ・日本人の心のふるさと|吉川英治記念館 旧宅と草思堂庭園 http://yoshikawaeiji-cf.or.jp/ ※関連記事 読み継がれる吉川英治文学展(2012年1月14日-3月4日)

5. よみがえる中国歴代王朝展
 昨日、16時前にルーヴル美術館展のやっている京都市美術館に行ったら、美術館の外周半周ほどの行列ができていて17時には終わるんで、あきらめそのまま市バスで京都駅へ。京都駅ビルの美術館「えき」では「よみがえる中国歴代王朝展」がやっていた。こちらは20時まで。 ・よみがえる中国歴代王朝展(美術館「えき」) http://cte.main.jp/newsch/article.php/179  道は混んでいたが、17時過ぎに到着。特に混んでいる様子はない。展覧会は殷から時代順に展示があっていろんな青銅器や像などが展示されてあった。まぁここ三国志ニュースではそこらへんのことはとばす。  「第2章 巨大帝国の誕生」では秦、漢(前漢、後漢)の時代の出土品が紹介されている。章の紹介の三国時代のところで「諸葛孔明」が活躍した時代とあるのはほほえましい。  秦の時代は実物大の三種類の武士俑、文官俑(ちなみに入口に別の俑のレプリカがおいてあってそれは35万円と40万円とのこと)、漢の時代は金縷玉衣が目立つ。個人的に興味のあるのは、後漢時代の青銅製の弩機(弩(クロスボウ)の張った弦を解き放つ機構のところ)やら青銅製の馬面(馬の鼻面にあてるもの)、青銅製の車輪の軸部分などがあった。それから興味深かったのは後漢時代の青銅製の俑。高さ30cmぐらいのフィギア(と呼んでいいのか)。ちゃんとパラソルのついている馬車(車俑)や馬俑、それから「戟を持つ青銅製騎士俑」&「矛を持つ青銅製騎士俑」があった。あれこれデフォルメされているものの、戟の長さと人と馬の比率がわかるし(戟の末端を右手で持ち、上に立てていた)、ちゃんと鞍が表現されているし、[巾責]もかぶっている。これも要チェック。 ※追記 TDSで騎士俑  とまぁ、見所は他にもあるんだけど、ツッコミどころもたくさんある。全体的に解説文がところどころ変だ。今回、巡回展だけど他の展覧会場でも同じ解説文を使っているのか、と心配になってくるほどだ。その極めつけのところがちょうど三国志ファンだったら、わかりやすいところなので次に一部あげておく(そこでしばらく紙に鉛筆に書き込んでいた)。後漢時代の説明。「戦乱の世<後漢時代>」とタイトルが付けられている。 --------------------------------------- (略) 都は長安から洛陽へ移し、儒教により学問を熱心に広めました。学問奨励が熱心すぎて人々の自由が奪われる結果となり、多くの人が仏教や道教に救いを求めました。その何千という信者が軍隊を組織して後漢王朝を攻撃しました。洛陽は荒れ果て、高祖の即位以来、421年にもおよび漢王朝は滅びました。 ---------------------------------------  あと展覧会場のすぐ外に展覧会にありがちなグッズの売場があって、やっぱり三国志トランプ(「三国演義 高級撲克」)が売ってある。あと劉備、関羽、張飛、諸葛亮の三国志泥人形。ここらへんがおいているのも珍しい。それとさらに珍しかったのが「三国志華容道パズル」。遊び方はちゃんと読んでないので、よくわからなかったけど、三国志の人物のイラストとその人物名(簡体字)が書かれている小さなプレートがいくつかあった。何の人物名もないただの兵士のイラストのプレートも有り。それで三国志の人物だけど「華容道」なのに曹操、関羽は良いとして、馬超と黄忠もいるし(笑)

6. 特別展 三国志 早割 3594 3枚セット前売券(2019年3月9日-4月8日)
※関連記事 特別展 三国志(東京2019年7月9日-9月16日、福岡2019年10月1日-2020年1月5日)  上記関連記事で触れたように上野の東京国立博物館にて2019年7月9日から9月16日まで特別展「三国志」が開催されて、2019年1月11日にその公式サイトが下記のようにオープンした。さらに2月20日に報道発表会が行われたのだけど、その日の公式サイトの更新情報(下記、チケットのページ)によると、2019年3月9日から4月8日まで早割「3594(さんごくし)」3枚セット前売券が3594円(税込)で発売するという(次の九州国立博物館については「COMING SOON」)。通常であれば上記関連記事に追記するのだけど、希少商品とおもったんで記事を改めてみた。売り文句は「通常の一般前売券1,400円のところ、1枚あたり1,198円となるお得な前売券です」とのことだ。 ・特別展「三国志」 https://sangokushi2019.exhibit.jp/ ※新規関連記事 特別展 三国志 記念講演会(東京国立博物館2019年7月13日27日) ・特別展「三国志」 チケット https://sangokushi2019.exhibit.jp/ticket/ ・【公式】特別展「三国志」 (sangokushi2019) on Twitter http://twitter.com/sangokushi2019 ・東京国立博物館 - トーハク https://www.tnm.jp/

7. 大三国志展(物語でたどる三国志)
※目次 三サポ板五周年記念オフ会 ※前記事 立川中華街 ・東京富士美術館 http://www.fujibi.or.jp/ ・大三国志展 http://www.fujibi.or.jp/exhibition/sangokushi.html ・大三国志展ブログ http://www.fujibi.or.jp/3594blog/ ※関連記事  大三国志展(2008年5月3日-7月13日)関連情報  「大三国志展」の日程 via 「大三国志展ブログ」 ※追記 ワークショップ via 「大三国志展ブログ」 ※追記 「大三国志展」の映像(CCTV.comより) ※追記 収蔵品にみる三国志(2009年6月20日-7月20日) ※追記 時空をかける三国志(2012年10月18日-11月20日) ※余談。ログを見ていると「三国志展」で検索してくる人が多い。これだと、検索上、「大三国志展」と「安野光雅 繪本 三国志」展が混同するので、前者を検索しようとおもえばきっちり「大三国志展」と入力するのが良いだろう。逆にブログ等で情報発信する場合も「大三国志展」と記述した方が良いんだろうね。※追記。さらに「大三国志」で検索する人も多い。ここにきて志茂田景樹人気が高まったとは考えにくい。 ※追記。「前売券」の検索があまりにも多いんで記述しておく。 http://www.fujibi.or.jp/topics/detail.php?id=257 電子チケットぴあ【Pコード688-125】と、ローソンチケット【Lコード33413】  下でも書いたけど前売券はチラシの割引と同じ度合い。  2008年6月1日12時前、立川中華街があるグランデュオ立川七階からエスカレータで皆で降りている途中、有り難いことにいささんから「大三国志展」のチラシを頂く。これには「大三国志展」では200円割引券がついている。前売券と同じぐらいの割引となる(※この記事を書いている今、気付いたんだけど、これには『レッドクリフ』の200円割引もついており、ずっとそれを「大三国志展」の割引だと思っていた・汗)  立川駅から中央本線で西へ。八王子駅へ向かう。道中はやはり自然と「大三国志展」の話をしていた。關尾先生が行ったときのブログ記事とか満田先生のブログが何種類かあって「大三国志展」のブログもあるとかとか。  一応、「大三国志展ブログ」でアクセス方法を予習していたんだけど、いささんの馴染みの土地だということで、いささん先行でその後を皆で着いていくことに。JR八王子駅を降り二階から北へ出てバス乗り場12番(東京富士美術館行き)へ行く。そうするといきなり行列に遭遇する。皆、同じバス乗り場だ。これは「大三国志展」は混雑しているぞ、と覚悟する。バス停で片道300円の乗車券を買う(買わずにバスの中で降りるときに支払うのでもOK)。  長い行列ができるぐらいだから当然の如く車内では座れず、伊比さんに『BS熱中夜話』の話題を振ったり、いささんから昨日の「三国志の宴3」のことを聞かれたりしたものの、基本は東京富士美術館までの風景を眺めていた。橋を渡りトンネルを潜り丘を登りといった道程で坂道の途中、美術館前のバス停に着く。  12時過ぎ。バスの乗客の大半は美術館に向かわずその奥の坂を上っていった。みんなスーツ姿なので、シンポジウムか何かあるのかと思い、それほど美術館は混んでいないのかもと安心する。それでも昨年、同じ時期に行った「馬の博物館」での「春期特別展 三国志をいろどる馬たち」よりはかなり混んでいるのだろうけど、って話を当時、同行した三口宗さんにしていた。  横断歩道を渡り、清岡はブログ写真をデジカメで何枚か撮っていた。そうすると伊比さんから「(清岡に)初めてお会いしたとき、ノートパソコンを歩きながら打っている姿が非常に印象的で…」と言われる。すみません、人目もはばからず、いろんな人から聞かれた終電時間を調べてました(笑)  といわけで館内へ入る。左手がチケット売場になっていて展示場は入って正面のエスカレータで昇った二階にあるようだ。先ほどいささんから頂いた一枚で最高10名まで使える割引券を使ってチケットを購入し、とりあえず清岡は旅行中で荷物が多かったため一回右奥にあるロッカーへ荷物を預けに行った。  エスカレータで二階へ上がると、分かれ道。左が前もって電車の中で話していた西洋美術のある常設展示で右が企画展示の「大三国志展」となる。紙の案内図を見ても会場を見ても順路が常設展示に行くようになっていたが、清岡の独断で企画展示への道を選ぶ(※ブログを見て回ると結構、この分岐点が話題に上っていた)。  清岡は、先にシアター見ようと提案したものの、どうも展示の後で見た方が良いということになり、シアターは後回し。企画展示室入口には無料配布の作品リストの紙(A3両面印刷)が置かれている。そうそう一般的な展覧会にも言えることなんだけど、作品リストは後から思い出すのにとても有り難いんだよね。リストにある作品点数を見ると前半が128点、後半が96点になっていた。  会場は想像していたより混雑してなく、西洋美術の展覧会(特に印象派関連)にありがちな、自由に見る早さを決められないベルトコンベア状態になることはなさそうだったので、安心する(※むしろ会場では一番じっくり見ていたので人の流れを堰き止めていた・汗)。  まず入り口にある協力団体を見ていた。吉川英治記念館や徳島城博物館、それにもちろん英傑群像や三国志城博物館もあり。  この展覧会の分け方として前半は「物語でたどる三国志」と銘打たれてエリア。入り口入るとまず右手にある明代の青銅製の関羽像(※No.18)が目に付く。作品リストで確認すると、出品No.1というわけではなく番号順に並んでいるのではないんだな、と知る。作品リストによると、どうやら「物語でたどる三国志」の小分類の「第1幕 桃園の誓い」エリアに入っているようだ。一般的な美術展だと時代別、技法別、地域別(流派別)など分け方があるけど、この「物語でたどる三国志」では作られた時代とは無関係に、作品の対象となる『三国演義』のストーリー順に並べているようだね。  とは言っても入り口近くはどうやら掴みの部分らしく。一般の人に馴染みやすい展示が続いているように思えた。関羽像からそのまま右手の壁伝えに進みショーケースを見る。『絵本通俗三国志』(※No.105)が展示されていた。「江戸・天保7-12年(1836-1841)」と、具体的な年代が表示されているのは理解の助けになって有り難い。次が吉川英治記念館提供の『中外商業新報』(現『日本経済新聞』)の切り抜き(吉川三国志)。挿絵は矢野橋村。これは恐らく「春期特別展 三国志をいろどる馬たち」でみたのと同じだね。一年ぶり。四人で見て回っているものだから、自然と二人ずつに分かれやすく、その時、隣に居た伊比さんは当時の新聞の書き方に注目していた。清岡は矢野橋村の挿絵が『絵本通俗三国志』よりも『三国演義』の挿絵に近い描写になっていることに注目していた。  一般的な展覧会でも展示についての解説文がそれぞれ着くことがあり、「大三国志展」でも多くのの展示に解説文が着いていた。『中外商業新報』の吉川三国志の解説文を見て驚いたことにちゃんと『三国志』→『三国演義』→吉川三国志の流れが書かれていた。清岡は「今までにないぐらいまともな解説文」と評していた。いささんにその場で聞かれたで清岡は答えたんだけど、反対に、今までによくあるまともでない解説の例として「中国の物語『三国志』を吉川英治が小説化した」というようなダメな文を即興で作り、口に出していた(※しかし、後で気付いたんだけど、「大三国志展」全体を見ると全部、まともな解説文というわけではなかったんだけど。後述)。  次に目に付いたのが清末期-中華民国初期の戯劇三国人物泥人形「撃鼓罵曹」別名「群臣宴」(曹操・禰衡の土人形)(※No.102)。禰衡だなんて題材がマニアックだな、と言いつつ、そういう禰衡が出てくる劇があったのか、と感心する。そして清岡は「当時のグッズですよ。今の無双フィギュアと同じノリで劇のファンが買ったんですよ」とネタを口にしていた。三口宗さんが注目したのは皮影三国人物(「孔明・関羽・周倉・魯粛・孟獲・馬[しんにょうに貌]」)(※No.103)。作品名には六人も書かれているのに展示されているのは一つの平面的な人形、おまけに顔が描かれていない。これはもしや影絵上、コラージュのようにして使い回しするのかな、と言っていた。ふと気付いたんだけど、ここらへんの解説文はやはりちゃんとしていて「『三国志平話』から引用している」と書かれていたりちゃんとフォローされてあった。  ようやく一つの壁伝えが終わり、その後向かいの壁のショーケースに行くと思いきや、四人は今回の展覧会に用意された布のオブジェを眺めていた。そこにプロジェクターで裏から様々な作品の関羽像が映し出されており、関羽の横にいるのは周倉じゃなくて張飛?なんて話をしていた。対面の壁に移る。とは言っても入り口近くまで戻ることとなる ■プロローグ 三国志の世界 ※「物語でたどる三国志」の小分類タイトル。以下「■」が冒頭にあるのは同じ。  まず『三国演義』の毛宗崗本(清・順治年間(1643-1661))(※No.1)が目に付く。挿絵のある本。毛宗崗本は現在、通行している『三国演義』なのでやはり入り口近くなのは掴みに相当する部分なんだろうな。混んでいてよく判らないが双方向なオブジェがあるようだね。関羽像を見ながら、いささんと関羽が神格化された話をしていた。 ■第1幕 桃園の誓い  壁の角を曲がると、清岡が足を止め食い付いたのが曹全碑(碑陽)の拓本(※No.3)。2005年10月に「中国 美の十字路展」で見て以来。この碑文に「李儒」(碑陰では字が文優)が出てくるやら、よく張角の乱(黄巾の乱)は八州で起こったとされるが中平二年(紀元185年)の時点では碑文にあるように幽冀[六/兄]豫荊楊の六州だったとか蘊蓄を語っていた。それもあってか他の客と違い、結構、長いこと拓本の前にて四人で語っていた。 ※碑に関しての参考記事 2006年3月11日「第二回 ...

8. メモ2:三国志・君主と軍師・謀臣たち(川本喜八郎人形ギャラリー 2016年9月4日)
※関連記事 メモ:三国志・君主と軍師・謀臣たち(川本喜八郎人形ギャラリー 2016年7月30日)  上記関連記事の後日、渋谷ヒカリエ8階の川本喜八郎人形ギャラリーに行ったという話。特に予定になかったし、メインとなる展示についても改めてメモもとってないのでプチネタになりそうだ。そのくせ前後が長いとか?まぁともかく書いてみよう。 ※関連記事  三国志 義兄弟の宴(東京都港区 2015年9月13日-)  三国志学会 第十一回大会(2016年9月3日10日土曜日)

9. 京都美風 祇園祭 in 京都駅ビル(2019年7月3日-31日)
※昨年記事 京都美風 祇園祭 in 京都駅ビル(2018年7月3日-31日) ※四年後記事 京都美風 祇園祭 in 京都駅ビル(2019年7月3日-31日)  上記記事同様、今年も京都駅で見かけるようになったんで情報中継。 ・京都駅ビル [Kyoto Station Building] https://www.kyoto-station-building.co.jp/ ・京都美風 祇園祭 in 京都駅ビル ~創始1150年、祇園祭の魅力を知る~ - イベント https://www.kyoto-station-building.co.jp/events/596.html  上記サイトの上記ページにあるように、京都駅ビル インフォメーション前、西口広場にて2019年7月3日水曜日から7月31日水曜日まで「京都美風 祇園祭 in 京都駅ビル ~創始1150年、祇園祭の魅力を知る~」という展示が行われている。今年も模型や粽などとともに各山鉾の解説が行われている。 ※関連記事 京都祇園祭で三国(2019年7月)

10. 年間パスポート(飯田市川本喜八郎人形美術館2019年4月1日-2020年3月31日)
※前の記事 アーカイブ化される連環画(連環画研究 第8号 2019年3月10日印刷)  2019年4月28日日曜日、すっかり記事にするのを忘れていたけど、下記前回記事にある昨年では福袋に含まれていたのが今年は単体で売っている。 ・飯田市川本喜八郎人形美術館 http://www.city.iida.lg.jp/kawamoto/ ※関連記事 人形劇三国志全集 各巻販売(飯田市川本喜八郎人形美術館2019年1月24日-) ※新規関連記事 絆~乱世を生きた人々(飯田市川本喜八郎人形美術館2019年5月31日-) ・来年度も年間パスポート販売します  (※上記サイトのお知らせページ) http://kawamoto-info.jugem.jp/?eid=645 ※前回記事 福袋(飯田市川本喜八郎人形美術館2018年1月2日-) ※次回記事 年間パスポート(飯田市川本喜八郎人形美術館2020年4月2日-2021年3月30日)  上記のお知らせページにあるように、長野県の飯田市川本喜八郎人形美術館の年間パスポートが同館にて2019年4月1日から10月31日までの期間、2000円で販売しているという。つまりはそれさえ購入して提示すればいつでも無料で同館に入れる。使用期間は2020年3月31日まで。

11. 『達人伝』×『蒼天航路』王欣太 原画展in京都(2019年9月14日-9月29日)
下記のTwitter Accountの下記のStatusで知ったこと。 ・株式会社大垣書店 (booksogaki) on Twitter http://twitter.com/booksogaki ・Twitter / booksogaki: 【イベント】 「『達人伝』×『蒼天航路』王欣太 原画展in京都」 王欣太先生スペシャルファンミーティングを開催いたします! ■日時:2019年9月23日(月・祝)14時開始 ■会場:京都経済センター4F 4-A会議室 参加方法など詳細はこちら→https://books-ogaki.co.jp/?p=30727 ... https://twitter.com/booksogaki/status/1163607123369967618 下記サイトの下記ページによると2019年9月14日土曜日から9月29日日曜日まで京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78 大垣書店 京都本店(10時-23時) イベントスペース「催」にて「『達人伝』×『蒼天航路』原画展in京都」が開催されるという。また期間中に23日月曜祝日14時より同じ建物(いやセンターの中に大垣書店だけど)の京都経済センター4F 4-A会議室にて表題のマンガ作品著者の王欣太先生を招いて「スペシャルファンミーティング」が開催されるという。あ、一応解説するけど、『蒼天航路』が曹操主役の三国志マンガね。 ・大垣書店 | 京都府下を中心に39店舗を展開して70余年 https://www.books-ogaki.co.jp/ ・【9-14-29開催】『達人伝』×『蒼天航路』原画展in京都のお知らせ https://www.books-ogaki.co.jp/【9-14-29開催】『達人伝』x『蒼天航路』原画展in京都/ ※関連記事  メモ:「達人伝」×「蒼天航路」 王欣太先生 原画展(2017年4月2日訪問)  Afternoon Tea Party(GONTA MECCA 2018年7月15日) ※新規関連記事 メモ:『達人伝』×『蒼天航路』王欣太 原画展in京都(2019年9月21日訪問) ・京都経済センター https://kyoto-kc.jp/ ※同日開催三国イベント 【リブロ浅草店分11/2に延期】箱崎みどりさん トークショー&サイン会(リブロ東戸塚店2019年9月23日、リブロ浅草店11月2日)

12. 春期特別展 三国志をいろどる馬たち
 2007年5月26日土曜日、前日からの夜行バスで早朝、横浜駅に到着し、そのままJR根岸駅まで行く。待ち合わせの時間までミスタードーナツで待機。幸い7時から開いている店だったので。それにしても根岸駅の北方面は緑豊かなところだった(上の写真)。  10時前、待ち合わせの根岸駅の改札に行くと三口宗さんがすでにいらっしゃったので、しばし談笑。三口宗さんとは去年の三国志シンポジウム(第2回)以来だ。 ・2006年7月29日「三国志シンポジウム」雑感1 http://cte.main.jp/newsch/article.php/374 すぐにおりふさんが改札から出てきた。清岡はおりふさんと新年会で会ったばかりですぐわかったんだけど、どうやらおりふさんと三口宗さんとは初対面とのこと。 ・2007年2月17日 三国志ファンのための新年会2007 http://cte.main.jp/newsch/article.php/517  天気も良いことだし、目的地の「馬の博物館」まで歩いていくことに。そう目的は春期特別展「三国志をいろどる馬たち」をみんなで見に行くのが目的。三人とも初めてのところ。 ・馬と競馬の博物館 http://www.bajibunka.jrao.ne.jp/ ※新規関連記事 武者絵の世界(横浜2021年11月27日-2022年2月13日) ・春期特別展 三国志をいろどる馬たち(2007年4月14日-6月3日) http://cte.main.jp/newsch/article.php/571 ・プチオフ会(2007年5月26日土曜日) http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=2804  「馬の博物館」は根岸森林公園内にあって、言ってみれば小高い丘の上にある。道が分からなかったので、車が通るような道を登っていく。「ハイキング気分で」とか口走りながら、ずんずん歩いていく。  途中、米軍の消防署を見かけたり場所を探りながら、何とか到着(下の写真)。馬の博物館に入ると、まず券売機があって、私がそれを入場券の券売機と認識する前に(食券かと思った・汗)、おりふさんがすぐ券を買っていたので、そこでようやく理解する。200円。安い。  券を買って受付すると、何やらスタンプカードを貰う。来るたびに押して貰えるそうで、最後までスタンプを押して貰うと、馬蹄を貰えるとのこと。そのユニークなところでいきなり心を鷲掴みにされる。荷物を無料ロッカーに預け、いざ。  一階は根岸競馬場の歴史の展示物。第1展示場やっぱり横浜とあって、元はそういった外国人により盛んになったんだな、とあれこれ思いながらみていた。  地下へ続く階段があってそこに春期特別展「三国志をいろどる馬たち」の案内板がある。いよいよメインの展覧会へと進む。階段を下り、順路の道しるべ通りに、右へ行き、第2展示室へ入る。土曜のほぼ朝一だったので、客がすくなくゆったりと見れる。先に母娘がいて、言葉の端々に三国志の人物の名前が聞こえてきていた。やっぱり三国志好きなのかな?  入って、まず左のガラスケースから。「I 古代中国の馬文化」というコーナーだ。タイトル通り、三国時代あたりの時代の馬について(ジャストの時代はなかなかないので)。まずは前漢の騎馬俑。騎手が赤い武弁をかぶっているやつ。「始皇帝と彩色兵馬俑展 ~司馬遷『史記』の世界」で大量に見たやつだ。同行者は馬と人の比率に言及されていた。 ・2006年10月19日-12月3日「始皇帝と彩色兵馬俑展 ~司馬遷『史記』の世界」(京都文化博物館) http://cte.main.jp/newsch/article.php/444  そのとなりには西晋の馬俑。サイトで写真をみたときはてっきり唐代かと思っていた(さすがに出土品関連でそこまで時代は離れていないか)。パネルの説明には鐙の説明があって、西晋からといった説明があった。 ・前漢に鐙はあった?! http://cte.main.jp/newsch/article.php/64  その次が青銅の馬具シリーズ。壁に馬具の部品名がわかる図説があって、展示されているのは、馬銜(「はみ」とルビ)と馬面。ホントに部品だけなので、図説をみながら、どの部分だろ、と三人で話し合っていた。馬面はそのまま馬の面(眉間辺り)にあてる馬具。銜はしばしわからなかったんだけど、銜はどうやら馬の口にくわえさせる部分らしい。いわゆる轡(くつわ)ってやつ。「『馬の博物館』に来る人はそんな馬用語は当然、知って居るんですよ!」なんて冗談を私は口走っていた。次の展示物は馬車関係。やっぱり図説と部品の展示。ここらへん私はパズル展示なんて名付けていた。しかし、ここらへんすべて「馬の博物館所蔵」ってなっているのは流石だな、って思った。次が画像磚。確かに展覧会のテーマである馬車が描かれていたけど、私はそれより武冠に注目していた(笑) あみあみが丸く膨らんだ武冠。 ・メモ:武冠のあみあみ http://cte.main.jp/newsch/article.php/502  会場の手前の中央には秦始皇の墓から出てきた馬車の二分の一、復元模型が置かれていた。[車 日/皿][車京]車ってやつだね。秦始皇が全国巡礼に使ったやつ。  次は入り口入って、右のガラスケースゾーン。「II 『三国志』と『三国志演義』」というコーナー。初めは明代の『三国志』が何冊か展示されていた(当然、注のあるやつ)。よくみると、馬が出てくる有名なシーンをピックアップして、ページを開けて漢文を展示。そこらへんの演出自体に感心していた。ただ、孫堅ファンとして西華のエピソードがないのは残念だったけど。  その次が今回の私の目当て『至治新刊全相平話三国志』(重要文化財)。いわゆる『三国志平話』だ。『三国志平話』は二階堂先生のサイトでよく画像としてみていたけどリアルでは見ていなかったので。それで見てみると何だか様子がおかしい。一ページに二ページ分をコピーした感じ。よく展示の解説パネルに「影印本」と書かれている。現在の言葉でいうとまさしくコピー本だ。「本物どこー??」としばし混乱しそこら辺を徘徊すると、反対側に展示替えのパネルを発見。そこには今の期間、本物(重要文化財)は展示されていないとのこと。がっくりきたけど、まぁ、展示はこれからだとめげずに続きを見る。『三国演義』は私が版本に詳しくないもんだから記憶に残ってないけど、ページいっぱいに絵があるやつ。大衆向けのやつだっけ? 壁には『絵本通俗三国志』の絵のパネルがいくつか貼ってあって、去年の三国志学会第一回年会に一般聴講で参加していたおりふさんと共にやっぱり中国の呂布にはヒゲがなくて、日本の呂布にはヒゲもじゃらだな、なんて話していた。 ・三国志学会第一回大会ノート4 http://cte.main.jp/newsch/article.php/401  『絵本通俗三国志』は色分けされた表紙の冊数が平積みして展示されていて、こんな冊数があるのか、って言っていたら「横山光輝でも60冊かかった」とおっしゃっていた。なるほど!  次が「III 三国志をいろどる馬たち」。主に江戸時代以降の『三国演義』等の名場面を含む版画多色刷やら屏風やら。「三顧の礼」などもやはり馬が含まれている。ここらへんはやはり全国の美術館から借りているものが多いな。「馬の博物館」の学芸員さんに感謝(で合ってる?)。  ここらへんは去年の三国志シンポジウム(第2回)の上田 望先生の発表を聞くとさらに理解度が進むと思う。 ・2006年7月29日「三国志シンポジウム」雑感2 http://cte.main.jp/newsch/article.php/377  第2展示室には今回の特別展とは直接関係のないものが展示されている。それが曲屋。岩手県遠野市より移築したらしい。なるほど。というのもその曲屋内では臨場感を出すために鶏の鳴き声とかいろんな音が流れており、特別展を見ている間、地下なのになんでそんな音が聞こえて来るんだろうと疑問に思っていたので。  あと曲屋の入り口には今回の図録見本が置いてあった。やはりかなりバラエティー豊かで今の三国志ジャンルがよく現れた内容になっている。私はひねくれているんで、参考文献を真っ先に見る。そしたら、徳島城博物館の「美術の中の三国志」の図録が一番に上がっていたのには妙に納得した。コンセプトが近いからね。今、展示できる三国志ジャンルはいろんなジャンルにまたがっていて、とても面白いので、またこういった展覧会があると良いね♪ そのうち、『蒼天航路』やら『三国志大戦』やら『鋼鉄三国志』やら『BB戦士 三国伝』やらも展示されるときもそう遠くないのかね。 2006年10月21日-11月26日徳島城博物館の特別展「美術の中の三国志」 http://cte.main.jp/newsch/article.php/429 ...

13. 大三国志展(出土品でたどる三国志)
※目次 三サポ板五周年記念オフ会 ※前記事 大三国志展(物語でたどる三国志) ・東京富士美術館 http://www.fujibi.or.jp/ ・大三国志展 http://www.fujibi.or.jp/exhibition/sangokushi.html ・大三国志展ブログ http://www.fujibi.or.jp/3594blog/ ※関連記事  大三国志展(2008年5月3日-7月13日)関連情報  「大三国志展」の日程 via 「大三国志展ブログ」  2008年6月1日14時過ぎ、暗がりの部屋を抜けるとそこには騎士俑がテーブルの高さのショーケースにたくさん並んでいた。 ■パート1 戦う -軍雄の足跡-  ここからが後半の「出土品でたどる三国志」エリアのようで、出品番号もリセットされている。  作品リストを見ると、ショーケースの中に馬や馬車を合わせると8体、並んでいる。例えば、国家一級文物の漢代の「銅車馬儀仗隊:銅主騎/車馬儀仗俑群:主力の馬」(1969年甘粛省武威市雷台漢墓 出土)(※No.10)。この種類の俑は2005年10月に「よみがえる中国歴代王朝展」、「中国 美の十字路展」と立て続けに見ていたので思わず「懐かしい」と声に出してしまう。そして後者の展覧会で展示場入り口近くあった俑の隊列を中年男性が写メを撮るという禁止行為をしていたことを思い出していた。デフォルメされているといっても人と長柄の武器の比率(人の高さぐらい?)や馬車の上では正座して乗っている、皆、[巾責]を被っている、鐙が表現されていない等、参考になる点は多い。いささんから質問され、引っかける武器の戈(か)との突く武器の矛の二つの要素を合わせた戟(げき)がこれ、というような説明をする。あと伊比さんが馬上での戈や戟を使うとき馬首によって妨げられるのでは、とコメントしたのに対し、馬上で片側しか攻撃しない無双馬超とボケる清岡(※前日のさくら剛さんからのパクリ)。その直後、清岡は画像石で戟を両手で持って馬上から正面の馬上の者を引っかけ攻撃しているところが描かれているとフォローを入れておいた(※『漢代の文物』挿図10-24)。あと、いささんが馬の頭の上に乗っている角のような飾りが何か疑問を持っていた。後ほど別の展示の解説に飾りであると説明があった(※今、『漢代の文物』を見てもしっくり該当するものが見あたらないな)。 (※ちなみに林巳奈夫/著『中国古代の生活史』の100ページにこの種の騎士俑のスケッチが載っている)  同じショーケースにある二台の馬車。パラソルのある「銅車馬儀仗隊:銅[車召]車/車馬儀仗俑群:官吏用の軽馬車」(※No.10)と何も覆いがない「銅車馬儀仗隊:銅輦車/車馬儀仗俑群:遠征時に官吏の家族が乗る馬車」(※No.10)。後者を指して伊比さんが実際は覆いがあるんでしょうね、と言ってて、実際、馬車の両側には引っかけるような穴が三対あった(※今、『漢代の文物』P.348を見ると「輦車」は『釋名』で「人の引くもの」となっている。元のネーミングが間違っているのか、日本語訳が間違っているのかどっちだろ。まぁ当時の言葉と昔の言葉の違いってのもあるが) ※追記 TDSで騎士俑  次は一旦、「■パート2」のところを見ていて、注目していたのは国家一級文物の三国代の「陶猪圏/豚小屋の模型」(※No.10)。小屋の下に豚が居る明器だ。清岡は同じモチーフの明器を2006年4月に「中国古代の暮らしと夢」で見たことある[口+豕]だけど、つまり小屋が便所でその排泄物を豚が処理する構造…というようなことを、いささんに説明していた。どの階層までこういったものを使っていたのだろう、と清岡は疑問を口にしていた。  三国・蜀の「「太平百銭」銅範/太平百銭の銅鋳型」(※No.48)。鋳型なんだけどここに流し込むのか逆に押し込むのか、イマイチ使い方が判らず、四人の意見が一致しなかった。銭に書いている太平は線対称であるためそこからネガなのかポジなのか糸口を掴めずに居た。  その次が銅銭の数々。例えば三国・呉の「銅銭「大泉当千」/呉の貨幣」(※No.47)。貨幣で魏(漢)、蜀漢、呉が揃っている。どれも円盤に四角い穴が空いていて、その周りには文字が書かれている。魏からの展示は「五銖」、呉からの展示は「大泉五百」「大泉当千」、蜀からの展示は「直百五銖」「直百」「五銖」「太平百銭」「定平一百」となっている。後漢の貨幣は五銖銭であり魏の貨幣はそれを受け継いだ五銖銭だけが展示されおり、蜀にも五銖銭があった。これを見て伊比さんは蜀の制度について細かく残っていないのは、蜀自身は漢であり(漢の制度を受け継ぎ)蜀独自の制度を記録に残さなかったという話がありましたねとおっしゃっていた。この時、清岡は三国志シンポジウムの討論会での鼓吹曲に関することを思い出していた。  「■パート1」のところに戻ってきて、国家一級文物の三国・呉の「環首鉄刀/鉄製の刀」(※No.1)。やはり鉄なのでさびさび。  1980年に漢中の定軍山から出土した三国・蜀の「銅扎馬釘/馬用のまきびし」(※No.5)。解説文では「まきびしを発明した」とあって清岡は伊比さんと出典不明と言い合ってた。諸葛亮と関係あるんだろうか。それに単に定軍山から出たというだけで用途不明のような気がしていた。  共に国家一級品の三国・呉の「鉄戟/鉄製の戟」(※No.2)、「鉄矛/鉄製の矛」(※No.3)。固定する部分があるため大きさはどんなものだろうと語っていた。赤壁山、南屏山、金鸞山出土の三国の「四[稜のきへん」形鉄箭鏃/赤壁古戦場より出土した鏃」(※No.4)。三国時代のものと、どう同定したのか気になった。  国家一級文物の三国・呉・黄武元年(222)の銅製の「「黄武元年」銅弩[臂部複製]/黄武元年の銘が入った石弓」(※No.6)。清岡が「木の部分が残っているなんて珍しいですね」と言ったらすぐ伊比さんから「いや、複製です」と指摘された(笑)  南京市博物館の「連弩[複製品]/諸葛亮が発明したと伝えられる連射可能な石弓」(※No.8)。これも何に基づいて複製したのか気になるところ。「開運なんでも鑑定団」で撃っているところを思い出し清岡は「おもちゃみたいに機械的に矢が飛びだすんですよね」と言っていた。  国家一級文物の後漢の「銅馬、牽馬俑/馬と馬を引く人物の像」(※No.9)。解説文によると馬はリアルだが人はデフォルメされているそうな。確かにそんな感じ。  いささんから「虎戦車の元になったのは何なんでしょうね?」と聞かれ、清岡は「『三国演義』じゃないんですかね」と素っ気なく答えてしまった(※今、『三国演義』を見ると「第九十回:驅巨獸六破蠻兵、燒藤甲七擒孟獲」に出てくる「仮獣」ってやつだね)。いささんからさらに「じゃあれは何ですかね、『虎彪騎』ってのは?」と聞かれ、清岡はうろ覚えながら「三国志シンポジウム」を思い出しつつ自信なさげに「馬に鎧をつけたものという説がありましたね」と話していた。あと伊比さんは「親衛隊ですかね?」とコメント。ここで三口宗さんに話を投げた。  三国・呉の「青磁跪姿持盾俑/跪いて盾を構える兵士の像」(※No.13)。解説文には帽子とあるが兜のような気がする。  よくムックで見かける「転射」があった。漢代の「木転射/砦の石弓射撃用枠」(※No.15)。41cm×41cmという大きさ。複製ではなく出土したもの。  漢代の「「[各隹]城」磚、「[各隹]官城塹」磚/[各隹]城の名が刻まれた煉瓦」。伊比さんは「[各隹]城から『[各隹]城』と書かれたものが出たら本物だと思いますね。わかりやすいけど逆に疑いますね」とコメントし清岡は「たまに偽刻ってあるようですよ」と返す。  三国・魏、石刻建立の「「袞雪」拓片/曹操の筆と伝えられる石刻文字の拓本」(※No.22)。魏王という書名入り。石刻は1970年に出土したとのこと。ご丁寧に漢中市博物館でこの石刻が飾られている様子の写真もあって反射的に「本当か?」と笑いながら言ってしまった。  「「三台」模型/曹操が建造した金虎台・銅雀台、冰井台の模型」(※No.21)。何を元にした模型か気になるところ。  国家一級文物の後漢の「四神柱石台座/受禅台の柱の礎石」(※No.23)。玄武の蛇の巻かれ具合を見ていた。 ■パート2 治める -政治・経済-  後漢の明器「五層連閣式彩絵陶倉楼/5階建ての連結した楼閣」(※No.24)。楼の中にいる人形と高さ的に目があってしまう、と伊比さん(笑) 説明で清岡「(人形を指し)あそこから見張っていて……つまりこの展示物から見て我々が敵!」と言う。  そして清岡のお目当ての三国・呉の「木刺/呉の将軍・朱然の名刺」。三つあるものの、「問起居」と書かれたやつ(いわゆる「刺」)。「持節右軍師左大司馬当陽侯朱然再拜」と書かれた「謁」は今回、ないようだ。清岡が気になったのは大きさ。作品リストにばっちり書いていることに気付かず、ショーケースの前でずっと「大きさどれぐらいでしょうね」と言っていた。作品リストによると長24.8cm、幅3.4cm、厚0.6cm。やはり長さは一尺ぐらいなんだね。三つとも「字義封」の文字が少し左寄りになっているところが気になった。こういうフォーマットなのかな(※今、『漢代の文物』挿図11-39を見ると一例、「南昌字子遠」の文字が左寄りになっているように見えなくもない)。後は始まりの文字と終わりの文字がかなり木簡のギリギリに書かれている。 ※参考記事 三国時代あたりの名刺(謁、刺) ※追記 京都で哲舟さんを囲む会(2013年2月5日)  ここらへんの一角はどうやら「■パート1」とかの区分に無関係で朱然墓特集の様相を呈しているようだ。  朱然墓の「漆盤[複製品]」/季札と徐王の故事が描かれた漆塗の大皿」(※No.26)。伊比さんと清岡は複製品であることに気付かず「新し過ぎ」と疑ってしまう(清岡はおまけに「漆器だから劣化しにくい?」とコメントしていた)。描かれてる人物の服装は馬王堆の導引図に似ているので納得するが確かに新しい(笑)。あとその漆盤や朱然墓の「木履[複製品]」/漆塗の下駄」(※No.71)の横にあった「木履横にあった朱然墓の「漆砂硯[複製品]/漆塗の硯箱」(※No.41)はかなり古ぼけた感じだったので、清岡は「あれは本物ですよね?」なんて言っていたら同じく複製品だった。伊比さん曰く「古ぼけ具合を複製しているんですよ」  それと気になったのが朱然墓の「漆匕[複製品]/漆塗のさじ」(※No.60)。匕(さじ)と銘打たれているものの、見ると長12.4cm、幅4.1cm、厚0.75cmで立体的な湾曲があまりない板状に近いもの。一端が四角く、もう一端が円い。これでは少なくとも現代のレンゲやスプーンみたいな使い方は出来そうになく、どういった物に対し使っていたんだろう、と疑問を持つ(※この後のオフ会でその旨を話したら、冷静に考えればアイスクリームを食べるときに使うスプーンも板状と言われる)。ここらへんは『礼記』あたりと照合すれば良いかな。  それから三国・呉の「木牘/呉の名籍、身分関連文書」(※No.37)。いわゆる長沙走馬楼呉簡。肉眼で見るのは初めてだった。  次が国家一級文物の後漢~西晋代の六つの印(※No.31-36)。印面の大きさは、2cm強四方。西晋の記の「晋帰義羌侯」の文字を見て、体制に逆らえば「叛羌」、従えば「義羌」かということで妙に納得していた。あと印の頭にある動物はそれぞれ駱駝([氏/一]族の印)やら蛇やらと表現されていて、解説文も西方には駱駝、南方には蛇となっていた。何か方位に意味があるのかな?、と伊比さん。  その次が国家一級文物の三国・魏・正始年間(240-249)の「魏 ...

14. 「安野光雅 繪本 三国志」展(全国巡回)
『週刊朝日』で2007年3月2日号(2007年2月20日発売)から安野光雅/著『繪本 三国志夜話』が連載されている。 ・朝日新聞出版 http://publications.asahi.com/ この『繪本 三国志夜話』に関する展覧会、 「安野光雅 繪本 三国志」展 ~中国、悠々の大地を行く~ が大阪の大丸ミュージアム・梅田で開催されたことは以前、お伝えした。 ・「安野光雅 繪本 三国志」展(2008年4月16日-27日) http://cte.main.jp/newsch/article.php/805 やはり以下のように全国に巡回するようだね。 ○高島屋日本橋店(東京都日本橋) 2008年5月8日-19日 ・日本橋タカシマヤ http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/ ○井上百貨店(長野県松本) 2008年5月21日-6月2日 ・井上百貨店 http://www.inouedp.co.jp/ ※関連記事  「三国志」舞台の悲劇(週刊朝日 2008年5月30日号)  安野光雅/著『繪本・三國志』(2008年4月16日) ※追記 [繪本 三国志夜話]の連載を終えて(『週刊朝日』2008年10月17日号) ※追記 繪本 三國志(安野光雅美術館2010年3月12日-9月8日) ※以下、本記事とは無関係なコメント こういった現代人の描いた三国志関連の絵を見ると、いつも思うんだけど、ちゃんと畫像磚石・俑などの出土史料に基づいた絵はないのかな。例えば、市で人に踞する描写があったり、騎馬の持つ旗が畫像磚石で見られる布を上で止めるタイプでなく横で止めるような後世のタイプ(ドラマ『三国演義』で採用されていた)だったり、歴史的視点(『三国演義』での挿絵等を含む文学的視点ではなく)でみるとどこかしらツッコミどころがあったりする。 <5/11追記> 今日、NHK教育の番組『新日曜美術館』で高島屋日本橋店の分が紹介されていた。 NHKが「武侯祠」(正)を「武候祠」(誤)と誤っていた。 やはり旗のデザインといい、諸葛亮(字、孔明)の四輪車が描かれていることといい、歴史書である『三国志』を「ドラマ」といっていることといい、『三国志』というより『三国演義』を描いたといった方が近い。

15. 「大三国志展」の日程 via 「大三国志展ブログ」
「大三国志展ブログ」(三国志愛好家)に「大三国志展」の全国巡回の日程(いわゆるスケジュール)が書かれていたので、情報中継します。 ・大三国志展 http://www.fujibi.or.jp/exhibition/sangokushi.html ・大三国志展ブログ http://www.fujibi.or.jp/3594blog/ ・「大三国志展」全国開催日程  (※ブログ記事) http://www.fujibi.or.jp/3594blog/03/2008/03/post_11.html こちらでは各会場のサイトへのURLも足しておきますので、場所はそちらでご確認ください。 <追記> 需要が高そうなので前売り券の情報を下記へ加筆しておく(※コードが判り次第追記予定)。ちなみに東京富士美術館では前売券の割引率はチラシについている割引券と同じだった(※追記。他の会場でも割引率は同じだね)。 それぞれのチケットの購入方法は下記サイト参照。 ・電子チケットぴあ http://t.pia.co.jp/ ・ローソンチケット http://l-tike.com/ 余談ながら「大三国志展 大阪」という検索がよくあるんだが、その人に検索ワードを関西に変更するという発想はないんだろうか。大阪には巡回せず、神戸に巡回するんだけどね。 ※追記。未だ「大三国志展 大阪」たまに「大三国志展 京都」という検索が続くんだけど、「大三国志展」を求めて大阪や京都をさまよい歩くとは考えにくいから大丈夫だろう。逆に「三国志展 三宮」という検索も多い。ピンポイントなんだ(笑) <追記終了>

16. 夜な夜な三国志(九州国立博物館2019年11月23日)
下記のTwitter Accountの下記Statusで知ったこと。 ・九州国立博物館 (kyuhaku_koho) on Twitter http://twitter.com/kyuhaku_koho ・Twitter / kyuhaku_koho: #三国志展 関連イベント 「夜な夜な三国志」新着情報! ニコニコ生放送にてトークショーなどが生中継されます! ▼11/23(土)17:30 https://live.nicovideo.jp/watch/lv322688027 ▼夜な夜な三国志HP https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0334886/index.html #九博 #ニコ生 #三国志 #コーエーテクモ #小日向えり #ガーリィレコード ... https://twitter.com/kyuhaku_koho/status/1194525446941093892 下記ページにあるように2019年11月23日土曜日15時から20時まで福岡県太宰府市石坂4-7-2 九州国立博物館にて「夜な夜な三国志」が開催されるという。 大きくは3つで、まず1回目17時より、2回目19時よりの「今夜だけは。。。プレミアム生ガイド#呉」「※当日抽選(各回限定40人)」で「【声の出演】菅沼久義(声優・「真・三國無双」シリーズ声の出演(孫権・姜維))」とのこと。次に17時30分から18時45分までの「夜な夜な無双秘話」「※要事前申し込み(11月6日(水)締切)」で「【出演】鈴木亮浩(コーエーテクモゲームス プロデューサー)/越後谷和広(コーエーテクモゲームス プロデューサー)/小日向えり(歴ドル、三国志の歴史に精通)/ガーリィレコード(吉本興業所属お笑いコンビ(「真・三國無双」シリーズ公認ものまね芸人))/川村佳男(九州国立博物館主任研究員)/【進行】佐々木理恵(NHK福岡放送局キャスター)」とのこと、3つ目は★「夜な夜な大合戦」「観覧自由」で「【時間】●第1部:午後3時~「赤壁の戦い」/●第2部:午後7時~「五丈原の戦い」」とのことで「【出演】●第1部:菅沼久義、ガーリィレコード、川村佳男/●第2部:鈴木亮浩、越後谷和広、小日向えり、ガーリィレコード」とのことだ。 前夜祭は22日金曜日17時から20時まで開催され、「【出演】宮木秀明 権丈豪士/【案内役】川村佳男(九州国立博物館主任研究員)」による「三国志ナイトミュージアム~英雄(ヒーロー)現る!!」(手話通訳付き!)」とのこと。 ・イベント詳細・申込(夜な夜な三国志) | イベント・インフォメーション | NHK(日本放送協会) https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0334886/index.html ・九州国立博物館:トップページ https://www.kyuhaku.jp/ ※関連記事  特別展 三国志(東京2019年7月9日-9月16日、福岡2019年10月1日-2020年1月5日)  特別展「三国志」記念特別講演会(九州国立博物館2019年12月14日)

17. メモ:『アナログの力』展 小林智美(大阪11月3日-21日)
※前の記事 とくしまバーチャルパビリオン 英子・孔明の阿波おどりステージ 月見英子バーチャルライブ(YouTube2022年11月3日・6日)  2022年11月13日日曜日、9時12分出発。出町柳駅9時47分発、京阪本線特急(プレミアムカー連結)(淀屋橋行)に間に合う。10時40分、北浜駅着、大阪メトロ堺筋線に乗り換え、10時55分、日本橋駅で降り、ひたすら雨の中、堺筋を南下する。11時の開店前に、大阪府大阪市浪速区日本橋4-10-2 こみっく軸中心派 日本橋店内 アールジュネス日本橋に到着。下記関連記事にあるように、ここで「『アナログの力』展 小林智美」が開催されているとのこと。下記ページに象徴的に掲げられるのは小林智美さんによる孔明の絵、江森備「私説三国志 天の華・地の風」の挿絵に使われている。 ・アールジュネス・軸中心派・E☆2-えつ- https://artjeuness.jp/ ・『アナログの力』展 小林智美 | https://artjeuness.jp/contents/474/ 関連記事 『アナログの力』展 小林智美(東京2022年10月6日-24日、大阪11月3日-21日) ・小林智美公式サイト 花の歌 http://www.kobayashi-tomomi.com/ 関連記事  メモ:『私説三国志 天の華・地の風』復刊  CD 私説三国志 天の華・地の風(2011年10月28日)

18. 人形劇三国志 君主と軍事・謀臣たち(川本喜八郎人形ギャラリー2019年7月7日-)
※前の記事 リンク:諸葛孔明と饅頭(マントウ) 饅頭誕生異聞(Mog-lab2019年7月16日)  2019年7月20日土曜日、3時27分に目がさめる。3時48分、アフリカ・ネーションズ・カップ、日本時間4時から決勝だけど今から準決勝のアルジェリア×ナイジェリアをみるよー。というかナイジェリアのムサってコピーライトなんや。日付がかわってもアイスが食べられる!コンビニで300円以内で菓子パン二つ買う。青春18きっぷ期間、やはり微妙な席の埋まり具合。一両前に出て座れる。8時10分、掛川駅で目覚める。9時6分、静岡駅、三国志ニュースの記事「リンク:世話字綴三国誌 6巻(1831年)」を書き上げる。熱海駅、待ち時間を利用して乗車券3枚買えた。藤沢駅で小田急線に乗り換え。途中からほぼ眠っていた。新宿西口から地上を歩くコース。混んでいるけど確実。西武新宿線で上井草駅へ。下井草駅もあったんで社内で、一瞬、あせって検索した。上井草駅を降りて、「大地へ」ガンダム像を撮影しようとし、デジカメを取り出したら、液晶が割れてた!しばし混乱したが、撮影はできるけどピントがあってるか、またはあっていたか確認がまったくとれないという、昔ながらのフィルムカメラみたいな状態。さすがに現像するまでわからない、なんて長い時間はかからないけど(PCで確認が取れる)。またフリマで安く買えないか、と。 ※新規関連記事 メモ:六間道三国志なりきりサンデー&駒ヶ林でたとこフリマ(2018年5月27日)  やはり記憶だけでは、ちひろ美術館にたどり着けず。駅に戻って、ガンダム像近くの地図を確認した。 ・世界初の絵本美術館|ちひろ美術館・東京 https://chihiro.jp/tokyo/ ・企画展>ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ https://chihiro.jp/tokyo/exhibitions/91789/ ※関連記事 時空旅人 2019年7月号(2019年5月25日発売) ※新規関連記事 メモ:『達人伝』×『蒼天航路』王欣太 原画展in京都(2019年9月21日訪問) ※新規関連記事 香港漫画入門(大阪2019年10月6日)  それで到達したのが、ちひろ美術館。「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」目的。美術館が一方通行に見ていく感じじゃなくて、2つの2階建ての建物のそれぞれの階段を軸に各フロアの左右の奥の部屋に進んで戻っていって見ていく感じで。ショーン・タンさんはオーストラリアの作家だった。道理で。というかシュルレアリスムの文脈を感じた。「アライバル」についての制作インタビュー映像をみると、アルバムをコンセプトにしで、絵のお仕事もしてたんで、制作できるとふんだけど、それだと製作日数がかかりすぎるってことで、自分をモデルにすればいいときづいて、そこからは制作がさくさく進んだとか。幸い、タンさん自身の顔は特定の人種に見えず良い意味で曖昧と。興味具回話が聴けた。結局、ショーン・タン展部分のみ見て出てきた。『夏のルール』がジャスト!『ロストシング』と迷ったけど。後者は読むのに楽しいけど文字数が多いんで、明日の読み聞かせに最適な前者を購入。14時34分、上井草駅発。  高田馬場駅でJRに乗り換え上野駅へ。国際子ども図書館には15時半に到着。 ・国際子ども図書館 http://www.kodomo.go.jp/ ※関連記事 メモ:神怪ワールドを堪能させる『西遊記』(中)(2017年9月10日)  資料として持ち合わせていなかった長澤和俊/監修、ムロタニ ツネ象/案・構成・まんが『学研まんが世界の歴史』第4巻「古代中国文明と秦の始皇帝」(1992年5月)の絵のコピーのための閲覧申請。それから下記関連記事で触れた『方寸』1号(方寸社1907年5月)の表紙について。関羽っぽいけど実際は何を描いているか。 ・方寸 http://id.ndl.go.jp/bib/000000021728 ※関連記事 立間祥介訳 三国志演義 全4巻(KADOKAWA2019年5月24日6月14日)  他の号の表紙の絵にはタイトルがあるが、1号の表紙にはない。かろうじて柏亭が描いたとはわかるが。。。やはり単なるロシア人なんだろうか。16時までだったのでいそいで、プリントアウトを15時49分に行う、15円。それと前述の複写23円×2+税=49円、15時57分。そして東京国立博物館平成館で特別展「三国志」が開催中を尻目に退散。

19. 円山応挙筆「風雪三顧図襖絵」八面
またまたタレコミ情報をお一つ。 神戸市東灘区に「白鶴美術館」というのがあるらしいんだけど、そこで2007年3月10日土曜日から6月10日日曜日までの間、春季展として美術館本館では『古美術鑑賞入門II―日本・中国美術の「わざ」と「こころ」―』という展覧会が行われているとのこと。詳しくは下記、美術館のサイトへ。 ・白鶴美術館 http://www.hakutsuru.co.jp/culture/museum/museum01.html このサイトにあるその展覧会の「内容解説」を見ると4月8日から5月12日までの間、円山応挙筆「風雪三顧図襖絵」八面というのが展示されるそうな。 そう名前の通り、三顧の礼をモチーフとした襖絵。一体、どんな絵だろ。 しかし、サイトで「劉備元徳」と誤字があるのはいただけないけど。一応書くけど、「元徳」じゃなくて「玄徳」ね。たまに検索ワードで見かけるので。

20. 徳島城博物館の特別展「美術の中の三国志」
このたび徳島市立徳島城博物館で、特別展「美術の中の三国志」を開催いたします。みなさまのご来館を心よりお待ち申しあげております。 会 期  2006年10月21日(土)~2006年11月26日(日) 趣 旨 江戸時代中期の『通俗三国志』翻訳刊行以来、「三国志」は日本においても広く親しまれるようになりました。それとともに、芸術や文化に広く影響を及ぼすようになります。 たとえば与謝蕪村、谷文晁、葛飾北斎、歌川国芳など、近世美術の巨匠たちによって「三国志」に主題を求めた絵画作品が多数描かれるようになります。あるいは端午の節供に飾られる人形や幟旗など造形美術の分野にもその影響が見られるようになります。 この展覧会ではさまざまな美術作品を通じて、近世日本の人々に親しまれてきた三国志とその文化について考えていきたいと思います。 会期中休館日    毎週月曜日・11月24日(11月23日は開館) 観覧料金      大人500円、高校・大学生300円、中学生以下無料 開館時間      9:30~17:00(入館は16:30まで) 会 場       徳島市立徳島城博物館           〒770‐0851 徳島市徳島町城内1-8           電話088-656-2525 後 援       徳島新聞社・四国放送・NHK徳島放送局 助 成       芸術文化振興基金助成事業     関連イベント情報 ◇展示解説 日時:11月4日(土)・11月18日(土) 13:30~ ◇「三国志」ハイクラス特別講座 第1回 10月28日(土)13:30~15:00  「英雄たちの風貌―三国志の人物像」  講師:葭森健介氏(徳島大学 教授) 第2回 10月29日(日)13:30~15:00  「美術の中の三国志―日本における受容」  講師:小川裕久(徳島城博物館 学芸員) 第3回 11月25日(土)13:30~15:00  「神様になった三国志の英雄たち」  講師:高橋晋一氏(徳島大学 助教授) ※参加には事前の申し込みが必要となります。  受講料1,000円(入館料は不要)。 ◇切り絵で愉しむ三国志  日時:11月11日(日)13:30~15:30  講師:東 育夫氏(徳島市教育委員会) ※受講料は無料(ただし入館料は必要) ◇三国志トリビア・クイズ  日時:11月23日(木・祝) 9:30~16:00受付  三国志クイズ〈初級編〉〈上級編〉を楽しみましょう。  先着100名様に、参加賞をプレゼント。  成績上位者には、三国志グッズと賞状をお渡しします。 ※参加費は無料(ただし入館料は必要)

21. 「第61回正倉院展」で夏侯玄
 2009年10月24日土曜日から11月12日木曜日までの間、奈良国立博物館 東・西新館にて「第61回正倉院展」が行われてる。 ・奈良国立博物館 http://www.narahaku.go.jp/ ・御即位二十年記念 第61回正倉院展 | 奈良国立博物館 http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2009toku/shosoin/shosoin_index.html  文化の共通性はあるものの、時代も場所も違うので、正倉院展と「三国志」は毎年、あまり関係ないものの、今回は一点、関係する展示物があった。  それは「北倉3 楽毅論 1巻」。東晋の王羲之の書写が模本の形で日本へ伝わり、さらに光明皇后がそれをもとにして天平十六年(744)十月三日に書いたという。大元となる『楽毅論』は『三國志』卷九魏書に立伝されている人物、夏侯玄(字、太初)によって書かれたものだ。夏侯玄は夏侯尚(字、伯仁)の子に当たり、夏侯尚は夏侯淵(字、妙才)の従子(おい)に当たる。 ・2. 北倉3 楽毅論 1巻 | 奈良国立博物館 http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2009toku/shosoin/shosoin_02.html

22. 大三国志展(2008年5月3日-7月13日)関連情報
初め「大三国志展」と聞いたとき一瞬、志茂田景樹/著『大三国志』の展覧会を想像したが、どうやら違うようで、同美術館の「栄光の大ナポレオン展」と同じく、「三国志展」に「大」をつけたタイトルのようだ。 既にいろんなブログで情報が上がっているようなので、この記事を見ずともトラックバックセンターの三国志ピープルで「大三国志展」に関する情報を見た方が早い気がするが、一応、こちらでも情報中継。 ・三国志ピープル(トラックバックピープル) http://tbp.jp/tbp_1243.html この展覧会を主催の一つである東京富士美術館のサイトではすでに告知のページができている。そのページには今の段階で結構、情報量が多くて展覧会構成までできていて良い感じ。 それによると会期は2008年5月3日土曜日から7月13日日曜日を予定しており、開館時間は午前10時から午後5時まで(午後4時30分受付終了)。 北京オリンピック開催記念・東京富士美術館開館記念とのこと。 ・東京富士美術館 http://www.fujibi.or.jp/ ・大三国志展 http://www.fujibi.or.jp/exhibition/sangokushi.html <関連記事>大三国志展ブログオープン(2007年11月7日) http://cte.main.jp/newsch/article.php/731 ・「大三国志展」の日程 via 「大三国志展ブログ」 http://cte.main.jp/newsch/article.php/855 ※追記(レポート) 大三国志展(物語でたどる三国志) ※追記 ワークショップ via 「大三国志展ブログ」 ※追記 「大三国志展」の映像(CCTV.comより) 展覧会のタイトルは「大三国志展── 悠久の大地と人間のロマン ──」となっており英題が「Great Romance of the Three Kingdoms」となっているが、展覧会構成を見ると別に『三国演義』中心の展覧会というわけではないようだね。 ※関連リンク(他のブログ情報) ・英傑群像(三国志エンタメ三国志情報&グッズ) http://www.chugen.net/ ・来年5月より全国美術館「大三国志展」開催(三国志ブログ英傑群像内記事) http://sangokushi.chugen.net/485/ ・三国志―正史と小説の狭間~満田剛のブログ http://mitsuda.blogtribe.org/ ・ご挨拶 http://mitsuda.blogtribe.org/entry-edcc961977816aa00e35fc24e039a4b2.html ※追記 「大三国志展」にはNHKプロモーションも関係しているんだね。 NHKプロモーション http://www.nhk-p.co.jp/ ※6/29追記 ということでNHK教育の番組『新日曜美術館』(2008年6月29日放送分)のアートシーンで「大三国志展」のことが少しだけ紹介してあった。 他の美術展と同じく、巡回のことも出ていた。

23. 中国 美の十字路展
 2005年9月17日から12月15日の間、滋賀県の甲賀市信楽町にあるMIHO MUSEUMでは秋期特別展「中国 美の十字路展 ~大唐文明への道~」をやっている。 ・MIHO MUSEUM http://www.miho.or.jp/  この展覧会は巡回展のようで、MIHO MUSEUMより前は六本木ヒルズの森美術館でやっていて、次は2006年の1月より九州国立博物館(福岡、10月16日にオープンしたばかり)へ巡回しその次は2006年の4月より東北歴史博物館(仙台)へ巡回するそうな。  今回、この展覧会に行こうと思ったのは何も展覧会だけじゃなく、美術館自体、行ってみたかったってのがあった。話によると滋賀県の湖南アルプスのところにあるとのこと。そこへ行くだけでもなんだか楽しそう。  一応、今回の展覧会も込みでネットで確認してみると(と行きつけのサイトでたまたま見かけたんだけど)、やっぱり楽しそうなところにある。 ・サイト「Die Dunkle Seite」 http://motch.cside.com/dds/ ・「中国 美の十字路展」とタヌキ http://motch.cside.com/dds/diary/050917.htm  JRの京都駅より四駅東の石山駅(230円)。そこから帝産バスのミホミュージアム行きに乗り込んで約50分(800円)。噂通り、渓谷沿いの道や山道を通って(なかなか楽しい)、たどり着いたMIHO MUSEUM。そこは予想と違って、駐車場がとても広くすごくきれいなところ。バスの中でもそうだったんだけど、欧米人をよく見かける(耳に英語や独語がはいってきてた)  チケットをかっていざ鑑賞……と思ったら、実はチケットを購入したところはチケット売場やレストラン、ショップがある「レセプション棟」というところで、展覧会は別の建物の「美術館棟」というところにあるらしい。徒歩(7分とのこと)か無料電気自動車で移動するとのこと。  山の上で景色もきれいだし、歩いていくことに。坂を上って幻想的なトンネルをくぐり橋をわたって、ついたところがアジアっぽいデザインの「美術館棟」。パンフレットに書かれているようにまさに『陶 淵明の「桃花源記」に描かれた物語を、信楽の地に実現しました。』と書いてあるイメージだ。  美術館棟の館内はゆとりのある大きさで良い感じのところ。早速、会場の北館へ。ちゃんと出品リストがおいてあるのが嬉しいね。  足を踏み入れて目に付いたのが「天馬と玉-漢の繁栄と黄昏」というスペース。まず目を惹きつけたのが「車馬儀仗俑群」。高さ30cmぐらいの銅のフィギア(?)が行列をつくっている。後漢時代。これ実は「よみがえる中国歴代王朝展」で展示されていた「車俑」や「馬俑」、「戟を持つ青銅製騎士俑」、「矛を持つ青銅製騎士俑」と同種のものだ。しかも「よみがえる中国歴代王朝展」で展示されている種類すべてカバーされているような。 ・「よみがえる中国歴代王朝展」の記事 http://cte.main.jp/newsch/article.php/191  並べ方は前(向かって右)から騎士俑の二人、それに続いて、矛を持つ騎士俑二人、さらに矛を持つ騎士俑二人、その次が戟を持つ騎士俑二人、その次が同種俑二人、続いて馬車の俑一人、続いてパラソル付きの馬車の俑二人(二台)が続く。最後の二台には馬引きの俑が一人づつついている。まさに壮観。 (ちなみに林巳奈夫/著「中国古代の生活史」の100ページに騎士俑のスケッチが載っている)  次が「[車召]車」(しょうしゃ)。さっきの「車俑」と同じくパラソル付きの馬車で同じく後漢時代のものだけど、さっきの二倍ぐらいの大きさで材質は加彩木、銅とのこと。冠の形や馬車での座り方は要チェック。  あとは後漢時代の装飾品が続く。三国志ニュース的に面白いと思ったのが「中平二年十月丙辰造」(西暦185年10月21日に造られた)と書かれている「曹全碑拓本」。隷書で書かれていて、三国志の一人物伝のように名と字と出身地から始まり、その人の業績が書かれている。張角の名も文中に見られるのだ。まぁこれを元にあれこれ発見したので、これは別の記事で後ほど詳しくお伝えする。 http://cte.main.jp/newsch/article.php/198  それから新疆ウイグル自治区博物館所蔵の羊毛製「人頭馬身・武人図毛織物」。後漢時代。人頭馬身図はそれっぽいんだけど、問題は武人図。「ホントにこの時代?」って疑問に思うほど、リアリティのある表現なのだ。  その次に目を引いたのは「楼閣」。後漢時代。2mぐらいの高さの緑釉陶。当時の楼閣の様子がよくわかるのだ。五層構造で門や壁も表現されている。  あと「竹林の七賢-六朝の貴族文化」のスペース。ここにあった5-6世紀の「竹林七賢、栄啓期図拓本」(紙に墨)は「中国古代の服飾研究」に載ってたのと同じやつだ。  それから目に付いたのは紙本墨書の「文選運命論」。隋の時代の写本だけど、書かれている運命論は魏の李康(字、蕭遠)の著作とのこと。書かれている箇所のはじめとおわりをメモって後で手元の文選の電子テキストと対応させてみた。それが下のやつ。あってるかな。 之而弗為乎蓋亦知為之而弗得矣凡希世苟合之士〓[くさかんむりに除]戚施之人俛仰尊貴之顏逶[しんにょうに也]勢利之間意無是非讚之如流言無可否應之如響以[門に規]看為精神以向背為變通勢之所集從之如歸市勢之所去棄之如脱遺其言曰名與身孰親也得與失孰賢也榮與辱孰珍也故遂絜其衣服矜其車徒冒其貨賄淫其聲色脈脈然自以為得矣蓋見龍逢比干之亡其身而不惟飛廉惡來之滅其族也蓋知伍子胥之屬鏤於呉而不戒費無忌之誅夷於楚也蓋譏汲黯之白首於主爵而不懲張湯牛車之禍也蓋笑蕭望之跋躓於前而不懼石顯之絞縊於後也故夫達者之〓也亦各有盡矣曰凡人之所以奔競於富貴何為者哉若夫立德必須貴乎則幽厲之為天子不如仲尼之為陪臣也必須勢乎則王莽董賢之為三公不如楊雄仲舒之〓其門也必須富乎則齊景之千駟不如顏回原憲之約其身也其為實乎則執杓而飲河者不過滿腹棄室而灑雨者不過濡身過此以往弗能受也其為名乎則善惡書于史冊毀譽

24. 「世界の書籍展」京都展(2010年2月19日-24日)
有り難いことにタレコミ情報を頂く。 2010年2月19日金曜日から24日水曜日まで、10時から20時までの時間帯に京都みやこめっせB1Fで「世界の書籍展」が開催されているという。入場無料。 ・みやこめっせ http://www.miyakomesse.jp/ ・世界の書籍展 http://www2.sokanet.jp/html/tenji/syoseki/ 情報主さんの話によると、『人形劇三国志』川本喜八郎デザインの諸葛亮(字、孔明)の1mぐらいの人形と、20cmぐらいの人形による「死諸葛走生仲達」(『三国志』巻三十五蜀書諸葛亮伝注引『漢晋春秋』)のシーンの再現したものがあるそうな。 後者については上記サイト「世界の書籍展」の「第一章 読書は“時空”を超えていく」の「三国志」のところで、吉川英治/著『三国志』(小説)の文を引きつつ「死せる孔明、生ける仲達を走らす」として『人形劇三国志』デザインの人形の写真付きで説明されている。 ※参照記事  人形劇「三国志 桃園の誓い」(NHKアーカイブス)  講談社と三国志 それでどこかで聞いたことある展覧会名にどこかでみたことあるサイトで思い出したんだけど、下記関連記事にある2005年のと同じ展覧会なんだろうね(サイトのURLを見ると同じ団体主催だろうし)。展示内容が同じかどうか不明だけど。 ※関連記事 5月10・23日 「世界の書籍展」で三国志

25. ワークショップ via 「大三国志展ブログ」
「大三国志展ブログ」(三国志愛好家)に東京富士美術館で行われている「大三国志展」内の企画、ワークショップについて書かれていたので、以下、情報中継。 ・東京富士美術館 http://www.fujibi.or.jp/ ・大三国志展 http://www.fujibi.or.jp/exhibition/sangokushi.html ・大三国志展ブログ http://www.fujibi.or.jp/3594blog/ ・「大三国志展」ワークショップ実施決定!  (※ブログ記事) http://www.fujibi.or.jp/3594blog/03/2008/06/post_19.html ・6/22「切り絵&中国結びストラップ作り」詳細  (※ブログ記事) http://www.fujibi.or.jp/3594blog/03/2008/06/622.html ・第一回ワークショップレポート  (※ブログ記事) http://www.fujibi.or.jp/3594blog/03/2008/06/post_20.html ・6/29三国志城「三国志旗をつくろう!」詳細  (※ブログ記事) http://www.fujibi.or.jp/3594blog/03/2008/06/629.html ・ワークショップ「三国伝」作り概要  (※ブログ記事) http://www.fujibi.or.jp/3594blog/03/2008/07/post_22.html ・第二回ワークショップレポート  (※ブログ記事) http://www.fujibi.or.jp/3594blog/03/2008/07/post_21.html ・ワークショップ7/12缶バッジ作り概要  (※ブログ記事) http://www.fujibi.or.jp/3594blog/03/2008/07/post_24.html ・第三回ワークショップレポート  (※ブログ記事) http://www.fujibi.or.jp/3594blog/03/2008/07/post_25.html ・第四回ワークショップレポート  (※ブログ記事) http://www.fujibi.or.jp/3594blog/03/2008/07/post_26.html 上記のブログ記事を参考にして、下記にワークショップの日程、内容、協力団体側公式サイト、三国志ニュースでの関連記事を挙げていく。 2008年6月22日日曜日 三国志きりえ&中国結びストラップ作り ・埼玉県山西省友好記念館 神怡舘 http://www18.ocn.ne.jp/~ogano/shenyi.html ※関連記事 京劇・歌舞伎 衣装展(神怡舘) 2008年6月29日日曜日 「三国志風旗」作り ・石城の里 三国志城 http://www3.ocn.ne.jp/~sangoku/ ※関連記事 第五回三顧会ダイジェスト5「三国志城を旗で飾ろう」 2008年7月6日日曜日 「三国伝」プラモデル作り ・株式会社バンダイ http://www.bandai.co.jp/ ※関連記事 三国伝キャラクター人気投票2008(2008年1月25日-3月25日) 2008年7月12日日曜日 ゲーム[三国志豪傑伝] 武将缶バッチ作り ・ゲームヤロウ株式会社 http://www.gameyarou.jp/ ※関連記事 『三国志豪傑伝』11月下旬クローズβテスター募集開始予定 これも含めその他のイベントを以下にまとめてみる。 ※公式サイト・ブログ記事 ・IKEMEN”BATTLE TALK『三国志』(イケメン・バトル・トーク)開催 http://www.fujibi.or.jp/3594blog/03/2008/04/ikemen_battle_talk.html ・大三国志展 名曲コンサート開催 ...

26. 2006年10月19日-12月3日「始皇帝と彩色兵馬俑展 ~司馬遷『史記』の世界」(京都文化博物館)
三国時代や後漢時代に関係なさそうなのでリラックスして見てきた。 何かというと京都文化博物館で今、やっている展覧会「始皇帝と彩色兵馬俑展 ~司馬遷『史記』の世界」。 ・京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp/ ※きっと展示期間が終わればこの展覧会のページもなくなるだろう 各地を巡回しているようで、前回は江戸東京博物館でやっていたそうな。次回はどこだろ。 というわけで江戸東京博物館での展覧会を書いているサイトさんを記憶を頼りにアップしてみる。以下(というかこれを見れば今回の私の記事を見なくても良いような気がする・笑)。 ・宣和堂電網頁 http://www2s.biglobe.ne.jp/~xuan-he/ ・驚異の地下帝国 始皇帝と彩色兵馬俑展-司馬遷『史記』の世界 http://sengna.hustle.ne.jp/sb/log/eid625.html 本展を見る前の入り口前の小部屋にトラップされる。 その小部屋の中では「五感で楽しむ古代中国」と題して三つの企画が行われていた。 というかすでに係員がいる時間を過ぎていたのでお客さん以外は居なかったのだけど。 それらは「変身コーナー」、「竹簡づくり(小・中学生対象)」、「兵馬俑色つけ体験(小・中学生対象)」。 「兵馬俑色つけ体験」では白い小さな「彩色跪射俑」が何体かあって、その色づけを体験する企画だそうな。すでに色づけされたのが何体かあって、あからさまなサンタクロース色づけとかあったりとユニーク。 「竹簡づくり」はまず自分で竹簡をつくってそこに思い思いの字を書くそうな。 「変身コーナー」には「2000年前の古代中国の皇帝や宮廷女性がイメージできるような衣装を用意しました」とのこと。写真のように服がハンガーにかかっていて、これらが皇帝や宮廷女性の服だろうか? 脇にはその服の着付けを再現した人形が展示されてあった。あと子供用と称して紙製の「石鎧」があった。記念撮影も可とのことで、三名の女性の先客がいて、わいわいと写真とって楽しんでいた。 某お城の某集会もこれらの企画を参考にすれば良いかなぁ、と無責任なことを思ったり。 (追記。江戸東京博物館では変身コーナーがなかったそうな) そして本展の方。 ところどころに秦漢より後世の展示物があったんで何か違和感を感じつつも、これは突っ込めということなのか、ということで心の中でパネルのところを突っ込んでいた。(漢が出来る前なのに後漢の武冠だ)とか(やっぱり肖像画といえば「三才圖會」からのが使われるのか)とか。 しかし、日頃、後漢期の[巾責]を含むタイプの冠を見慣れているせいか秦や前漢のかぶりものは面白い。冠や弁どれも小さく見えるし、兵馬俑に見られる、髪のお団子を収納できるようなとっきぶつ付きの帽子(アホ表現でごめん)とか面白い。前漢の騎馬俑の造形は見慣れているけど、色ついたやつは初めて見た。なるほど、参考になる。色が参考になるといえば、展覧会場の最後にあった大型スクリーンによる映像展示。2200年前の彩色兵馬俑がよみがえる『バーチャル・シアター』(TBS/凸版印刷 製作)とのこと。 あと収穫だとおもったのは、耳杯を上に置いて酒を暖める燗酒器。なるほど、こういうふうに酒を暖めて飲むのか、と。 そういえば、展覧会の出口にやっぱり販売スペースがあって、やっぱり三国志トランプ(というか「三国演義高級撲克」)が売っていた。それから中国歴代皇帝とか中国歴代名臣とかのトランプも。 ※追記 天神橋筋商店街での関羽人形

27. 中国古代の暮らしと夢
 ブログ「小芙蓉城」を見ていると、何やら気になる展覧会が愛知県陶磁資料館でやっていることを知る(下記リンク先参照)。後漢時代(つまり三国志の時代に通じる)の明器や俑(共に陶器の類)の展覧会だそうな。 ・小芙蓉城 http://furong.mabinogion.net/ ・記事『「陶器が語る来世の理想郷 中国古代の暮らしと夢-建築・人・動物」観覧記』 http://furong.mabinogion.net/archives/2006/03/post_303.html  巡回にしていないかな、とそこの記事を頼りに調べる。なるほど8月に山口県の萩だったら三国志城の第五回三顧会との合わせ技で行けるかな、とかあれこれ考えてさらにネットを徘徊していたら、愛知県陶磁資料館の次は京都の細見美術館でその展覧会があることを知る。 ・細見美術館 http://www.emuseum.or.jp/ 特別展「陶器が語る来世の理想郷 中国古代の暮らしと夢─建築・人・動物」 2006年4月7日金曜日~5月28日日曜日  でさっそく4月9日日曜日に行くことに。細見美術館は平安神宮の近くにある美術館。平安神宮近くの美術館といえば、京都市美術館と京都国立近代美術館なんだけど、まだ美術館があるんだな、と軽く驚く。  白川の桜をみつつ、細見美術館へ到着。地下まで吹き抜けがある面白い建物。どうもその美術館は披露宴の会場としても使っているようで、展覧会に行く前に用を足そうと思っていてうろちょろしていたら止められてしまった。披露宴に呼ばれる方としてはそういった部外者のことに気をとられることがなさそうなので良い会場なのかな。  それで展覧会の方もユニークでチケット(入場券)ではなくてシール。洋服の見えるところに貼るそうな。  そして初めの自動ドアが開いてはいったところでまず目に付いたのが、チラシにもでかでかと載っている「水[木射](池中の望楼)」の明器。と思ったら、水[木射]は一つだけってわけじゃなくいろんな種類が何個かあるようだ。そこで気になったのが、作品を解説するプレートにおいて時代区分がおおざっぱだってこと。何世紀とかはなく「後漢」のみって場合ばかり。それに関連してか、どこどこの墓からでてきた、とかはなくやたら「個人蔵」が多いってこと。それに気付き、あまり時代考証とか考えずに今回は形を楽しもう、なんて思っていた。  水[木射]で印象に残ったことは、そこにいる人がそれぞれ弩(いしゆみ)をかまえているんだけど、人によって弩の肩や弦の形が違う場合があり、つまり矢を放つ前なのか放った後なのかが違うってことだ。あとプレートの解説には「斗[木共]」(角度とか)が何回も登場するせいか「斗[木共]」図入りで説明がある。  水[木射]の明器の後は後漢の楼閣や住居の明器が並ぶ。楼閣の明器のほとんどはちゃんと一階部分に中庭があって楼閣以外の残り三方が壁で囲まれているといったセオリー通り。それから格子窓(出窓)が表現されているのが印象的。格子窓の格子って結構、単純な幾何学模様なんだと感心していた。  住居の明器は南方の建物で高床になっているって説明があって、確かに特徴のある形をしてたんだけど、それ以外は「漢代の文物」どおりで面白く感じた。門の両脇には闕が立っていて、門をくぐると廷(中庭)があり、令甓裓(煉瓦を敷いた道)の上を歩き廷を横切り、階を上がり堂に到る、という明器の形をしている。あと「漢代の文物」に載っていた囷(円筒状の蔵)の明器もいくつか展示されていて、現代に残る囷も写真で展示されていた。 <4月24日追記> よくよく思い出してみると、囷って三国志ファン(というか呉ファン)にはおなじみの魯粛の蔵エピソードのまさしく蔵そのものの名称。 以下のように、三国志呉書魯粛伝に見られる。 肅家有兩囷米、各三千斛、肅乃指一囷與周瑜、瑜益知其奇也、遂相親結、定僑・札之分。 <追記終了>  その後、一旦、吹き抜けの所へ出て階段を降りて次のフロアへ。そこで印象に残ったのが厠の明器。ちゃんと汚物処理用の豚の俑がいるし。いやかなり写実的だ(「漢代の文物」に載っていた圂の明器も展示されていた)。それから農作業をする建物の明器があったんだけど、その中に頬杖をついて腰掛けてすわる人が表現されていたけど、これって本当に後漢時代なのかな、と疑問に思った(腰掛けて座っているし)  また一旦、吹き抜けの所へ出て階段を降りて次のフロアへ。そこで印象に残ったのは、楽器を使う「楽人」三体、それから踊る「舞人」一体の俑。不思議なことに全員、赤い[巾責]の上に武冠をかぶっていたこと。こういうのは士人のたしなみ?なんて想像していた。それと包丁をつかう俑。ディフォルメがきついけど、当時の包丁の持ち方や、その時の机(まな板がわり)の位置関係などがはっきりと表現されているし。あとは机の明器(同行者は孫権のエピソードを引き合いに出していたけど)、それと耳杯。後者は第四回三顧会の酒杯作りのネタ元として参考にしたいところ。

28. 平常展示(京都国立博物館)
・京都国立博物館 http://www.kyohaku.go.jp/ 上記リンク先の京都国立博物館で、平常展示館建て替え工事をするそうな。その「工事に伴うご迷惑に対するお詫びと平常展示へのこれまでのご愛顧に感謝の意を込め」、2008年12月2日から7日まで平常展示観覧料が無料となるという。良い機会だから観に行こうと思い立つ。以下、少しはあった三国志ネタ。上記サイトの展示品紹介から下記へ引用。

29. 2004年9月7日-10月24日 古代中国の文字と至宝
・2005年9月3日「三国志納涼オフ会in東京」報告 http://cte.main.jp/newsch/article.php/170  2005年9月3日にあった「三国志納涼オフ会in東京」で隼鶻さんが「古代中国の文字と至宝」展の図録を貸してくれた。  2004年9月7日(火)から10月24日(日)までの間、サントリー美術館で湖南省出土古代文物展「古代中国の文字と至宝」が行われていたらしい。残念ながら、他の美術館へ循環しておらず私は見に行けなかった。  副題に「初公開≪馬王堆と走馬楼≫」とあるようにこの展覧会の目玉は1972年に長沙市郊外で発掘された馬王堆漢墓の出土品と1996年に十数万枚も発掘された三国時代・呉の走馬楼簡牘だ。前者は三国志の時代以前の前漢時代の物品、そして後者はそのものズバリ呉の主に行政文章だ。  馬王堆漢墓での重要発見といえば、「西漢女尸」と呼ばれる50歳ぐらいの女性のミイラだけど、さすがにそれは展覧会や図録になく(当たり前)、その他の馬王堆一号墓T形帛画(複製)、導引圖(複製)、戴冠男俑が図録に載っている。導引圖にはコミカルに人が体操している姿がいくつも描かれている。中国最古の体育療法だそうな。画像石などの絵では分かりにくい服飾が戴冠男俑ではとてもわかりやすい。長冠をつけた男の姿がはっきりと表現されている。  走馬楼簡牘は発掘された簡牘(木簡や竹簡のこと)が多すぎるせいか、まだ整理しきれていないらしく中国でも日本でも研究の最中らしい。その簡牘を見ると、呉の国では後漢の年号の「建安」が二年長い27年までのばされていたことがわかるとのこと。あと書体の歴史の空白をも埋める発見とのこと。それだけでも驚きの事実で研究が進みと当時の社会制度がわかる驚きの新事実が明らかになるんだろう。  展示品の写真もそうだけど、この図録に書かれている文章も面白い。馬王堆漢墓で見つかった書籍の話(「地下図書館」というしゃれたタイトルを入れている)、走馬楼簡牘の概説などなど。  さて、この図録をもう少し読んで、次の「三国志忘年オフ会in東京(仮)」で隼鶻さんにお返ししよう。 ・2005年12月17日土曜日 三国志忘年オフ会in東京(仮) http://cte.main.jp/newsch/article.php/222

30. 『大三国志展』帰国匯報展
 話題的に古いんだけど、「三国志ニュース」で記事にしてなかったな、と思い出し、記録を残しておく。 ※関連記事 第9回魏晋南北朝史研究会大会ノート1  上記関連記事の末尾で触れて居るんだけど、2009年9月6日に開催された「三国志学会 公開講演会」の講演「「大三国志展」と日中の“三国熱”」のレジュメを頂いた。 ※関連記事 三国志学会 公開講演会(2009年9月6日)  講演タイトルにある「大三国志展」とは2008年5月3日から2009年3月15日まで日本で東京都八王子、北海道旭川、兵庫県神戸、福岡県福岡、香川県高松、愛知県名古屋、群馬県前橋の七会場を巡回した展覧会であり、そこには『三国志』や三国時代に関わる歴史や考古の展示物だけでなく、『三国志』を題材とした創作に関係する展示物も含まれていた。 ※関連記事 「大三国志展」の日程 via 「大三国志展ブログ」  後者の展示物の中には、プラモデルや漫画を主な表現媒体としている『BB戦士三国伝』もあって、「大三国志展」の幅広さが象徴されている。聴いた話によると、『BB戦士三国伝』のサイトが公開されると、そこから「大三国志展ブログ」へのアクセス数が増加したようで、2008年初めにはそういった三国由来事項の受容層があったんだな、と感心する。  時間が飛んで、今日のニュースだけど下記関連記事にあるように、来年には『BB戦士三国伝』の劇場アニメが公開されるんで、2010年も『BB戦士三国伝』が盛り上がりそうだ(と下記の記事へリンクしたかったので、こういった文を入れ込んでみる)。 ※関連記事 超電影版SDガンダム三国伝 Brave Battle Warriors(2010年2月27日)