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記事 (1)

髀肉之嘆(Cha-ngokushi2017年4月)


  • 2017年7月 8日(土) 06:13 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,891
書 ※前の記事 ニセ横山光輝「三国志」での孔融(2004年12月)

・Cha-ngokushi (Changokushi) on Twitter
https://twitter.com/Changokushi

※関連記事 Cha-ngokushi(2017年2月2日実店舗正式オープン)

 2017年5月3日。兵庫県神戸市新長田地区 六間道五丁目商店街なごみサロン内 Cha-ngokushi(ちゃんごくし)でくつろいでいたときの話3番目。
 下記関連記事で「八分隷」と申し上げてたのは実は、店長さんが書の林静佳先生に制作のお願いしていた所で、当時の書体は何?って話になってたもんだから清岡が口を挟んでしまったって流れだ。

※関連記事 メモ:Cha-ngokushi(2017年2月4日訪店)

 Cha-ngokushiの何件か隣の魏武帝廟にも飾られている曹全碑拓本も同じく八分隷の書体だ。

※関連記事
 キャナルガーデン曹操像の移設(2008年10月)
 曹全を追え

 話を書体から内容に戻し、「髀肉之嘆」と書かれてあって、つまり腿肉の嘆き。劉備が劉表の下でくすぶっているときに、トイレで自分の腿の裏に肉ができているのを見て、それは馬に久しく乗ってなく、自分の置かれた状況に気づき嘆いたというもの。出典は『三国志』巻三十二蜀書先主伝注所引『九州春秋』に劉備の発言として「吾常身不離鞍、髀肉皆消。今不復騎、髀裏肉生。日月若馳、老將至矣、而功業不建、是以悲耳。」とあるところ。

※関連記事
 故事成語・ことわざで読む中国史(2012年1月13日-3月9日)
 三国志学会 第四回大会ノート3

 その故事を踏まえて、店長さんが「髀肉之嘆」という書をトイレに飾るというアイディアってのはなかなかシュールで良い。右の写真はイメージをつかみやすくするための写真だけど、どんな書なのかは実物を見てほしいところ。書の美を抜きにしても、その状況は下記の「ラジオCha-ngokushi」でむらやさんがおっしゃっていたようにどういう気持ちで用を足せばよいのかと(笑)

・ラジオCha-ngokushi(ちゃんごくし)第48回 2017.5.29配信 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=S9PoqvRJM_Q

※関連記事 ラジオCha-ngokushi(ちゃんごくし)第1回(2015年7月20日)

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