三国志城とは無関係に非公開で個人的にまとめていたら結構、面白い読み物になったところもあるので企画のところを公開しておこう。
山口県に三国志城という三国志関連の資料館があって、そこで5月の大型連休と8月の盆の年二回、「三顧会」というイベントがある。同名に会員制があるが、ここではイベントのみを指す。
・「三国志城」公式サイト
http://www3.ocn.ne.jp/~sangoku/
三顧会の他の三国志系イベントにはない魅力的なところと言えば、インタラクティブ(双方向)なところ。
もし学術的なことを聴講したいのであれば、
三国志シンポジウムや
三国志学会の大会が年一回あるし、エンターテイメントなショーを見たければ、
三国志の宴があるし、演劇であれば
三国志プロジェクトや
京劇、それからもう終わったけど
人形劇や
スーパー歌舞伎があった。コスプレを見たければ
中華コスプレ日本大会、それに
三国志系の同人誌展示即売会でみれるところもあるし、それ自体、三国志系の同人誌を買うことができる。
しかし、どれも参加者同士の交流の場は特に用意されておらず(強いて言うなら、三国志学会大会の懇親会や三国志系の同人誌展示即売会によっては用意される交流会)、参加者同士の交流という意味でも三顧会は秀でているし、元々のイベント設立目的の一つがそういった交流を深めて貰おうというのがあった。
その三顧会の特長を担うのがプログラムに組み込まれた企画の数々。第一回はそれらの企画は場所(コーナー)ごとに設定されていた。例えば「三国志を大いに語る会コーナー」に参加したければ特別企画展示場に行き、「三国志グッズ展示コーナー」であれば第二展示場に行くといった仕組み。第二回以降は時間が決められ(プログラムが組まれ)、いってみれば時間ごとに企画が設定されていた。参考までに以下に各回の三顧会の参照リンクを上げておく。
・第一回三顧会の様子(個人サイトの日記)
http://cte.main.jp/sunshi/w/w040815.html
・第二回三顧会の様子
http://cte.main.jp/newsch/article.php/115
・第三回三顧会の様子
http://cte.main.jp/newsch/article.php/156
・第四回三顧会の様子
http://cte.main.jp/newsch/article.php/329
・第五回三顧会の様子
http://cte.main.jp/newsch/article.php/380
それらの企画は以下のように大きく四つに分類できそうだ。
(※以下、三顧会の回数は便宜上、[]付けにする。第三回三顧会のことなら[3]となる。)
○作り物系企画
文字通り、参加者が何か作る企画。さらに陶器系・非陶器系とかチーム系・個人系とかに分けられそうだ。
[1]落書きコーナー
[2]三国志を陶器にしよう
[2]木牛を皆でいっしょに作ってみよう
[4]中国酒盃を作ろう(三国志を陶器にしよう第二弾)
[5]三国志城を旗で飾ろう
「木牛を皆でいっしょに作ってみよう」以外は基本的に一人での作業になる。だけど、それで参加者が孤立しやすいとかではなく、むしろ逆で何かを作りながらだと、その作るものの話から自然と参加者同士で会話が弾む。「三国志城を旗で飾ろう」での旗作りは文字でも絵でも表現できて参加者の技能を選ばないせいか、大いに盛り上がったなぁ。
○ゲーム系企画
文字通り、みんなでゲームをする企画。さらにテーブル系・競技系に分けられそう。
[1]三国志ゲーム試遊コーナー
[2]英傑群像企画イベント(三国志トランプ大会)
[3]三国志弓術大会
[3]英傑群像イベント<三国志トランプ大会>
[4]三国志ビンゴ大会
[4]三国志トランプ大会(協力:英傑群像)
[5]三国志トランプ大会チーム戦
[5]三国志巨大パズル大会
第四回までの「三国志トランプ大会」っていうのが創作神経衰弱。めくった二枚のカードに描かれた三国志関連の人物の関係を説明するという結構、三国志的知識を要求されるゲーム。それに個人戦なので、ここらへんをチーム戦にすればお互いに助け合って知識を出し合うものだからチーム内の交流ひいてはチーム間が深まるのかなぁ、と思った。「[5]三国志トランプ大会チーム戦」はチームで一人ずつ前に出すタイプだったので、特にチーム内の交流という意味では希薄だった。
○語り系企画
初めは講義系にしたが、よく考えたら、挨拶や自己紹介関連もここに入るな、と思って語り系に改める。さらに講師系・自己紹介系に分けられそう。
[1]三国志を大いに語る会コーナー(座談会形式)
[2]三国志城ガイドツアー
[3]本参加自己紹介
[3]三国志風水講習会
[4]ご挨拶&簡単な自己紹介など
[5]挨拶&簡単な自己紹介
[5]三国志講習会「劉備のデビュー」
参加者の自己紹介は第三回から定番となっている。どこから来たのかどんな人物が好きなのかきくのが楽しみ。三国志ファンの知的好奇心の高さは他のジャンルではあまり見られない。この知的好奇心の高さを満たすような講習系企画が一つあるとより三国志のイベントらしくなるかなぁ。
○随時系企画
時間に縛られない企画。展示や紙にいつでも書き込めるクイズラリーなど。クイズラリーは三顧会だけの企画じゃなく一ヶ月程度の企画だけど、三顧会のプログラムに掲げられていたのでここに書いておく。
[1]三国志グッズ展示コーナー
[1]三国志クイズラリー
[3](三国志コスプレ
[3]三国志玉璽を探せ 印鑑探し&クイズ
[3]三国志クイズラリー(三国志クイズペーパー試験)
[3]第二回イベント「三国志陶器をつくろう」完成品展示
[4]三国志コスプレ大歓迎
[5]三国志コスプレ大歓迎!
[5]三国志クイズラリー(三国志クイズペーパー試験)
[5]三顧会作品展示「三国志陶器をつくろう」
[5]第25回イラストコンテスト投票
随時開催は他の企画の待ち時間で参加者を退屈させないのに役立ってるようだ。例えば[3]三国志弓術大会では、他の参加者の弓術を見ている人の他に三国志クイズラリーをやったり三国志玉璽を探せ 印鑑探し&クイズをやったりしている方も見かけた。
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