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メモ:東方書店(2016年7月30日)
前の記事にあるように、暑さの影響で、2016年7月30日土曜日11時30分集合なのに予定より20分は早く神保町駅から東京メトロ半蔵門線で渋谷駅に来ていた。
いつもはJR渋谷駅から目的地の川本喜八郎人形ギャラリーへアクセスし、それは慣れたもんだけど、今回は不慣れな東京メトロからのアクセスであり、同行者の
のぶさんは初めて行くので、頼れる訳もなく、テキトーに歩いていたらわからなくなったんで、一旦、地上に出る。容赦ない陽射し。すぐに渋谷ヒカリエが見え、横断歩道を渡り、そちらに行く。
・渋谷ヒカリエ/Shibuya Hikarie
http://www.hikarie.jp/
まずエスカレータで2階にいって、いつもの道に合流を図る。ドラゴンクエスト展覧会の広告が2階に上がったところにあった。
・ドラゴンクエストミュージアム 勇者たちがめぐる新たな冒険の旅
https://dqmuseum.jp/
2階で普通の店に入っていく形でエレベータにアクセスし、8階に行く。今回は現地集合だ。11時15分ごろには到着する。
・渋谷区/川本喜八郎人形ギャラリー
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kihachiro_gallery.html
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川本喜八郎人形ギャラリー新展示(2016年7月10日-)
川本喜八郎人形ギャラリーの前回の展示では「平家物語」の人形のみだったが、2016年7月10日日曜日からの今回は「人形劇 三国志」の人形が復活するということで、(清岡的には)過去3回に続き(初めは私は一参加者だけど)、みんなで見に行く企画を立てる。ほぼツイッター上のやりとりのみで、「第14回 三国志 義兄弟の宴」に参加表明している方々に声をかけていた。
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メモ:川本喜八郎人形ギャラリー(2013年4月7日27日)
メモ:赤壁 ─苦肉の計(川本喜八郎人形ギャラリー2014年4月25日-11月4日)
メモ:三国志―赤壁大戦(2015年5月16日)
8階のギャラリー前に行くとすでに
蒼さんがいらっしゃっていた。
「川本喜八郎人形ギャラリーでは初めてでない?」という日常会話から、蒼さんとのぶさんが同じ蜀ファンということで共通点を提示。一番の違いは、のぶさんはファンになって数ヶ月って所とか、弾みそんな会話を選んでいた。
それからディスプレイいじり。上の写真じゃわかりにくいけど、平井徹先生の集めたグッズで、一見、人形とか関羽のものばかりのように見えるけど、所々、曹操のものもある。例えば左の写真だと、曹操が書いたとされる「袞雪」の文字のプレートがあって、その後ろに「三国志華容道パズル」があって、皮肉な配置になっており、思わず、関羽特集なのか曹操特集なのか とのツッコミを入れてしまう。
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第四回三顧会ダイジェスト4「三国志トランプ大会」
そこで、のぶさんが今まで荷物に感じていると言葉に漏らしつつ持ってきていた、羽扇を蒼さんに見せようとする。「羽扇は三国志ファンの中では目立たない」という清岡の予防線の中、蒼さんは驚いてくれるリアクションを見せていた。それで気を良くしたのか(清岡に至っては「理想的なリアクション」と茶々を入れてた)、のぶさんは中華街で購入した話や、「三国志 義兄弟の宴」への参加は2回目だとおっしゃっていた。やはり紙芝居のテーマに左右されるようで、諸葛亮、徐庶、諸葛瑾だとまた来るかも、とのぶさんがおっしゃっていた。多分、おくまんさんが描きやすい長さ話の人物じゃないと。採用されないだろうと清岡。
そこから初めて参加したときの思い出話で、
のぶさん「沙摩柯(のテーマ)で来させられたんです!」
とおっしゃり、初心者なものだから沙摩柯が人名とわからず、イベントのサブタイトルと思っていたそうで。しばし思い出話で沙摩る3人。
沙摩柯の時は極端に参加者が少なかったがやはりテーマと参加人数は関係するようで、姜維のときは多かった、とか、徐庶回をつくって、東々さんを誘い出す半分冗談な計画を申し上げていた。
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その徐庶から連想し、
清岡「なんか、水鏡先生とか龐統とか龐徳公とか徐庶とか諸葛亮とかが『共同生活』するって言ったら、のぶさんがすごく反応しちゃって…」
と今日のキーワードをどストレートに放り込むと、「御幣がある」とか言って強く否定する、のぶさん。
のぶさん「先に孔明と徐庶が『共同生活』してたと清岡さんが言って…」
清岡「言うように誘導されたんですよ!(笑)」
と漫才の掛け合いのようにやんややんやしていた。ここで
HIROMIさん登場。今までのネタのリプレイ的に羽扇とか展示とかの話を申し上げていた。それで、のぶさんの羽扇について解説を申し上げるに、
清岡「じつは2本目らしいですよ」
のぶさん「いや、3本目で。2本折っちゃって」
それに良い反応される、蒼さん、HIROMIさんのお二人。
実はのぶさん、蒼さん、HIROMIさん3人とも『ポケモンGo』プレイヤーでスマホを取り出していた。HIROMIさんは何がレアかもわからず参戦だそうな。そうやって出していると、のぶさんがポケモンを見つけて、捕まえようとしていた(笑) 他の二人も。そこから図鑑を見せ合い、キャッキャしはじめる。さらにのぶさんと蒼さんとがマンツーマンでポケモンの話をしはじめる。
そのタイミングで11時30分になっていたようで、
うさこさん登場。話は川本喜八郎人形ギャラリーの展示の話になり、やはり下記リツイートで出したギャップが話題になっていた。
・Twitter / okakiyo92: 勝手に「続きはWebで」 川本喜八郎人形ギャラリーの展示がどう変わったかこれが一番わかりやすいですね ...
https://twitter.com/okakiyo92/status/733992598973517824
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川本喜八郎人形ギャラリー新展示(2016年7月10日-)
下記の哲舟さんの記事を見たか、うさこさんに尋ねるに、見てないとのそうな。ちゃんと監修がついたそうで展示が前回の展示より改善されいるそうだ、と申し上げる。
・渋谷ヒカリエ8Fで、川本喜八郎作『三国志』と『平家物語』人形の共演が再開! | 歴人マガジン
http://rekijin.com/?p=15572
ギャラリーの中は撮影禁止だけど、入り口の展示は撮影できるってことで、今回の展示では貂蝉が展示されており、そこで貂蝉の撮影会になっていた。
そういや蒼さん以外はのぶさんのエッセイマンガに出てきた面々だね。
・Twitter / nobueken: 歴史酒場銅雀台レポ(主観)28/4/23 ...
https://twitter.com/nobueken/status/727411465246756864
川本プロ監修の頃を知らない人にとっては先入観なく見れるのでは、と清岡。
三国で展示されてあるのは、左から(と書くが細かくは誤ってそうだが)、李儒、王允、呂布、董卓(+赤兎馬)、陳宮、袁紹、許攸、郭嘉、荀彧、曹操、程昱、法正、劉璋、劉備(+馬)、龐統、諸葛亮、諸葛瑾、周瑜、孫権、魯粛。
そこから展示方法の歴史を勝手に解説いたす。まぁ、下記関連記事で書いたような展示方法についての印象の変遷を述べた。
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メモ:川本喜八郎人形ギャラリー(2013年4月7日27日)
メモ:赤壁 ─苦肉の計(川本喜八郎人形ギャラリー2014年4月25日-11月4日)
メモ:三国志―赤壁大戦(2015年5月16日)
つまり段々とその人形が演じる一場面を意識するような展示方法になってきたが、川本プロダクションが今年3月末に展示委託業務から外れた直後はただ置くだけの展示になったが、今回の展示には監修がついて、かなりマシになった、と。
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川本プロダクション、川本喜八郎人形ギャラリー展示委託業務終了(2016年3月31日)
ギャラリーの入り口が南東にあってそのまま北上し、北東から中のほうへアクセスする形なんだけど、今回、北西のL字のショーケースの方に「人形劇 三国志」、南東のL字の方に「平家物語」があって、それぞれの展示題名が「三国志・君主と軍師・謀臣たち」「平家物語・屋島」とのことだった。
とりあえずおのおの展示を見ていたのだけど、やはりのぶさんの羽扇が目立つ。
清岡「熱烈な三国志ファン?(ヒソヒソ)」
と思わず茶々を入れてしまう。
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メモ:飯田市川本喜八郎人形美術館(2016年4月2日訪問)
ここから先は、上記関連記事にあるように、清岡が飯田市川本喜八郎人形美術館の学芸員さんから聞いてきた受け売りで解説する。いや、いちいち解説の終わりには「…と飯田市の美術館で聞いてきたんですけどね」とギャグ的に断りを入れていたんだけどね。
例えば、赤兎馬の速さを表現するために鬣が派手で長い目で風でなびかせるとかね。人形は角度によって顔の表情を変えられるために左右対称じゃない、とか。
それからからくりの話で、司馬懿の目が横に動く横目は、ズル賢さを表現しているとか。
のぶさん「ズル賢いんですか?! 司馬懿の評価、意外と高いんですよ、私」
(一同笑)
それで他にも評価の高い人物として、久保田千太郎/作・園田光慶/画『三国志』の呂布の話も出ていた。ここで呂布の魅力を語るのぶさん。うさこさんの好きな趙雲は今回なし。
誰か的盧のたてがみは普通であることを指摘していらっしゃった。
清岡「赤兎馬よりは遅いから。ジャンプするだけなんで(笑)」
それから展示されてある諸葛亮と龐統を見て、
清岡「やっぱ共同生活するならこの二人」
とつぶやく。
受け売りの続き。呂布は川本先生一人で作った話とか、それを作るとき放送が決まる前からで、小説を読み込んでつくってたんで、呂布は古いとか、鎧は仏教の四天王のをモチーフにしているとか。
あと飯田市の美術館から離れたところでは、戟の説明をしていたっけ、相手の背中をひっかけて馬から落とす画像石の話。
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大三国志展(出土品でたどる三国志)
歴史酒場 銅雀台で見かけた、『人形劇三国志 大百科』という題名の同人誌の話も申し上げていた。。エピソードガイドがあって、からくりのこともバッチリ図解で載っていた、と。
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人形劇三国志 大百科(1993年4月1日)
人形のポージング等、展示の状況について、話を振ってみると、うさこさん曰く「まだまだ甘い」と。一応、「平家物語」の那須与一のように弓矢の演出がされてあって、弓矢を構える与一がL字の左端に、その先の扇の的がL字の右端に配している。
清岡「でもまだ目が死んでいる人形がある」
清岡「見る側の印象としては川本プロががんばりすぎた反動があるのかも」
と評する。あと
清岡「哲舟さんがいないと「平家物語」の疑問に誰も答えられない(笑)」
と。
清岡「誰か魏の好きな人はいないんですか? 程昱について語って下さいよ、なぜ赤い冠か、とか。やはり『昱』の字をイメージして?」
中央に丸く小さいテーブルがあってそれに資料がはりつけられてある。どんなことが書いてあるのか尋ねると、諸葛瑾についての所を音読してくださる蒼さん。「もっと感情をこめないと」と煽る清岡。
今回のは、三国志フェスで展示された個人所有の若い荀彧とは別の若い荀彧だそうで。
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三国志フェス2011(2011年9月10日)
さらに飯田市の美術館の受け売りで、人形の服の着替えは、首を替えると清岡。
次の「第14回 三国志 義兄弟の宴」もあることだし、そろそろ出発時間となっていた。出口の方に向かうと、アンケートと回収箱が設置されているのに気がつくのだけど、そこにあった来訪ノートがなくなっていた。渋谷区民の悲痛な叫び書き込みが見れなくなっていた。
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川本プロダクション、川本喜八郎人形ギャラリー展示委託業務終了(2016年3月31日)
『川本喜八郎人形ギャラリー 瓦版』は発行されており、Vol.7となっていた。平井徹先生のコラムが掲載されてある。
うさこさん「清岡さんのレポートをまた見れば」
清岡「今回、短いんで…『ポケモンGoにみんな夢中でした』だけで(笑)」
12時5分ぐらいにギャラリーを後にした。
道中、実は5人とも服の色が被ってないことに気付いた。
それとネットでは交流があるが実際にあったことない人の説明にのぶさんのエッセイマンガが役に立ったりと。
・Twitter / nobueken: KOBE三国志ガーデン最終日レポ(主観)28/5/14 ...
https://twitter.com/nobueken/status/736223412457115648
・Twitter / nobueken: 単刀赴会最終日レポ(主観)28/5/14 ...
https://twitter.com/nobueken/status/743349455861080064
・Twitter / nobueken: 義兄弟の宴~沙摩柯~4/23レポ ...
https://twitter.com/nobueken/status/724977493690609668
※これは使われてないけど、折角なんでリンクを張りたかったもんで。
※2016年9月29日追記
・Twitter / nobueken: 渋谷ヒカリエ 川本喜八郎人形ギャラリー 28/7/31 ...
https://twitter.com/nobueken/status/781414760239603712
※そして待望のこの時のことを描いたエッセイマンガ! 楽しかった思い出がよみがえる! もちろん、この後の三国志 義兄弟の宴も二次会も予約で満席で店内にすら入れなかった鳳雛も楽しくて盛り沢山な一日だった。
<続く>
※追記
レポ:8/6北九州 兀突骨で酒池肉林?!(2016年8月6日)
※追記
川本喜八郎人形ギャラリー ワークショップ(2016年9月19日)
※追記
人形衣裳をつくる―三国志・平家物語―(2016年10月8日)
※追記
メモ2:三国志・君主と軍師・謀臣たち(川本喜八郎人形ギャラリー 2016年9月4日)
※追記
ニァイズ(2011年1月5日より毎月第3水曜日)
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