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ノート:「連環画」の転変(『月刊しにか』2000年10月)
上記の前の記事で書いたように2014年12月20日土曜日に国立国会図書館に居て、そこで触れた論文をプリントアウトしていた。合計45円でレシートによると15時41分だった。
・国立国会図書館―National Diet Library
http://www.ndl.go.jp/
土曜日であったため17時に閉館し、さらに閲覧申込は16時までだったので、端末に戻り、今のうち、そこから閲覧申請しようとしていた。
しかし、いざ申請するとなると、横山光輝『三国志』の研究に関するものだと少ない残り時間の割には準備不足だし、どうしたものかと考える。
そこでふと思い出したのだが、ここ一週間、気になっていたことだ。
急に話が遠ざかるのだけど、「好きな人物は?」ほどではないにしろ、三国志ファンが集うと自己紹介に際しよく出される質問に、「初めて触れた三国作品は?」というのがある。その質問を投げ掛けられたとき、清岡は下記関連記事に少し触れているが、きまってコーエー『スーパー三國志II』(SFC)、NHK制作『人形劇三国志』(TV番組)、横山光輝『三国志』(マンガ)が一度にやって来た、と答えている。
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しかしふとしたきっかけで思い出したんだけど、そういったまとまった三作品に並行して触れたのではなく、それより前に或る作品に触れたのではないか、と疑い始めた。
その作品は、片山まさゆき『大トロ倶楽部』だ。B5版の『ファミコン通信』(Ascii)に毎回3ページないし4ページ分、1987年から1990年まで連載されていたページ5段のカラー作品で、それ自体、三国作品ではなく、掲載誌からも創造できるように毎回、あるゲーム作品題材としたパロディー、ないしギャグマンガ(学園もの)だ。下記のサイトで垣間見れるように、作者は麻雀マンガのパイオニアとして知られている。
・片山まさゆきの Sweets打(ぶ)ち
http://ameblo.jp/katayama-masayuki/
また三国志ファンにとっては『SWEET三国志』の作者として知られ、『大トロ倶楽部』連載の後にそれが発表されるといった順番だ。
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