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リンク:劉備出自考(国士舘人文学 第3号 2013年3月)
2024年1月5日金曜日6時33分、下記関連記事で触れた発表で使うスライド一旦完成。
※関連記事
数寄語り パリピ劉備(岐阜県大垣市 時re風2024年1月5日)
16時京都発新快速。大垣駅まで1980円で、1回分より安いので青春18きっぷ未使用。16時20分、三国志ニュースの記事「
リンク:劉備出自考(国士舘人文学 第3号 2013年3月)」アップ。三国志ニュースの記事「
春の三国志会(KOBE鉄人三国志ギャラリー2024年3月30日)」を書く、16時45分アップ。16時54分、米原駅到着、駅近くのヤンマー中央研究所電光掲示板によると気温7℃。17時発。車内で思い立ってスライド改良、にぎやかしの写真を貼り付ける。17時32分、大垣駅到着。先にホテルにチェックイン。いや、いつも列車の発車時刻に合わせて早い目にお店を出るので、今回はゆっくりするつもりでホテル予約にした、次の日の朝食を買って17時50分チェックイン。19時40分ぐらいにホテルを出て、歴史が語れるバー「時re風」に到着。そういえば書き忘れていたけど、見ている人にはわかりにくいけど、下記の関連記事の記事番号が6600で、今回の記事番号6700となる記念の番号つながりで。
・岐阜県大垣市で歴史が語れるバー
http://zirewho.com/
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メモ:数寄語り 皇甫嵩戦記(岐阜県大垣市 時re風2023年9月15日)
※新規関連記事
八卦の空(第47回京都コミック読書会テーマ歴史人物 2024年4月20日)
※次回三国告知記事
数寄語り 劇場アニメ パリピ孔明 歴史ファンが見るべき5つのポイント(仮)(岐阜県大垣市 時re風2024年3月8日)
※次回三国メモ記事
メモ:数寄語り 劇場アニメ パリピ孔明(岐阜県大垣市 時re風2024年3月8日)
この日の時re風の数寄語りが清岡美津夫による「数寄語り パリピ劉備 ―若き日の玄徳くん―」。お客が揃うまで清岡は腹ごしらえしてた。
今回用意したスライドは12枚。1枚の中でも徐々に文字を見せたりする、疑似アニメーション的な手法などを入れているんで、実際はPDFで37ページとなった。それをカウンター上のモニタに映し出して開始。1枚目のタイトル表示で、文字ばかりでは味気ないので、昨年の忘年会で、「時re風」で撮影した、三国志夜市さんのグッズを使った写真を添えておいたけど、やはり目を引くようで、それの説明もしてた。改めて記事にするだろうけど、ここではリンクにとどめておこう。計略陣形コースターの「天下三分」が目を引く写真。
・三国志夜市 - 作品一覧 | minne 国内最大級のハンドメイド・手作り通販サイト
https://minne.com/@sangoku-shi
※関連記事
三国志夜市(2023年11月4日-)
発表については、やはり実際見に来てくださった方々と場を与えてくださったお店を大事にしたいので、ここでは詳しく書かず、概要や反響を中心に書いていこう。冒頭の関連記事でも書いたけど、三国志ファンが「パリピ孔明」という単語に接して言いがちなこと、「孔明より劉備の方がパリピじゃね?」ということを『三国志』巻三十二蜀書先主伝を軸に説明していく流れ。
いや清岡が普段から「パリピ孔明」って言い慣れすぎていて冒頭では「パリピ孔明」って言ってしまって「パリピ劉備」って言い直していたけどね。
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パリピ孔明 Road to Summer Sonia(2024年3月1日)
具体的には下記のスクリーンショット(微妙に端を切っているが)にあるように右側に『三国志』巻三十二蜀書先主伝の冒頭漢文をおいて、「数寄語り」に関係する部分を簡単に訳して補足をちょくちょく入れる流れ。
やはり劉備とあって冒頭の部分はよく知られていて、隣にすわる、三国志に詳しい中学生のうなづくリアクションはとても助かった。ちなみに言い忘れていたけど、パリピ記述の一つ「先主不甚樂讀書、喜狗馬・音樂・美衣服。」だけど、似たような記述は通行する『三国志演義』にはないけど、『三国志平話』には出てくる。
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全相三国志平話(2011年3月19日)
本題の比較対象として張紘、曹操、傅燮、士燮の若い頃(というより仕官前)に触れたのだけど、曹操の「任俠放蕩」のところはウケてた、パリピ比較。
閑話休題的に出した、『三国志』巻四十二蜀書周群伝にある、劉備に鬚(ほおひげ、あごひげ)がないエピソードが記憶に残せたようで良かった、それに付随してドラマ「パリピ孔明」でディーン・フジオカさん演じる劉備に鬚がないことに一部の三国志ファンが盛り上がったっていうエピソードも(笑)
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パリピ孔明(フジテレビ新水10ドラマ2023年9月27日-)
初、先主與劉璋會涪時、裕為璋從事、侍坐。其人饒鬚、先主嘲之曰:「昔吾居涿縣、特多毛姓、東西南北皆諸毛也、涿令稱曰『諸毛繞涿居乎』!」裕即答曰:「昔有作上黨潞長、遷為涿令者、去官還家、時人與書、欲署潞則失涿、欲署涿則失潞、乃署曰『潞涿君』。」先主無鬚、故裕以此及之。
死後50年過ぎて、著作権の切れているので雑誌名・号・ページ数を省略して福井英一「少年三国志」の絵を使って。張裕は張飛を代理キャラに使って。
※関連記事
少年三国志(太平洋文庫1954年10月25日発行)
ともかくパリピ化の理由とその効果を話して無事終了、16分には収まったんでまずまずかな。下記関連記事の劉備について語ったときよりかははるかにまとまっている。何より観客のリアクションを確かめつつ楽しく話せてよかった。
※関連記事
第五回三顧会ダイジェスト2 三国志講習会「劉備のデビュー」
それでより詳しく、より確実に、このへんのことを知ろうとする方むけに津田資久先生の「劉備出自考」『国士舘人文学』第3号pp.43-61(国士舘大学文学部人文学会2013年3月)を挙げておいた。「劉備出自考」で検索したら、PDFにアクセスできるし。
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リンク:劉備出自考(国士舘人文学 第3号 2013年3月)
でもよくよく考えたらその場は孫呉ファンの方が多いんで、満田剛先生の「孫策・周瑜の「断金」の交わりの歴史的背景」(東洋哲学研究所紀要第28号 2012年12月)を紹介した方がよかったかな、と。
※関連記事
リンク:孫策・周瑜の「断金」の交わりの歴史的背景(東洋哲学研究所紀要第28号 2012年12月)
あと、今回、手元の電子文献から漢文をコピペして、前述したようにトークに関係するところを赤丸して訳して見せていたのだけど、漢文を手打ちしているように思われたようで。台湾中央研究院 漢籍電子文獻を紹介すればよかったな、と。
・台湾中央研究院 漢籍電子文獻
https://hanji.sinica.edu.tw/
終演後は(重いのに)ネタでもってきた盧弼『三国志集解』を見せた、というか押し付けて孫策ファンの見どころの「美姿顔」を見せたり、雑談したり結局、23時ぐらいまで居たっけ。多分、門限のないホテルだから、閉店まで居れたんだけど、せっかく久々にホテルをとったもんだからそれを味わいたいってのもあった。
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テンゲン英雄大戦 第4巻(2023年7月20日)
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