下記関連記事で紹介した、三国志研究会(全国版)第5回例会にて
教団さんが教えてくださったこと。
※関連記事
三国志研究会(全国版) (2016年6月26日より毎月第三日曜日)
下記サイトの下記のそれぞれのページにあるように、『明治大学教養論集』504号pp.1-38(明治大学教養論集刊行会2015年1月30日)に神田正行「墨川亭雪麿『傾城三国志』翻刻(一)-初編上帙-」、515号pp.107-137(明治大学教養論集刊行会2016年3月30日)に神田正行「墨川亭雪麿『傾城三国志』翻刻(二)-初編下帙-」が掲載され、下記のページよりPDFとして閲覧できる。翻刻の元になる『傾城三国志』は下記関連記事によると墨川亭雪麿/作、歌川国貞/画で文政十三年(1830年)の作だそうな。その特徴は「墨川亭雪麿『傾城三国志』翻刻(一)-初編上帙-」の「はじめに ――馬琴・雪麿と「女三国志」――」p.4の言葉を借りれば「本朝の婦女子が、唐土の「演義もの(講史小説)」の筋立てを演じる」ものとなってある。
・Meiji Repositry: ホーム
https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/
・Meiji Repositry: 墨川亭雪麿『傾城三国志』翻刻(一)-初編上帙-
http://hdl.handle.net/10291/18086
・Meiji Repositry: 墨川亭雪麿『傾城三国志』翻刻(二)-初編下帙-
http://hdl.handle.net/10291/18133
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日本における三国志の挿絵本(1979年3月31日)
明治大学といえば下記関連記事にあるように米沢嘉博記念図書館をすぐさま連想するけど、今回の記事とは関係ない。
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メモ:国会図書館から米沢嘉博記念図書館へ(2016年1月9日)
話をもどし「はじめに」では曲亭馬琴が、「本朝の婦女子が」演じる『傾城水滸伝』を含み四大奇書の「三国志演義」以外は翻案して、『漢楚賽擬選軍談』を経て『擬太平記演義三国志』の広告まで出ていたのに、結局、出版されず。『漢楚賽擬選軍談』の段階で、「本朝の婦女子が」演じる趣向をつかっておらず、そんな馬琴が『傾城三国志』を見た所感を推定し、「『三国志演義』の筋立てを、本朝の婦女子が演じる不自然さは、かつて自身が回避したものであり、旧知の雪麿がその愚を犯していることに、馬琴は深く落胆したのであろう」としている。
『傾城三国志』の登場人物の名前は、原作の『三国志演義』のままでなく「本朝の婦女子」の名になってて、順序が逆だろうけど、『恋姫†無双』には「真名」を連想してしまった…性質はまったく異なるのだけどね。
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真・三國無双 15th Anniversary キャラクター設定画集(2016年8月3日)
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メモ:横山光輝 三国志 扇情的表現
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江戸の女装と男装(太田記念美術館2018年3月2日-3月25日)
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サイト「小説家になろう」で三国
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リンク:世話字綴三国誌 6巻(1831年)
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