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立命館大学の世界史入試で三国志関連2016


  • 2016年11月 8日(火) 06:39 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,294
教育機関 ※前記事 広島大学の入試で晋書関連2015

上記記事に引き続き、大学入試に三国関連がないか、下記サイトをチェックする。いよいよ2016年へ。

・大学入試2016 : 大学入試 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/nyushi/
※残念ながら2016年の分もRobot.txtでアーカイブが弾かれている。2015年分の反省から資料としてまるっとローカル保存しておいた

そうすると下記関連記事のように、その一昨年に引き続き今年もこの大学の入試に三国関連がある。

※関連記事 立命館大学の入試で三国志関連2014

※新規関連記事 立命館大学の日本史世界史入試で三国志関連2017

・立命館大学 - +R 未来を生みだす人になる。 -
http://www.ritsumei.jp/

まず「文系・理系・薬(2月2日実施)」の世界史だ。「文系(法学部・産業社会学部・国際関係学部・文学部・映像学部・経営学部・政策科学部・総合心理学部・経済学部・スポーツ健康科学部)・理系(理工学部・情報理工学部・生命科学部)・薬学(薬学部)」とのこと。

日本史 I の冒頭の長文は「革命」という言葉を軸に中国の歴史を追うものだ。やはり「文革」が導入で使われる。

※関連記事 三国演義連環画(1956-1964年)

下記に引用するように、その5段落目に不意に三国が出てくる。個人的には前提として同じ単語がくどく何度も出てきて良い文には見えないのだけど、それにしても献帝と曹丕に執着した文は入試に適しているのだろうか、と思ってしまう。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 禅譲による帝位継承は,伝説時代を除くと,一般的には王莽が最初とされる。しかし,王莽は前漢の平帝の死去を受けて後嗣を立てた際に,皇帝即位を王莽に求める符命(未来予言の文)を利用して皇帝に即位したのであって,厳密な意味での禅譲とはいえない。明確に禅譲の形態を取って帝位が継承された最初の事例は,後漢献帝と曹丕の場合である。献帝が曹丕に下した詔には「ああ,なんじ魏王,昔,堯は位を舜に譲り,舜はまた[ E ]に譲った。天命は不変ではなく,ただ徳有る者にのみ帰するものである」とあって,この献帝から曹丕への帝位移譲が古聖王である堯・舜・[ E ]の禅譲に倣ったものであることが強調されている。る堯・舜・[ E ]に倣った禅譲は帝位移譲の理想型とされ,これ以降,[ G ]を建国した趙匡胤に至るまで,多くの王朝交代においてこの禅譲という形態が取られることになる。
 天命を失った君主が新たに天命を受けた有徳者に帝位を譲るというのは誠に美しい光景であるが,その実態は,政権内にいる実力者による帝位簒奪のカムフラージュに他ならない。それ故,後漢献帝から曹丕への禅譲においては,献帝の禅譲の詔や曹丕の家臣による禅譲受諾の要請,それに対する曹丕の禅譲という遣り取りが繰り返された挙句に,そこまで皆が望むのなら已むを得ないといって曹丕が皇帝即位を受諾するという茶番が繰り広げられている。禅譲は先述のように現君主の政権内にいる実力者が現君主に迫って帝位を譲らせるものであるから,現君主の臣下の中には反感を抱く者も当然いた。禅譲におけるこのような遣り取りは一見空疎であるが,そのような臣下に対して帝位移譲の正当性を顕示するという役割を持つが故に不可欠だったのである。 ━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※「[ E ]」「[ G ]」は実際には文字が四角く囲まれている。「符命(未来予言の文)」に下線が引かれ「〔2〕」とあり、「現君主の臣下の中には反感を抱く者も当然いた」に下線が引かれ「〔3〕」とある。

この長文の前に空欄を埋めるよう指示があるんで、三国に関係ないが[ E ]が「禹」で[ G ]が「宋」だね。下線〔3〕を承ける問題として、下記に引用するのが出てくる。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔3〕 この曹丕に対抗して皇帝を称した劉備が,曹丕の先代曹操を208年に長江中流域で撃破した戦いを何と言うか。 ━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

あんなに曹丕×献帝(この恋愛のコードのような表記は違うか…)が出てきた長文なのに、それに対応するのが「反感を抱く」「臣下」として「皇帝を称した劉備」を出した上に、「実力者」として「先代曹操」を出すだなんて連想ゲームもいいところのチグハグ感。そのためまるでその戦いですでに劉備が皇帝を称していたかのようにミスリードを誘うし(下記関連記事にヒントがあるだろうけど、当時、劉備が君臣の第一次関係にあったとは思えないが)、曹操が現君主に禅譲を迫ったようにもさらには劉備がその禅譲に反感を抱いたようにミスリードを誘う悪問となっている。そんなに「赤壁の戦い」を出したかったのか、と。しかも実質の参戦者である孫権勢を無視した形となっている。

※関連記事
 メモ:『天空の玉座』
 三国志学会 第四回大会ノート3

次に「文系・理系(2月3日実施)」の世界史。「2月3日実施:文系(法学部・産業社会学部・国際関係学部・文学部・映像学部・経営学部・政策科学部・総合心理学部・経済学部・スポーツ健康科学部)・理系(理工学部・情報理工学部・生命科学部・薬学部)」とのこと。

世界史 I の長文が中国の「歴史学」の歴史を軸としたもので、3段落目で以下に引用したように三国関連が出てくる。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ここで②史部として,歴史書が分類の一角を占めているのは,歴史学の学問分野としての独立を明確に示すものと言えよう。ここにいたった理由であるが,後漢衰亡後の社会的混乱と諸国家滅亡の中で,知識人の歴史意識が刺激され,彼らが執筆する歴史書の数が著しく増加したことが挙げられる。すでに,三国時代,魏の荀勗が作った図書分類は甲・乙・丙・丁の4部構成で,このうち丙部が,『史記』などの史書を分類したものであるといわれる。 ━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※「荀勗」に「じゅんきょく」とルビ。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
また,『晋書』の宣帝・武帝,陸機・王羲之の記録に附せられた評論は,太宗皇帝自ら執筆したもので,そのため同書は「御撰」と称された。さらに『晋書』・『隋書』は皇帝の命令によって宮廷の官僚たちが分担執筆し,重臣が監修したもので,『史記』・『[ A ]』やそれに続く陳寿の『[ G ]』のような個人の著作でないところが,それ以前の史書編纂と異なる。中国の歴史学の確立は,ある意味,皇帝権力の歴史書統制を伴っていたのである。 ━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※「[ A ]」「[ G ]」は実際には文字が四角く囲まれている。「『晋書』の宣帝・武帝,陸機・王羲之」に下線が引かれ「〔2〕」とある。

前日の世界史と同じく下線を承けての問題で、〔2〕の(a)は以下に引用するものである。

━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ここで挙げられる宣帝とは,三国魏の重臣司馬懿である。彼が五丈原で対決した蜀の宰相は誰か。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

さっきよりミスリードを誘わない分、ずいぶんマシになったが、「オタクに媚びて三国の問題を出しましたよ」感が拭えないな。答えは当然「諸葛亮」。媚びた感のある文脈まで読んでそれに応じて「諸葛孔明」とか書くと誤りになったりして。

※次記事 同志社大学の入試で三国関連2016

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