※前の三国関連記事
8/6北九州 兀突骨で酒池肉林?!(2016年8月6日)
※三国と無関係な前の雑記
・ブロッキ監督初陣
http://cte.main.jp/calcio/blog.cgi?n=1142
2016年4月上旬ぐらい。ツイッター上で『連環画研究』第5号が届いた旨を見かけうらやましいと思っていた。そんな折り、メールにて、清岡の所に『連環画研究』第5号を送ったが宛先不明で戻ってきたので正しい住所を教えて欲しい旨のご連絡を頂く。特に名刺交換をさせて頂かなかった方からのご連絡だったので、その事自体驚いたのだけど、おそらく連環画研究会に所属する諸先生方と名刺交換していたので、そこから配布リストに入れてくださったのだろう。住所自体に誤りが無かったのだけど、清岡の名刺ではスペースの関係上結構、省略していたので、それで配達員の誤解を招いたのだろう。
とりあえず冒頭の前の三国関連記事で触れた行きの道中で返信を書いていたのだけど、確実に届きそうな住所を連絡致したりと、何回かメールのやり取りがあり、その関係上、『連環画研究』第4号も同封で送ってくださるとの事だった。
そして届いた2016年4月20日水曜日。編集は両者とも「武田雅哉 & 同志たち」。真っ先に読んだのは、『連環画研究』第5号(2016年2月28日印刷)のpp.i-viのカラーページ「知られざる中国〈連環画〉~これもマンガ?~」展より、それに続くpp.2-21 竹内美帆「連環画を展示する試み ――「知られざる中国〈連環画〉~これもマンガ?~」展 および 学術シンポジウム「〈連環画〉、そのさまざまな顔~他ジャンルとの連続性をさぐる~」を振り返って」だった。
※関連記事
メモ:知られざる中国〈連環画 (れんかんが) 〉 ~これも「マンガ」?~ (2015年5月24日30日)
それについての三国関連は上記関連記事で触れたのだけど、やはり論文で印象に残ったのはp.15 「図12 手塚治虫と「鉄腕アトム」の連環画 原作:宮崎克、漫画:吉本浩二『ブラック・ジャック創作秘話③ ~手塚治虫の仕事場から~』、秋田書店、2013年、p.160」で、手塚先生のお怒りになる表情のアップのコマ。それについて
p.15
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その理由は著作権の問題ではなく、絵の改変の出来についてであったと記されており(のとに「ジャングル大帝」の連環画版において手塚は無償で絵の手直しをおこなったとされている)、そうした手塚と連環画のエピソードについてはギャラリートークで補足した。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
とあり、なんとも興味深い……いや三国とはまったく関係ないが。関係あるといえば、展覧会と同じく、導入部分と下記に引用するところだ。
p.10
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「連環画の制作と出版」のコーナーでは、貴重な連環画の描き方本を紹介。ここには三国志のキャラクター別の類型図も掲載されており、現在の「マンガの描き方」本との接点も見いだされるだろう。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
学術シンポジウムの武田雅哉先生のご発表分は第4号(2015年2月1日印刷)のpp.157-182「みんな連環画が悪いのさ ――少年は連環画を読んで峨眉山をめざす……」と第5号のpp.98-116「変貌する連環画の〈顔〉 ――それはいかにして鍛えられていったか」が混ざった記憶がある。前者にシンポジウムにあった「趙子龍(つまり趙雲)にあこがれる子供」の連環画が触れられていた。それはp.161「「悪い連環画」を読みすぎてダメ人間になった人というテーマに、いまひとつの作品を添えておこう。」という始まりで紹介された(表紙が欠損していて手書きのタイトルが添えられている)『思想転変』という連環画作品。ある架空の知識分子(とこういう単語からもわかるように中国共産党政権下の連環画)がどういう人生を送ったかの連環画で18駒目(ページ目)に件の憧れの対象としての趙子龍が描かれる。雲形吹き出しで右半分に全身像(鎧姿)としてでてきている。
あと第4号のpp.191-200「<資料> 『連環図画研究』『連環画研究』目次」にも展覧会の記事で書いたように三国関連が出てくる。
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