・称猫庵
http://syoubyouan.blogspot.com/
・第29回橿原考古学研究所公開講演会 (※上記ブログ記事)
http://syoubyouan.blogspot.com/2010/10/29.html
RSS配信を通じ上記ブログ記事で知る。
奈良県立橿原考古学研究所と(財)由良大和古代文化研究協会との主催で2010年11月3日祝日水曜日10時から奈良県橿原文化会館 大ホールにて第29回橿原考古学研究所公開講演会「東アジア王墓フォーラム」が開催されるという。
・奈良県立橿原考古学研究所
http://www.kashikoken.jp/
・橿原文化会館のホームページ
http://www4.kcn.ne.jp/~kashibun/
上記研究所のサイトのTopics&Newsにプログラムが書かれている。
講演(3)の王巍「曹操高陵の発見と中国の墳丘墓・王墓形成」の「曹操高陵」とは例の安陽西高穴大墓のことだろう。
「魏の曹操高陵の発見についての報告は、本邦初のご披露」となっているが、下記関連記事でふれた2010年5月21日に開催された「第2回中日学者中国古代史論壇 魏晋南北朝期における貴族制の形成と三教・文学 ―歴史学・思想史・文学の連携による―」での梁満倉「論曹操墓出土的部分文物与歴史文献的関係」は無視なんだろうか。それとも直接発掘・調査した結果の報告ではないと聞くので、それだと数にいれないとか?(あと可能性としては大和の国を本邦とするとも考えられるがさすがにそれはないだろう)
※関連記事
論曹操墓出土的部分文物与歴史文献的関係(2010年5月21日)
また、講演(1)の豊岡卓之「桜井茶臼山古墳の調査成果と意義」については、下記関連記事にあるようにその古墳から「正始元年」の銘文が入った三角縁神獣鏡が発見されたそうなので、中国の三国時代に関連性がある。
※関連記事
桜井茶臼山古墳:副葬銅鏡が81枚に 卑弥呼時代のものも(毎日新聞2010年1月7日)
※追記
三角縁神獣鏡研究事典(2010年6月29日)
講演(2)の「伽耶における三・四世紀の墳丘墓と王墓」ももしかすると中国の三国時代と同時代なのかもしれないと思うと関係性があるのかもしれない。
下記関連記事にあるように曹操関連の報告のある10月11月の学術催事はこれで三つ目だ。時系列順には二番目だけど。
※関連記事
国際シンポジウム「三国時代・魏の世界―曹操高陵の発見とその意義―」(2010年11月27日28日)
非常之人 三国志の覇者・曹操の人物像(2010年10月31日)
※追記
『ワールドビジネスサテライト』で曹操特需(2010年11月2日)
※追記
十大三国志ニュース2010 前編
※追記
三国志の時代―2・3世紀の東アジア―(2012年4月21日-6月17日)
上記研究所のサイトの該当ページから下記へ公開講演会の内容を引用する(※但し、機種依存性文字を変更し電話番号を削除している)。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
とくに魏の曹操高陵の発見についての報告は、本邦初のご披露となります。ふるって御参集下さいますようご案内申し上げます。
日 時:2010年11月3日(水・祝日/文化の日) 9:30開場 10:00開演
会 場:奈良県橿原文化会館 大ホール
(近鉄橿原線「大和八木駅」下車 北東へ徒歩3分)
テーマ:『東アジアの王墓と桜井茶臼山古墳』
主 催:奈良県立橿原考古学研究所・(財)由良大和古代文化研究協会
問い合わせ先:橿原考古学研究所
☆入場先着 1280名【入場無料・資料無料配布】
プログラム
10:00~10:10 開会挨拶 菅谷文則【橿原考古学研究所所長】
山田良三【(財)由良大和古代文化研究協会副理事長】
10:10~11:10 講 演 (1) 「桜井茶臼山古墳の調査成果と意義」
豊岡卓之【奈良県教育委員会文化財保存課調整員・橿原考古学研究所研究員】
11:10~12:30 講 演 (2) 「伽耶における三・四世紀の墳丘墓と王墓」
李 恩碩【伽耶文化財研究所学芸研究室長】
12:30~13:30 〈昼食休憩〉
13:30~13:50 平成22年度文化財保護功労者感謝状贈呈式 奈良県教育委員会
13:50~15:10 講 演 (3) 「曹操高陵の発見と中国の墳丘墓・王墓形成」
王 巍【中国社会科学院考古研究所所長】
15:10~15:20 〈休 憩〉
15:20~16:40 フォーラム (コーディネーター:菅谷文則【橿原考古学研究所所長】)
16:40 閉会挨拶
司 会 寺沢 薫【橿原考古学研究所総務企画部長】
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※11/4リンク追記。
・要旨「曹操墓と曹休墓について」( 中国社会科学院考古研究所所長 王巍氏講演) (※「
三国志ファンのためのサポート掲示板内」ツリー)
http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=one&no=3658
※新規関連記事
「卑弥呼共立」の背景と実像(神戸女子大学 オープンカレッジ2018年12月2日)
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