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2006年10月7日-12月10日「中国古代の暮らしと夢」(東京・大倉集古館)


  • 2006年8月21日(月) 22:04 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    1,679
展覧会 「陶器が語る来世の理想郷 中国古代の暮らしと夢―建築・人・動物―」の展覧会が2006年10月7日(土)~12月10日(日)の期間で大倉集古館(ホテルオークラ東京)で開催するそうです。

・大倉集古館
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/shukokan/index.html


情報は關尾史郎先生のブログより。

・關尾史郎先生のブログ
http://sekio516.exblog.jp/
・「陶器が語る来世の理想郷:中国古代の暮らしと夢-建築・人・動物-」
http://sekio516.exblog.jp/4024377


↓ちなみに京都でやってたときの雑感
http://cte.main.jp/newsch/article.php/317

中国古代の暮らしと夢


  • 2006年4月10日(月) 01:04 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,286
展覧会  ブログ「小芙蓉城」を見ていると、何やら気になる展覧会が愛知県陶磁資料館でやっていることを知る(下記リンク先参照)。後漢時代(つまり三国志の時代に通じる)の明器や俑(共に陶器の類)の展覧会だそうな。

・小芙蓉城
http://furong.mabinogion.net/
・記事『「陶器が語る来世の理想郷 中国古代の暮らしと夢-建築・人・動物」観覧記』
http://furong.mabinogion.net/archives/2006/03/post_303.html

 巡回にしていないかな、とそこの記事を頼りに調べる。なるほど8月に山口県の萩だったら三国志城の第五回三顧会との合わせ技で行けるかな、とかあれこれ考えてさらにネットを徘徊していたら、愛知県陶磁資料館の次は京都の細見美術館でその展覧会があることを知る。

・細見美術館
http://www.emuseum.or.jp/
特別展「陶器が語る来世の理想郷 中国古代の暮らしと夢─建築・人・動物」
2006年4月7日金曜日~5月28日日曜日

 でさっそく4月9日日曜日に行くことに。細見美術館は平安神宮の近くにある美術館。平安神宮近くの美術館といえば、京都市美術館と京都国立近代美術館なんだけど、まだ美術館があるんだな、と軽く驚く。
 白川の桜をみつつ、細見美術館へ到着。地下まで吹き抜けがある面白い建物。どうもその美術館は披露宴の会場としても使っているようで、展覧会に行く前に用を足そうと思っていてうろちょろしていたら止められてしまった。披露宴に呼ばれる方としてはそういった部外者のことに気をとられることがなさそうなので良い会場なのかな。
 それで展覧会の方もユニークでチケット(入場券)ではなくてシール。洋服の見えるところに貼るそうな。
 そして初めの自動ドアが開いてはいったところでまず目に付いたのが、チラシにもでかでかと載っている「水[木射](池中の望楼)」の明器。と思ったら、水[木射]は一つだけってわけじゃなくいろんな種類が何個かあるようだ。そこで気になったのが、作品を解説するプレートにおいて時代区分がおおざっぱだってこと。何世紀とかはなく「後漢」のみって場合ばかり。それに関連してか、どこどこの墓からでてきた、とかはなくやたら「個人蔵」が多いってこと。それに気付き、あまり時代考証とか考えずに今回は形を楽しもう、なんて思っていた。
 水[木射]で印象に残ったことは、そこにいる人がそれぞれ弩(いしゆみ)をかまえているんだけど、人によって弩の肩や弦の形が違う場合があり、つまり矢を放つ前なのか放った後なのかが違うってことだ。あとプレートの解説には「斗[木共]」(角度とか)が何回も登場するせいか「斗[木共]」図入りで説明がある。
 水[木射]の明器の後は後漢の楼閣や住居の明器が並ぶ。楼閣の明器のほとんどはちゃんと一階部分に中庭があって楼閣以外の残り三方が壁で囲まれているといったセオリー通り。それから格子窓(出窓)が表現されているのが印象的。格子窓の格子って結構、単純な幾何学模様なんだと感心していた。
 住居の明器は南方の建物で高床になっているって説明があって、確かに特徴のある形をしてたんだけど、それ以外は「漢代の文物」どおりで面白く感じた。門の両脇には闕が立っていて、門をくぐると廷(中庭)があり、令甓裓(煉瓦を敷いた道)の上を歩き廷を横切り、階を上がり堂に到る、という明器の形をしている。あと「漢代の文物」に載っていた囷(円筒状の蔵)の明器もいくつか展示されていて、現代に残る囷も写真で展示されていた。
<4月24日追記>
よくよく思い出してみると、囷って三国志ファン(というか呉ファン)にはおなじみの魯粛の蔵エピソードのまさしく蔵そのものの名称。
以下のように、三国志呉書魯粛伝に見られる。

肅家有兩囷米、各三千斛、肅乃指一囷與周瑜、瑜益知其奇也、遂相親結、定僑・札之分。

<追記終了>
 その後、一旦、吹き抜けの所へ出て階段を降りて次のフロアへ。そこで印象に残ったのが厠の明器。ちゃんと汚物処理用の豚の俑がいるし。いやかなり写実的だ(「漢代の文物」に載っていた圂の明器も展示されていた)。それから農作業をする建物の明器があったんだけど、その中に頬杖をついて腰掛けてすわる人が表現されていたけど、これって本当に後漢時代なのかな、と疑問に思った(腰掛けて座っているし)
 また一旦、吹き抜けの所へ出て階段を降りて次のフロアへ。そこで印象に残ったのは、楽器を使う「楽人」三体、それから踊る「舞人」一体の俑。不思議なことに全員、赤い[巾責]の上に武冠をかぶっていたこと。こういうのは士人のたしなみ?なんて想像していた。それと包丁をつかう俑。ディフォルメがきついけど、当時の包丁の持ち方や、その時の机(まな板がわり)の位置関係などがはっきりと表現されているし。あとは机の明器(同行者は孫権のエピソードを引き合いに出していたけど)、それと耳杯。後者は第四回三顧会の酒杯作りのネタ元として参考にしたいところ。

2004年9月7日-10月24日 古代中国の文字と至宝


  • 2005年11月25日(金) 23:21 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,176
展覧会 ・2005年9月3日「三国志納涼オフ会in東京」報告
http://cte.main.jp/newsch/article.php/170

 2005年9月3日にあった「三国志納涼オフ会in東京」で隼鶻さんが「古代中国の文字と至宝」展の図録を貸してくれた。
 2004年9月7日(火)から10月24日(日)までの間、サントリー美術館で湖南省出土古代文物展「古代中国の文字と至宝」が行われていたらしい。残念ながら、他の美術館へ循環しておらず私は見に行けなかった。

 副題に「初公開≪馬王堆と走馬楼≫」とあるようにこの展覧会の目玉は1972年に長沙市郊外で発掘された馬王堆漢墓の出土品と1996年に十数万枚も発掘された三国時代・呉の走馬楼簡牘だ。前者は三国志の時代以前の前漢時代の物品、そして後者はそのものズバリ呉の主に行政文章だ。
 馬王堆漢墓での重要発見といえば、「西漢女尸」と呼ばれる50歳ぐらいの女性のミイラだけど、さすがにそれは展覧会や図録になく(当たり前)、その他の馬王堆一号墓T形帛画(複製)、導引圖(複製)、戴冠男俑が図録に載っている。導引圖にはコミカルに人が体操している姿がいくつも描かれている。中国最古の体育療法だそうな。画像石などの絵では分かりにくい服飾が戴冠男俑ではとてもわかりやすい。長冠をつけた男の姿がはっきりと表現されている。
 走馬楼簡牘は発掘された簡牘(木簡や竹簡のこと)が多すぎるせいか、まだ整理しきれていないらしく中国でも日本でも研究の最中らしい。その簡牘を見ると、呉の国では後漢の年号の「建安」が二年長い27年までのばされていたことがわかるとのこと。あと書体の歴史の空白をも埋める発見とのこと。それだけでも驚きの事実で研究が進みと当時の社会制度がわかる驚きの新事実が明らかになるんだろう。
 展示品の写真もそうだけど、この図録に書かれている文章も面白い。馬王堆漢墓で見つかった書籍の話(「地下図書館」というしゃれたタイトルを入れている)、走馬楼簡牘の概説などなど。

 さて、この図録をもう少し読んで、次の「三国志忘年オフ会in東京(仮)」で隼鶻さんにお返ししよう。

・2005年12月17日土曜日 三国志忘年オフ会in東京(仮)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/222

中国 美の十字路展


  • 2005年10月23日(日) 21:38 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    3,769
展覧会  2005年9月17日から12月15日の間、滋賀県の甲賀市信楽町にあるMIHO MUSEUMでは秋期特別展「中国 美の十字路展 ~大唐文明への道~」をやっている。
・MIHO MUSEUM
http://www.miho.or.jp/
 この展覧会は巡回展のようで、MIHO MUSEUMより前は六本木ヒルズの森美術館でやっていて、次は2006年の1月より九州国立博物館(福岡、10月16日にオープンしたばかり)へ巡回しその次は2006年の4月より東北歴史博物館(仙台)へ巡回するそうな。
 今回、この展覧会に行こうと思ったのは何も展覧会だけじゃなく、美術館自体、行ってみたかったってのがあった。話によると滋賀県の湖南アルプスのところにあるとのこと。そこへ行くだけでもなんだか楽しそう。
 一応、今回の展覧会も込みでネットで確認してみると(と行きつけのサイトでたまたま見かけたんだけど)、やっぱり楽しそうなところにある。
・サイト「Die Dunkle Seite」
http://motch.cside.com/dds/
・「中国 美の十字路展」とタヌキ
http://motch.cside.com/dds/diary/050917.htm


 JRの京都駅より四駅東の石山駅(230円)。そこから帝産バスのミホミュージアム行きに乗り込んで約50分(800円)。噂通り、渓谷沿いの道や山道を通って(なかなか楽しい)、たどり着いたMIHO MUSEUM。そこは予想と違って、駐車場がとても広くすごくきれいなところ。バスの中でもそうだったんだけど、欧米人をよく見かける(耳に英語や独語がはいってきてた)
 チケットをかっていざ鑑賞……と思ったら、実はチケットを購入したところはチケット売場やレストラン、ショップがある「レセプション棟」というところで、展覧会は別の建物の「美術館棟」というところにあるらしい。徒歩(7分とのこと)か無料電気自動車で移動するとのこと。
 山の上で景色もきれいだし、歩いていくことに。坂を上って幻想的なトンネルをくぐり橋をわたって、ついたところがアジアっぽいデザインの「美術館棟」。パンフレットに書かれているようにまさに『陶 淵明の「桃花源記」に描かれた物語を、信楽の地に実現しました。』と書いてあるイメージだ。

 美術館棟の館内はゆとりのある大きさで良い感じのところ。早速、会場の北館へ。ちゃんと出品リストがおいてあるのが嬉しいね。
 足を踏み入れて目に付いたのが「天馬と玉-漢の繁栄と黄昏」というスペース。まず目を惹きつけたのが「車馬儀仗俑群」。高さ30cmぐらいの銅のフィギア(?)が行列をつくっている。後漢時代。これ実は「よみがえる中国歴代王朝展」で展示されていた「車俑」や「馬俑」、「戟を持つ青銅製騎士俑」、「矛を持つ青銅製騎士俑」と同種のものだ。しかも「よみがえる中国歴代王朝展」で展示されている種類すべてカバーされているような。
・「よみがえる中国歴代王朝展」の記事
http://cte.main.jp/newsch/article.php/191
 並べ方は前(向かって右)から騎士俑の二人、それに続いて、矛を持つ騎士俑二人、さらに矛を持つ騎士俑二人、その次が戟を持つ騎士俑二人、その次が同種俑二人、続いて馬車の俑一人、続いてパラソル付きの馬車の俑二人(二台)が続く。最後の二台には馬引きの俑が一人づつついている。まさに壮観。
(ちなみに林巳奈夫/著「中国古代の生活史」の100ページに騎士俑のスケッチが載っている)
 次が「[車召]車」(しょうしゃ)。さっきの「車俑」と同じくパラソル付きの馬車で同じく後漢時代のものだけど、さっきの二倍ぐらいの大きさで材質は加彩木、銅とのこと。冠の形や馬車での座り方は要チェック。
 あとは後漢時代の装飾品が続く。三国志ニュース的に面白いと思ったのが「中平二年十月丙辰造」(西暦185年10月21日に造られた)と書かれている「曹全碑拓本」。隷書で書かれていて、三国志の一人物伝のように名と字と出身地から始まり、その人の業績が書かれている。張角の名も文中に見られるのだ。まぁこれを元にあれこれ発見したので、これは別の記事で後ほど詳しくお伝えする。
http://cte.main.jp/newsch/article.php/198
 それから新疆ウイグル自治区博物館所蔵の羊毛製「人頭馬身・武人図毛織物」。後漢時代。人頭馬身図はそれっぽいんだけど、問題は武人図。「ホントにこの時代?」って疑問に思うほど、リアリティのある表現なのだ。
 その次に目を引いたのは「楼閣」。後漢時代。2mぐらいの高さの緑釉陶。当時の楼閣の様子がよくわかるのだ。五層構造で門や壁も表現されている。

 あと「竹林の七賢-六朝の貴族文化」のスペース。ここにあった5-6世紀の「竹林七賢、栄啓期図拓本」(紙に墨)は「中国古代の服飾研究」に載ってたのと同じやつだ。
 それから目に付いたのは紙本墨書の「文選運命論」。隋の時代の写本だけど、書かれている運命論は魏の李康(字、蕭遠)の著作とのこと。書かれている箇所のはじめとおわりをメモって後で手元の文選の電子テキストと対応させてみた。それが下のやつ。あってるかな。

之而弗為乎蓋亦知為之而弗得矣凡希世苟合之士〓[くさかんむりに除]戚施之人俛仰尊貴之顏逶[しんにょうに也]勢利之間意無是非讚之如流言無可否應之如響以[門に規]看為精神以向背為變通勢之所集從之如歸市勢之所去棄之如脱遺其言曰名與身孰親也得與失孰賢也榮與辱孰珍也故遂絜其衣服矜其車徒冒其貨賄淫其聲色脈脈然自以為得矣蓋見龍逢比干之亡其身而不惟飛廉惡來之滅其族也蓋知伍子胥之屬鏤於呉而不戒費無忌之誅夷於楚也蓋譏汲黯之白首於主爵而不懲張湯牛車之禍也蓋笑蕭望之跋躓於前而不懼石顯之絞縊於後也故夫達者之〓也亦各有盡矣曰凡人之所以奔競於富貴何為者哉若夫立德必須貴乎則幽厲之為天子不如仲尼之為陪臣也必須勢乎則王莽董賢之為三公不如楊雄仲舒之〓其門也必須富乎則齊景之千駟不如顏回原憲之約其身也其為實乎則執杓而飲河者不過滿腹棄室而灑雨者不過濡身過此以往弗能受也其為名乎則善惡書于史冊毀譽

よみがえる中国歴代王朝展


  • 2005年10月10日(月) 19:03 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    21,756
展覧会  昨日、16時前にルーヴル美術館展のやっている京都市美術館に行ったら、美術館の外周半周ほどの行列ができていて17時には終わるんで、あきらめそのまま市バスで京都駅へ。京都駅ビルの美術館「えき」では「よみがえる中国歴代王朝展」がやっていた。こちらは20時まで。

・よみがえる中国歴代王朝展(美術館「えき」)
http://cte.main.jp/newsch/article.php/179

 道は混んでいたが、17時過ぎに到着。特に混んでいる様子はない。展覧会は殷から時代順に展示があっていろんな青銅器や像などが展示されてあった。まぁここ三国志ニュースではそこらへんのことはとばす。
 「第2章 巨大帝国の誕生」では秦、漢(前漢、後漢)の時代の出土品が紹介されている。章の紹介の三国時代のところで「諸葛孔明」が活躍した時代とあるのはほほえましい。
 秦の時代は実物大の三種類の武士俑、文官俑(ちなみに入口に別の俑のレプリカがおいてあってそれは35万円と40万円とのこと)、漢の時代は金縷玉衣が目立つ。個人的に興味のあるのは、後漢時代の青銅製の弩機(弩(クロスボウ)の張った弦を解き放つ機構のところ)やら青銅製の馬面(馬の鼻面にあてるもの)、青銅製の車輪の軸部分などがあった。それから興味深かったのは後漢時代の青銅製の俑。高さ30cmぐらいのフィギア(と呼んでいいのか)。ちゃんとパラソルのついている馬車(車俑)や馬俑、それから「戟を持つ青銅製騎士俑」&「矛を持つ青銅製騎士俑」があった。あれこれデフォルメされているものの、戟の長さと人と馬の比率がわかるし(戟の末端を右手で持ち、上に立てていた)、ちゃんと鞍が表現されているし、[巾責]もかぶっている。これも要チェック。

※追記 TDSで騎士俑




 とまぁ、見所は他にもあるんだけど、ツッコミどころもたくさんある。全体的に解説文がところどころ変だ。今回、巡回展だけど他の展覧会場でも同じ解説文を使っているのか、と心配になってくるほどだ。その極めつけのところがちょうど三国志ファンだったら、わかりやすいところなので次に一部あげておく(そこでしばらく紙に鉛筆に書き込んでいた)。後漢時代の説明。「戦乱の世<後漢時代>」とタイトルが付けられている。

---------------------------------------
(略)
都は長安から洛陽へ移し、儒教により学問を熱心に広めました。学問奨励が熱心すぎて人々の自由が奪われる結果となり、多くの人が仏教や道教に救いを求めました。その何千という信者が軍隊を組織して後漢王朝を攻撃しました。洛陽は荒れ果て、高祖の即位以来、421年にもおよび漢王朝は滅びました。
---------------------------------------

 あと展覧会場のすぐ外に展覧会にありがちなグッズの売場があって、やっぱり三国志トランプ(「三国演義 高級撲克」)が売ってある。あと劉備、関羽、張飛、諸葛亮の三国志泥人形。ここらへんがおいているのも珍しい。それとさらに珍しかったのが「三国志華容道パズル」。遊び方はちゃんと読んでないので、よくわからなかったけど、三国志の人物のイラストとその人物名(簡体字)が書かれている小さなプレートがいくつかあった。何の人物名もないただの兵士のイラストのプレートも有り。それで三国志の人物だけど「華容道」なのに曹操、関羽は良いとして、馬超と黄忠もいるし(笑)

よみがえる 中国歴代王朝展 in 京都


  • 2005年9月18日(日) 02:04 JST
  • 投稿者:
    曹徳
  • 閲覧数
    2,057
展覧会 関西限定に近い情報ですが、いかが?

京都駅ビル伊勢丹の美術館「えき」KYOTOにて、
下記内容で中国歴代王朝展が開かれます。(以下抜粋)
◆10月6日(木)~11月6日(日)[会期中無休]
◆開館時間:午前10時-午後8時
 <入館締切:閉館30分前/最終日:午後5時閉館>
◆入館料:一般900円(700円)
     高・大学生700円(500円)
     小・中学生500円(300円)
     ※( )内はご優待価格。
◆主催:NHKサービスセンター/京都新聞社/美術館「えき」KYOTO
◆特別協力:中国文物交流中心実行委員会
◆後援:中国大使館/(社)日中友好協会/(社)日中協会/日本国際貿易促進協会/日本中国文化交流協会/NHK京都放送局
◆特別協賛:国士舘大学 ◆監修:国士舘大学文学部東洋史学専攻
◆協力:日本航空/山九 ◆企画:日本藝協

んでもって展示内容は以下になります。(もちろん以下抜粋)

中国人民共和国は殷、周、秦、漢、三国、魏普南北朝、隋、唐、宋…数千年という悠久の歴史のなかに、数々の王朝の興亡の歴史を持ちながら、数多くの文化、芸術などが花開きました。本展は西安の秦始皇兵馬俑博物館をはじめ、中国全土の博物館、研究所が所有する青銅器、玉器、陶器、石彫、木彫の祭器から遊具までの広範囲なジャンルの重要文物102件を一堂に公開します。秦の始皇帝兵馬俑はもちろん、戦国時代の大編鐘、漢時代の金縷、銀縷の玉衣など、日本の国宝に相当する一級文物25件を含む名品中の名品が一堂に並びます。


京都駅隣接の施設だけにたいへん混雑が予想されます。
僕は休みでもとって平日行ってやろうなんて考えてますがどうなることか。

トゥルファンの臧洪伝断簡(新シルクロード展)


  • 2005年9月17日(土) 17:05 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,534
展覧会  2005年8月13日から2005年10月10日の間、兵庫県立美術館で「新シルクロード」展があって、それを見に行っていた。展覧会は時代ごとではなく地域ごとに作品を分けて紹介されていた。第1章「楼蘭」、第2章「タクラマカン」、第3章「天山南路」、第4章「天山北路、トルファン」、第5章「西安」の五つのセクション。
http://www.new-silkroad.jp/

 その第4章「天山北路、トルファン」のところで順に見ていき、ちょうど柱を越えたあたりで目に飛び込んできた「臧洪」とか「三国志」とかという文字。その展示物の紹介文だ。
 何事?! と三国志ファン丸出しであわててその展示物をみると、そこには四角い紙が展示されていた。縦に入った罫線に何やら文字が書かれている(一行17字から21字程度の隷書の特徴が残っているとのこと)。右の端っこには「呂奉先」の文字。またまた三国志ファン丸出しの反応をしてしまう。

 この紙は「臧洪伝断簡」とタイトルがつけられていた。紙。南北朝、4~5世紀のもの。トゥルファンから出土したものらしい。

※追記 リンク:「三国志:最古級の写本、2巻同時に」(毎日新聞2010年10月13日)

 説明文をみると三国志臧洪伝の抜粋したものとのこと(抄本)。なぜに臧洪伝? トゥルファンと無関係っぽいところが逆に興味をそそる。紙の割にはすごく保存状態が良い。あとで図録をみると、臧洪伝以外にも三国志孫権伝もあったとのこと(個人的にはそっちがみたいぞ)。

 ちなみにそのとき、ノートPCをロッカーにおいてきてなおかつ図録を買っていないので一文字一文字を現在の三国志と対比させていない。
 「臧洪伝断簡」のはじめとおわりの文字を大体、覚えているので、多分、下のような箇所が書かれていたと思う(注はなかった)。
 知っている方はツッコミよろしく。

禍呂奉先討卓來奔請兵不獲告去何罪復見斫刺濱于死亡劉子琪奉使踰時辭不獲命畏威懷親以詐求歸可謂有志忠孝無損霸道者也然輒僵斃麾下不蒙虧除僕雖不敏又素不能原始見終睹微知著竊度主人之心豈謂三子宜死罰當刑中哉實且欲一統山東增兵討讎懼戰士狐疑無以沮勸故抑廢王命以崇承制慕義者蒙榮待放者被戮此乃主人之利非游士之願也故僕鑒戒前人困窮死戰僕雖下愚亦嘗聞君子之言矣此實非吾心也乃主人招焉凡吾所以背棄國民用命此城者正以君子之違不適敵國故也是以獲罪主人見攻踰時而足下更引此義以為吾規無乃辭同趨異非君子所為休戚者哉吾聞之也義不背親忠不違君故東宗本州以為親援中扶郡將以安社稷一舉二得以徼忠孝何以為非而足下欲吾輕本破家均君主人主人之於我也年為吾兄分為篤友道乖告去以安君親可謂順矣若子之言則包胥宜致命於伍員不當號哭於秦庭矣苟區區於攘患不知言乖乎道理矣足下或者見城圍不解救兵未至感婚姻之義

2005年9月13日~10月20日 「三国志展」 徳島城博物館


  • 2005年9月14日(水) 00:38 JST
  • 投稿者:
    KJ
  • 閲覧数
    2,276
展覧会 新聞の見出しによると…

「三国志展」始まる 徳島城博物館、関羽図など18点

と、三国志展というのは見出し用語のようで、
実際は「中国史・三国志の英雄たち」というようだ。

記事
http://www.topics.or.jp/News/news2005091307.html

徳島城博物館
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/johaku/index.shtml

徳島城博物館の常設展示室
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/johaku/jousetsu/

2005年5月17日~6月8日 佐竹美保「三国志の世界」原画展


  • 2005年5月23日(月) 21:04 JST
  • 投稿者:
    清岡美津夫
  • 閲覧数
    2,471
展覧会 GOGO三国志!
http://blog.goo.ne.jp/aoitako/
三国志系のweblog。主に三国志関連の本を読んだ感想など。

上記ブログで知ったんだけど、三国志関連本の原画展をやっているとのこと。

・佐竹美保「三国志の世界」原画展
場所 東京銀座 教文館 ナルニア国
期間 2005年5月17日~6月8日
※偕成社の渡辺仙州/編・訳「三国志」(全4巻)の挿絵の原画展だそうです。
イベントの詳細は下記URLの教文館のサイトへ
http://www.kyobunkwan.co.jp/

あと偕成社の渡辺仙州/編・訳「三国志」については
http://www.kaiseisha.co.jp/
↑偕成社のサイトで「三国志」と検索してください。

ちなみにイベントと本についていは冒頭でURLを示した「GOGO三国志!」を参照のこと。
項目に区切っていて読みやすい。

※追記 偕成社「三国志」プレゼント企画(2010年8月31日締切)

5月10・23日 「世界の書籍展」で三国志


  • 2005年5月 3日(火) 01:01 JST
  • 投稿者:
    KJ
  • 閲覧数
    2,236
展覧会 「世界の書籍展」というものが開催されるそうです。その中のひとつに、三国志があるらしいです。既に4月15、22日に鹿児島の県民交流センターで開催されたそうですが、5月にも岩手で開催されるそうです。詳しいことは全く分かりません。

ちなみに下の世界の書籍展のサイトで少し見れます。トップページのフラッシュムービーが終わったら、箱のふたをクリックすると真中から幕が開きます。「世界の書籍展」と表示されて消えたあと、画面下部のまんなかの本にマウスをかざすと「世界の書籍展の入り口」と出ます。その第一章をクリックするとまた箱が出てくるのでクリックします。すると右上のほうに「三国志」と出ます。それをクリックすると…(…たいしたものではありませんが)

世界の書籍展
http://www.sokagakkai.or.jp/tenji/syoseki/
5月10日と23日に岩手で開催されます。

場所:岩手文化会館(019-648-2700)
020-0122 岩手県盛岡市みたけ2-13-1