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メモ:日本の西遊記マンガ創作とその内面(ビランジ49号2022年2月20日発行)


研究 ※前の記事 『三国志演義』における日本語の翻訳(比較文学・文化論集 第36号2019年3月31日発行)

 前の記事に引き続き、2022年8月13日土曜日昼過ぎに国会図書館に居て、閲覧した分に目を通していた。

・東京本館|国立国会図書館―National Diet Library
http://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/

※新規関連記事 日中戦争期における『三国志演義』再話の特色(比較文学・文化論集 第29号2012年3月31日発行)

 それは私設研究誌の『ビランジ』。下記の前々号記事にあるようにそれを読みに国際子ども図書館に行ったものの、最新号がなくて、いつかは本館で読もうと思っていてようやっと読む機会が来た。

・竹内オサムのホームページ
http://www8.plala.or.jp/otakeuch/

・ビランジ
http://www8.plala.or.jp/otakeuch/contents-biran.html

※前々号記事 メモ:西遊記マンガにおける人物の構築(ビランジ47号2021年2月21日発行)

※次号記事 メモ:中国西遊記マンガ創作(ビランジ50号2022年9月20日発行)

 まず未読の48号(2021年9月6日発行)。ざっと目を通しても特に三国関連はなかったのだけど、やはり気になるところはメモを取ってしまうね。 例えば下記のように。

pp.3-19 ライアン・ホームバーグ、久美薫/訳「手塚治虫の10セント・コミック」p.5
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 このテーマでの私の研究で一番の大発見は、手塚が酒井七馬とたもとを分かつこととなったあの『新宝島』(1947年)についてで、従来の説ではディズニー・アニメーションを手本にしていたとなっているけれど、実際はむしろミッキーマウスやドナルドダックのコミックスにこそ源流があったとする結論を私は『The Comics Journal』に前後編で世に問うた。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 まじか!従来の説とはそもそもメディアが違うってあたりおもろい。本編では入手ルートも視野に考察されている。手塚プロにいって手塚アメコミコレクションをみせてもらうって流れ。
 48号の陳曦子さんの西遊記マンガの論文で知ったけど、パンパパしれっとこんな構成のお仕事まで!「實吉達郎=構成」ね、下記の。p.139のゴマブックス 西遊記 孫悟空編。陳さんの論文、めずらしく三国との比較がなかった。

・コミック『西遊記』「孫悟空編」「三蔵法師編」(各全2巻、實吉達郎=構成、東山鈴鹿=作画)が、Kindleストアなど6電子書店で配信開始!!
http://www.goma-books.com/archives/56063

 1928年の「日本水滸伝」は連環画ちっく。1946年のは漫画社からでているけど、絵物語。  意外とマンガがない?デジタルデータ上は。
 それで本題の第49号(2022年2月20日発行)。やはり陳曦子さんのシリーズに目が行き、ここが本題というか、三国に言及があるので記事にできる。pp.88-95「日本の西遊記マンガ創作とその内面」。「西遊妖猿伝」、「玄奘西域記」「最遊記」について、それぞれの原作の視角、作者の視角、二次創作主人公の視角、原作の主人公の視角などの間の等・不等号について検討していて、pp.94-95の「終わりに」では三国志マンガと比較している。少なくともこの3作は三国志マンガに比べ「再創作性」を重視していると。(視角、つまり視座のこと。ここでは歴史/古典を題材とした作品を「二次創作」と呼んでいるよんだね。)
p.94「三国志マンガ創作の場合とは異なり、「歴史」というジャンルに限定されていないこともひとつの要因である。」
 小説を原作として参照した、「西遊妖猿伝」、「最遊記」、「歴史もの」としての原作を参照した「玄奘西域記」、という論の流れで
p.94「この点において、原作の「歴史もの」であるかどうかということは、日本の三国志マンガ創作と西遊記マンガの創作の「二次創作」の面におけるひとつの「分岐点」として認識すべきであると私の研究により明らかになった。」
p.95「具体的に説明するが、三国志マンガの場合とは異なり、『西遊記』の物語を細かく知らなくても、日本の読者は物語全体の流れと主人公たちのイメージを大体に把握していることは予想できる。」

 それと論文から離れるが第49号のpp.140-160に横書き左開き「科研費による漫画研究・一覧」がある。連環画も含まれる。

・KAKEN――研究課題を探す
https://kaken.nii.ac.jp/ja/

 pp.193-194「編集後記」にて。竹内オサム先生、2022年3月で退官。ビランジも9月の50号で一区切りされるとのこと。

 15時30分、『ユリイカ』2022年7月臨時増刊号を閲覧する。足立加勇さんの新板アニメ「デビルマン」の論考。もともとはマンガとアニメが同時進行だったと。16時退出。17時51分、都内某所ネットカフェ。19時から21時30分仮眠。22時 下記の友仁さんのライブ配信を見る。ちよりさんのリスナーもコメントあって良き。あと熊本では「鎧の人」になっててウケたけど 下記配信ではすっかり青龍偃月刀の人になってる!(笑)

・【キャトらじ】第1回 個人セルフ勢Vtuberトーク!実は以外な関係性…?【煎狛ちより/星居友仁】
https://youtu.be/PNTOwP4JcvA?t=1035

※関連記事 日本三國 第2巻(2022年7月19日発売)

※新規関連記事 新解釈・日本史 第8話一部 女王 卑弥呼の真実の姿とは?(TBS2014年)

 1時29分、東京では久々の一人観戦、ミラン×ウディネーゼ、開幕戦。今シーズンはどんなもんかな。前半2-2。しかし、ミラニスタじゃなかったら、すげー面白い前半、そして後半、もっと面白くなりそう、このままミランが勝てばミラニスタとしてとてもおもしろい。→後半早々にブラヒムが決め再びリードするミラン!さらにブラヒムのアシストでアンテが決め4-2、そのまま勝利! 三国志ニュースの記事「TSUNAGU-甦るモノたち-(愛知県 刈谷市歴史博物館2022年7月16日-9月4日)」を書く、3時48分アップ。5時45分退出。とりあえず東西線→南北線で市ヶ谷駅。ホームで時間つぶし。7時開店モスバーガー市ヶ谷田町店。有言実行。モスモーニングバーガーBLT、私には2個がちょうどよくて、ベーコンの旨味ゴールの前にレタスシャキシャキトマト果汁トロトロアシストでウマウマだった。8時27分市ヶ谷駅発、8時31分飯田橋駅発。

※次の記事 Fani通2021下半期(F会2022年8月13日)

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