※前の記事
RANJIN 三国志呂布異聞(コミックバンチ2008年17号 3月28日発売)
前の記事に引き続き、2022年10月22日土曜日昼過ぎに国会図書館に居て、閲覧した分に目を通していた。
・東京本館|国立国会図書館―National Diet Library
http://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/
※新規関連記事
蒼穹三國志(漫画サンデー2009年9月1日号 8月18日発売)
それは私設研究誌の『ビランジ』。下記の前号記事の次の最新号にして最終号の第50号だ。
・竹内オサムのホームページ
http://www8.plala.or.jp/otakeuch/
・ビランジ
http://www8.plala.or.jp/otakeuch/contents-biran.html
※前号記事
メモ:日本の西遊記マンガ創作とその内面(ビランジ49号2022年2月20日発行)
まず気になったのが三国と関係ないもののpp.102-105西原麻里「〈連載〉まりも文集 その22 ジェンダーの問題意識を、二〇二二年にアップデートしたい」。そうそう翻案の独自性も楽しみたい身、あるいは原作に忠実を至上価値とすることに対するのにモヤモヤしていた身としては重要な指摘、というより言語化されてスッキリした。
pp.103-104
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しかし、原作に忠実であること、原作を可能な限り再現しようとすることは、果たして翻案にとって望ましいことなのだろうか。実写ドラマ化にせよミュージカル化にせよ、日本は原作と翻案の主従関係を重視する傾向にあるように思われる。原作にまず絶対の価値があり、原作の表現やメッセージをどのように違和感なく他メディアに置き換えるかに主眼が置かれる。そのため、再現度が高いことが評価される。しかしそう捉えられることで、翻案過程を経た演出家や脚本家や監督の作者性、社会的要因、また生身の俳優が演じることの意義が小さなものになってしまうのではないか。原作と翻案が一続きのものとみなされ、それぞれのオリジナリティやメッセージはもちろん、違うメディア・違う時代で展開することの意味も後景化してしまうのではないだろうか。
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そして12時46分に本題のpp.106-114 陳曦子「〈連載・最終回〉日中における中国四大名著の受容と再創作⑬ 中国西遊記マンガ創作 ~近年の代表作と創作における変化」に到達。いつもの、そして最後の三国関連チェック。「学習マンガ」的に捉えられがちだわな。
p.106冒頭から
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以前の連載で記したように、中国の三国志マンガ創作は、まだ「学習マンガ」のジャンルにとどまっている。この点において、日本の三国志マンガ創作と共通点を多く持っていると見られる。一方、小説の『西遊記』がすでに持つ「大衆性」、「パロディ性」及び「二次創作性」により、日本の西遊記マンガ創作には、より多種多様で奇想天外な二次創作の要素がみられる。また、この「二次創作性」は日本に伝来した時期から出現したものでなく、小説自身が成立した時点から存在する特徴として認識すべきものである。このため、中国の西遊記マンガ作品を考察する場合には、三国志マンガ創作のより顕著な異なった二次創作性が見いだせるのではないかと推測できる。
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以下、代表的な中国の西遊記マンガ(周錫山・葉雄と陳維東・彭超の2作)に触れている。
pp.108-110「◇ 陳維東・彭超の『西遊記』」
p.110 まさかの三国志マンガ「一騎当千」が出てきた。
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これらの女性の服装におけるさまざまな変化とアレンジについては、以前考察した塩崎雄二の『一騎当千』にある女性人物の「コスプレショー」を思い出す。両者が共に女性の身体を「視覚的な消費品」として扱っているかどうかは別にして、このように、異なる原作に対する二次創作作品でありながら、女性キャラクターの表現手法に共通点があることが今興味深い。
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※関連記事
一騎当千 関西闘士編(2018年5月14日)
pp.110-114「◆ 中国の西遊記マンガ作品の内面」
登場人物ごとに触れていく。pp.112-113「■ 創作の特徴」
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以上の考察から、中国の西遊記マンガ創作からは三国志マンガ創作と比べて、より豊富な「二次創作」の要素が見られる。また、その理由も原作の「二次創作し易い」特徴にあることが明らかになった。
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あと三国とは関係ないのだけど、最終号らしいのがpp.152-167 竹内オサム「マンガ研究の萌芽 ―自らの歩みを振り返って―」。或るマンガ研究者の歴史と捉えてもとても興味深いな。そして視点論の成立史も!
pp.157-158「◆大学院に在籍していた頃」
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その一方、実に不思議なことだが、子どもマンガの「研究」は、その近隣のマンガ「評論」の分野からも、無視されがち、敵対されがちだったのだ。
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pp.158-162「◆一九六〇年代から七〇年代のマンガ評論」
pp.159-160
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それはそれでありがたいことだが、もともと視点論は、この本の分野である言語学に近接する文学論、あるいは文芸論において、一九七〇年代当時話題になっていたテーマだったのである。その事実は、意外と知られていない。だからこの本で扱われている視点論は、最初文学や文芸学で主張され、次にマンガ学に応用され、さらに元に近い言語学に還元されるというふうに一巡したテーマであるかにみえる。
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15時30分の前に国際子ども図書館に到達。何とか複写までこぎつけた。開架から堤哲哉『日本懐かしキャラノート大全』(辰巳出版社2021年4月25日発行)を見かけ読む。
・日本懐かしキャラノート大全 (タツミムック)
https://tg-net.co.jp/tatsumi_book/7793/
・p.125 あしたのジョーのキャラノート(ショウワの大ノート)が力石の死因になった、ロープに後頭部を打ち付けるシーン(汗)
・p.98 月刊『まんが王』に連載されていた藤子不二雄の「ベラボー」なんて作品知らない。文運堂
p.99 そして「ジャイアント台風」馬場さんノート セイカ
p.100 ハレンチ学園のノートまで! ショウワの大ノート
『ちびまる子ちゃんの社会学』。エッセイ漫画の切り口としては参考になる。都内某ネットカフェに移動して睡眠。23時起床。4時間睡眠ぐらい?10月23日日曜日、日付が変わったぐらいで出発して桜台駅に移動。Bar GROOVEで心のデルビーことミラン×モンツァを見る。レプリカ・ユニを着ていって良かった、ブラヒムのドッピエッタ、強くなったねー。オリギのようやっと、というか強烈1ゴール1アシスト!そしてレオンの切れ味鋭いシュートで4-1の快勝!その後、1時間半ぐらい歩いた。中野駅へ。コンビニで買ったおにぎり×2とダブルシューをまだ人がまったくいない駅のホームで食べた。始発で西へ列車を乗り継ぐ。9時20分、愛野駅で同じトートバックの女子たちがおりてった。なんかイベントあるんだね。浜松駅につく前に、北側の二階部分で長蛇の列が出来ていたけど、何のイベントだろう?三国志ニュースの記事「
Fani通2021下半期(F会2022年8月13日)」を10時30分蒲郡駅で書き終える →眠る、その記事は22時56分アップ。10月25日火曜日、下記のnote記事を読む。興味深い事象。ライン際、むしろアウト狙いか。“「コピーではない。ただし内容は誤りだらけで、文脈が破綻し、結論が意味をなしていない駄文」”
・2020年代の大学生の「ギリギリアウト」戦略|佐藤ひろお|三国志研究中
https://note.com/hirosatoh3594/n/n80c589ace464
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「虎牢関の戦い」作戦会議 !『三國志 真戦』第7回公式生放送(YouTube2022年9月30日)
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『三國志 真戦』 1.5周年特別イベント 公式生放送 四択早押しクイズ対抗合戦(YouTube2022年12月3日)
その続きで柿野を見る。「生態」を見て取るのは面白い。“※教室に、わずか数人しかいなくても、恐れずに、100人のなかの1人を「擬態」する学生はいる。生物学めいてくる。”とか“※教室に、わずか数人しかいなくても、恐れずに、100人のなかの1人を「擬態」する学生はいる。生物学めいてくる。”とね。
・授業をおもしろそうに聞くのは「感情労働」なのか|佐藤ひろお|三国志研究中
https://note.com/hirosatoh3594/n/n76e5006bac53
アニメ「モブサイコ100」#3-2を見る。霊とか相談所のWebサイトが20年ぐらい前のデザインw ホムペ!
・TVアニメ『モブサイコ100』公式サイト
https://mobpsycho100.com/
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リンク:4k Osmo Action3と歩く 神戸 新長田の地下街(YouTube2022年10月21日)
10月26日水曜日、UEFAチャンピオンズリーグ 2022/23 グループステージ グループE 第5節 ディナモ・ザグレブ×ミランを見る。決戦来る!勝つぞー。0-4でミランの勝利!よっしゃ、勝った!CLグループステージ最終節は西武池袋線桜台駅近くのBar GROOVEで見るぞ!ヨーロッパの舞台への帰還まであと1勝!10月27日木曜日、WOWOW2020年12月24日放送「未来の想い出 Last Christmas」邦画1992年を見る。一応、藤子・F・不二雄先生が原作になっているが、女性二人の主役で1981年-1991年の繰り返しでストーリーが全然違う。主役一人のマンガ家のパーティーに赤塚先生、石森先生、A先生が出てF先生出演辞退?と思ったら、占い師役で1場面出てた。やっぱりやるね音楽で時代感を出すやつ。二回目の人生のまねっこマンガ「食いしんぼ」、画面にちらりと映る山岡さんっぽいキャラと栗田さんっぽいキャラ。原稿だけでなくポスターまででてた。19時38分、アニメ「攻殻機動隊」2-4のタチコマ回でようやっと入り込めた感、このシリーズ。かなり見るの保留にしてた。目の動きとか演技に見入るね。10月28日金曜日、野球延長や地域性やらでアニメ「うる星やつら」#3 をリアタイできてしまっていて、面堂終太郎の「いってきまーす」にオバロのアクターみを感じてしまった。三国志ニュースの記事「
『アナログの力』展 小林智美(東京2022年10月6日-24日、大阪11月3日-21日)」を書く、4時30分アップ。三国志ニュースの記事「
【イベント】再度宣伝動画です。2022年11月6日神戸新長田六間道商店街にて開催される「三国志祭」に懐中レーシングも参加します。(2022年10月21日)」を書く。三国志ニュースの記事「
ラジオCha-ngokushi(ちゃんごくし)第171回(2022年10月24日)」を書く、駅のホームで7時17分アップ。19時45分、yomigaeruにて、『アオイホノオ』第15巻、デビュー作増刊サンデーで公開。20時9分、アニメ「スター・トレック;ローワーデッキ」#3-10を見る。シーズンフィナーレ!シリーズを通した謎解明の伏線大回収で感動がまってた、カリフォルニア!カリフォルニア!スタッフロールの後の次シーズンのフリ?を見逃すな! 20時26分、『アオイホノオ』第16巻を読む。p.114『まんが劇画ゼミ』8でてきた、原作付きの説明で。20時34分、下記動画、まだ滋賀県なのに面白すぎ。属性過多の京阪大津線。
・【JR西全制覇】#1:終着まで275キロ、日本一長い普通列車を全線乗り通す【VOICEROID鉄道】
https://youtu.be/mKzfuVhIkQA
『ぼっち・ざ・ろっく!』1巻(芳文社2019年3月14日第1刷発行 2020年9月15日第5刷発行)をぱら見。基本四コマ進行だからテンポが違うように感じるけど、意外とアニメは原作に忠実。
・TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式サイト
https://bocchi.rocks/
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第46回 秋の古本まつり(京都2022年10月29日-11月3日)
結局、先に原作を読み進めることはなかったんだけど、アニメでの今後の展開、ネットでの人気、というか知名度が現実へ繋がるのを密かに期待しているのだけど、あのバンドでは活かされないってネタで終了?20時53分、『アオイホノオ』17のガンダムが忍者になるところ、ちゃんと読んでないのにウケた、次回!
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第46回 秋の古本まつり(京都2022年10月29日-11月3日)
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