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上記の書店サイトの上記ページにあるように東方書店が発行するメールマガジン『書羅盤:チャイナブックナビゲーター』2013年第9号(総265号)(2013年10月10日発行)により知ったことで、下記の出版社サイトの書籍ページによると、新泉社より2013年9月に奈良県立橿原考古学研究所附属博物館/編『海でつながる倭と中国 邪馬台国の周辺世界』(ISBN978-4-7877-1309-4)が2625円で発売されたという。
・新泉社:新刊・近刊案内
http://www.shinsensha.com/
・海でつながる倭と中国
http://www.shinsensha.com/detail_html/03kouko/1309-2.html
タイトルからわかるように、下記関連記事で触れた、2012年4月21日から6月17日まで開催された展覧会「三国志の時代―2・3世紀の東アジア―」内で開催されたシンポジウム「海でつながる倭と中国-邪馬台国の周辺世界」を書籍化したそうだ。その方法から2008年10月7日発行の京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター/編『京大人文研漢籍セミナー2 三国鼎立から統一へ 史書と碑文をあわせ読む』(研文出版)を思い出すね。
※関連記事
三国志の時代―2・3世紀の東アジア―(2012年4月21日-6月17日)
京大人文研漢籍セミナー2 三国鼎立から統一へ 史書と碑文をあわせ読む
前述の書籍ページより下記に目次と内容紹介文を引用する。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【目次】
はじめに
海でつながる倭と中国
〈講義〉 倭人伝を丁寧に読むことから ●森 浩一
〈シンポジウム〉 海でつながる倭と中国 ●森 浩一/杉本憲司/蘇 哲/菅谷文則/天野幸弘(司会)
『三国志』の時代
忘れてはならない呉鏡 ●今尾文昭
曹操墓の発見 ●徐光輝
辰韓・弁韓の対外交渉 ●井上主税
考古資料からみた海外交渉 ●坂 靖
伊都国の王と有力者たち ●岡部裕俊
金属器生産技術の変化 ●北井利幸
イレズミからみえてくる邪馬台国 ●設楽博己
古代東アジアの動乱の時代に、邪馬台国とその周辺世界には何がおこっていたのか。考古学から読み解く『三国志』の時代!
森浩一の『魏志』倭人伝講義を収録する。
橿原考古学研究所附属博物館が開催したシンポジウム「海でつながる倭と中国」と3回の研究講座を書籍化。森浩一さんの最後の講義となった「倭人伝を丁寧に読むことから」および伊都国の最近の発掘成果、朝鮮半島における辰韓・弁韓の情勢など邪馬台国とその周辺世界を再検討する。
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※関連サイト
・奈良県立橿原考古学研究所
http://www.kashikoken.jp/
※追記
「倭国乱」と高地性集落論・観音寺山遺跡(2013年10月)
※追記
倭にやって来た呉の鏡-『魏志倭人伝』に載らない3世紀-(2014年3月29日)
※新規関連記事
考古学が挑む邪馬台国10の問い(神奈川県横浜市2019年4月6日)
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