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単軸モデルから多軸モデルへ(あるいはピラミッドモデルからすり鉢モデルへ)
上記記事にも書いたように、手元のサイトのアクセスログに見られる検索ワードについて集計をしている。2005年3月から2008年12月の約四年分の期間について行おうとしていて、順調にいけば2009年8月中旬にその作業が終わる。現在、2007年4月分まで来ている。しかし、すでに日々のノルマを達成できていないこともあり、データ解析の時間を念頭に置けば、余裕をもって2005年3月から2007年12月の約三年分の期間へと短縮作業になりそうだ。
そういう検索ワードは正確に入力せずとも、求めている情報に到達しにくくなる以外、自他共に特別な害をもたらすことがないためか、誤りのあるものも少なくない(※例えば下記記事に示すような検索ワード)。
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正誤表
そういった誤りのある検索ワードについてはその都度、正しく変換し集計している。中には何を求めて検索しているか判断付きにくいものも数ある。「萌え三国志」という検索ワードもその一つだ。
現在、その単語から連想するのは下記記事で紹介した『萌え萌え三国志事典』という書籍なんだけど、アクセス集計が対象とする時期(※2007年4月以前)はその書籍は存在しないし企画も当時、恐らく無かったであろう。
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萌え萌え三国志事典(2009年1月24日)
そこでふと思い出したのは、そういうような名前のサイトの存在だった。軽く検索をかけてみると、該当するサイトは見あたらない。捜す手掛かりが尽きたと思い、その件を数ヶ月、保留にし、分類項目を「ネット/サイト/萌え三国志」とし集計を続けていたんだが、ふと手掛かりの付け方を思い付く。
というのも、昔、そのサイトから三国志ニュースへリンクが張られていたような覚えがあるので、今手元にあるアクセスログを対象に「moe」とかそれっぽいURLの断片で検索を掛ければ良い。検索をかけてみると、REFERERからあるURLが見つかったんだが、そこのURL先は現在、まったく無関係なサイトに置き換わっていた。同URLで中身が無関係になるという点では、ちょうど「AKN's三國志図書館」のケースと同じであろう。
※参照記事
ポスト:三国志ニュースの記事が出来るまで
そこで「Internet Archive」で過去のページを参照する。
・Internet Archive
http://www.archive.org/
そこで知ったサイト名が「モエサンゴク」。そうか、そういうサイト名だったか。
アーカイブ上にあるサイトには確かにリンク覧があって、「りゅうぜんず」や「学園三国志」へのリンクがあった。しかし、結局、「三国志ニュース」へのリンクは見あたらないな。
※関連リンク
・りゅうぜんず-三国志を愉しもう-
http://www5d.biglobe.ne.jp/~ryuzen/
・学園三国志制作委員会本部
http://gaksan1.hp.infoseek.co.jp/
そのサイト名から検索すると、下記のサイトが見あたる。現在はこっちに移転しているんだね。
・モエサンゴク 避難場所
http://homepage3.nifty.com/moesangoku/
これでこの件は決着したわけだけど、たまたま前述の『萌え萌え三国志事典』以外の書籍を知ることとなる。それを知ったのが下記のブログ記事だ。
・人三化七 ~わたしのおきゃんなさんごくし~
http://h3m7.blog95.fc2.com/
・いいもの掘ってきたよ! (※上記ブログ記事)
http://h3m7.blog95.fc2.com/blog-entry-291.html
そのブログ記事の書籍名からネットで検索してみると、2008年6月21日に、らかんちゅ/著、田倉順也/編集、もんちぃ/イラスト、咲良/イラスト『三国志~萌え武将百花繚乱~』(ビデオ出版)という単行本が発売していたそうな。下記に示す出版元のサイトを見てもどうも書籍のコンテンツが工事中なので詳細がイマイチ解らないんだけどね。
・株式会社ビデオ出版
http://www.video-p.co.jp/
ちょっと前まで「三国志」と「百花繚乱」という単語からは、漫画のnini/著『DRAGON SISTER!-三國志 百花繚乱-』を連想していたんだけど、こんなのも出ていたんだね。
※関連記事
DRAGON SISTER!-三國志 百花繚乱- 6(2008年10月10日)
※追記
メモ:ポータルサイト「三国志ワーズ」構想
※追記
メモ:「成皇帝 袁術」
<7月13日追記>
本記事とは無関係なんだけど、どうしてもネットの海に放り込みたかった事項なので、「萌え」繋がりということで、以下、私の日記から転用。
なんでこんな話になったか、すでに記憶にないんだけど、知人によると、清代の法例で「萌邪淫」という表現があるそうな。つまり、よこしまな感情を持つ表現に、清代で「萌」の動詞が使われていたという。
「ホントか?!」とか「本当だったら面白い!」とか思いつつ、その場でノートPCを広げて、下記サイトで検索かけてみると、「萌邪淫」は引っかからなかったが「萌邪念」は子部筆記類で引っかかる。
・新漢籍全文
http://hanchi.ihp.sinica.edu.tw/
・(清)紀曉嵐著『閱微草堂筆記』卷一 灤陽消夏
今公睡中萌邪念。誤作驛卒之女。謀他日納為妾。
つまり、「今、公が睡眠中、邪念を起こす。誤って駅員の娘といたす。謀って後日に納め妾とする」ということで、すでに「萌」がソッチ方面の用例で使われている(汗)
現代日本で言うところの「萌える」は周知の通り、同音の「燃える」の転用なわけだけど、今のうち、「邪念萌ゆ」を流行らせておけば、百年経ったあたりで、ルーツが曖昧になるだろうから、「2000年前後の日本では、清代の用例にそのルーツがあるのを知らずに『萌え』が頻繁に使用されていた」なんて言われるかもしれない(笑)
※追記
<萌訳☆>三国志(2011年2月22日)
サイト管理者はコメントに関する責任を負いません。
うらじろしじみこです。ブログを紹介していただいてありがとうございます( *´∀`)
モエサンゴクさんは、過去どこから行ってもリンク切れのようで、閲覧をあきらめていたサイトでした。避難所があったのですね。
こんばんわ
どんもコメントをありがとうございました。
なんか、変な形で紹介してしまったんですが(汗)、また機会があれば紹介させていただきますね。
それにしても探しておられたとはビックリです。お役に立てて書いた甲斐がありました♪
「そういえば最近、見ないな」とふと気になったのが探し出したきっかけでした。