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検索結果

次のキーワードについて検索: 検索文字列 ''. 検索結果 2191 - 2220 / 20631 件 (0.1131 秒). 検索条件の修正

2191. 札幌の同人誌即売会とコスプレイベント
サイト「真・無双検索」関連で知ったこと。 2008年7月13日日曜日に北海道札幌市の北海道札幌コンベンションセンター204会議室で三國・戦国時代物オンリ-同人誌即売会「義」が行われるとのこと。11時から15時半まで。 サイトのフロントページを見ると、主催は今まで戦国時代物関連だけのイベントを行っていたが、今回はアンケートでの意見に応じて三国関連も入れるとのことだ ○義 内容:三國・戦国時代物オンリ-同人誌即売会    ※具体的なジャンルは三國(無双、大戦、鋼鉄etc)戦国(無双、BASARA、天下人、ランスetc)またはオリジナル等。 日付:2008年7月13日(日) 会場:北海道札幌コンベンションセンター204会議室 SP数:直接参加90SP 委託参加20SP 備考:コスプレ全面禁止 URL:http://m-pe.tv/u/page.php?uid=justice713&id=4 バナー: (直リンク可能) ----------------------------------------------------------- それでもう一つ札幌のイベント。 2008年4月6日日曜日に北海道札幌市の札幌市教育文化会館3F研修室305で三国志&戦国時代モノコスプレオンリーイベント「異國統一」が行われるとのこと。10時半から17時まで。 ○異國統一 内容:三国志&戦国時代モノコスプレオンリーイベント    ※東洋武将オンリーみたいなノリの三国志&戦国時代系 日付:2008年4月6日(日) 会場:札幌市教育文化会館3F研修室305 URL:http://m-pe.tv/u/?ikoku バナー:(直リンク禁止) 私自身、コスプレイベントについて詳しくないんで、「概要説明」→「諸注意」のあたりにそのジャンルのルールや規範が見えて興味深い。 例えば --引用開始--------------------------------------------------------- ■露出度の高い衣装(BASARA利家・OROCHI妲己・無双祝融など)は廊下に出る際何かを羽織って頂きます。 また、あまりに露出が多いものは規制させて頂く場合がありますので事前にお問い合わせ下さい。 --引用終了--------------------------------------------------------- とか。 <追記>たまたま衣裳を制作している個人サイトを見る機会があって、ゲーム画面では見ていたんだけど改めてみると確かにOROCHI妲己は露出度高いわ。 あと、同じ「諸注意」のページで主催の線引きが明示されていてこれも興味深いね。 --引用開始--------------------------------------------------------- ■コス可能ジャンル…三國無双、戦国無双、無双OROCHI、戦国BASARA、天下人、鋼鉄三国志、三国志大戦etc... ■コス不可…一騎当千、学園バサラ、現代版等のパロディコス、過度なアレンジ、性転換、獣化等もNGとします。 --引用終了--------------------------------------------------------- 「東洋武将オンリーみたいな」と告げられて居るんでやはり『一騎当千』のコスプレはダメなんだと妙に納得した(笑) というと『ブレイド三国志』も生まれ変わる前以外はダメっぽいね。 <関連記事> 2008.03.23.「天下布武 春の陣」 2008.05.25.「交地ニハ絶ツコトナカレ 九」 2008.09.21.「魏勇伝・弐」 2008.10.05.「群雄列伝!」 ※追記 鋼鉄三国志オンリーイベント『文武両道』(2008年9月14日山口) ※追記  交地ニハ絶ツコトナカレ 10(2008年11月16日、東京ビッグサイト)  イカした大将愛はイカが?~義に目覚めた戦士達~(無双シリーズオンリーイベント 2008年9月14日)  城門突破~これが私の奥義です~(2008年9月15日東京) ※追記 日華無双(戦国無双・三国無双シリーズ同人誌即売会 2008年11月3日) ...

2192. 2006年8月14日 第五回三顧会ダイジェスト0
 山口県光市には三国志の資料館「石城の里 三国志城」というのがあって、三国志ファンを対象とした「三顧会」というイベントが2006年8月14日に開催された。今回ではや第五回目。 ・「三国志城」公式サイト http://www3.ocn.ne.jp/~sangoku/ ・第四回三顧会の様子 http://cte.main.jp/newsch/article.php/329  今回のイベントタイムスケジュールは以下のとおり。当日の張り紙の丸写し -------------------------------------------------------------- 開催場所:特別展示室(館内奥) 9時   三国志城開場 10時   挨拶&簡単な自己紹介 10時30分 三国志講習会「劉備のデビュー」     講師:清岡氏 11時   三国志トランプ大会 チーム戦 12時30分 お食事(各自)・・・ 事前に売店で食券購入必要 13時30分 三国志城を旗で飾ろう 15時   三国志巨大パズル大会 <随時開催>  ・三国志クイズラリー(三国志クイズペーパー試験)  ・三顧会作品展示「三国志陶器をつくろう」  ・第25回イラストコンテスト投票 8月13日 前日祭 おしゃべり会【孔明を偲ぶ】終日 -------------------------------------------------------------- ※ちなみに今回もコスプレが行われたんだけど、張り紙の「随時開催」には書かれていない。入れ忘れていたのかな。ネットではちゃんと告知されているし http://cte.main.jp/newsch/article.php/360  清岡は前日の8月13日の昼過ぎには来ていて、その夜、清岡を含め七人で三国志城の特別企画展示場に雑魚寝で泊まってたんで、当然、当日を早朝から三国志城に居た。  なぜか6時過ぎには目が覚めて、しばしカメラ片手にうろちょろしていた。当日、これない人のために前日も「三国志城を旗で飾ろう」の企画が行われていたみたいで、すでにじゅんきさんの旗が飾られれていた(二枚目の写真)。こういう気遣いのある企画はうれしいね。  その後、8時ぐらいにあらかじめ頼んでおいた朝食を前夜から泊まっていたみなさま+傅僉さんと食べることに。このボリュームといいおいしさといい、300円は安い。  そこから特別企画展示室でだらだらと待つ。初めから7人も前夜から居たせいか、今回はイベント開始前から徐々に集まってきている印象はうすい。そういや龍蜀さん親子四名は結構、早い目に来ていて、三国志城の展示を家族そろって見ていたなぁ。  スタッフも含めぽつぽつと顔なじみが現れそれぞれに軽く挨拶をする(そのとき誰が来たかは次の「挨拶&簡単な自己紹介」でまとめて)。  10時前後に一台のタクシーが到着して、KJさん&KRさん夫妻と十希野(ときの)さん&茶味(ちゃみ)さん姉妹(漢字あってますかね)がご登場。なんか十希野さんからスタッフと間違えられたのでついでに案内(前回も私が馴染んだ様子で居たから?・笑)。というか私も「挨拶&簡単な自己紹介」の会場、どこかしらないんだけど。  どうやら今回は特別企画展示場にメインの企画進行の会場を統一しているようなので、五人でぞろぞろと特別企画展示場へ。前回まで挨拶と自己紹介は食堂で行われていたけど、確かに一カ所で進めていった方が良い感じかもね。  というわけで次の「挨拶&簡単な自己紹介」を待つことになる。 ・第五回三顧会ダイジェスト1「挨拶&簡単な自己紹介」へ続く http://cte.main.jp/newsch/article.php/382

2193. 三国志学会 第十回大会(2015年9月5日12日土曜日)
・三国志学会 http://sangokushi.gakkaisv.org/ ※前回記事 三国志学会 第九回大会(2014年9月6日13日土曜日)  少なくとも私が把握しているここ数年は、三国志学会大会昼休み中の役員会で来年の三国志学会大会の日程が決められ(もちろん都合により変更されることもあった)、下記関連記事にあるように大会が終わる頃には事務局長等から来場された方々にその日程が告知されていた。昨年は三国志ニュースでのお知らせをすっかり時機を逸していたので忘れぬうちに。 ※関連記事  三国志学会 第六回大会(2011年8月27日土曜日)  三国志学会 第七回大会(2012年9月8日土曜日)  三国志学会 第八回大会(2013年9月14日土曜日) 「三国志学会 第九回大会」でのシンポジウムの司会をされていた竹内真彦先生から早くも来年の三国志学会大会の日程について告知があり、「三国志学会 第十回大会」は2015年9月5日土曜日に、三国志学会会長の狩野直禎先生のお膝元となる京都の龍谷大学にて開催されるという。 ・龍谷大学 You, Unlimited http://www.ryukoku.ac.jp/  また、その一週間後の2015年9月12日土曜日に、「10回記念大会」ということで次回は早稲田大学で開催されるという。 ・早稲田大学 http://www.waseda.jp/  加えての情報として「沈伯俊先生がいらっしゃるご予定です」とのことだ。 ※関連記事 四川省を満喫しよう!(2014年7月26日)

2194. 真・三國無双7(2013年2月28日)
・コーエーテクモゲームス|GAMECITY http://www.gamecity.ne.jp/ 上記のコーエーテクモゲームスのポータルサイト「GAMECITY」の2012年11月1日のNews Releaseによると「『真・三國無双7』 (PS3版) 2013年発売決定!」とのことで、その文字に下記のサイトにリンクされていた。つまり『真・三國無双』シリーズ本編の最新作の『真・三國無双7』のPlayStation 3用での2013年の発売が決定したという。 ・真・三國無双7 http://www.gamecity.ne.jp/smusou7/ ※関連記事 真・三國無双6(2011年3月10日)

2195. 赤兎馬Presents「三国志の宴2」第2部
・2007年5月27日 赤兎馬Presents「三国志の宴2」第1部 http://cte.main.jp/newsch/article.php/611  休憩が終わったことを告げるDJ急行さん&セラチェン春山さん。川本先生がファンのお相手をしていらっしゃったので、席に着くよう示唆。  そこから「2部、おもしろ三国志スーパーライブ(新曲あり)」の前説。どうもMCの人はおもしろ三国志さんとは七年のつきあいでデビュー当時から知っているとのこと。三国志をネタにしていて元ネタを知らない観客が多いため、どこでもアウェーのような待遇を受けるし(観客がみなキョトンとする)、逆にホームのような場所がなかったとのこと。しかし、去年の「三国志の宴」でようやくホームと言えるところにたどり着いたとのこと。  ホームにたどり着いた、おもしろ三国志さんを見て、七年前から見ている者たちは涙したそうな(場内笑)  今日のために二曲新曲をつくったと告知があり、場内大歓声。 「おもしろ三国志スーパーライブ、スタートでーす!」 とコールがあって大歓声。前説にあったように観客からのかけ声は「おもしろーい!」。舞台から向かって、左奥の上の控え室から階段を下ってやってきたのは朝服のようなゆったりした服を纏って、『蒼天航路』の曹操メイクに左目に矢付きの眼帯をし、冕冠を被った姿。 ・おもしろ三国志(最新オフィシャル) http://sango94.web.fc2.com/ おもしろ三国志さん「去年の『三国志の宴』に参加した皆さん…お久しぶりです、義兄弟」 (場内大歓声) おもしろ三国志さん「今年から初めて『三国志の宴2』参加してくれた方、初めまして…おもしろ三国志である」 (場内大歓声) てな感じでいきなり会場のボルテージが上がる。  それから川本先生が目の前で見ているので、かなり緊張している、と発言し、会場の笑いを誘う。「緊張するね、これ」と素の発言でやっぱり会場の笑いを誘う。  タイトルコールから一曲目に入る。 1. 呂伯奢  ミニマルな音の中、曹操の名言「寧教我負天下人、休教天下人負我。」(三国演義第四回or第八節)をフィーチャーしたセリフを何回か言っている。観客はその間ずっと手拍子をしたり歓声を上げたり大盛り上がり。  清岡は始めに曲のタイトルを聞き損じたけど、このセリフでタイトルが判り、去年の大学院特別講演会を思い出していた。 ・2006年7月29日大学院特別講演会「曹操殺呂伯奢」 http://cte.main.jp/newsch/article.php/388  おもしろ三国志さんの基本はその場のホッピング。あとは客を斬りつけたり(笑)といったパフォーマンス。そしてこの曲では次のセリフ「やってしまった以上、どうにもならん」と何度か言う。  再び、元のセリフに戻り、段々とリズムが早くなり、終了。 おもしろ三国志さん「はい、そういうわけで…」 と急に素に戻って、観客をわかせる。 2. 出師の表  片手には文字が書かれたトイレットペーパー、もう一方の片手には剣(とマイク)をもって登場。どうやらトイレットペーパーが出師の表らしい。あ、元ネタは三国志蜀書諸葛亮伝の建興五年の諸葛亮の上疏、『文選』にも載っているいわゆる出師表ね。  やっぱりミニマルな音に微妙なメロディーの中、こんどは聞き取れないぐらいの早口で出師の表を唱え上げる。予め録音しているとかじゃなくて実際にマイクで言っている。「司馬懿仲達ファ○クオフ」とかいっているし(汗) 空耳かも知れないが、どさくさに紛れ「ビタミンC」とか言ってないか? そしてトイレットペーパー……ではなく出師の表を剣で切ってはなげ切ってはなげしていた。  ともかく会場は異常な盛り上がり。後で聞いたんだけど、雪魔王さんはイスからたち踊っていたそうな(笑)  終了すると観客からは「おもしろーい」とツッコミにも似た歓声が次々入る。  おもしろ三国志さん、しんどいんで、重いんで、といって、眼帯と冕冠を外していた。  それからあちこち動き回ったもんだからマイクのコードが絡まっちゃって、突っ張った状態になっていた。それを見かねた、舞台向かって左の観客がコードの引っかかりをとってくれた。 おもしろ三国志さん「あとで感謝状、送る」 と言って、またも会場がわく。  ここでおもしろ三国志さんからMC。  柄沢さんから新曲2曲を用意しないと赤ふんどしでブートキャンプさせられると言われたそうな(笑)  そして今回は呉の曲を用意したとのこと。  曲の導入MCを言い終える前に、音楽が先にかかってしまって素で「ちょっと待ってください」と言うハプニングにも会場、大盛り上がり。 おもしろ三国志さん「もう一度、問う。呉でみんなが大好き、赤壁の功労者、誰でしょう? 三ハイ!」 といって、観衆に問いかける。やっぱりほとんどの人が答えて曰く「周瑜」。 おもしろ三国志さん「そう黄蓋」 (会場大歓声) おもしろ三国志さん「黄蓋を忘れるな!」  というわけでタイトルコール。 3. 苦肉の計 ...

2196. 第3回三国志シンポジウム 雑感1
<目次>第3回三国志シンポジウム 雑感(2007年7月28日) http://cte.main.jp/newsch/article.php/661  2007年7月28日。10時になり、総合司会の渡邉義浩先生のアナウンスが入り、学科主任の挨拶から入る。門脇廣文先生が壇上に立つ。 ○學科主任挨拶・・・門脇廣文  挨拶は中国学科の紹介から始まる。。文学、哲学、歴史を中心にその他、語学、書道の5つの柱から構成されているとのこと。その後、大東文化大学の歴史が述べられる。あと入試の新しい推薦制度の紹介とか。詳しくは下記の大東文化大学のサイトより。 ・大東文化大学 http://www.daito.ac.jp  その後、今日の授業についての説明。あと去年の三国志シンポジウムをまとめた冊子と『三国志研究入門』の紹介がされていた。 ・三国志研究入門(2007年7月25日) http://cte.main.jp/newsch/article.php/644 ○一限目・・・中林 史朗(大東文化大學中國學科教授) 日本人にとって三國志とは何じゃいな? ~見るのか、讀むのか、掛け軸から『ストップ劉備くん』まで~  10時13分スタート。  その前にこの授業のタイトルについて。予めの情報だと、上記の通りタイトルに「ストップ劉備くん」と書いてあったんだけど、大東文化大学のサイトの情報だと「ストップ、ザ劉備君」という誤用になっている。当日、どうなっているのか楽しみにしていたら、写真のように会場のめくり台やプログラムの紙では「ストップ、ザ劉備君」、だけど配られたレジュメでは「ストップ劉備くん」となっている。おそらく事務方には何故か「ストップ、ザ劉備君」と誤って伝わったんだろうね。結局、授業では特に『STOP劉備くん!』に触れられることは無かったので、どっちでも良かったんだけど。 http://cte.main.jp/newsch/article.php/630 ※↑その開催前の経緯はこの記事の下部参照  まずこの授業を受け持つ経緯について面白可笑しく説明。なんでも台湾に居たら中川先生からメールで依頼が来たそうな。金がないから今回、身内だけ(大東文化大学の先生方だけ)でやるらしい。 ●始めに  ※小タイトルはレジュメ通り。以下、同じ  授業の主旨は三国志の世界をもう一度、確認しようではないか、とのこと。まず日本人に広く知られた「三国志」の世界とは『三国志』ではなく『三国志演義』である、と断った上で、『三国志』は寛平年間(889-897)で藤原佐世/編『日本國見在書目録』に記載されており、平安朝時代に日本へ舶来されている。つまり知識人にはこのころから知られていたこと。一般大衆には江戸時代以降でしかも『三国志演義』の方が知られた。  「結論から言うと三国志の世界とは遊びの世界だった」とおっしゃってすかさず「これで私の話は終わりです……という訳にはいきませんが」とおっしゃって場内をわかせる。 ●1、江戸時代  日本人によく知られた人物は諸葛亮。なぜなら、彼の作とされるものが残っているから。粱父吟や出師表は『文選』や『古文真宝』に収録されており、『文選』は平安時代より親しまれている。特に中世の禅林の世界において『古文真宝』(中国の名文を集めた者)が愛読されていた。そこから推測し江戸初期には『古文真宝』に書かれている諸葛亮の評価がそのまま踏襲され朱子学者や漢学者に引き継がれる。その具体例として寛文三年(1663年)の鵜飼石斎『古文真宝後集諺解大成』収録「後出師表」の文末の注に宋の張[木式]の「蓋凛凛乎三代之佐」が引用されている、つまり諸葛亮を「王佐の人」と肯定的に捉えている。江戸幕府が朱子学を御用学としているので、江戸前期の公式見解ということになろう。大学頭の林家二代目林鵞峰には十編以上、弟の読耕斎にも数編の「孔明贊」が残されている。  この「王佐の人」に批判的なのは伊藤仁斎(京都の町学者)。その著作の『古学先生文集』巻六「読諸葛孔明伝」において「王佐之才」と対極の「覇者之臣」(諸葛亮自ら「管仲・樂毅」に比したので)に位置づけた。ところが著作の『古学先生詩集』巻二「楠判官画像贊」においては信義という点で諸葛亮と楠正成と同一視しているが、諸葛亮に対し贊文など一切書いていない。  元禄時代からがらっと変わってくる。仁斎の子、東涯の時代になると諸葛亮に関する詩文を書いているし、それ以後の人々も三国志に関する詩文を書いている。これはちょうど元禄年間に『通俗三国志』が刊行されたこと。ここで『通俗三国志』の説明。今でも出版されている。 <参考記事>2005年11月21日~ 「完本三国志」全6巻 http://cte.main.jp/newsch/article.php/239 ほぼ同時期に岡島冠山(1674-1728)が京都や大阪で唐話の普及や白話小説の翻案を活発に行ったことの影響がある。そのため一般に三国志が知られるのは元禄以降。  それというのも三国志に関する「○○像」や「題○○図」等の詩文が多く見られるようになるため。ここでもう一方のレジュメ「『三國志』シンポ資料」(以下、資料)に移る。「6、江戸の漢詩文(元禄以後の一部)」のところ。たまたま中林先生の手元にあるものをリストアップしたものとのこと。確かに「題孔明像」とかいろいろある。三国志の原文を読んで詩をつくるのではなく、絵があってそれに概算をかくとのこと。ここで会場の前に展示されている掛け軸について触れる。まず一つ目が関羽とそれに関する贊とのことで「何を書いてあるかはこの字が読める人はお考えになればよろしい」と言って会場内をわかせる(掛け軸の字は崩してあって現代人が読むには辛い)。以上は江戸時代の儒者に見られる評価。  次が江戸時代の一般諸人について。江戸時代の川柳を見ると、曹操、劉備、諸葛亮、関羽、張飛、趙雲らを対象にした歌が150作以上も見られる。ここで資料「7、江戸の川柳(『誹風柳多留全集』『誹風柳多留捨遺』の中の一部)」に移る。ここでは人物ごとに川柳がピックアップされている。例えば劉備のところでは「三度まで通いお蜀を手に入れる」、諸葛亮のところでは「孔明も三会目から帯をとき」など。これらから庶民に『三国志演義』の内容がよく知られていたことがわかる。その中でも諸葛亮に関した歌は50作以上と特に多い。ついで劉備。また歌から当時、諸葛亮の絵を描いた羽子板が存在し、智謀の士として広く知れ渡っていたことが推測できる。  一方、関羽について。日本における関羽像は、黄檗僧が信仰の対象の伽藍神としてもたらしたもの、長崎から入った唐絵としての明清時代の肉筆のもの、小説に附せられた版画のもの等によりもたらされ、江戸中期の寶暦(1751)以後に広まり、日本での肉筆関羽像画が作られ出すようになった。この日本での関羽像の傾向は四つに大別されるが(周倉・関平を従えた図、赤兎馬に跨る図、春秋を読む図、演義中の一場面図)、絵柄や構図は中国に倣う。一方、諸葛亮の日本での肉筆画はそれほどたくさんない。中林先生曰く、(関羽ほど)あまり絵にならない人物なのではないか、とのこと。 (※関羽の図像、伊藤仁斎親子の孔明観に関しての参考文献、長尾直茂/著『漢文学 解釋與研究』第二輯・第三輯(平成11年・12年))  ここで会場に展示された掛け軸について説明。真贋や描写内容について面白可笑しく解説され場内をわかせていた。巻物ではなく刊本を持っているのはおかしい、とか。あと絵から関羽の顔は赤いってことがよく知られていた、という指摘があった。  江戸後期のこのような傾向に、最も大きな影響を与えたと思われるのが『絵本通俗三国志』(天保年間)。絵としては葛飾戴斗の絵が一番有名だろう。 <参照記事>2006年7月29日「三国志シンポジウム」雑感2 http://cte.main.jp/newsch/article.php/377 ●2、明治から昭和前半  幸田露伴(文人)『通俗三国志』を初め、十本前後の『三国志演義』の翻訳や内藤湖南(学者)『諸葛武侯』を皮切りに五本前後の諸葛亮に関する評伝が公刊される。ここで資料「1、『三國志』と『演義』に関するもの」と「2、諸葛亮に関するもの」に移る。諸葛亮に関するものは、江戸時代では中国から来たものを訳したものだったが、日本人により諸葛亮に関して書いたものの最初は浅田寛『諸葛孔明傳』(文政十年)。  それらの中で我々日本人に最も影響を与えたのが土井晩翠(詩人)の長編詩「星落秋風五丈原」ではないだろうか。当時を代表する思想家で東宮御学問所御用掛となり倫理を進講した杉浦重剛も『諸葛亮』なる評伝を書いており、同時に江戸の侠客幡随院長兵衛を讃える漢詩をつくっており、諸葛亮も幡随院も「侠」という概念で同じように捉えていたことが分かる。土井晩翠や杉浦重剛に見られるような諸葛亮に対する見方は当時の日本人の対外の見方だ。また資料に「日本青年の歌」と「星落秋風五丈原」との共通する部分をあげてある(つまり「日本青年の歌」が「星落秋風五丈原」をぱくった)。 ●3、昭和後半から平成へ  この時代を一言でいうなら、小説、同人誌、コミック、人形劇、映画、ゲーム、インターネット等、何でもありの世界。価値観が多様化だけではなく三国志が完全にエンターテイメント化した。  例としてマンガの武論尊/原作・池上遼一/作画『覇-LORD-』が上げられる。ストーリーの説明で主人公の倭人が劉備に成りすますことや、呂布と趙雲(作中では女性)との子が関平とか出てくる。(※これは割かし三国志ファンの間で有名な話だけど、さらに中林先生は周瑜が美貌の女将軍で、彼女が率いる軍団が美女軍団と最近のトピックまで言及されていたのには驚いた)。あと芝居の方でも市川猿之助の『スーパー歌舞伎 新・三国志』がある。  これらの中で唯一大きな展開を示していないのが映画やテレビを中心とした映像部門。『人形劇三国志』や劇場公開されたアニメ以後、新たな企画は殆ど耳にしない。来年(2008年)放送を目指し日中共同でアニメ『三国志』の制作が始まった、との話も伝わる。  「三国志」というものは固有名詞から「単に覇権を賭けた争いを表す普通名詞」になったといえる。それは既に江戸時代からある。千代丘草庵主人の『洒落本讃極史』(遊里の話)、近松門左衛門の『本朝三国志』(日本の話)に見られる。三国志は完全に遊びの娯楽になっている。ここで資料の「5、三国志とは関係無いもの」に移る。加藤文『やきそば三国志』とか加野厚志『女三国志』など。 ●終りに ※以下、殆どレジュメそのまま  日本人に広く知れ渡った「三国志」と言うものが、ある意味で娯楽(大衆文化)であったとするならば、娯楽であるが故に「三国志」に関する多くの著作は、それぞれの時代の時代相或いは当時の日本の社会相を、色濃く反映していると言える  我々は、日本人が著した「三国志」に関する著作を読み解くことに因って単に中国の時代や文化を読み解くだけでは無く、それぞれの時代の日本或いは日本人自身を読み解くことも可能となる。 ...

2197. メモ:「前漢後期における中朝と尚書」
※前記事 メモ:「晋南朝における冠服制度の変遷と官爵体系」 ・三国志ファンのためのサポート掲示板 http://cte.main.jp/ ・黄門令について (※上記サイト内ツリー) http://cte.main.jp/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=3048  上記掲示板のツリーでも少し触れられているように、皇帝の居住するところで禁中(省中、省内)があり、前々から具体的にはどこなのか気になってはいた。ちょうど何進が暗殺されるあたりで中心となる場所であるため、そこらへんを具体的に理解するのには避けて通れないだろう。 ※参照記事 8月25日は何進の忌日  そんなおり、「2009年度 東洋史研究会大会」で100円で販売されていた『東洋史研究』Vol.64 No.2に米田 健志「前漢後期における中朝と尚書--皇帝の日常政務との關連から」という論文を見かける。中を見ると、前漢後漢の違いはあるものの、上記の懸案事項について書かれているようなので、その場で購入する。 ※関連記事 メモ:「東洋史研究会大会」出店状況  その論文について下記のように、CiNii内のページへのリンクも続けて記す。リンク先で読めるという訳ではないが。 米田 健志「前漢後期における中朝と尚書--皇帝の日常政務との關連から」(『東洋史研究』Vol.64 No.2 (200509) pp.253-286 東洋史研究会 ) http://ci.nii.ac.jp/naid/40006975846 ※リンク追記。ダウンロード可能になったんでリンク。 ・Kyoto University Research Information Repository: 前漢後期における中朝と尚書--皇帝の日常政務との關連から http://hdl.handle.net/2433/138167  この論文が掲載されている『東洋史研究』Vol.64 No.2は下記の東洋史研究会のサイトによると、1500円で購入できるようだね。 ・東洋史研究会 http://wwwsoc.nii.ac.jp/toyoshi/

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2210. サラダつき佐世保バーガー
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2211. 張飛牛肉6種
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2218. 泣き虫弱虫諸葛孔明 第参部 (11)
表現形態:雑誌連載 作者:酒見賢一 団体:文藝春秋 掲載誌:別册文藝春秋 号数:2012年1月号 価格:1500円 関連団体サイト:文藝春秋 <前回      関連      次回> ・三国志との関係(備考欄) 三国志を題材とした小説。「美貌の武将、ついに逝く――第参部、ここに完結」 (雑誌サイトより)

2219. 反三国志 関雲長北伐戦記1
表現形態:新書 作者:河原谷創次郎 団体:学研 仕様:歴史群像新書 価格:980円 ISBN:4054044336 関連団体サイト:ショップ.学研 学研のオンラインショップ|学研 <前回      関連      次回> ・三国志との関係(備考欄) 三国志を題材とした架空戦記。

2220. 三国演義 第62集
表現形態:TV番組 作者:中国中央電視台/制作 局名:GyaO 回数:第62集「興兵伐呉」 価格:無料 関連団体サイト:パソコンテレビGyaO[ギャオ] <前回      関連      次回> ・三国志との関係(備考欄) 羅貫中/著『三国演義』をテレビドラマ化した中国中央電視台制作『三国演義』、第三部「三足鼎立」