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メモ:後漢・霊帝の軍制改革と将軍自称(史学会第121回大会2023年11月12日)


研究
※前の記事 オーバーテイク! Rd.05(2023年10月29日)

 2023年11月12日日曜日、前の記事から都内某ホテルに居て、7時前に目が覚める、つまり4時間半睡眠。ホテル1Fカフェテリアは元々ホテルの一室規模なんで大丈夫か?と思ったけど、機能的でよかった。ただし想定通り席はすぐ埋まりそう。今更24時間無料コーヒーに気づいた。ただ狭いエレベータでしかアクセスできないんで、不便だったろうけど。9時ぐらいに出発し、本郷三丁目駅で降りて東京大学本郷キャンパスへ。



・東京大学
https://www.u-tokyo.ac.jp/

※関連記事 東京大学の国語世界史で呉晋関連2023(2月25日26日)

 事前の告知と違う会場ってことにしばらく気づかなくて、書籍のブースで右往左往していたんだけど、スタッフをされている方に教えてもらい、会場となる法文1号館113教室に9時42分着。何かというと史学会第121回大会東洋史部会。9時30分スタートだけど、お目当てのは2番目なので問題なし。ただし満席に近い状態なので席の確保にこまるのだけどね。

・史学会 :: ホーム|Home
http://www.shigakukai.or.jp/

・大会・例会案内
http://www.shigakukai.or.jp/annual_meeting/schedule/

・史学会第121回大会 | Peatix
https://121shigakukaitaikai.peatix.com/

※告知記事 後漢・霊帝の軍制改革と将軍自称(史学会第121回大会2023年11月12日)

 それは日本学術振興会特別研究員ポストドクトラルフェロー(東北大学大学院文学研究科) 青木竜一氏による「後漢・霊帝の軍制改革と将軍自称」という研究報告。事前に郵送で「研究発表要旨」を含んだA5冊子『2023年史学会第121回大会プログラム』が送られてきており、それには該当報告の3/4ページほどの要旨がある。そこで目につくのが後漢霊帝の「無上将軍」自称。個人的にはインパクトがあるので、結構「無上将軍」はネタにしがちだったので、気になった、というか私の興味関心はそこにあった。

・西園八校尉と無上将軍(孫氏からみた三国志42)
http://cte.main.jp/sunshi/2007/1002.html



 そして当日配布資料として会場(教室)入り口で渡されたのはA4要旨15枚、つまり15ページのレジュメ(発表用資料)。10時1分開始。以下、メモ。「」付けはレジュメより。
・これまでの研究、後漢の軍政と皇帝の関係について。今回、その延長。

※関連記事 リンク:後漢における軍隊・将帥観(2022年3月17日)

・「はじめに」「0-1.霊帝による西園軍の創設」
・紀元188年8月に置かれた西園軍の概要「上・中・下の三軍を中心として、それを補助する典軍・助軍等三軍の計六軍によって構成」
・六軍の校尉+副次二=「西園八校尉」、それを統括する無上将軍霊帝→実際は上軍校尉の蹇碩が他の七校尉を統べる
→上軍校尉蹇碩「①司隷校尉以下の郡県を督する督軍の権限」「②大将軍以下の諸々の軍事長官を属下に置く統帥としての権限」で都督中外諸軍事に類似する存在と
・p.2「0-2.霊帝の西園軍創設と将軍自称に関する先行研究」
→「「無上将軍」自称の意味」 「無上」道家思想(どうかしそう)至高の存在。 ・渡邉将智「後漢霊帝の統治と無上将軍」(『三国志研究』第17号、三国志学会2022年9月)「軍全体を統括する至高の将軍を意味する称号」

※関連記事 三國志研究第十七号(2022年9月4日発行)

→先行研究は「無上」に着目していたが、なぜ「将軍」を称したかはあまりなかった
・大庭脩『秦漢法制史の研究』(創文社1982年)「将軍という官職を基本的に理解していないというか、正確には皇帝というものを理解していない
→皇帝は漢書から相対的な地位。魏晋南北朝時代には将軍自称には一切批判がない。 ・石井仁「無上将軍と西園軍:後漢霊帝時代の「軍政改革」」(『集刊東洋学』76、1996年)「極めて合理化された指揮系統の実現を意図した
→青木氏「「皇帝」としてではなく、「将軍」として霊帝がそのような指揮系統を樹立したことこそ、重要な意義があるのではなかろうか」という問題関心
・p.3「1.漢代の王権・国制に関する先行研究の理解」「1-1.漢代の王権に関する先行研究」
・栗原朋信「漢帝国と周辺諸民族」『岩波講座 世界歴史4』(岩波書店1970)
→「内臣」官僚、王・侯、「外臣」異民族を主とする國の君主で漢に臣属した者、朝貢国 外臣までが天下に含まれる
・西嶋定生「皇帝支配の成立」『岩波講座 世界歴史4』(岩波書店1970)
→「皇帝」内臣に君臨する称号、「天子」蛮地・天地鬼神に臨む際の称号 武帝期以降 「皇帝」から「天子」の機能が分離
・阿部幸信『漢代の天下秩序と国家構造』(研文出版2022年11月)「第二章 漢初の天下秩序に関する一考察」

※関連記事 漢代の天下秩序と国家構造(2022年11月)

→「漢初からすでに「皇帝」「天子」の用法上の区別があった」武帝期前後で諸侯が内に組み込まれた。
 漢初の「皇帝」:「「漢=中国」の君主としての称号」自称はすべて「皇帝」 「天子」として認めたいものからの他称
 漢初の「天子」:「「天下」の盟主としての他称。」
 →まとめ 「天下」/「中国」の二層性 「「皇帝」の王権はあくまで「中国」の内に限られる」「「皇帝」が「天子」であるがゆえに、「皇帝」は「中国」外に王権が発揮できる」「「外国」の国内は「外心」自身が統治する
・「1-2.漢代の王権と将帥の関係についての先行研究」
→[阿部2022]でこういった「「皇帝」「天子」観は、『史記』の叙述にも反映されている」と
p.5 漢の国内に駐屯する将軍を慰問する皇帝が「天子」と表現される
 「先にみた②(※国外の諸侯に対する際には「天子」と呼ばれる)の原則は、諸侯のみならず諸将にも適用されていたことがわかる」「行軍中の将軍が皇帝権力から高度に自立した存在」
 「諸侯・諸将は、彼ら自身の存在が「天下を共有する体制」を実現せしめている」
・永田英正『漢代史研究』(汲古書院2018年)「中国古代における文官優位性について」
→「「将軍」は、いったん任命されると、任命者である皇帝の統制の枠を超えて絶大な権限と独立性が与えられるのである。」
⇒「「外」にあった諸将・軍については研究が及んでいない」
・「報告者のこれまでの研究」
・青木竜一「後漢における軍隊・将帥観―『司馬法』『白虎通』および「軍礼」との関わりから―」『東洋学報』第103巻第4号2022年
→「軍を率いて派遣された諸将は「中国」の「外」にある「不臣」の存在」「「軍自体も「中国」の「敵国」の扱い
・『太平御覧』卷二百九十六 兵部二十七 法令 謝承「後漢書」曰:張温以司空加車騎將軍、征韓遂。丙辰、引溫見於崇德殿、温以軍禮、長揖不拜。
(※清岡注。従来だと鎧が邪魔だから拝さないってやつだっけ。「介者不拜」)

※関連記事 三国創作のための拝メモ

・青木竜一「後漢・魏晋期の国制上における軍の位置づけの変化―将帥への斧鉞授与に注目して―」『東方学』第145号2023年
『後漢書』列伝五十九何進伝を例に「わざわざ『太公六韜』を典拠とし、天子が自ら兵を率いることについての事例があることを引き合いに出してそれを勧めた」儒家の書物の中になくわざわざ道家の『太公六韜』から求めないといけなかった
・「2.五巻の王権認識」「2-1.後漢における「皇帝」「天子」に関する認識」
 p.6「皇帝」『白虎通』号篇「所以表功明徳、号令臣下者也」
 p.7「天子」『白虎通』爵篇「天子者、爵稱也」
・「2-2.「皇帝」「天子」と軍権」
p.8「漢初の諸侯王・諸侯国の扱いと同様。実質的に(軍事長官級の)将帥は「外臣」、軍は「外国」の扱い特に後漢の儒教理念においては、(軍事長官級の)将帥は「不臣」、軍は「敵国」の待遇。」
 「「皇帝」権の中には軍権はない方されていない。」「「将兵」するのは「天子」としての資格?」
p.9天誅『白虎通』三軍篇「王法、天誅、天子自出者」
p.10『白虎通』三軍篇「故但聞将軍令、不聞君命、明進退大夫也」
p.10『白虎通』三軍篇「示不敢自専也」
・「3.霊帝による「天子将兵」」「3-1.後漢における「皇帝」「天子」に関する認識」
p.11『太公六韜』龍韜篇→「将が軍を治めるに当たっての心得
 →「霊帝を頂点とする一元的な統帥系統を確立することにあったのであり、霊帝自らが征伐に赴くことではない。」
pp.11-12『後漢書』列伝四十八蓋勳伝
 →「霊帝が将軍を称したこと自体には何の批判も無い。」
p.12『後漢書』列伝一劉盆子伝 「崇等議曰「聞古天子将將兵稱上將軍」」
p.13「おわりに」
 →「「天子」たる霊帝が軍を直接的にその統治下に置くためには、「皇帝」号のみならず「将軍」号をも称する必要があった

質疑応答の時間
佐川先生:p5L6 詔書は皇帝として出している?
→「皇帝」「天子」は称号として使い分けした訳では無い。外に対して「皇帝」を自称できないのはよくわからない。「皇帝」と自称しているが天子の権限である(王権としての認識)。

 10時31分終了。


 というわけで清岡は小雨が降る中、急いで、本郷三丁目駅10時41分発の丸ノ内線で東京駅まで行き、予定していた11時7分発の東海道本線に間に合う。12時1分、茅ヶ崎駅、三国志ニュースの記事「パリピ孔明 第1話 森山未來アドリブ(X 2023年10月3日)」を書き上げる。アニメ「スパイファミリー」を見ていた。いつも脇に回っていたヨルさんの回で、活躍が見れて楽しい。14時21分静岡駅発。連結の上、10分ぐらい停車、島田行が先行。NETFLIXのアニメ「悪魔くん」をタブレットにダウンロードして見る。事前情報無しに画像見て「悪魔くん、高い頭身でリメイクされて、猫娘のアレの再来か?」とか思ったら、違ってた、前世紀アニメの続編で、2代目悪魔くんで、義父で外見歳とってない初代も登場。メフィストは歳とった2世・若い3世共に古川さん。

・新アニメ「悪魔くん」東映アニメーション
https://www.toei-anim.co.jp/akumakun/

 15時33分浜松駅、三国志ニュースの記事「偽典・演義 6~とある策士の三國志~(2023年11月15日)」を書き上げる。16時18分、豊橋駅着。乗換12分も余裕があると思って、荷物をおいて、壺屋に720円の三色稲荷寿司弁当を買いに行って、帰ってきて車内に入ったら、急に発車して、一本早い大垣行き特別快速に乗っていたのに気づく。蒲郡で降りようか葛藤したけど、とりあえず弁当を食べ終え、岡崎駅で待つ。来た米原行き新快速は特別快速より空いていたんで助かった。そっからは悪魔くんを10話まで見て爆睡。19時42分京都駅着。11月13日月曜日、久々に行く小さなドラッグストア、外見変わんないのに、入ったら売り場3分の2がコストコの商品に替わってた。なんかワクワクするわ、また行こ。11月14日火曜日、海苔弁とかメニューをまるっとおにぎりにする スゴおに シリーズが好きでタイミングがあえば買って食べているんだけど、最近、それがJR東日本のNewDaysの商品だと気づいたわ、食べたいときに買えんやん(笑)2周年だって。

・スゴおに 焼鳥丼にぎりました
https://retail.jr-cross.co.jp/newdays/product/detail.html?id=9933

三国志ニュースの記事「酒見 賢一 氏、逝去 2023年11月7日」を書く、3時48分アップ。11月16日木曜日、20時6分、アニメ「盾の勇者の成り上がり」シーズン3を見る。四聖勇者の掘り下げでシーズン2よりは面白くなっている。11月17日金曜日、2021年1月2日WOWOWプライム 一度死んでみた 2020年 広瀬すず主演 吉沢亮出演(ゴーストとあだ名される存在感がないという役どころ) 堤真一父親役。社長の父親が薬で死を偽装するのだけど、それを実際の死亡として利用され、会社の合併計画が進められる。葬儀で娘のデスメタルライブをするクライマックスなど面白かったな。デスメタルじゃなくてバラードだったけど。18時13分三国志ニュースの記事「おしえて!杜康先生(まんがホーム2019年4月号 3月1日発売)」を書き上げる。20時13分、『重版出来!』11巻を読む。高畑一寸の浮いた話、おもろいなー、ちょい感動の。マンガ家女子、府川悠 クロサワとのコンビか、そしてサブプロットは電子書店の社員さん。後者について期間限定無料で利益を出すメカニズムについてわかりやすく話に織り込んでいた。p.115 K.2黒沢「電子書籍派の読者さんと神の単行本派の読者さんでは、消費行動が違うそうです。」 報われる話の展開でほろりと来たわ。

※次の記事 三国志八宝茶 孫呉大都督(神戸Cha-ngokushi2023年11月4日-)

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