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第42回 秋の古本まつり(京都古書研究会2018年10月31日-11月4日)
2018年11月4日日曜日3時半の目覚まし時計でおきる。2017年2月7日現地時間20時45分キックオフのセリエA 2016/17 第23節 ローマ×フィオレンティーナを見る。並行して
NETFLIXで「とある魔術の禁書目録2」全24話を5時30分に見切り、劇場版へシフト。6時20分、ローマ×フィオレンティーナを見終える。三国志ニュースの記事「
森田 崇さんに訊く(マンガ論争 Vol.19 2018年8月10日)」を書く。茹でたウズラの卵とジャガイモの皮をむくのが手間でさらに油通しして醤油やウスターソースで煮る葡国鶏肝。20分も煮込み時間があるもんだから14時過ぎに葡国鶏肝ができる。
その料理を作りつつ、ツイッターのタイムラインを見ると、今、京都御所の紫宸殿の中が一般公開中だそうで、「高御座」が東に貸し出しているからその後ろの障子が見られるらしい。
ぼるどさんの13時ぐらいのツイートによると、その障子にいろんな中国の偉人が描かれており、それらの中に諸葛亮がいるのとのことだった。後でネットで検索するに下記ページがひっかかる。つまりは京都御所にて2018年11月1日木曜日から5日月曜日までに「京都御所 宮廷文化の紹介」が開催中で、そのページには明記されてないが、京都御所にて公開される建物の中の一つ、紫宸殿に諸葛亮が描かれた賢聖障子があるそうな。
・「京都御所 宮廷文化の紹介」<平成30年秋>の開催について - 宮内庁
http://www.kunaicho.go.jp/event/kyotogosho/kyotogosho.html
・宮内庁参観案内:施設情報:京都御所
https://sankan.kunaicho.go.jp/guide/kyoto.html
それを知ったのが葡国鶏肝を作っている最中の13時半。「京都御所 宮廷文化の紹介」の入場が15時20分までってことで前述のとおり14時に作り終え、急いで食べて14時18分には出発できた。御所の西側に入り口があって、その前に荷物検査があり厳重だな、と思いつつ急ぐ。ツイッター上ではどういう状況かわからず、ともかく門をいくつかくぐって紫宸殿前に出る。はじめ印象に残ったのがカメラ持った人が可能な後ろにさがって紫宸殿に向かって撮影していること。その理由も含めろくに下調べせず飛び出したもんだから様子がわかんなかったけど、つまりは右の写真のように紫宸殿やその前のある程度の入れない空間があって、高い位置にある殿上の奥にある賢聖障子を仰ぎ見る、あるいは仰角で撮影しようと思ったら。角度を稼ぐためなるべく後ろに下がる必要があるってことのようだ。さすが『説文』に「殿、堂之高大者也。」とあるぐらいだと思いつつ。
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ツイッター上で見かける写りの良いものは、立ち入り禁止エリアの前に立ててある解説看板を撮影したものってことか。それによると、描かれる人物は右から
東一間:馬周、房玄齢、杜如晦、魏徴
東二間:諸葛亮、蘧瑗、張良、第伍倫
東三間:管仲、鄧禹、公孫僑、蕭何
東四間:伊尹、傅説、太公望、仲山甫
西四間:叔孫通、賈誼、文翁、董仲舒
西二間:倪寛、蘇武、鄭玄、桓栄
西三間:班固、陳寔、揚雄、羊祜
西一間:張華、杜預、虞世南、李勣
とのこと。とりあえず下の写真のように殿上の三国関連の羊祜と諸葛亮を撮影してみる。左の写真の左端の人物が羊祜。右の写真の右端の人物が諸葛亮。鄭玄はうまく撮れず。
1000円中古カメラではこのへんが限界。
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ちなみに前述の人名を漢字変換で出すのが面倒なんで、ある程度コピー&ペーストで済ませようと検索してみると下記のドイツのデジタルデータがひっかかる。三宅意誠『南殿障子模図』(1837年?)だそうで。
・南殿障子模図 - Digitalisierte Sammlungen der Staatsbibliothek zu Berlin
http://resolver.staatsbibliothek-berlin.de/SBB0000812100000000
ついで看板の写真も。左写真の左から2番目の人物が羊祜、中写真の白い服の人物が鄭玄、右写真の白写真の右隣の人物が諸葛亮。
諸葛亮がベタに白い羽扇に葛巾していところが気になりつつ、ここと合わせて二条城の八陣の庭と新京極の田丸印房の孔明判子で孔明ツアーができたな、と思いつつその場を後にした。15時30分帰宅。
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