※前の記事
「ガマンできないマンガ」教えます! #13(モーニング2017年10月12日号)
2018年10月5日金曜日昼には国会図書館新館に居た。
・東京本館|国立国会図書館―National Diet Library
http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/
前の記事で書いたようにすでにひとつの目的を達成しているので、次の目的へ。寺島優/原作・小島利明/構成・李志清/作画「三国志」(個人的な通称では「寺島三国志」)の初出情報を求めて。というのも以前から耳にしていたのに、下記関連記事で触れた論文ではすっかりそのことを忘れていたので。まぁ、もともと網羅しきれないつもりで書いた論文だからなんだけど(それに網羅するとテーマから外れるし)。
※関連記事
三國志研究第十三号(2018年9月15日)
13時20分、まずは「寺島三国志」の文庫を(館内でつながっている)隣の東京館でその文庫版をかりる。1996年の出版で。小札の鎧がたくさん。小札の重ね方が逆だけど。下記関連記事参照。
※関連記事
メモ:鎧 and リンク:東アジアにおける武器・武具の比較研究
メモ:日本マンガにおける秦始皇帝兵馬俑鎧甲デザインの伝播(2018年6月23日)
とりあえず「寺島三国志」がスコラという出版社から出ていることがわかって、それじゃもし連載作品だったとすればそこの雑誌を当たればいいや、と思って、安直に「スコラ」で検索したら『スコラ』と『コミックスコラ』、特に後者を重点的に閲覧申請する。14時58分、両者とも成人男性向雑誌でとても「寺島三国志」なんて見つけられそうにないし、衆目に気遣う雑誌だし。というわけでスコラ社が刊行する他の雑誌を見ると、『コミックバーガー』というのがあった。さらにその後継雑誌が『コミックバーズ』というらしい。そもそも株式会社スコラは倒産し1999年に株式会社スコラマガジンになったそうで。
並行して探していたのが下記。15時14分。館内のみ閲覧できるので、『考古学と自然科学 : 日本文化財科学会誌』(27)(日本文化財科学会1994年9月) pp.35-58橋本清一・小林謙一・伊賀高弘「古墳時代前期の鉄製甲冑の復原」。
・考古学と自然科学 : 日本文化財科学会誌. (27) 日本文化財科学会
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/7957078/
それで『コミックバーガー』を閲覧しようとしたら、すでに館内限定のデジタルデータになっていて、15時35分、そこに藤原カムイ×寺島優「雷火」の連載を見かける。連載開始は『コミックバーガー』第10号(1987年5月26日号、5月12日発売(毎月第2第4火曜日))のpp.25-53だ。京都国際マンガミュージアムにて
三月さんから教えて貰ったのだけど、邪馬台国を舞台としたマンガだ。
※関連記事
三国志学会(西)勝手にスピンオフ図書館見学ツアー(2012年9月9日)
まんがのソムリエ(2014年5月31日発行)
週刊マンガ日本史(2009年10月6日創刊)
それでデジタルデータなもんで、「雷火」の連載状況と「寺島三国志」の情報を探して次々と見ていく。というか雑誌が月刊になって『コミックバーガー』4月号(1996年3/12発売、pp.35-65 藤原カムイ×寺島優「雷火」第165条。そして雑誌が代わり『コミックバーズ』7月号(1996年5/26発売)pp.211-242藤原カムイ;寺島優「雷火」第166条。12月号(1996年10/16発売)pp209-12には「雷火」の「映画化記念 誌上先行ロードショー」という、うそ企画。『コミックバーズ』10月号(1997年8/26発売)pp.353-383で画 藤原カムイ 作 寺島優「雷火」最終条(第180条)p.384にお礼ページ。
いやちゃんと三国ネタもあって、例えば1993年の『コミックバーガー』12月号p.486 k.3「われらが故国/魏の国の底力を/見せつけてやるのだ」とかk.4「合図のドラを/鳴らせ!!!」とか張政が言っている。
※関連記事
桜井茶臼山古墳:副葬銅鏡が81枚に 卑弥呼時代のものも(毎日新聞2010年1月7日)
※次の記事
香港漫画王 李 志清 先生(コミックバーズ 1996年10月16日)
※新規関連記事
チョコエッグキッズ 最強王図鑑選抜編2(2023年8月28日)
サイト管理者はコメントに関する責任を負いません。