下記のTwitter AccountのStatusで知ったこと。
・東方書店 東京店(神田神保町) (toho_jimbocho) on Twitter
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・Twitter /toho_jimbocho: 【これから出る本】
2018年2月15日発売予定!
『中国明堂思想研究:王朝をささえるコスモロジー』
南澤良彦 著/岩波書店/税込11,880円
中国歴代の王朝は、なぜ「明堂」の復元を試みたのか。定説なき明堂研究に画期をもたらす、基本の一冊。 ...
https://twitter.com/toho_jimbocho/status/956438740745969665
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・国内書 中国明堂思想研究 王朝をささえるコスモロジー
http://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=4000238915&bookType=jp
下記の出版社サイトの書籍ページによると、岩波書店より2018年2月15日に南澤良彦『中国明堂思想研究 王朝をささえるコスモロジー』(ISBN9784000238915)が11000円(税別)で刊行されたという。後で引用する目次によると、「第一章 先秦両漢時代 王者の殿堂,神霊の廟堂」に「第三節 後漢時代」があって、その中に「(四)蔡邕の「明堂月令論」――後漢の明堂論1」「(五)鄭玄の明堂説――後漢の明堂論2」と三国関連の項目があり、その次の章「第二章 魏晋時代 絶え間なき論争と変革」でも「第一節 曹魏時代」(「(一)魏初の明堂と高堂隆の改制」「(二)王粛の五帝説」)、「第二節 西晋時代」と三国関連がある。
・岩波書店
http://www.usio.co.jp/
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・中国明堂思想研究
https://www.iwanami.co.jp/book/b345691.html
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メモ:「洛陽八関とその内包空間」
メモ:『古代中国と皇帝祭祀』(汲古選書26)
前述の出版社のページより下記に目次を引用する。
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
序 章
第一節 問題の所在
(一)明堂とは何か
(二)なぜ明堂を問題とするのか
第二節 研究史
(一)歴史研究における明堂研究史
(二)考古学研究における明堂研究史
(三)建築学研究における明堂研究史
(四)思想研究における明堂研究史
第三節 本書の研究目的と構成
(一)本書の研究目的
(二)本書の構成
第一章 先秦両漢時代 王者の殿堂,神霊の廟堂
序
第一節 先秦時代
(一)戦国諸子文献所載の明堂――『孟子』と『荀子』
(二)経典所載の明堂
第二節 前漢時代
(一)武帝初期の長安明堂構想
(二)武帝の泰山明堂と不死願望
(三)王莽の長安明堂と儒教国家
(四)王莽の長安明堂の文献資料と考古学研究
第三節 後漢時代
(一)後漢雒陽明堂とその淵源
(二)後漢雒陽明堂の五帝
(三)後漢雒陽明堂の構造
(四)蔡邕の「明堂月令論」――後漢の明堂論1
(五)鄭玄の明堂説――後漢の明堂論2
結 語
第二章 魏晋時代 絶え間なき論争と変革
序
第一節 曹魏時代
(一)魏初の明堂と高堂隆の改制
(二)王粛の五帝説
第二節 西晋時代
(一)西晋初の明堂改制と摯虞の再改制
(二)裴噂の「一屋之論」とその南北朝への影響
結 語
第三章 南朝宋時代 伝統と新天地での革新
序
第一節 明堂の創建
第二節 明堂の祭祀
第三節 明堂の五帝
第四節 「明堂歌」の構成
第五節 「明堂歌」の神神
結 語
第四章 南朝斉梁陳時代 中華意識と柔軟性
序
第一節 南斉時代
(一)南斉の祭祀礼制
(二)南斉明堂の祭祀対象
第二節 梁時代
(一)梁の武帝の明堂改制1(第一のプラン)
(二)梁の武帝の明堂改制2(第二のプラン)
(三)梁の武帝の明堂改制3(実現したプラン)
第三節 陳時代
結 語
第五章 北朝北魏時代 正統王朝となるために
序
第一節 平城明堂の建立
第二節 平城明堂の構造
(一)平城明堂の独自性――漢魏洛陽明堂との比較
(二)北魏平城明堂と蔡邕「明堂月令論」――上円下方と九室
(三)機輪と蓋図
第三節 平城明堂の機能
(一)上帝祭祀
(二)聴 朔
(三)享 祭
(四)養 老
(五)運 籌
第四節 北魏の明堂論と洛陽明堂の建立
(一)袁翻の「明堂議」
(二)賈思伯の「明堂議」
(三)李謐の「明堂制度論」
第五節 洛陽明堂の構造と機能――五室初建,九室改修
第六節 北魏明堂の祭祀
結 語
第六章 隋代 確乎不抜の正統意識
序
第一節 牛弘の明堂奏議
(一)明堂論史
(二)牛弘の明堂質疑
(三)牛弘の明堂案
第二節 宇文愷の明堂奏議
(一)明堂の意義
(二)歴代明堂
(三)宇文愷の明堂案
第三節 牛弘と宇文愷の明堂案の特色
第四節 隋の明堂祭祀
結 語
第七章 唐代 私が古典を創作する
序
第一節 則天武后以前の明堂論議
(一)儒学者孔穎達の意見――貞観年間の明堂論議1
(二)政治家魏徴の意見――貞観年間の明堂論議2
(三)歴史家顔師古の意見――貞観年間の明堂論議3
(四)役人たちの意見――高宗時代の明堂論議1
(五)高宗の明堂構想――高宗時代の明堂論議2
第二節 則天武后の明堂
(一)万象神宮の建立
(二)万象神宮の機能
(三)通天宮の建立
第三節 則天武后以降の唐の明堂
(一)玄宗時代の則天明堂批判
(二)玄宗時代の則天明堂廃止
第四節 唐の明堂の祭祀と唐代三大礼
(一)唐代三大礼の制定経緯
(二)『開元礼』の明堂祭祀規定――『貞観礼』『顕慶礼』との比較
結 語
第八章 宋元明清時代 復古と世俗化
序
第一節 宋元時代の明堂
(一)北宋時代の明堂儀礼1 ――寓礼時代
(二)北宋時代の明堂儀礼2 ――祭祀対象の削減
(三)北宋時代の明堂儀礼3 ――徽宗の明堂建立以降
(四)南宋時代の明堂とその世俗化
(五)元時代の明堂論議
第二節 明清時代の明堂
(一)明代の明堂――大祀殿,大享殿,皇乾殿
(二)清代の明堂――禁中大饗殿,天壇祈年殿
結 語
終 章 明堂の変遷と波及
序
第一節 明堂の位置
(一)明堂の設置地点――城南から宮城(正殿)へ
(二)則天武后の万象神宮の意義
第二節 明堂の構造
(一)則天武后の明堂の構造
(二)宋代の大慶殿=明堂の構造
第三節 明堂の祭祀
(一)明堂の神神――昊天上帝と五帝
(二)明堂の神神――天地合祭
第四節 明堂の波及
(一)中国医学における明堂
(二)風水思想における明堂
結 語
あとがき
索 引
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