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上記の書店サイトの上記ページにあるように東方書店が発行するメールマガジン『書羅盤:チャイナブックナビゲーター』2012年第4号-2(総245号)(2012年3月29日発行)によると、刀水書房より2012年2月に鈴木直美/著『中国古代家族史研究 秦律・漢律にみる家族形態と家族観』(ISBN978-4-88708-401-8)が6090円で発売されたという。
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上記の書籍ページの紹介文や上記から下記に引用する内容紹介等を見ると、三国から時代が遡るようだけど、三国の文化に触れる上で漢律を避けて通れないため紹介してみた。
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『漢代の地方官吏と地域社会』(汲古叢書75 2008年)
━引用開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【内容紹介】
序 章 中国古代家族史研究の現状と課題
①本書の課題と方法
②これまでの研究と問題の所在―経学的研究とその影響/社会学・歴史学研究
における漢代の家族規模・形態について/『睡虎地秦簡』の出土と家族史研究
③『里耶秦簡』について
④史料の引用原則、および使用テキストと凡例
第一章 『里耶秦簡』 にみる秦の戸口調査―同居・室人再考―
『里耶秦簡』戸籍様簡の分析により、『睡虎地秦簡』以来の懸案事項である、
同居・室人の語を 再定義し、秦の戸口把握の手法と意図を考察した
第二章 漢初における戸口調査と奴隷
漢初の戸口調査における奴隷の名数申告(戸籍登録)と、
その目的について論じた
第三章 『睡虎地秦簡』 からみた戦国秦の収帑制 秦の収帑制を『睡虎地秦簡』に
よって詳らかにし、収帑対象者の設定理由について考察した
第四章 「収帑諸相坐律令」撤廃考―文帝の即位事情と賜爵を中心にして―
第一章・第三章での検討結果を踏まえながら、収帑制・縁坐制
(収帑諸相坐律令)の撤廃理由を、 文帝即位時の政治的事情に求めた
第五章 睡虎地秦簡 「公室告」 再論―秦律における親子の 「関係」 と公的秩序―
秦律による秩序規制の対象を、従来の「家」という団体から、親子や夫婦など、
個人と個人の 相対的な「関係」の集積として見直し、戦国秦から前漢にかけての
親属の「関係」維持と公的 秩序維持との軽重を論じた
補足 室人・同居の定義について
附 章 『里耶秦簡』 にみる隠官
終 章 秦律・漢律にみる家族形態と家族観
【著者紹介】
鈴木直美 すずき なおみ
2009年博士(明治大学)。
現在,明治大学文学部非常勤講師,東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所非常勤研究員。
「馬王堆三号墓出土簡にみる遺策作成過程と目的」籾山明・佐藤信編『文献と遺物の境界―中国出土簡牘史料の生態的研究―』六一書房(2011年)他
━引用終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※追記。本記事とはまったく関係ないが、アクセスログを見ると、2012年05/25 (金) 20:16:31に東京のIPアドレスから「中村靖日 籾山明 似てる」という検索語句があった。なんやそれ(笑)
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