
※前記事
関西学院大学の入試で『三国志』巻三十魏書東夷伝
※関連記事
同志社大学入試で三国志関連
大学入試で三国志関連2010
上記関連記事にあるように昨年の同志社大学の入試で司馬炎について珍問が出され、また、昨年の慶應義塾大学の入試で『三国志』巻三十魏書東夷伝が扱われた。
・同志社大学
http://www.doshisha.ac.jp/
・慶應義塾大学
http://www.keio.ac.jp/
前記事に続き今回も下記の読売新聞のサイト「大学入試速報2011」でチェックしてみる。
・大学入試速報2011 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://nyushi.yomiuri.co.jp/
そうすると2011年 同志社大学 政策学部・文化情報学部(文系型)(理系型)・生命医科学部(数・理重視型)・グローバル・コミュニケーション学部(2月7日実施)の入学試験の日本史 [I]の(1)の文が『三国志』巻三十魏書東夷伝(※やはり日本史なんで「『魏志』倭人伝」と表記)を題材とした、穴埋め問題用の空欄を含むものだ。
・『三国志』巻三十魏書東夷伝
下戸與大人相逢道路、逡巡入草。傳辭説事、或蹲或跪、兩手據地、為之恭敬。
空欄は二種四所あって、上記の「大人」が一種三所、「兩手」が一種一所となる。それにしても「或蹲或跪」を「蹲踞をし」と訳すのは無理があるような。
またこの文に【設問1】があって、それは卑弥呼の呪術的行為が『三国志』巻三十魏書東夷伝では何と呼ばれるかを問うている。
・『三国志』巻三十魏書東夷伝
名曰卑彌呼、事鬼道、能惑衆
また2011年 慶應義塾大学 文学部(2月15日実施)の入学試験の世界史III (イ)の一部に三国魏の官吏登用制度についての文がある。一種二所の空欄を埋める問題があり、おそらく
・『三国志』巻二十二魏書陳羣伝
制九品官人之法、群所建也。
と書かれているのだろう。そのヒントとして下記の漢文の書き下しが引用されている。
・『晋書』巻四十五劉毅伝
是以上品無寒門、下品無勢族。
また次の(ロ)の文に「卑弥呼」の名が見える。
※次記事
早稲田大学の入試で『三国志』
※追記
同志社大学の入試で三国志関連2012
※追記
関西学院大学の入試で三国志関連2013
※追記
慶應義塾大学で三国志関連2013
※追記
京都祇園祭後祭山鉾巡行で後漢関連(2016年7月24日)
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