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書羅盤より2009年2月発売の書籍
上記記事で紹介した、メールマガジン『書羅盤・チャイナブックナビゲーター』の2009年第9号(総192号)(2009年5月29日発行)で知ったのでメモ。
・ベレ出版
http://www.beret.co.jp/
ベレ出版より幸重敬郎/著『中国英雄列伝を漢文で読んでみる』(ISBN978-4-86064-225-9 )というA5判並製の書籍が2009年5月18日に発売したという。定価1785円。
どんな書籍かというと、上記出版社のサイトの該当ページから下記へ引用。
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編集コメント
大好評、『漢文が読めるようになる』の第2弾。今回は中国の英雄列伝を読んでいきます。第1章では「臥薪嘗胆」のエピソードを中心に、送り仮名、返り点のついた文章を読み、第2章では「項羽と劉邦」を返り点のみで読みます。そして第3章では「三国志」の、送り仮名も返り点もつかない“白文”に挑戦します。演義などで馴染みのある英雄たちに、原文のまま触れる醍醐味を味わうことができます。
--引用終了---------------------------------------------------------
「立ち読み」のPDFで「第三章」の「文章 その五」を見てみると、確かに「送り仮名も返り点もつかない」が、句読点が付いているので「白文」とは言えない、とベタなツッコミを入れておこう。そういう確認の意味で「立ち読み」は有効に機能している。
…というような冗談はともかく、出版社のサイトのプロフィールを著者は「愛媛大学法文学部卒業。熊本大学大学院文芸研究科修士課程修了。専攻は中国史(宋元時代)。」ということなので、訓読法の理解に向け、安心して読める書籍だね。
『三国志』からどんな文章が取り上げられているか、上記出版社のサイトのPDFより下記へ引用。
--引用開始---------------------------------------------------------
第三章 『三国志』 武帝本紀・先主列伝・関羽列伝・諸葛亮列伝・張飛列伝・周瑜列伝
─返り点・送り仮名の付いていない漢文を読む─ 203
文章 その一 曹操の家系 『三国志』魏書「武帝本紀」 205
文章 その二 劉備の生い立ち 『三国志』蜀書「先主列伝」 214
文章 その三 関羽、顔良の首を取る 『三国志』蜀書「関羽列伝」 221
文章 その四 曹操、関羽を義とす 『三国志』蜀書「関羽列伝」 231
文章 その五 関羽、劉備のもとへ向かう 『三国志』蜀書「関羽列伝」 242
文章 その六 三顧の礼 『三国志』蜀書「諸葛亮列伝」 248
文章 その七 水魚の交わり 『三国志』蜀書「諸葛亮列伝」 258
文章 その八 長阪の戦い、張飛の活躍 『三国志』蜀書「張飛列伝」 264
文章 その九 劉備、曹操に敗れ、呉と結ぶ 『三国志』呉書「周瑜列伝」 274
文章 その十 赤壁の戦い、周瑜、曹操を破る 『三国志』呉書「周瑜列伝」 285
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下記関連記事を見ていると、参考書としても使われそうだね。
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「捜神記」で検索される訳
※追記
三国志で攻略!センター漢文12(2009年9月18日)
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